iPhoneのバッテリーのもちについて

iPhoneといえば、バッテリーの持ちがよく指摘されていますが。実際に満充電してからどれくらい使用できるのでしょうか。待受で調べてみました。

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iPhoneのバッテリーのもちについて

最終更新日 2022-06-25 23:04

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1日持たないという意見もあるiPhoneのバッテリーですが、どれくらいもつのか計測してみました。
先日、新しいiPhoneに買い替えたので満充電(100%)し、ほぼ待ち受けのみでどれくらいバッテリーがもつのか検証してみました。

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iPhone バッテリー残量の変化

使用したiPhoneは、iPhone 12 Pro。購入後1か月程度経過した状態です。

観測条件

一応、なるべく普通に使用している状態で計測したかったので、「Wi-Fi」と「Bluetooth」、そして「GPS」はオンにしたままです。
また、ほぼ待ち受けのみとして使用し、1時間毎にバッテリー残量の確認のためにディスプレイをオン(スリープ解除)しました。
天気予報や写真の撮影、LINEでのやり取りや数回の電話の発信、受信がある程度でした。
YouTubeやゲームのような常時点灯するアプリは使用していません。

満充電後、何時間持つか

iPhone 12 Pro

iPhone 12 Proのバッテリー残量の推移びっくりしたことに、約丸々3日(72時間)もちました。
※画像をクリックすると拡大表示します

24時間後は、40%減の60%の残量。
17%まで減ったのは、46時間後でした。ここで充電したのですが、仮に1時間に2%ほど減ると仮定すると、バッテリーが0になるのは夜中の2時ごろの計算になります。
これは満充電から54時間(2日と8時間)の計算になります。

つまり100%まで充電してから待ち受けのみで使用した場合、3日以上は軽くもつ計算になります。
今まで1日おきに充電しているイメージが有りましたが、これもあながち間違っていなかったようですね。

iPhone 6

6年ほど前も同じような検証をしていましたので載せておきます。

待受のみのバッテリーのもちこちらはiPhone 6のバッテリー残量の推移。
検証開始の10時にバッテリー残量が98%。
20%まで減ったのは、57時間後(2日と9時間)でした。やはり3日間もちました。
こうして比べてみると歴代のiPhoneはほぼ同じぐらいバッテリーがもつ感覚っぽい。

1時間で何%減る?

iPhoneのバッテリー残量の推移 表100%の状態から99%に減るまで3時間が経過しています。
満充電(100%)の状態は、実質的には105%の残量とみてもよいかもしれません。
この表を見ると、だいたい1時間に1%減っていくペースですが、まれに一気に3%ほど減っている時間帯もあります。

例えば明け方の4時から5時にかけて、94%から91%3%ほど減っています。実はこの時間帯は、私の出勤時間で1日のうちでも最も移動したり、体を動かしたりする時間帯の1つ。
そのため位置情報や何度かiPhoneを使っていたので、一気にバッテリーが減ったんだと思われます。

また、14時から15時。16時から17時も同じように1時間で3%ほど減少しています。が、この時間帯は、私は自宅で家事をしているころで、ほぼiPhoneを机の上に放置した状態です。なので、なぜこれほどバッテリーが急激に減ったのかは不明。

結論

机に置いて何もいじらない状態だと、1時間に1~1.5%減る感じ。
ただ、外出時など持ち運びがあると、2~3%減る。

iPhone 6の場合

以下はiPhone6のバッテリーの推移です。やっぱり1時間に1%減るイメージ。歴代のiPhoneを購入後、このように計測してきましたが、たいてい1時間に1%減る感じです。

1日目 2日目 3日目
10:00 98 10:00 66 10:00 36
11:00 93 11:00 64 11:00 35
12:00 91 12:00 63 12:00 33
13:00 88 13:00 62 13:00 32
14:00 86 14:00 60 14:00 31
15:00 82 15:00 59 15:00 26
16:00 82 16:00 57 16:00 24
17:00 81 17:00 55 17:00 23
18:00 81 18:00 53 18:00 22
19:00 80 19:00 52 19:00 20
20:00 79 20:00 52 20:00 19
21:00 78 21:00 51 21:00
22:00 77 22:00 50 22:00
23:00 77 23:00 48 23:00
0:00 76 0:00 47 0:00
1:00 76 1:00 46 1:00
2:00 75 2:00 45 2:00
3:00 73 3:00 44 3:00
4:00 72 4:00 42 4:00
5:00 71 5:00 41 5:00
6:00 69 6:00 41 6:00
7:00 69 7:00 40 7:00
8:00 68 8:00 37 8:00
9:00 67 9:00 37 9:00

バッテリーの状態を確認する

iPhoneではバッテリーの状態を確認できます。

設定のバッテリー設定 設定を開き、「バッテリー」をタップします。

24時間経過した時のバッテリーの様子すると最後にバッテリーを完了させた時刻が表示されます。
この時は14時19分。で、翌日の同じ時刻の14時19分のバッテリー残量の様子。
グラフが表示されて、何時に残量がどれくらいだったか調べることができます。

66%だったバッテリーを91%まで充電し、24時間後には66%に減っていました。
24時間で25%減った計算になります。
このことからもだいたいiPhoneでは1時間ごとに1%減っていくという感覚なのが分かるかと思います。

バッテリーが急に減る原因

iPhoneやアンドロイドを使っていると、使っていないのにバッテリーがなくなっていてうんともすんとも言わなくなった経験があるかと思います。
こういうパターンの原因はほとんどがアプリかシステムの暴走。以下がその例。

設定のバッテリー設定 設定を開き、「バッテリー」を開きます。

使用していないのに急激に減っているこの時は待ち受けとして使っていただけなのですが、バッテリーが50%から一気に減っています。

原因を調べる

ドアモニが原因グラフの下にどのアプリがどのくらいバッテリーを使用していたか表示されます。
この時は「ドアモニ」というドアに設置して、ライブカメラで屋外をiPhoneから見ることができるアプリが原因でした。
このアプリは立ち上げたら強制終了しないと、スリープ中でも暴走し続けるバグがあって、現在でも修正されていません。

バッテリー使用状況を表示スリープ中も暴走していて、2時間34分、バックグラウンドで動き続けていたようです。

強制終了

アプリ履歴こういう場合はまず、アプリ一覧を表示させ、

強制終了させる暴走しているアプリを上にはじいて強制終了させます。
もし、システム自体が暴走している場合は、iPhoneを再起動させてください。

アンドロイドとの比較

アンドロイドとの比較アンドロイドはiPhoneよりもバッテリー容量が大きいものが大きいです。以前(2015年より前)は、アンドロイドはしょっちゅうアプリやシステムが暴走して、すぐにバッテリーがなくなってしまうことが多かったのですが、最近はかなり安定してきました。(その代わりLINEやメールの通知が遅れることが多い)
アンドロイド機に使用したのは、Xperia z3。ちょうどiPhone6と同じ時期に販売された端末で、何かと比較されていました。が、結果としては圧倒的にXperiaの方がバッテリーがもちました。
24時間経過した時点でのXperiaのバッテリー残量は、なんと78%。
iPhoneが66%だったので、だいたい12%も減りが少ない計算になります。
Xperiaの場合、1日目で20%減少。2日目が13%減少、と、だいたい1日で16%ほど減少する計算。これはiPhoneの約2分の1のペース。
だとすると、Xperiaの場合はだいたい6日~1周間はバッテリーがもつ計算になりそうです(待ち受けのみの場合)。
最近はiPhoneよりXperiaを使う機会が多いのですが、そういえばXperiaの充電する機会って、2~3日に1回というようなペースのイメージが有りました。が、これも納得の結果です。

それなりに使用した場合

今度はゲームやYouTubeを使いまくったというような使い方ではありませんが、普通にWeb閲覧やメール、LINEなどを使った場合のバッテリー残量の変化です。
なお、この記録はiPhone6購入初日のものです。

購入初日のバッテリーの様子1時間ごとに記録することは出来ませんでしたが、大体のバッテリーの様子が記録できたと思います。
それなりに使用したものの、100%から0%になるのに、約34時間10分程かかりました。
24時間後に、100%→33%なので、1日で67%減のペースになります。
購入した初日ということもあって、それなりにいじっていたものの、それでも軽く1日はもったようです。
なお、グラフでは夜中の0時頃から6時頃にかけて減少が多く、昼間の時間帯は減りが緩やかなのは、私が夜勤だからです。

バッテリー残量を表示させるには

バッテリーをタップ設定 設定を開き、「バッテリー」をタップします。

バッテリー残量をオンにする「バッテリー残量」をオンにします。
すると、バッテリーのマークの隣に数字で表示されたと思います。

満充電からの使用時間なお、ここには100%充電した時から、どれくらい使用した(ディスプレイをオンにしていたトータル時間)と、スタンバイ(ディスプレイを消した状態)も表示されます。
100%まで充電すると、リセットされますが、逆に100%にしない状態で充電をやめると、リセットされません。

YouTube視聴でどれくらい減るか

今度はYouTubeを再生した場合、どれくらいバッテリーが消費するか調べてみました。
1回目は、ディスプレイの明るさを最大にし、YouTubeの20分の動画を再生。
比較としてXperiaでも再生させてみました。
測定開始前のバッテリー残量は、「Xperia」が83%。「iPhone」が82%。です。
2回目は、ディスプレイの明るさを最小にし、自動明るさ調節をオフにして同じく20分のYouTube動画を再生。
測定開始前のバッテリー残量は、Xperia、iPhoneともに73%でした。

結果

結果はディスプレイの明るさが最大の時は、20分で7%のバッテリーを消費しました。
また、ディスプレイの明るさを最小にした時は、20分でXperiaが4%。iPhoneが3%消費しました。
この1%の差は、多分誤差の範囲だと思うので、XperiaもiPhoneもだいたい3%の消費だと思っていただければ。
つまり、ディスプレイの明るさを最小にすればするほど、バッテリーの消費は抑えられるようです。
どこかのサイトや雑誌で、ディスプレイの明るさはバッテリーの消費には無関係。と記載されていましたが、YouTubeアプリに限っては大いに関係があるようです。

まとめ

もともとiPhoneはバッテリーの持ちがいいと思っていましたが、それはあくまで使用しない場合という前提に基づく場合のみのようです。
私のように自宅にいる時はパソコンしか触らない。というタイプであれば、スマートフォンでバッテリーに困るということはあまりないと思います。
逆にパソコンを持っていないとか、パソコンを持っていてもスマホのほうがいじる時間が多いような人は、スマホのバッテリーに対し、長く持たないというイメージが有るかもしれません。

今回は載せませんでしたが、iPhoneのゲームアプリの、「ジュラシック・ワールド」を最近遊んでいるんですけれど、びっくりするほどiPhone本体が熱くなります。さらにみるみるバッテリーが減っていきます。
5分いじっただけで20%ぐらいバッテリーが減ってしまうこともザラです。なので、グラフィックが綺麗なゲームアプリを使用している人は、要予備バッテリーかもしれません。

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