iPhoneでおサイフケータイ(iD)を使うには

iPhoneでおサイフケータイ(iD)を使う方法を紹介します。コンビニやスーパーなどiDが使える場所で、iPhoneをかざすだけで使え、dポイントも溜まります。

最終更新日:2021-11-10 19:20

iPhone 7が発売されてようやくiPhoneにもおサイフケータイが搭載されるようになりました。今のところ、「Suica(スイカ)」と「iD(アイディー)」と「QUICPay(クイックペイ)」しか使えませんが、コンビニやスーパーでiPhoneをかざして代金を支払うことが出来るようになりました。
iPhoneのSuicaは、JR東日本だけでなく、日本全国使用できますし、関東の私鉄(PASMO)などにも使用できます。
iPhoneにSuicaカードを登録する

目次

iDとは?

日本で使用できる電子マネーは、「nanaco」や「WAON」などが有名ですが、docomoが提供する「iD」も、殆どのコンビニ、大手スーパーで使用できます。
アンドロイドのスマホと同じFalicaを使用するので、iPhone 7以降のiPhoneであれば、クレジットカードを登録すればすぐに「iD」を使うことが出来ます。もちろん、会費や手数料も不要。
「Suica」よりポイントが貯まるお店も多く、ドコモユーザーやクレジットカードを持っている人であれば、iDを使えるようにしておくと、いざという時や買い物に大活躍するでしょう。

docomo以外のユーザー(auやSoftbank)でも使用することが出来ます。

支払いは?

iPhone版の「iD」は、

Apple Payの「iD」で支払う → Walletに登録したクレジットカードに請求

という流れになります。アンドロイド版の「iD」と違い、指定できるクレジットカードも多く、「イオンカード」や「Softbankカード」や「au WALLET クレジットカード」などがあります。

iDが使えるコンビニは?

iDが使えるコンビニは以下。

アズナス アンスリー エブリワン
くらしハウス ココストア サークルKサンクス
サンコス スリーエイト スリーエフ
※関東地区のみ
生活彩家 セイコーマート セブンイレブン
デイリーヤマザキ ファミリーマート ポプラ
ミニストップ ローソン ローソンストア100

Apple Pay

Apple Pay(アップル・ペイ)とは、iPhoneを作成・販売しているAppleという会社の電子財布及び非接触型決済(ひせっしょくがたけっさい)サービスです。
基本は、クレジットカード番号などをiPhoneに登録し、専用のリーダーにかざしてクレジットカードをいちいち出さなくても、iPhoneをかざすだけで決済が完了するシステムですが、日本のように現金やSuicaやnanacoのような電子マネーがメインの国では、普及しませんでした。が、iPhone 7から日本で使われている電子マネーが採用している「Felica(フェリカ)」を搭載し、日本でもiPhoneで「Suica」と「iD」と「QUICPay」が使えるようになりました。
今後、nanacoやWAONも使えるようになるかは今のところ未定ですが、ほとんどのコンビニやスーパー、ファーストフードで採用されている「iD」が使えるので、iPhone 7を持っている人は是非、使用してみて下さい。

iPhoneでiDを使えるようにするには

クレジットカードを登録する

iPhone版のiDはアンドロイド版と違い、iDで支払ったお金の支払はクレジットカードのみです(アンドロイド版は、ドコモの料金と合算できる)。
そのため、まずクレジットカードを登録します。
おすすめなのが、docomoのクレジットカードの「dカード」で、docomoの料金の支払いにも使え、溜まったポイントでドコモの携帯代に当てることも出来ます。
ここでは、「dカード」と「イオンカード」を登録してみます。他のクレジットカードでもかまわないのですが、どうも「VISA」関係のクレジットカードの多くは、登録できないっぽい。
※ Softbankカードやイオンカードのように一部のVISAは登録できるようです
参照:Apple Payに登録できるクレジットカード

なお、Walletに登録できるクレジットカード(もしくはプリペイドカードやSuica)は、最大8枚。
複数のクレカを登録した場合は、どのクレジットカードで支払うか選択することも可能です(デフォルトでは一番最初に登録したクレジットカード)。

はじめからインストールされている「Wallet(ウォーレット)」を立ち上げます。

右上のプラスのアイコンをタップします。

Apple Payについての説明が表示されるので、右上の「次へ」をタップします。

「クレジット/プリペイドカード」をタップします。

カメラが起動するので、登録するクレジットカードを枠内に映るようにします。

一瞬でクレジットカード番号と、氏名(ローマ字)が読み取られて白文字で表示されます。

「名義」と「カード番号」を確認し、右上の「次へ」をタップします。

カードの有効期限を入力します。

続いて3桁の「セキュリティコード」を入力します。

入力し終わったら、右上の「次へ」をタップ。

クレジットカード情報の確認中になるのでしばらく待ちます。

私が登録した「dカード」の「Apple Pay特約」が表示されるので、目を通したら右下の「同意する」をタップします。

「カードを追加中」の画面になるのでしばらく待ちます。

1~2分ぐらいでカードが追加されます。

iPhoneでiDが使えるようになりました。

カード認証を受け取る方法を選択します。「SMS(ショートメール)」か「dカード」アプリの2つの中から選択します。
SMSは、dカードで登録した電話番号になります。
SMSでオッケーです。
②の次へをタップします。

セキュリティーコードが届きました。

「認証コード」に届いたセキュリティーコードを入力し、②の次へをタップします。

アクティベート(認証)が完了しました。完了をタップします。

「Wallet」に「dカード」が登録されました。

イオンカードの場合

イオンのクレジットカードを登録した場合も全く同じ。
ただ、「利用条件」がイオンカードのものになります。
右下の「同意する」をタップします。

「SMS」にチェックがついていることを確認し、②「次へ」をタップします。

認証コードが届きました。
記載されている6桁のコードをメモしておきます。

Walletの「認証コード」に届いた認証コードを入力します。

アクティベートが完了しました。
右上の「完了」をタップします。

イオンカードで「iD」が使えるようになりました。

このように複数のクレジットカードを登録することも出来ます。
日本国内では、「Apple Pay」専用のリーダーは今のところほぼ設置されていないようなので、日本でApple Payを使うには、Apple Pay → iD (Felica) のような感じっぽいですね。
アメリカではApple Payに対応した専用のリーダーが販売されていて、個人商店なんかでもApple Payで支払いができるようです(店側は手数料2.75%をとられるけど)。

iDの使い方

登録できたけれど、どうやって使うんだろう?はじめての場合はわからないですよね。というわけで、実際に使ってきてみました。
アンドロイドのスマホやカード型の電子マネーと同じで、すごく簡単です。

使い方はすごく簡単。左のマークが貼ってあるコンビニに行きます(殆どのコンビニで使用可)。

店員が買い物の合計金額を言ってきたら、「iDで」と告げます。
電子マネーは非常に沢山の種類があり、コンビニの場合はどの電子マネーを使うか、店員がレジのボタンで決定するので、必ず使用する電子マネーの名前を言います。
※イオンや自動販売機のように、自分で使用する電子マネーのボタンを押すお店もあります

すると、画面が点灯し、このような画面になるのでホームボタンに指を乗せ、指紋認証をします。

指紋認証はあっという間に完了します。

あるいはレジで店員がバーコードなどを読み取っている間に、iPhoneのホームボタンを2回素早く押しても今のような画面になるので、待っている間に指紋認証を済ませておいてもオッケーです。

この場合、リーダーにかざすまで画面は消さないで(スリープにしない)おいて下さい。

画面がこのようになったらリーダーから音が聞こえるまで(決済が完了するまで)待ちます。

反応が悪い?

私が不慣れだったからかもしれませんが、ファミマやスリーエフでSuicaやiDを使ったときは、読み込まれるまで10秒前後の時間がかかりました。が、セブンイレブンではあっという間に(指紋認証が完了したとたん)完了しました。
コンビニやお店によって違うのかもしれません。
参照:おサイフケータイの反応が悪いので確認してみた

チャージは?

「iD」は、後払い方式(ポストペイ)の電子マネーなので、チャージは必要ありません。使った分だけクレジットカードに請求され、自動的に口座から引き落とされます。

使用するカードを交換する

「Wallet」には、8枚までのカードを登録できます。「Wallet」を立ち上げて一番上に表示されたカードが優先的に使われます。
「Suica」は指紋認証がないし、Suicaしか使えないお店などの場合に、「iD」から「Suica」に変更したい、なんてときは以下のように行います。

一番上に表示されているカードをタップします。

登録されたカードの一覧が表示されます。

あとは、使用したいカードをタップします。

dカードアプリ

iDは、「dカードアプリ」がなくても登録・使用することが出来ます。が、「dカードアプリ」があると、明細などがアプリ上から確認できます。

docomo IDでログインすると、このように各月の請求額や、明細を見ることが出来ます。

Tカード

ファミマのように「Tカード」が使えるお店では、200円毎に1ポイントがTカードにたまります。

ローソンの場合は、最大100円に付き5ポイント分が還元されるので、近所にローソンがある人は、iDを積極的に使ったほうがいいかも。

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