2ファクタ認証とは?2ステップ確認や2段階認証とどう違う?

iPhoneやiCloudで使用するApple IDのセキュリティ強化のため、2ファクタ認証が登場しました。2ステップ確認や2段階認証とどう違うのか調べてみました。また、2ステップ確認から2ファクタ認

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2ファクタ認証とは?2ステップ確認や2段階認証とどう違う?

Last update 2017-04-18 14:14:26

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iPhoneなどで使われるApple IDのログインには、「2ファクタ認証」と「2ステップ確認」の2つがあります。
どちらも俗言う「2段階認証」なのですが、2ファクタ認証と2ステップ確認の違いや、2ステップ確認から2ファクタ認証へ変更する方法などを紹介したいと思います。

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目次

Apple IDが乗っ取られた?

先日、かなり複雑なパスワードにしていたApple IDに不審なアクセスが有りました。
参照:iPhoneやApple IDが乗っ取られた?対策をとってみた
「2ステップ認証」をオンにしておいたので被害はありませんでしたが、より強固な「2ファクタ認証」に変更しました。

2ファクタ認証とは

2ファクタ認証とは、iPhoneのアプリなどのインストールやiCloudで使用するApple IDでサインインするときに使用する、2段階式のログイン方式です。
今まではIDとパスワードを入力しただけでログインできましたが、いまだに目にする個人情報流出事件絡みの件で、パスワードが流出してしまっているので、パスワード以外にももう1ステップ認証が必要になりました。
もちろん、Apple(iPhoneを製造販売している会社)も過去に大規模な個人情報流出事件を起こしています。

個人情報流出事件が起きるとどうなるか。実は私は数々の企業で登録しているIDとパスワードの流出事件に遭遇していますが、LINEで乗っ取り?対策と方法で書いたように、同じID(メールアドレス)とパスワードを使いまわしていると、簡単に乗っ取られちゃうんですよね~。私の場合は、

など様々なアカウントが乗っ取られています。。。
今ではパスワードも複雑なものに変更し、どれも2段階認証をオンにしているのでこういった被害はなくなりましたが、私の周りでもいまだにログインについて簡単に考えている人が多いので、これを機会に是非、2ファクタ認証を使用するようおすすめします。

2ファクタ認証と2ステップ確認の違いは?

Apple IDには、「2ファクタ認証」と「2ステップ確認」の2つの2段階認証が有ります。どちらもほぼ似たような仕組みなのですが、「2ファクタ認証」のほうが最新の認証方式で、セキュリティ的にも優れた仕組みになっています。

サインインの許可が必要

2ステップ確認は、古い認証方式で、Apple IDを使用してログイン(サインイン)するときに、Apple IDで使用しているiPhoneか電話番号に「認証番号」を送信し、その認証番号を入力しないとログインできません。
2ファクタ認証もほぼ同じ方式なのですが、2ファクタ認証では信頼できるiPhone(Apple IDを使用しているiPhone)でログインを許可するか選択できます。
2ステップ確認は、確認番号がわかってしまえばログインできてしまうのに対し、2ファクタ認証は、iPhoneに指紋認証でロックを解除し、ログインを許可する手続きをしなくてはなりません。
また、そのログインがどの場所であったか、も送信されます。

4桁から6桁へ

2ステップ確認では4桁の確認コードでしたが、2ファクタ認証では6桁に変更されました。

2ファクタ認証は

実際にどのような違いがあるか、2つを比べてみましょう。
新しいパソコン、iPhone、iPadでApple IDを使いサービスにサインインすると・・・

ログイン場所が通知されるこのように普段使っているiPhoneに

APPLE IDでサインインが要求されました

という通知が届きます。この通知を開くには、指紋認証かパスコードでiPhoneのロックを解除する必要があります。

許可するをタップロックを解除すると、このように「許可しない」か「許可する」かを選択し、許可させる場合は「許可する」をタップしなければなりません。

6桁のApple ID確認コード続いて「Apple ID確認コード」と呼ばれる6桁の番号が表示されます。

2ファクタ認証の確認コードを入力新しいパソコン、iPhone、iPad側で「確認コードを入力」という画面になるので、ここに普段使っているiPhoneに届いた4桁の確認コードを入力します。

2ステップ確認は

本人確認用の送信先を選択新しいパソコンやiPhone、iPadなどでApple IDを使ってサインインしようとすると、このように「信頼できるデバイス」を選択します。

確認コードが表示されるすると選択した端末に4桁の確認コードが届きます。

SMSで届いた確認コード電話番号を選択した場合は、確認コードが記載されたSMSが届きます。

2ステップ確認の確認コード入力画面届いた確認コードを入力すれば、無事サインインできます。

2ファクタ認証か2ステップ確認か確認するには

自分のApple IDがどちらの2段階認証に設定されているか確認するには、以下の方法で確認します。

設定のiCloudをタップ設定 設定を開き、「iCloud」をタップします。

Apple IDをタップApple ID(メールアドレス)をタップします。

パスワードとセキュリティをタップ「パスワードとセキュリティ」をタップします。

2ファクタ認証2ファクタ認証がオンになっている場合は、このように「2ファクタ認証 オン」となっています。

2ステップ確認2ステップ確認の場合は、このように「2ステップ確認 オン」となっています。

2ファクタ認証を使うには

基本的には古い「2ステップ確認」でも、十分ですが、「2ファクタ認証」へ変更したい場合は、以下のようにします。
なお、「2ファクタ認証」に変更するには、
・SMSか音声通話使用できる電話番号(携帯の電話番号でOK)
・クレジットカードの登録
が必要です。
また、Apple IDを取得した時に設定した秘密の質問の回答を入力するので、注意してください。

Apple IDアカウント管理へログインApple ID アカウント管理のページを開き、Apple IDでサインインします。

「セキュリティ」をタップ(もしくはクリック)します。

セキュリティの質問に答えるApple ID作成時に設定した「セキュリティ質問」が2つ出題されるので、回答を入力し、「続ける」をタップします。

2ファクタ認証 利用を始めるをタップ「2ファクタ認証」にある「利用を始める」をタップします。

次へをタップ2ファクタ認証の説明が表示されます。
ここまで表示されたら・・・

設定のiCloudをタップ設定 設定を開き、「iCloud」をタップします。

Apple IDをタップApple IDをタップします。

パスワードとセキュリティをタップ「パスワードとセキュリティ」をタップします。

2ファクタ認証を有効にするをタップ「2ファクタ認証を有効にする」というボタンが加わっているので、ここをタップします。

続けるをタップセキュリティについての説明が表示されるので、「続ける」をタップします。

確認が必要ですの続ける本人確認が必要なので「続ける」をタップ。

セキュリティの質問1つ目再び「セキュリティ質問」が表示されるので、回答を入力し、右上の「次へ」をタップします。

セキュリティの質問2つ目2つ目のセキュリティ質問が表示されるので、同じく回答を入力し次へをタップします。

クレジットカード番号を入力App Storeで使用しているクレジットカードの「カード番号」「有効期限日」「セキュリティコード」を入力し、「次へ」をタップします。

本人確認で利用する電話番号を①に入力します。

②の確認方法は「SMS」でOKです。もし、固定電話などを指定する場合は「音声通話」にしてください。

③の「次へ」をタップします。

SMSが届く6桁の確認コードが届きます(SMSを指定した場合)。

6桁の確認コード届いた確認コードを入力します。

2ファクタ認証がオンになった「2ファクタ認証」がオンになりました。これで次回のログインから「2ファクタ認証」が利用できます。

ちなみに2ファクタ認証から2ステップ確認に戻す方法はないっぽい。

Apple IDではログインしていない場合は?

Apple IDを複数持っていたり、iPhoneからアンドロイドに乗り換えたりして現在手元に信頼できるiPhoneがない場合はどうするか、というと、この場合は登録してある電話番号にSMSが届きます。
確認コードが記載されているので、そのコードを入力すればOKです。

2ファクタ認証をオフにする

あまりおすすめできませんが、「2ファクタ認証」はオフにすることも出来ます。以下はやり方。

2ファクタ認証の確認コードを入力Apple ID アカウント管理のページを開き、Apple IDでサインインします。

使用しているiPhoneかSMSに確認コードが届くので、確認コードを入力します。
※一度Apple IDでサインインしていれば、確認コードを聞かれない場合もあります

Apple IDアカウント管理へログイン「セキュリティ」をタップ(もしくはクリック)します。

セキュリティの質問に答えるApple ID作成時に設定した「セキュリティ質問」が2つ出題されるので、回答を入力し、「続ける」をタップします。

2ファクタ認証を無効にする「2ファクタ認証」にある「2ファクタ認証を無効にする」をタップします。

無効にする2ファクタ認証を無効にしていいか聞いてくるので、「続ける」をタップします。

新しいセキュリティ質問を選択「セキュリティ質問」を新しいものにしないといけないようです。
「セキュリティ質問1」をタップして、パッと答えが出てきそうでなおかつ、他人に推測されないような質問を選択してください。

セキュリティ質問をセットセキュリティ質問は全部で3問あります。
すべて質問が選択でき、回答を入力したら右上の「次へ」をタップします。

生年月日とメールアドレスを確認「生年月日」と「修復用メールアドレス」を確認します。

右上の次へをタップ。

2ファクタ認証が無効になったこれで2ファクタ認証が無効になりました。

他のサービスの2段階認証設定方法まとめ

Apple ID以外の2段階認証の設定方法は以下。

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最終更新日 2017-04-18 14:14:26

 

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わけい 】 2017/04/18 11:31:45

iPhoneに関するこれだけの膨大な情報をよくまとめたと驚嘆・感動しました。私の場合、Windows10メールでiCloudメールが半年ぐらい前から受信できず、色々何度も試したもののダメでした。ある別のページで2段階認証の影響と考えられるのでAppパスワードを使用するとのこと。で、意味が分からず、さらにそれらの用語を調べると、2ファクタ認証と2ステップ確認が登場、調べたもののその違いが分からず、このページでようやく理解できました。ありがとうございます。感謝します。他の情報も盛りだくさんなので、また参考にさせていただきたいと思います。なおWindows10メールでiCloudメールのアカウント設定しましたが、ようやくエラーメッセージが出なくなりました。これからそのアドレスに送信して受信を確認します。結果が判明するまで心配です。

 

【 管理人 】 2017/04/18 14:17:14

>わけいさん
2段階認証も日に日に進歩しているので紛らわしいですよね。
私も先日、Windows 10標準付属のメールでiCloudのメールを送受信できるように設定しました。
Apple アカウント管理のページで、Windowsメール専用のパスワードを発行して設定したらうまくいきました。
わからないことがあれば気軽にコメントくださいね。

 

投稿日:2017-01-15 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理

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