会員サイトのパスワードやクレジットカードの番号などを保存して、自動的に入力してくれるキーチェーンの設定にある詳細がなくなってしまいました。
最終更新日:2019-11-06 12:09
以前はあった「詳細」のボタンが消えています。
キーチェーンの詳細が消えたのは、「Apple ID」に「2ファクタ認証」を設定している場合、「詳細」が表示されません。
「キーチェーン」はiPhoneで入力したIDやパスワードを保存して次回以降自動で入力してくれる超便利な機能です。このIDやパスワードはiCloudと呼ばれるネット上に暗号化されて保存されるのですが、新しくiPhoneを買い替えても、「キーチェーン」に保存したIDやパスワードを復元することができます。
その分、赤の他人に流出してしまう可能性があります。
そこで、新しいiPhoneにキーチェーンを復元するときに、
の2つが必要になります。
キーチェーンには、銀行のサイトや株、FXなどのサイトへのログインパスワードも保存されている可能性があるので、iCloudのパスワードだけでなくさらに2つのコードが必要なわけです。
また、「確認コード」が届くSMSの送り先の電話番号もここで変更できます。
iCloudのサインインに必要な2段階認証を「2ファクタ認証」にすると、よりiCloudへのログインが厳しくなり、キーチェーンを引き継ぐときにセキュリティーコードなどが不要になるんです。
2ファクタ認証では、iCloudのパスワードだけでなく、「顔(指紋)認証」と「顔(指紋)認証によって保護されたiPhoneによる認証」が必要になります。
また、iPhoneの中身のデータは暗号化されていて、FBIどころかAppleですらデータを解読することが出来ないと言われています。
そのため、強固なセキュリティーの2ファクタ認証を設定している人は、セキュリティーコードなどの認証が必要ないってことですね。
仮にiPhoneをどこかに落として誰かに拾われても、指紋認証を解除するのはほぼ不可能で、内部のデータも暗号化されているので、キーチェーンで保存したパスワードが流出するというのは、ほぼないと思ってもいいでしょう。(現にそういった事件は一度も起こっていません)
2ファクタ認証を設定している場合、iPhoneでiCloudにサインインし、指紋認証を設定していれば、キーチェーンをオンにするだけで使うことが出来ます。
2ファクタ認証をオンにする方法や、使い方は、2ファクタ認証とは?2ステップ確認や2段階認証とどう違う?で詳しく解説しました。
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