Apple Watchのバッテリーを長持ちさせるには

Apple Watchのバッテリーを少しでも長持ちさせるコツを紹介します。また、一回の充電でどれくらいもつのか?充電時間はどれくらいか?も詳しく、検証しました。

Apple Watchのバッテリーを長持ちさせるには

 

Last update 2015-04-29 04:54

 

Apple WatchはAppleの発表では、100%充電した状態から18時間使用することが出来る。とのことで、1日もたない。との噂が先行してしまいました。が、私が詳しく検証したところ、46時間ほど使用することが出来ました。
今回は、色々な使い方とバッテリーの減り具合を検証し、バッテリーを長持ちさせるコツを紹介したいと思います。

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バッテリー使用時間について

Appleの公式サイトでは、Apple Watchは18時間しかバッテリーがもたない。と書かれていますが、実際にはかなりハードな使い方をした場合。になります。
では、18時間でバッテリーが底をつく使い方とは、以下の様な使い方をした場合です。

  • 時刻のチェックを90回
  • 通知を90回
  • アプリケーションの使用を45分間
  • Bluetooth経由で音楽を再生しながらワークアウトを30分

実際に使ってみるとわかるのですが、上の条件を満たすにはかなりハードな使用方法です。
ちなみに私の場合は、

  • 時刻のチェックを数十回
  • Apple Watchを使った通話を8回ほど
  • メールの通知を10回ほど
  • Siriを使った天気のチェックを10回
  • ニュースアプリのチェックを4回

・・・といった使い方で、バッテリーが0%になったのは46時間ほど経過した頃でした。

連続通話時間

同じくAppleの発表では、Apple Watchから電話をかけた場合の連続通話時間は、最大3時間だそうです。
iPhone6の連続通話時間は、最大14時間なので明らかに少ないことがわかります。
Apple Watchは、左サイドに小さなマイクの穴とスピーカーが付いているので、Apple Watchで電話を受け取り、そのまま通話もできます。が、実際にやってみたところ、相手にはあまり良く聞こえないようで、「あれ?聞こえないな」と何度も言われてしまいました。
また、相手の声も周りじゅうに聞こえてしまうので、使用がかなり限られています。
ただし、腕時計で電話を受けることが出来るというのは、思っていた以上に便利で、机の上にiPhoneを置いてすぐに出られる状態でもApple Watchで受けてしまうほど、以外に便利です。

その他の連続使用時間

それ以外にもiPhoneの音楽を再生させる、連続オーディオ再生時間は最大6.5時間。
心拍センサーをオンにした状態でのワークアウトは、最大6.5時間。
時刻の確認を1時間に5回のペースで行っただけの使用方法だと、最大48時間。
省電力モード(時計のみの動作)で、1時間に4回のペースで行った場合、最大72時間。

となっています。

バッテリーを長持ちさせるコツ

当たり前ですが、スマホと同じでApple Watchも使わない状態(スリープ状態)が最もバッテリーを消費しません。では逆に、使っているときはどれくらいのペースで減っていくのでしょうか?
以下の表は、バッテリー100%の状態から0%になるまでの経過時間と残量です。
の部分が自宅でリラックスしているとき、もしくは就寝時です。
の部分は通勤時、もしくは帰宅している時間です。バイクで通勤しています。
の部分は勤務時になります。

バッテリーの消費ペース表

センサーを動作させない

上の表の「F」の列が、1時間あたりに消費するバッテリー量。この列を見ると、最もバッテリー消費が激しいのが色の部分で、バイクで会社に向かっている、もしくは自宅に向かっている時間帯です。
この時は時間の確認しかしておらず、ナビや他のアプリなどは一切動作させていません。にも関わらず、バッテリー消費が激しいのは、手の上げ下げや振動などが多く、余計なセンサーが働いてしまっているからかもしれません。
また、激しく位置移動をしているので、iPhoneと通信を頻繁しているからかもしれません。
いずれにしても、通勤・通学のような移動時は激しくバッテリーを消費するようです。

なので、通勤・通学時は「機内モード」か「省電力モード」にしておくといいかも。
とはいえ、こういう時間帯こそApple Watchが活躍するときなので、難しいところですが・・・

腕から外した状態

Apple Watchは腕にはめた状態でないと本領を発揮できないわけですが、必要がないとき(就寝時・帰宅時)は、腕から外しておいたほうがバッテリーの消費を抑えることが出来るようです。
例えば、上の表を見ると腕にはめた状態では、2~3%ほどバッテリーを消費していますが、腕から外した状態だと1.2~1.6%の消費で済むようです。
腕から外した状態だと、加速度センサーを動作させないと同時に、心拍センサーなども余計なバッテリーを消費しなくなるのかもしれません。

機内モードにする

Apple Watchには、iPhoneとの接続を切断する「機内モード」と、時計以外の機能をシャットダウンする「省電力モード」があります。
「省電力モード」はバッテリーの消費を極限まで抑えることが出来ますが、時計を見るのにもサイドボタンを押さなくてはならなくなり、また、復帰させるにも再起動させないといけません。
なので、「機内モード」の方が使いやすいでしょう。
で、機内モードだとどれくらいの消費電力になるか、も検証してみました。

機内モードにするには

グランスを引き出す機内モードをオンにするには、時計表示の時にディスプレイを下から上にスワイプし、「グランス」を表示させます。

機内モードのボタングランスの一番左端に機内モードをオンにするボタンがあるので、タップします。

機内モードで出来ること出来ないこと

機内モード中のマップ機内モード中はiPhoneとの接続が切断されるので、時計以外のデータは取得できなくなります。
そのため、ほとんどのアプリがうまく動作しなくなります。

機内モードではSiriが使えないSiriも使えなくなります。

機内モードでもスケジュール管理は出来るただし、スケジュール管理は機内モードでも出来るようで、機内モード前に同期したスケジュール時間が来ると、アラームで知らせてくれました。

機内モードでのバッテリーの消費

機内モード開始23%機内モード中は、ディスプレイの上の方に飛行機のマークが表示されます。
22時04分、機内モードをオンにしました。
バッテリー残量は23%でした。

1時間後1%減機内モードにして、最もバッテリーの消費が激しい動作の1つ、ウォーキングをしてみました。
iPhoneも同時に持って行きましたが、iPhoneとは接続できないので、あまり意味がなかったかもしれません。
で、1時間後の23時04分。バッテリー残量は、2%減って、21%になっていました。
先ほど、通勤時は3~4%も減ったことを考えると、機内モードにすることによってだいぶ消費を抑えることが出来るようです。

機内モード中の様子その後も機内モードで使用したところ、23時04分から1時間後には2%減少。
その後3時間後では3%減少。1時間に1%減少するペースです。
どうやら機内モードだと、バッテリーの消費はだいぶ抑えられるようです。

機内モードを解除したところ機内モードを解除したところ、1時間で3%も減りました。
やはり効果があるようです。

省電力モード

サイドボタンを押し続ける省電力モードをオンにすると、時計表示のみになります。
省電力モードをオンにするには、サイドボタンを長押しします。

「電源オフ」か「省電力モード」か選択できるので、「省電力モード」をタップします。

省電力モードこの省電力モードだと、最大72時間(1時間に4回時刻の確認)もつそうです。
ただ、時計しか表示されず、なおかつサイドボタンを押さないと時計すら表示されないので、最終手段ですね。
ちなみにバッテリーが0に近づくと、強制的にこの省電力モードになります。
また、省電力モードを解除するにはサイドボタンを押し続けて、Apple Watchを再起動させなくてはなりません。

Apple Watch使用中の消費

5分間ディスプレイを点灯

Apple Watchはディスプレイを点灯させ、使用している状態が最もバッテリーを消費します。
実際に5分間、Apple Watchを使用し、どれくらいバッテリーが消費されたか検証してみました。

バッテリー残量44%でスタートバッテリー残量44%でスタート。

ニュースアプリなどをチェックニュースアプリを見たり、5分間ずっとディスプレイをタッチし続け、点灯させた状態にします。

5分後に3%減少5分経過後、バッテリー残量は41%になっていました。
5分間で3%減少するようです。

5分間の音声通話

通話開始時は40%Apple Watchは、左側面にマイクとスピーカーを内蔵しているため、iPhoneにかかってきた電話をハンズフリー通話することが出来ます。
5分間Apple Watchでハンズフリー通話をした時に、どれくらいバッテリーを消費するか確認してみました。
まずは、バッテリー残量40%でスタート。

5分間の通話で3%減5分後には、37%になっていました。
先ほどと同じ、5分間で3%消費するようです。

ディスプレイ

ディスプレイを点灯時は、5分間で平均3%ほどバッテリーを消費するようです。
このペースから計算すると、ずっとApple Watchを使い続ける(ディスプレイをつけたままにする)と、2.8時間ほどでバッテリーが底をつく計算になります。
時刻確認時は、6秒で自動的にスループ状態になるので、時刻確認程度であれば、それほどバッテリーは消費しないものの、ニュースのチェックやメールなどのチェックを頻繁にすると、バッテリーを激しく消耗するようです。

ただし、実際に使えばわかるのですが、Apple WatchでできることはiPhoneでできることのほんの一部でしかありません。
例えば、ニュースのチェックは最新の6~8件のみ。
LINEもこちらからメッセージを発信することは出来ませんし、メールも基本的には急いで返信しなければならないようなメールに対して、ひと言返事をする(「後で連絡します」など)のが出来る程度です。

なので、1日1回の充電で、もしくはiPhoneを充電するときに一緒に。というペースで充電するという感じになると思います。

まとめ

モード1時間あた
りの消費
機内モード1~2%
腕から外した状態1.2~2.0%
腕にはめた状態2~2.5%
ディスプレイ
点灯時
18%
音声通話時18%

Apple Watchのバッテリー消費を抑えるポイントは、使わないことなのですが、それだと単なる時計になってしまいます。
また省電力モードも使いづらくなってしまうので、あまり使用しない時は「機内モード」で。
自宅に帰宅したら、腕から外しておく。
就寝時は、機内モードで腕から外して放置。というパターンが、バッテリーの消費を抑えるコツかもしれません。
あとは、Apple Watchでできることは当然iPhoneでもできるので、必要以上にApple Watchに頼らない。

バッテリーの残りがわずかになった時は、「省電力モード」より「電源OFF」の方が便利。
省電力モードはボタンを押さないと時刻が表示されないし、省電力モードをオフにするためにはApple Watchを再起動させなくてはならず、時間がかかるのでだったらiPhoneで時間を確認し、Apple Watchの方は完全に電源OFFのほうが使いやすいと思います。

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最終更新日 2015-04-29 04:54

 

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