iPhoneの連絡帳をパソコンのWindows Contactsと同期するときの挙動を色々探ってみました。画像を指定したり、ふりがなが消えたり?
最終更新日:2012-03-31 23:34
iPhoneの連絡帳(電話帳)と、パソコンの連絡帳(Windows Contacts)を同期すると、何がどう変更されて、何が引き継がれるのか・・・を調べてみました。
結構複雑で厄介です。
iPhoneの連絡帳と、Windowsのアドレス帳の同期は、まず、iPhoneとパソコンをUSBケーブルでつなぎます。
続いて、iTunesを起動させます。
① iTunesの左側の「デバイス」にある「iPhone」をクリックします。
② iTunesの上の方に表示されている「情報」をクリックします。
③ 「連絡先を同期」にチェックを入れます。
④ 「Windows Contacts」を選択します。
⑤ iTunesの右下にある「適用(もしくは同期)」をクリックします。
警告が出るので、iPhoneに保存されているデータを残したい場合は「結合」を。
一新したい場合は「置き換える」をクリックします。
なお、パソコンやGmailの連絡先のデータは、iPhoneにすでに保存してあるデータ(iPhoneで作成したり、古い携帯から取り込んだデータ)とは、別のところに保存されるので、「置き換える」を選択したからといってiPhoneのデータが置き変わってしまうわけではないので注意してください。
(同じデータがあると「すべて表示」で表示させると、2重登録になりますが)
これで、iPhoneとパソコンを繋ぐたびに、アドレス帳のデータが同期されます。
ふりがなに「あい」「ほん」とひらがなで入力しました。
同期すると、パソコンのアドレス帳には「鈴木太郎」しかありませんでしたが、「愛 本」のデータも作成されました。
なお、パソコン上の「アドレス帳」は、Cドライブの「ユーザー」の中のパソコンのアカウント用のフォルダに入っています。(画像参照)
「鈴木 太郎」の方は、パソコン上で作成したデータです。
iPhoneの方にも作成されました。
iPhoneで作成したデーター「愛 本」は、ふりがなをひらがなで入力したはずなのですが、パソコンのアドレス帳に作成されたデータは、なんとカタカナ。
続いてiPhone上で作成したデータに、パソコン上から画像を指定してみました。
iTunesで同期すると、なんとiPhone上では画像が表示されません。
しかも、同期後、パソコン上のデータも画像がなくなっていました。
今度は、iPhone上で作成したデータに、iPhone上で画像を指定してみました。
再びパソコンと同期してみます。
すると、パソコン上に同期されたデータも画像が変更されていました!
今度はパソコン上で作成したデータを、パソコン上で画像指定しました。
再び、iPhoneと同期します。
するとiPhone上のパソコンで作成したデータも、画像が変更されていました!
今度は、パソコン上で作成したデータの画像を、iPhoneで変更してみました。
再びパソコンと同期すると・・・
パソコン上のデータもiPhoneで指定した画像になっていました!
Winodwsのアドレス帳のデータを、エディタで開いてみました。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<c:contact c:Version="1" xmlns:c="//schemas.microsoft.com/Contact" xmlns:xsi="//www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:MSP2P="//schemas.microsoft.com/Contact/Extended/MSP2P">
<c:CreationDate>2012-03-31T15:25:53Z</c:CreationDate><c:Extended xsi:nil="true"/>
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<c:contact c:Version="1" xmlns:c="//schemas.microsoft.com/Contact" xmlns:xsi="//www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:MSP2P="//schemas.microsoft.com/Contact/Extended/MSP2P" xmlns:MSWABMAPI="//schemas.microsoft.com/Contact/Extended/MSWABMAPI">
<c:CreationDate>2012-03-31T13:57:11Z</c:CreationDate><c:Extended><MSWABMAPI:PropTag0x800A001F c:type="string">080 1234 5678</MSWABMAPI:PropTag0x800A001F><MSWABMAPI:PropTag0x800F001F c:type="string">ホン</MSWABMAPI:PropTag0x800F001F><MSWABMAPI:PropTag0x8010001F c:type="string">アイ</MSWABMAPI:PropTag0x8010001F></c:Extended>
画像がない場合は、4行目のタグがこんな感じですが、
<c:EmailAddress c:ElementID="27b1e112-e9f6-4c31-9847-74659437aebf" xsi:nil="true"/>
画像がある(Windows出画像を指定した場合)と、ちょっと付け足されます。
<c:EmailAddress c:ElementID="27b1e112-e9f6-4c31-9847-74659437aebf" xsi:nil="true" c:Version="2" c:ModificationDate="2012-03-31T16:08:59Z"/>
画像がない場合、データの最後が、
<c:PhotoCollection><c:Photo c:ElementID="f39675cf-89b6-4300-8a65-5768512a3a6c"><c:LabelCollection><c:Label>UserTile</c:Label></c:LabelCollection></c:Photo></c:PhotoCollection></c:contact>
画像がある(Windows出画像を指定した場合)場合、こんなタグが付け加わります。
<c:PhotoCollection><c:Photo c:ElementID="f39675cf-89b6-4300-8a65-5768512a3a6c"><c:Url c:Version="1" c:ModificationDate="2012-03-31T16:08:59Z">C:\マイドキュメント\マイピクチャー\1001.gif</c:Url><c:LabelCollection><c:Label>UserTile</c:Label></c:LabelCollection></c:Photo></c:PhotoCollection></c:contact>
パソコンで画像を指定した場合、iPhoneで有効にならなかったのは、画像パスとして指定されただけだったからかもしれません。
iPhoneで画像を指定した場合、画像のデータ自体が入るようです。
<c:PhotoCollection><c:Photo c:ElementID="f39675cf-89b6-4300-8a65-5768512a3a6c"><c:Url xsi:nil="true" c:Version="3" c:ModificationDate="2012-03-31T15:12:01Z"/><c:LabelCollection><c:Label>UserTile</c:Label></c:LabelCollection><c:Value c:ContentType="binary" c:Version="4" c:ModificationDate="2012-03-31T15:12:01Z">iVBORw0KGgoAAAANS UhEUgAAAoAAAAPACAYAAACl4sj7A AAgAElEQVR4Aey9B7wnRZU23PfOn SFKRkRQZsiKGDBjAlTMWTGhmNd V11WMP/Xb/dZ31d1VAX0V0TXtml DQNYKoIOaEgSw5SFBQSUOYeL/z
nKqn+lR1VVf/w50Z3K9m7r+qTp1U p06Frq7unjn44EfPNxJm5N+8/GO6m WFaQb7EpYE7ONRQ50Xu
画像データが続く
lX8MvPC24lrCY 2Ku9iOojQbDVgQS3pHO
/wclLzMWwLwszQAAAA BJRU5ErkJggg==</c:Value></c:Photo></c:PhotoCollection>
ふりがなは、iCloud.com上からも編集できるんで、パソコンを使って編集したほうがやりやすいかもしれません。
私がiPhoneを購入したときは、古い携帯電話からデータを移したのですが、ふり仮名がなかったのでiPhone上で一人ひとり、入力していきました。(当時はiCloudとかなかった)
PHPかCGIで、フリガナをつけるためのフォームなんかを作れるかもしれない。
もうちょっと分析してみたら、トライしてみようかなぁ。
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