マスクをしたままApple WatchでiPhoneのロックを解除

Apple Watchを身につけていれば、マスクをしていてもiPhoneのロックが解除できるようになりました。設定方法や安全に使うための方法を紹介。

最終更新日:2021-08-07 15:55

Apple Watchを腕につけていると、iPhoneのFace IDがマスクした顔を認識すると、自動でiPhoneのロックを解除する機能があります。
今回はApple WatchでiPhoneのロックを解除する方法や設定、セキュリティについて紹介します。
また、何らかの原因でApple WatchでiPhoneのロック解除ができなくなった場合の解決策も紹介します。

目次

マスクをしていてもApple Watchでロック解除

Apple Watchでロック解除できる条件

Apple WatchでiPhoneのロックを解除する条件は以下。

マスクをした顔を認識する

Face IDでロックを解除するときにマスクをした顔を認識した時にApple WatchでiPhoneのロックを解除する条件が整います。
なのでこの設定がオンになっていても、マスクをしていない他人にiPhoneをいじられてもロック解除しないようです。
iPhoneのFace IDは、変顔をすると本人でもロックを解除しないのですが、このApple Watchでロックを解除する機能をオンにしていても、変顔ではロック解除できませんでした。ただ、マスクだけでなくお面をつけていても顔と認識されれば、ロック解除されるようです。

iOS14.5以降、WatchOS7.4以降

Apple WatchでiPhoneのロックを解除する機能は、iPhoneがiOS14.5以降。Apple WatchがWatchOS7.4以降である必要があります。
また、Apple Watch Series 3以降でないとこの機能は使えません。

WatchOS7.4以降でないと・・・

このようにグレーアウトしてオンに出来ません。

設定

それでは早速Apple WatchでiPhoneのロックを解除する設定を行っていきます。

iPhoneの 設定を開き、「Face IDとパスコード」を開きます。

パスコードを入力します。

「APPLE WATCHでロック解除」の部分に接続しているApple Watchの名前が表示されるので、ここをオンにします。

簡単な説明が表示されるので、「オン」をタップします。

これでマスクをしたままでも、Apple Watchを身につけていればiPhoneのロックを解除できるようになりました。

音と振動で知らせてくれる

iPhoneがマスクした顔を認識すると、Apple Watchからカチャリと音と振動で知らせてくれます。

最初の1回は顔認証かパスコードによるロック解除が必要

ただし、初回は顔認証(Face ID)かパスコードによるロック解除が必要です。

Apple Payにも使える?

残念ながら(?)Apple Payには使えません。パスコードで支払うかマスクをずらしてFace IDで許可する必要があります。

他人がiPhoneを操作しようとしたら?

もし、他人がiPhoneを操作しようとした場合、振動で気がついたら「iPhoneをロック」をタップしてください。
すると、Face IDかパスコードでロックを解除しない限り、Apple Watchでもロックを解除できなくなります。

実際に使ってみて

実際に使ってみて感じたのは、とても便利な反面、若干ロック解除までが遅いかな、と思いました。私はこの機能が登場するまで、iPhoneのロック解除にパスコードを使う設定にし、一度解除すると4時間はロックしない設定にしていました。
なので元々マスクをしていてもそれほど困っていなかったのですが、今回の設定で顔認証をオンにしたところ、iPhoneのロック解除に違和感を感じるようになりました(ちょっと待つ感じ)。

あと面白かったのが、お面をかぶった状態ではApple Watchでロックを解除してくれるのですが、手で口を隠した状態だと反応してくれませんでした。また、目を隠したり変顔だとロック解除できませんでした。

Apple WatchでiPhoneのロック解除が出来ない!

ここ最近、なにかのきっかけでApple Watchを腕にはめている状態で、マスクをしていると全然iPhoneのロックが解除できなくなってしまいました。
どうも以前からあるバグっぽいのですが、今のところ以下のようにして再びロック解除できるようになりました。

iOS14.7.1以降にアップデートする

iOS14.7にはバグが有って、場合によってはApple Watchを身に着けているのにiPhoneのロック解除が出来ない不具合がありました。なので、iOSを最新のものにバージョンアップしてみてください。

アップデートしたらロック解除できなくなった

私の場合は、iOS14.7.1にバージョンアップしたら、逆にロック解除できなくなりました。毎回この画像のように「Apple Watchでロック解除するにはパスコードの入力、またはFace IDを使用」と出てきて、パスコードを入力しないとロック解除できません。
WatchOSもアップデートしましたが変わらず。。。

この場合は、 設定の「Face IDとパスコード」を開き、パスコードを入力。
「APPLE WATCHでロック解除」を一回オフにして、再びオンにしてみてください。私の場合はこれでiPhoneのロック解除が出来るようになりました。

再びロック解除できなくなった!

最近暑くてApple Watchのバンドに汗をかいているせいか、かゆみというかひりひり痛くなってきたので、Apple Watchを右手首にはめて使うことにしました。

意外と右手首にはめても違和感なく使えたのですが・・・

再びApple WatchでマスクをしたままiPhoneのロックが解除できなくなってしまいました。
何度やってもこの画面が表示されて、パスコードを入力しないとiPhoneのロックが解除できません。

何度かやってたらこのように「Apple Watchを近づけてもう一度植えにスワイプしてください」。
近づけているどころか、ひっつけてますけれど!!
上で紹介した「APPLE WATCHEでロック解除」をオン・オフしても変わらず・・・

最終的にApple Watchを再起動したらロック解除できるようになりました。

アンドロイドでもロック解除

実はアンドロイドでは以前から似たような機能が搭載されていました。
アンドロイドのApple Watch版のWear OSなどを身につけていると、スマホのロックを解除してくれます。

このように「信頼エージェントがロック解除を管理」と表示され、画面を上にスワイプするとホーム画面が表示されます。

スマートロックで信頼するデバイスを登録する

アンドロイドでスマートウォッチをスマートロックに登録するには、設定を開き、「セキュリティ」を開きます。

「Smart Lock」をタップします。

「信頼するデバイス」をタップします。

Bluetoothで接続しているスマートウォッチを登録します。
詳しくは、Smart Lockとは?を参考にしてください。
なお、Smart Lockでは、「場所」も登録できます。自宅など住所を登録しておくと、その圏内ではロックが自動で解除されます。
ただし、あまり精度はよくありません。。。

Apple WatchとiPhoneの組み合わせに比べると・・・

Apple Watchを身につけていれば、マスクをしていてもiPhoneのロックを解除が出来るようになったとき、アンドロイドユーザーから「そんなのアンドロイドは以前から出来たよ!」という声が上がりましたが、セキュリティ的にはアンドロイドはかなりザルというかゆるゆる。
確かにアンドロイドではスマートウォッチや他のBluetooth機器を登録して、機器と接続中はロックを自動で解除してくれるのですが、これを利用して簡単に悪用出来ちゃいます。

Smart Lock自体、かなりセキュリティを下げる仕組みなので、強固なスマートフォンを使いたい場合は、iPhoneのほうが1つも2つもレベルが上な気がします。
が、逆に自分しか使わないから、ガッチガチのセキュリティは必要ない!というユーザーにはアンドロイドのほうが向いているかも。

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