iPadが充電できない!?

iPadを充電しようとしたら「充電していません」と表示されたり、そもそも充電できなかったり。そこでAmazonの1.8AのUSB充電器を購入して使ってみました。

最終更新日:2020-02-12 19:13

今まであまり意識していなかったんですけれど、iPadを充電しようとUSBケーブルをさしたところ、「充電していません」との表示。
あれ?と思って、Windowsを再起動して挿しなおしても「充電していません」の表示のまま。

ケーブルは刺しているし、表示は充電していませんってなっているし、バッテリーも残り少なくなっていたので、何とかしなきゃと思ったんですけれど、いくら挿しなおしてもiPadを再起動しても表示は変わらない。
ケーブルがいけないのかな、と思って、他のケーブルに交換してみたものの変わらず・・・。

そっか!電力(実際には電流)が足りないのか!?と思い、最初、パソコンのUSBにケーブルを挿していたんですけれど、ちゃんとコンセントに刺す急速USB充電器につなげようと、差し替えてみたもののやはり「充電していません」の表示のまま・・・。
どうやらパソコンのUSBやアンドロイド用に購入したコンセントに刺すUSB充電器だと、このように「充電していません」になってしまうらしい。

でも、もうこれしか方法がなかったので、iPadの電源を落としてこのまま放置していたら少しずつでも充電されているようです。

iPadの充電と電流の関係

色々調べてみると、iPadの充電には1.2A(アンペア)以上の電流が必要らしい。
ところがパソコンのUSB2.0の供給電流は0.5A。
また、たいていのUSB充電器は最大で1Aの電流しか流れないようで、そのままiPadを充電しようとしても、このように「充電していません」という表示になってしまうらしい。

なんとか1.2A以上のUSB充電器を探してみると、AmazonのKindle用の充電器Amazon Kindle PowerFast急速充電器が、1.8Aで出力できるらしいというのでさっそく購入しました。
990円で割りと安い。

夜注文したのですが、注文後すぐに「発送しました」のメールが届き、翌日のお昼すぎには届きました。

もともとAmazonのKindle用ですが、もちろんiPadやiPhoneにも使えます。あとで紹介しますが、iPhoneをこれで充電すると、あっという間に充電が終了します。

すごくおしゃれな充電器だったんですけれど、ちょっと横幅が広くてこのように延長コードに刺して使わないと、2つ分のコンセントを占領してしまいます。

さっそくiPadにつなげて充電してみました。

するとちゃんと充電中の表示が!!

iPad対応 充電器

我が家にはいろいろな充電器が溜まってきたので、どの製品がどれくらいの出力ができるか調べてみました。

安い充電器

まずは、100円ショップで購入したのかもしれないぐらい、安っぽい製品。

裏側に詳しい仕様が記載されています。
すると、1A(アンペア)まで出力できるようです。

もちろん、この製品でiPadを充電しようとすると、反応なし・・・でした。

純正の充電器

こちらはiPadに付属してきた充電器。おしゃれです。
口が1つしかないのが難点。

さすが純正だけあって、2.5アンペアまで出力可能。
当然iPadも充電できました。

4つ口

スマホやタブレットが増えてきたので、4つ口の充電器「PLANEX PL-WUCHG03 4ポート」を購入してみました。

2アンペアで十分・・・の気がしますが、残念ながら2台同時に充電しようとすると、互いが充電のオンオフを繰り返してしまい、充電できません。iPad以外でも2台同時に充電しいようとすると、充電のオンオフが繰り返されてうまく充電できませんでした。
せっかく4つも充電口があるのに・・・

というわけで、現在は使用していません。

Anker の充電器

充電器としてはAnkerの製品が有名らしい?ということで、ankerの充電器を購入してきました。本来は4つ口にしようかと思ったのですが、レビューによっては発熱がすごいとか書かれていたので、2つ口にしました。

こちらはアンペア数が桁違い。4.8アンペアのようです。
この製品で充電したところ、2台のiPadを同時に充電することが出来ました。

USBコネクタ付きタップ

最近はケーブルが邪魔なので、机に設置でき、なおかつUSBコネクタ付きの製品を購入しました。
やっぱり2つUSBがあると、iPhone・iPad用、Android用の2つのケーブルを混在できて便利。
スイッチ付きなので写真のようにニッケル水素電池の充電器を刺したままでも使わない時は、オフにしておけば通電しないので便利。

この製品もタブレット2台を同時に充電できました。

ケーブル

iPadの場合はケーブルにも注意が必要です。
Apple認定のLightningケーブルでないと、iPhoneは充電できてもipadは充電できない可能性があります。
なお、Apple認定のLightningケーブルは価格が高い(最低でも800~900円ぐらい)するので、安価なケーブルは使わないほうがいいかもしれません。

充電時間

iPad Retina

最初に紹介したAmazonのKindle用の充電器を使い、1.8Aのパワーを確かめるため、1時間でどれくらい充電されるか、確認してみました。
午前11時の段階で充電開始。この時は61%のバッテリー残量でした。

1時間後の12時には74%まで充電出来ました。
大体1時間で13%充電できるようです。
ということは、100%に充電されるには、7時間半位かかる計算に。

iPhone5

こんどは同じ充電器(Kindlefast)にiPhone5を繋いでみました。
午前5時28分の段階で29%でした。

30分後の5時58分には、64%に!!速い!

30分で35%充電されていたということは、1時間で70%。
大体1時間半で0%から100%まで充電できる計算になります。
(実際には90%になると自動的に供給電流を下げてゆっくり充電される・・・らしい)

今までiPhoneの充電には、0%から100%まで2時間半かかっていたので、やはりこのAmazon Kindle PowerFast急速充電器だと、高速に充電できるようです。

電力を測ってみた

今度はワットモニターで電力を計測してみました。
まずは、アンドロイド用の急速充電器にiPadを繋いで計測。
電力はだいたい3.1Wでした。

続いてKindle PowerFastにつなげてみると・・・、なんと8.8W。

倍以上の電力が供給されているようです。

iPadに付属してきた充電器12W USB電源アダプタで充電して、電力を計測したところなんと13.1Wを記録。
iPad用の充電器だと5時間ほどで充電できるらしい。

これでiPhone5を充電したらもっとはやく充電できるんじゃないか、と思ってiPhone5を繋いで計測してみると・・・。5.6Wにセーブされて充電しているようです。

今度はアンドロイド機をつなげて充電してみると・・・、なんと2.9~3.0Wまで落ちてしまいました。
アンドロイドの充電に時間がかかるのは、電力をセーブしてしまうせいでしょうか?

まとめ

安価な充電器に挿した場合


アンドロイドように購入した急速充電器1AやパソコンのUSBポートにさした場合


今回購入したAmazon Kindle PowerFastやUSB3.0ポートに挿した場合

iPadのバッテリー容量は約1万1666mAhと言われていて、最大10時間の連続駆動時間となっています。
iPhoneのバッテリー容量が約1,440mAhと言われているので、約8倍の容量になる計算になります。
最近発売されたタブレット端末の中でも、iPadの駆動時間の長さは軍を抜いており、その分バッテリーの充電時間が長かったんですけれど、今回購入したAmazon Kindle PowerFast急速充電器のお陰で、まあ割と早くiPadを充電できそうです。

iPadはアンドロイドのタブレットと違い、使わないときはホントバッテリーの減りがほとんどありません。
アンドロイドのタブレット(例えばNexus 7)は、スリープ状態でも3~4日経過するとバッテリーが0になったりするのですが、iPadは1ヶ月スリープ状態にしていても、殆どバッテリーは減らないんですよね。
ただ、逆に使っているときはガンガン減っていきます。

もし、充電しようとしたけれど「充電していません」と表示されたり、そもそも充電している表示が出ない場合は、電流が1.2A以上のUSB充電器を購入してみるといいかもしれません。

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