盗難対策!車が移動したら通知するオートメーション

盗難対策のひとつ、車が移動したらiPhoneに通知するオートメーションを考えてみました。iPadで作成し、愛車に忍ばしておけば盗まれたらすぐにiPhoneに通知します。

最終更新日:2024-04-19 14:49

年々盗難車は減っているらしいのですが、その手口は高度化しているらしいです。
私の車はそこまで高価でないし、走行距離も10万キロを突破しているし、おそらく市場価値は40万円ぐらいしかないでしょう。
とはいえ、なにも対策をしないのも不安なので、安く、そして確実に盗難を防ぐ方法を考えてみました。

目次

車の盗難対策

最近、車に「AirTag(エアータグ)」を隠しておいて、盗まれてもiPhoneから盗難車の位置を探す方法が有名になってきました。
そこで実際にAirTagだけを乗せた車で移動し、場所を特定できるか調べてみました。
また、AirTagはGPSも通信設備も搭載されていないので、いまいちリアルタイム性に欠ける。
そこでiPadを利用した最強の盗難対策も考えてみました。

AirTagを使う

では、はじめに「AirTag」を使った盗難車対策を紹介します。
AirTagなら価格も安いし(1個約4,800円ほど)、月々の料金もかかりません。
iPhoneにしか対応していませんが、AirTagを購入し、車の中に隠しておくだけで完了です。

AirTagで場所が分かる仕組み

AirTagは、GPSもモバイル通信も搭載されていません。Bluetoothのみです。でもなぜ場所が特定できるのか?
AirTagはBluetoothで周囲にAirTag固有の識別子やAirTagのバッテリー残量を飛ばします(AirTagはコイン電池で1年ほど動作します)。
周囲10m以内にiPhoneユーザーが通りかかると、AirTagのBluetoothを受信したiPhoneは、受け取った識別子などをiCloudサーバーに自動で送信します。

AirTagの持ち主は、iCloudの「探す」にApple IDとパスワードでログインすると、「持ち物を探す」でAirTagの場所を特定できます。

AirTagの欠点

ただし、AirTagの10m以内にiPhoneユーザーが近づかないと動作しません。ただし、日本ではiPhoneユーザーが圧倒的なので、あまり心配する必要はないかもしれません。
特に犯人がiPhoneユーザーであれば犯人の移動とともにリアルタイムに車の居場所が反映されるでしょう。

仮に犯人がアンドロイドユーザーであっても、逃走中にiPhoneユーザーとすれ違えば、居場所が判明します。

また、AirTagはとてもコンパクトなので、仮に犯人がAirTagを探そうとしても容易にみつかりはしないでしょう。

AirTagの場所を調べる

iPhone上からAirTagを探すには、「探す」アプリを使います。
基本的にデフォルトでインストールされているはずです。

立ち上げたら「持ち物を探す」タブをタップすると、登録してあるAirTagが表示されるはずです。
詳しい使い方は以下の動画で解説しています。

基本的にコンビニや多少人手が多い場所であれば、ほぼ確実にAirTagの場所を拾います。
ただし、誰も来ないような山の中などに移動させられてしまうと、ほぼ無理です。

iPadを車に忍ばせておく

そこで私が考えたのが、「iPad Pro 12.9インチ Wi-Fi+セルラー」を使ったAirTagの代わり。
AirTagと違い、セルラーモデルのiPad はGPSも通信システムも搭載してます。

iPad Pro 12.9インチを使う理由

iPad Pro 12.9インチはiPadの中でも最大の画面のモデルです。価格も高いです。ですが、バッテリーが10,000mAhを超え、スリープ状態だと約2週間ぐらい充電しなくてももつんです。

セルラーモデルを使う理由

もちろん、安いiPadでも構いませんが、「Wi-Fi+Cellular(セルラー)モデル」でないといけません。
セルラーモデルであれば、SIMを挿せばモバイル通信ができます。また、GPSはセルラーモデルでないと搭載されていないのです。

車の盗難を防ぐオートメーション

動画で紹介した車の盗難を防ぐオートメーションのやり方を紹介します。

車が移動したらiPhoneに通知するオートメーション

このオートメーションをiPadで作成し、愛車にしのばせておけば、車が移動したら即座にiPhoneに「 メッセージ」を送信します。

①「ショートカット」アプリを開く。

②サイドメニューを開くアイコンをタップ。

③「オートメーション」をタップ。

④「新規オートメーション」をタップ。

⑤「個人用オートメーション」の「出発」をタップ。

⑥「すぐに実行」にチェックを入れる。

⑦「場所」をタップ。

⑧車を止めている場所の住所を入力。

⑨地図が表示されるので、円を確認。

⑩右上の「次へ」をタップ。

⑪「新規の空のオートメーション」をタップ。

⑫「メッセージを送信」をタップ。

⑬「メッセージ」をタップし、iPhoneに送りたいメッセージを入力。
例)「車が移動しました!」

⑭「宛先」をタップし、iPhoneの電話番号を入力。

⑮右下にある▶をタップして、メッセージがiPhoneに送信されるか確認。

⑯右上の「完了」をタップ。

⑰iPadを愛車にしのばせておく。
GPSは車内でも受信します。犯人は素早く出発するので、おそらく車内をくまなく探す前に出発するでしょう。
この設定では100mほど移動するとiPhoneに通知してくるので、何らかの対策が取れるはず。
しかもリアルタイムにiPadの位置が確認できるので、警察と連携して盗まれた車を追いかけることが出来るかと。

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