モバイルPASMOで定期券を購入・使うには

iPhoneのApple Payに登録したPASMOで私鉄・バスの定期券を購入する方法を紹介します。今回は小田急線の定期券を例に説明します。

最終更新日:2020-10-10 21:46

ようやくiPhoneでもPASMOが使えるようになりました。
なお、近畿地方で支流のICOCA(いこか)のApple Pay対応化ですが、2位のPASMOの半分程度のユーザーしかいないので、実現は難しいと言われています。
今回は、iPhoneのApple PayでPASMOの定期券を使う方法を紹介します。

目次

準備

Apple Payにクレジットカードを登録しておく

定期券の料金の支払はクレジットカードになるのですが、Apple Payに登録したものになります。
あらかじめApple Payeにクレジットカードを登録しておく必要があります。

PASMOアプリをインストールしておく

PASMOの定期券はPASMOアプリ上から行います。あらかじめインストールしておいてください。

会員登録

定期券を使うにはあらかじめPASMOの会員登録をしておく必要があります。会員登録をすることによって機種変や無くしてしまった時やその他のトラブルから回復することが出来ます。会員登録の方法については、PASMOの会員登録方法を参考にしてください。すぐに終わります。

PASMOの定期券の購入

iPhoneでPASMOの定期券を使うには、
「すでにApple Payに登録したPASMOに定期券を追加する」
「新規にPASMOの定期券を発行する」
「使っていたPASMOカードを取り込む」
の3つの方法があります。

登録してあるPASMOに定期券を追加する方法

あらかじめ定期券ではないただのPASMOを新規に作成していたので、このPASMOに定期券をつけ足してみます。

PASMOアプリを立ち上げたら、右下の「定期券・管理」をタップします。

「鉄道定期券」か「バス定期券」を選択します。今回は小田急線で登録してみます。

「新規に入力して購入」をタップします。

購入する鉄道会社を選択します。なお、文字の色が薄いのですが、タップすると選択できます。

説明が表示されるので、右上の「次へ」をタップします。

「乗車駅」と「降車駅」を入力し、

右上の「次へ」をタップします。

すると入力した文字から候補の駅が入力されます。
なお、複数の候補がある場合はタップして選択します。

右上の「次へ」をタップします。

経路が表示されます。今回は1つだけでしたが、複数の経路が表示される場合は適したものを選択してください。

定期券の使用開始日を選択します。
14日前から購入できるようです。

続いて期間を選択します。「1か月」「3か月」「6か月」の3つから選択できるようです。

選択が完了したら右上の「次へ」をタップします。

「発売額」が表示されます。
「区間」「期間」「経路」に間違いがないことを確認し、右上の「次へ」をタップします。

「Apple Payで購入に進む」をタップします。

Apple Payに登録したクレジットカードで支払います。

定期券の購入が完了しました。

登録してあったPASMOの表示に乗車駅と降車駅の名前、それと有効期限が表示されました。
なお、このままだとiPhoneを改札にかざしても使えません。エクスプレスカードの登録に進んでください。

定期券だけを購入する方法

PASMOアプリを立ち上げたら、右上のプラスをタップします。

真ん中の「新しくPASMO定期券を作る」をタップします。

「鉄道定期券」か「バス定期券」か選択します。

PASMOの名前を決めます。ここは何も入力しなくて、次へ進んでかまいません。

チャージ金額を決めます。定期券以外にPASMOを使う場合は、ここで入金(チャージ)が出来ます。
「チャージしない」も選択できます。

PASMO定期券を追加する端末を選択します。
Apple Watchや複数iPhoneを所有している場合は、ここで定期券を使うデバイスをタップします。
なお、1つのPASMOは、1台でしか使えません。

「カードを追加」の画面になるので、右上の「次へ」をタップします。

「カードを追加中」となりました。しばらく待ちます。

すると通知で「PASMOがApple Payで利用可能になりました」と表示されます。

PASMOが追加されました。「OK」をタップします。

「新規に入力して購入」をタップします。

どの鉄道会社(もしくはバス会社)の定期券を購入するか選択します。

ご案内が表示されました。今回は「小田急線」を例に進めます。
右上の「次へ」をタップします。

「乗車駅」と「降車駅」を入力します。
入力が完了したら、右上の「次へ」をタップします。

入力された駅目をもとに、正しい駅の候補が表示されます。
もし、同じ名前の駅が複数ある場合、タップして正しい駅を選択してください。
右上の「次へ」をタップします。

定期券で使用する経路をタップします。福栖の経路がある場合は、使用する経路をタップします。

定期券を開始する日にちを決めます。
14日前から設定できるようです。

期間を「1か月」「3か月」「6か月」の中から選択し、右上の「次へ」をタップします。

確認画面が表示されます。誤りがなければ、右上の「次へ」をタップします。

支払いはApple Payに登録したクレジットカードで支払います。
Apple Payにクレジットカードを登録していない場合は、iPhoneでおサイフケータイ(iD)を使うにはを参考に登録しておいてください。

Apple Payで生体認証を行えば支払いは完了します。

定期券の購入が完了しました。

定期券はこのように乗車駅、降車駅、定期券の有効期限が表示されます。

使っているPASMOカードを登録する

すでにプラスチックカード型のPASMOの定期券を所有している場合は、iPhoneに取り込んで継続して使い続けることが出来ます。
やり方は以下。

PASMOアプリを立ち上げたら、右上のプラスのアイコンをタップします。

「お手持ちのPASMOカードではじめる」をタップします。

「記名PASMO」をタップします。

「はじめる」をタップします。

Walletアプリが起動します。しばし待ちます。

「お手持ちの交通系ICカードを追加」をタップします。

プラスチック型のPASMOカードの裏に記載されている「PASMO ID番号」と「生年月日」を入力します。
「PASMO ID番号」は末尾4桁を入力します。

「PASMO ID番号」はカードの裏の右下に記載されています。

入力したら右上の「次へ」をタップします。

「利用規約」が表示されるので、「同意する」をタップ。

PASMOカードの上にiPhoneを重ねます。

成功するとPASMO一覧に取り込んだ定期券が表示されます。

iPhoneを改札にかざすだけで使えるようにする

iPhoneの交通系ICカードは、生体認証なしに使用することが可能ですが、そのためには「エクスプレスカード」に指定しないといけません。なおエクスプレスカードとして指定できるのは1枚だけ。

設定を開いたら、「WalletとApple Pay」をタップします。

「エクスプレスカード」を探してタップします。

作成したPASMOの定期券をオンにします。

聞いてくるので「OK」をタップします。
なお、今までエクスプレスカードに指定していたカードは、オフになります。
アンドロイドの場合も、SuicaとPASMOを1台の機種にインストールした場合、同時に使えるのは1つだけになります。
モバイルSuicaとPASMO どちらが使用される?

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