iPhoneのカメラとコンデジの比較

室内でiPhoneで写真を撮ると、ノイズが多くて不満だったのでコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)のNikon COOLPIX P310を購入。iPhoneとの画質を比較してみました。

 
 

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iPhoneのカメラとコンデジの比較

 

 

Last update 2012/12/21 18:36

 

購入したNikon COOLPIX P310昼間、屋外での撮影はiPhone5のカメラの画質はまったく不満がなく、たいていはiPhone5で撮影していたんですけれど、朝や夕方、そして室内での撮影に関してはノイズが多かったり、ホワイトバランスがいまいちだったり、ちょっと不満があったんです。
私はブログ用に写真をよく撮影するのですが、自宅ではデジタル一眼レフカメラがあったので、デジイチで撮影すればよかったのですが、会社にはデジタルカメラがなかったので、安くて小さいコンパクトデジタルカメラを購入して、そっちで撮影しようと。

そして購入したのが、NikonのCOOLPIX P310。
これは偶然なんですけれど、今まで色々デジタルカメラを購入してきましたが、COOLPIXは実は2台目。
で、デジタル一眼レフカメラも2台持っているのですが、1台はニコンのD50なんです。というわけで、これでニコン製のカメラは3台目になりました。

なぜCOOLPIXを選んだか

私としては、会社でたま~にブログ用に撮影するときにしか使わないので、小さくって安い製品であればなんでも良かったんですけれど、会社の事務所は暗い室内なので、明るく撮れる製品がいい。
そうなるといかに明るいレンズを搭載しているカメラを選ぶか、になりますが、その指数の1つとして「F値」というものがあります。
カメラに詳しくない人でもカメラのF値という単語は、聞いたことがあるかもしれません。
F値というのはレンズの絞りの大きさを指す値(実際には、レンズの焦点距離を有効口径で割った値)で、値が小さければ小さいほど絞りが大きく開き、外からの光をより多く取り込みます。
なのでF値が小さいカメラを購入すれば、暗い場所でもノイズが少なく、ピンぼけも少ない写真が取れるわけですが、コンパクトデジタルカメラでF値が小さいのはなかなか無い!
シャッタースピードを遅くしたり、ISOを高く設定すれば明るく写るのですが、シャッタースピードを遅くすると、それだけ手振れが多くなり、ISOを上げるとノイズが多くなります。なので、三脚を使わずに綺麗に写すにはF値が小さいレンズを搭載したカメラのほうが有利なわけです。
普通のコンパクトデジタルカメラは、F2.8~3.5ぐらいなのですが、私が小乳したCOOLPIX P310は、なんとF1.8
あとで紹介しますが、iPhoneと比べて暗闇や室内での撮影は、やっぱりスマホのカメラとは比較にならないほどデジタルカメラのほうが綺麗です。

デジタルカメラとiPhoneのカメラの比較

明け方撮影したベランダのレタス明け方まだ日が昇り始めた状況で、ベランダのレタスを撮影してみました。
太陽はまだ地平線から完全に出ていない状況ですが、意外と明るい・・・と思ってiPhoneで撮影してみると・・・
ノイズが多いのがわかります。
デジタルカメラは、F値やシャッタースピード、ISOなどマニュアルで選択できるので、やはり暗い場所では明らかに差がついてしまいます。

表現力の比較やはり明け方時の階段の窓から差し込む光だけでの撮影。

iPhoneはノイズが多い拡大してみるとノイズの多さだけでなく、壁紙の細かな目地もデジタルカメラの方は綺麗に再現しています。

室内での撮影での比較そして特に差がつくのが、夜間蛍光灯の明かりだけで撮影する室内。
これは100Wの電球クラスの明るさの蛍光灯電球を8個つけたかなり明るい部屋で撮影したものなのですが、よく見るとすご~く差がついています。
この大きさだとわかりにくいので、クリックしていただくと拡大され、その差がわかると思います。

iPhoneはノイズが多い拡大したところ。
よく見ると暗い部分だけでなく、白い部分でもiPhoneの方はノイズが多いことがわかります。

解像度も低いこちらも拡大したところ。
iPhoneは全体的に古い機種でもそうなんですけれど、コントラストが高いですね。

綺麗にぼやける

iPhone5で撮影さて、先ほどF値が低いほど、同じシャッタースピードでも明るく移すことが出来ると書きましたが、F値が低いとそれ以外にも「被写体深度」といって、ピントが合う範囲がギュッと狭まります。
例えばiPhone5で撮影したこのSDカード、そして奥に写るカードリーダーをよく見て欲しいのですが、iPhoneで撮影した写真は、SDカード全体にピントがあっています。
そしてSDカードの若干後ろの合成皮の表面のシワというか筋にもピントがあっています。

COOKPIX P310での撮影ところがデジカメでF1.8で撮影した写真を見ると、SDカードの手前と奥は、ぼんやりぼやけているのがわかります。
なんかプロが撮影した写真のような雰囲気が出ていますよね。
F値が小さく、そして撮像素子(光を取り込むセンサー)が大きいと、このようにプロの写真家が撮影した写真のように、被写体だけにピントがあって背景が綺麗にぼやけてくれるような写真が取れるのです。

ヤフオクで出品した時に撮影する写真とか、人物の撮影に凄く威力を発揮してくれます。

デジタル一眼レフカメラで撮影ちなみに同じF1.8でも、撮像素子がさらに大きいデジタル一眼レフカメラで撮影すると、ここまで綺麗にぼやけてくれます。

まとめ

iPhoneも一昔の携帯電話に搭載されていたカメラに比べると、ずっと綺麗で高画質な写真が取れるようになりました。
昼間の風景や記念撮影であれば、コンパクトデジタルカメラにも負けないぐらい綺麗な写真を残すことができます。

でも、夜間、そして室内や料理の写真などブログで使いたいような写真は、iPhoneやスマートフォンのような小さなレンズ、小さな撮像素子ではやっぱり苦手。

三脚も使わずにCOOLPIX P310で撮影
上の写真は、COOLPIX P310で三脚も使わずに撮影した写真。
携帯電話とカメラの相性ってすごくマッチしていて、「カメラ」「地図」「メール」は電話だけだった携帯電話の世界を大きく変えた付属機能だと思うんですけれど、やっぱり本格的な写真を撮影するには、専門のカメラのほうがいいんだなぁ。と実感しました。
7インチのNexus 7を購入したら、ほとんどiPhoneをいじらなくなったのと同じで、コンデジを購入したら、iPhoneで撮影することがほとんどなくなっちゃいました。
でも、やっぱりいつでもサッと撮れるiPhoneのカメラも、やっぱり便利なんですけれどね~。

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