友達を探すの使い方

iPhoneの友達を探すの使い方を紹介します。GPSを利用して友達の位置がリアルタイムでわかります。待ち合わせや、社員の居場所をチェックするのにもいいかもしれません。

最終更新日:2020-03-30 20:56

iPhone、iPadを使っている家族や友達、同僚などの現在位置を検索したり、無くしたiPhoneを探す「 探す」というアプリを紹介します。
このアプリのすごいところは、相手(もしくは自分)が指定した場所に到着したり、出発すると自分(もしくは相手)に通知で教えてくれる機能です。
また、iPhoneを無くしてしまったときなど、他人のiPhoneの「探す」アプリを使えばなくした場所を探したり、データなどを初期化することも出来ます。

なお、iOS12までは「友達を探す」というアプリでしたが、「探す」に名称に変更になり、「友達を探す」と「iPhoneを探す」が統一されました。

目次

探す」で何が出来る?

iPhoneの「 探す」は、相手がiPhoneかiPad、そしてiPod touchであれば、お互い許可したもの同士でリアルタイムに居場所がわかる位置情報サービス。
今までこうしたサービスは有料でしたが、iPhoneであれば無料で使うことが出来ます。
ただし、許可した相手でないと使えないのと、位置情報を見えなくすることも可能なのでご安心を。
さて、「 探す」では、どんなことが出来るのでしょう?

探すはこんなことに使える

友達との待ち合わせで、相手が今どこにいるか調べたいときや、子供が学校を出発したら迎えに行く、というようなことが簡単にできます。

現在地から移動したら知らせる

探すは、単にリアルタイムに相手の位置がわかるだけではありません。相手が移動したら通知することも出来ます。
会社や学校にいる旦那、子供の迎えに、相手が移動したら知らせてくれることも出来ます。
両親が働いている場合、子供が自宅に到着したら知らせる。ということも可能です。

建物内にいる場合でも

「友達を探す」は、GPSを使って位置を特定しますが、GPSが受信できない建物内にいても、Wi-Fiや携帯電話のアンテナからおおよその位置を特定するので、常にほぼ正確な位置情報をキャッチできます。
ただし、広い地下通路などにいると精度は落ちてしまうようです。

友達を 探すの使い方

では、まずはじめに「探す」アプリの使い方を紹介し、続いて相手を登録する方法、相手にこちらの場所を隠す方法、そして最後に便利な使い方などを紹介したいと思います。

相手の登録

探す」を立ち上げると誰も友達を登録していないと、このような画面が表示されます。
この段階ではiPhoneを探したり、自分の位置しか表示できません。
「位置情報の共有を開始」をタップして友達・家族を追加します。

「宛先」に追加したい友達の電話番号かメールアドレスを入力します。
既に登録したことのある人が候補として表示されることがあります。

連絡先からも追加できます。

友達を探すに追加したい連絡先を開き、一番下にある「自分の位置情報を共有」をタップしてください。

相手がiPhoneを使用していない場合

友達を探すはiPhone(もしくはiPad、iPod touch、Macbook)を使っている人でないと登録できません。

①相手の電話番号・メールアドレスを入力したら、②位置情報を共有する時間を選択します。
「1時間」「明け方まで」「無期限」の3つから選択できますが、「無期限」を選択しても一時的に隠れたり、削除することが出来るので安心してください。

③右上の「送信」をタップします。

相手に通知される

送信をタップすると、相手のiPhoneにこのように「○○さんが位置情報の共有を開始しました」と通知されます。
ここをタップしてロックを解除すると・・・

相手側も共有する時間を選択します。
見知らぬ人から位置情報の共有を開始が届いたら、「共有しない」をタップして拒否することも出来ます。

あなたの位置情報を見ることができます

相手が許可してくれるまでは、「あなたの位置情報を見ることができます」と表示されます。
また、この表示は相手が自分から見られなくなった場合もこのように表示されます。

相手の位置を表示

登録した友達がいると、このようにリスト表示されます。
この時に相手の居場所を知りたい場合は、名前をタップ。

このようにリアルタイムに相手の場所が表示されます。
この時は相手は建物の中にいたのですが、このようにきちんと場所が表示されていました。

相手までの道順

この時「経路」をタップすると、相手までの道順が表示されナビを開始できます。待ち合わせなどで利用するときに便利。

相手が移動したら知らせるようにする

旦那が会社から出たり、子供が学校から出たら自分のiPhoneに通知する、という使い方も出来ます。迎えに行くときなどいちいち電話してもらわなくてもわかります。

リストから相手をタップして選択します。

「通知」にある「自分に通知」をタップします。

①で相手が指定した場所に到着した場合か、指定した場所から離れたときに通知するか選択します。

②で到着した場所、もしくは出発したら知らせたい場所を選択します。
もし、会社・学校から離れたら通知したい場合は、「位置情報を追加」をタップし、

勤務先をタップします。

ただし、勤務先と表示されるのは連絡先で勤務先を登録している場合です。

地図が表示されます。範囲を設定し、右上の「完了」をタップ。

通知を作成したことが相手にも知らされます。と表示されるので、「通知の作成」をタップすれば完了です。

通知を作成すると、このように相手にも通知されます。

相手がどこかに到着したら知らせるには

今度は相手がどこかに到着したら、自分のiPhoneに通知する場合は、先ほどの画面で①「○○さんが到着したとき」にチェックを入れ、②にある「位置情報を追加」をタップ。

例えば「新宿駅に到着したら通知」の場合は、「新宿」と入力。

範囲を選択します。「小」「中」「大」からも選択できます。

丸い点をスライドして範囲を小さくすると・・・

自動的に地図が拡大されます。

完了をタップします。

作成すると相手にも通知されます。

相手が指定した場所を移動すると、このように音とともにスリープ画面に表示して知らせてくれます。

音がならない!?

デフォルトでは、音が鳴らないようになっているかもしれません。その場合は、「設定」の「通知センター」にある「友達を探す」をタップ。

「サウンド」をオンにします。ここで通知の仕方などを設定できます。

登録を解除するには

位置情報の共有が必要なくなったら簡単に登録解除することが出います。

相手を削除するには

こちらは相手の位置を検索できるが、相手からこちらの位置を検索できなくするには、削除したい相手をタップして上にスワイプ。

一番下にある「○○さんを削除」をタップします。
これで相手からこちらの位置を検索することはでいなくなります。

表示を削除する

注意してほしいのは、相手の削除はリストをスライドしても出来るという点。
この方法で削除した場合、相手はこちらを検索出来たままになってしまうので注意。

もっと活用するには

設定変更できないようにする

お子様にiPhoneを持たせておけば、常に居場所を調べることが出来ます。が、場合によって勝手に位置情報や友達を探すをオフにしたり、されてしまうかもしれません。そんな時は、設定を変更する時は、パスワードを入力するように制限することが出来ます。
これはApple IDやパスコードロックとは違うパスワードで、このパスワードを知っている人でないと、友だちを探すをオフにしたりすることができなくなります。

設定を開き、「スクリーンタイム」をタップします。

「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。

iPhoneのパスコードを入力します。
*このパスコードを知られると、変更される可能性があるので注意

「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにします。

「位置情報サービス」をタップします。

下にスクロールし、「友達を探す」が「使用中のみ」になっていることを確認してください。
* 「許可しない」だったら「使用中のみ」に変更してください

再び上にスクロールし、「変更を許可しない」にチェックをつけてください。
これでそのiPhoneは、パスコードを知らないと友達を探すをオフにできなくなりました。

相手から隠れたい

もし、登録した相手から位置情報を知られたくない場合は、自由に隠れることが出来ます。

隠れる・・・というより、こちらの位置情報を一時的に検索できないようにするには、①「自分」をタップし、②「自分の位置情報を共有」をオフにします。

友達が位置情報を見ようとすると、相手にはこのように「位置情報がありません」と表示されます。
相手がiPhoneなどの電源を切っている時や、GPSやWi-Fiの位置情報が取得できない場合も、同じような表示になります。

また、登録をしたくない!という時は、リクエストを拒否すればいいのですが、登録自体を受け取らないように「友達リクエストを許可」をオフにすることも出来ます。
「ジオフェンス通知」は、登録した人の位置情報の表示ですが、一時的に登録した相手も表示させたい場合は、「全員」」を。
永久的に登録した人だけを表示させたい場合は、「友達だけ」をチェックします。

なくしたiPhoneを探す

iOS13から「探す」では、iPhoneやiPad、Apple Watch、AirPodの場所も検索できるようになりました。

「探す」アプリを開いたら、「デバイスを探す」をタップすると、登録してあるiPhone、iPad、Apple Watch、AirPodなどの位置情報が表示されます。

探したいデバイス名をタップしたら、上にスワイプします。
なお、デバイスの画面が真っ暗な場合は、電源がオフになっている可能性が高いです。

紛失してしまったiPhoneを探す場合は、「紛失としてマーク」の「有効にする」をタップします。

誰かがなくしたiPhoneを拾って画面をつけようとすると、このように登録された電話番号とメッセージが表示されます。
「電話」をタップすると、表示された電話に電話がかかります。

iPhoneの電源が入っていなかったり、電波が届かない位置にある場合、「検出時に通知」をオンにしておくと、電源が入ったり電波が届いた時点で位置と通知で知らせてくれます。

詳しいiPhoneを探すの使い方は、なくしたiPhoneを探す iCloudを参考にしてください。

詳しいiPhoneを探すの使い方は、なくしたiPhoneを探す iCloudを参考にしてください。

iPhoneとアンドロイドで位置情報を共有したい

ドコモユーザー同士の場合

ドコモには、いまどこかんたんサーチというサービスがあり、ドコモの電話番号を入力すると相手の位置を調べるサービスがあります。

ソフトバンクユーザー同士の場合

今回紹介した「探す」アプリは、お互いがiPhoneでないと機能しません。が、アンドロイドの友達・家族とも似たような現在位置を調べる機能を使いたい!という場合、ソフトバンクの「みまもりマップ」があります。
相手もソフトバンクユーザーである必要があり、位置ナビに加入する必要がありますが、相手がアンドロイドやみまもりケータイでもリアルタイムに場所が検索できます。

まとめ

使い方次第では喧嘩の原因になりそうな「友達を探す」ですが、お子さんや会社の同僚、部下の位置情報、田舎で暮らす両親などの居場所を知りたい。というような場合、今までは月々高い料金を支払わないと実現できなかったことが、iPhoneやiPadを使えば、簡単に実現できるようになりました。
うちの会社は運送会社なので、ドライバーが今どこにいるか、などはかなり高額なGPSシステムを導入しなければなりませんでしたが、iPhoneをもたせれば、リアルタイムで同僚の居場所がわかり、Facetimeオーディオを使えば、24時間無料通話も可能。
さらにiPhoneはカーナビも装備しているので、月々7000~8000円ほどで、このような高度なシステムを構築することが可能になりました。

ただ、その反面、犯罪や喧嘩の原因にもなりかねないので、登録する相手には気を使う必要があるかもしれません。

さて、以下はiOS6までの「友達を探す」の使い方です。もし、まだiOS7にしていない人は、これより下の記事を参考にしてください。

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