iPhoneで設定していないアラームが鳴る原因

iPhoneで設定した覚えがないアラームがなる現象。これはiPhoneの睡眠記録という機能

最終更新日:2024-01-30 21:59

iPhoneを目覚まし時計代わりに使っている人は多いと思いますが、設定していない時刻にアラームがなる現象に困っている人も多いようです。
私も先日、新しいiPhoneに買い替えたところ、設定した記憶のない時刻にアラームが鳴り、せっかく寝ていたのにがっかりしてしまいました。
今回は、iPhoneの設定していない時間に鳴るアラームの原因と解決策を紹介します。

設定していないアラームの謎

iPhoneを買い替えて古いiPhoneから設定を引き継いだあと、色々いじって眠ったところ、翌日、明らかに設定してない時間にiPhoneの目覚まし(アラーム)が鳴りました。
せっかく寝ていたのに!

離れたところにiPhoneを置いていたので、布団から出てアラームを止めると・・・
このように「睡眠オフ」という通知が表示されました。

ベッドタイム

iPhoneにはiOS10(2016年)から規則正しい快適な睡眠を導くために、「ベッドタイム」という機能が搭載されました。簡単に説明すると、寝る時間と起きる時間を登録し、寝る時間が近づくと通知で知らせてくれ、起きる時間になるとアラームのように音がなります。

消えたベッドタイム

ただし、iOS14から「ベッドタイム」はなくなり、かわりに「睡眠 | 起床 スケジュール」ができました。

iPhoneの時計アプリを開きます。

①「アラーム」タブを開くと、一番上に「🛌睡眠 | 起床」という項目があるかと思います。

なにかのきっかけでどうもこの設定をオンにしてしまったらしい。もし、このおせっかいな機能をオフにするには、②「変更」をタップ。

このような時計盤が表示されます。
就寝時間と起床時間を設定できます。が、そもそもこの機能が必要ない場合は、下にスクロールし・・・

「アラーム」をオフにします。

オフになりました。
このアラームをオフにしても特に弊害はありません。今まで設定したアラームはきちんと動作します。

睡眠 | 起床とは?

この「睡眠 | 起床」は、単にアラームとして鳴るだけでなく、「ヘルスケア」アプリで睡眠時間として記録されます。

単にアラームを消したかどうかで記録するだけなので、本当の睡眠時間ではありませんが、一応記録してくれます。

このように過去の睡眠データも見ることができます。

「ヘルスケア」の「睡眠」を開くと、このように「睡眠スケジュール」という項目があり、ここをオンにすると、

・設定した就寝時間になると通知でお知らせしてくれる
・と同時に「集中モード」を「睡眠」に変更してくれる(大事な電話以外は通知されなくなる)
・設定した起床時間になるとアラームを鳴らしてくれる
・設定した就寝時間から起床時間に寝ていた記録をつける

になります。スケジュールは曜日ごとに違ったものを設定できますが、同じ曜日で複数のスケジュールを作成することはできません。

作成したスケジュールを編集したい場合は、「編集」をタップします。

このように曜日も指定できます。

「iPhoneで就寝時間を記録」をオンにすると、一応設定した時刻は「寝ていたこと」としてヘルスケアに記録されます。

「睡眠リマインダー」は設定した就寝時間になると、通知で教えてくれます。

本気で睡眠記録を取りたいなら

このようにiPhone標準の睡眠記録は、単に目覚ましを止めたかどうかで実際に寝ていた時間ではありません。なので、必要がなければオフにしてください。
きちんと睡眠記録を記録したい場合は、Fitbitの睡眠記録をヘルスケアに取り込むPowerSyncの使い方などを使ってください。

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