スマホとアンドロイドとiPhoneの違いは?

スマホとアンドロイド、iPhoneはどう違うんでしょう?友達に説明した中で最もわかり易かった。と言われたものを紹介します。

最終更新日:2022-01-18 19:47

私の友達や上司をはじめ、いまだに「スマホ」と「アンドロイド」「アイフォーン」の違いが判らないというので、わかりやすい違う分野の製品に例えて説明したところ、「なるほど」と言っていたので、今回はそんな感じで初心者にでもわかりやすいように説明したいと思います。

スマホとは

「スマホ」とは、「Smart(スマート) Phone(フォン)」ので、「Smart」=「賢い」、「Phone」=「電話機」から来ている携帯電話と携帯情報端末が合わさったものです。
2008年ごろ、日本でもiPhoneが発売され、テレビやネットで騒がれ、1年遅れてアンドロイドが発売されて、スマホという名称が普及し始めました。

で、スマホって何?

スマートフォンは電話付きモバイル端末のことで、今までの折り畳み携帯と区別するために作られた用語です。
つまりスマートフォンは、アイフォーンもアンドロイドも、そして昔発売されていたブラックベリーやウィンドウズフォンなどの総称になります。
日本では略して呼ぶことが多いので、「スマホ」と呼ばれるようになりました。

現在、ブラックベリーやウィンドウズフォンは(売れな過ぎて)消えてしまったので、「アンドロイド」と「アイフォーン」の2つが生き残っています。
この2つの違いは、テレビゲームの「任天堂スイッチ」と「プレイステーション」のようなもので、できることは似ていますが、中身が違います。
スイッチもプレステもゲーム機ですが、プレイステーションでは任天堂のマリオなどが遊べないように、アイフォーン専用のアプリも多く、操作方法も微妙に違います。

スマホ
SmartPhone
OS 商品 メーカー
iPhone iPhone Apple
Android Xperia SONY
Galaxy サムスン
AQUOS シャープ
arrows 富士通
その他 数十社

OSの違い

主な違いの1つは、OSの違い。

スマートフォン、つまりスマホには、Apple社のiOS(アイオーエス)とGoogleが開発を進めているアンドロイドという2つのOSがあります。
OSとは基本ソフトのことで、ホーム画面とか設定の画面や動作のことですね。アプリ以外の動作のことです。

iOSを搭載したスマホを「iPhone」。アンドロイドを搭載したスマホを「アンドロイド」と言います。
タブレット端末にiOSを搭載したものを「アイパッド」と言います。

iPhoneはApple社製の1つのみですが、アンドロイドはSonyやシャープ、富士通、韓国のサムスンや中国のシャオミなどいろいろな会社から販売されていて、Sony製は「Xperia(エクスペリア)」。シャープ製は「AQUOS(アクオス)」。富士通製は「arrows(アロウズ)」。サムスン製は「Galaxy(ギャラクシー)」と呼ばれています。

iPhoneとアンドロイドの違い

iPhoneは、Apple社が開発・販売を行っているスマートフォンの名称。アンドロイドは、Googleが開発したOS、「アンドロイド」を搭載したスマートフォンを指します。

今から10年前は、アンドロイドは不具合が多く、アプリの数も少なく、iPhoneに水をあけられた状態でした。が、2017年ごろからかなり不具合も減ってきて、アプリの数も増加。だいぶiPhoneに近づいてきた気がします。
そのため、ほぼ出来ることは差がなくなってきました。が、いくつか出来ること、出来ないことがあるのですが、iPhoneとアンドロイドの細かな違いについては、iPhoneとAndroidの比較で比較しています。

iPhoneやGalaxyはブランド名

iPhoneやXperia、Galaxyはブランド名になります。「アンドロイド」は実際にはWindowsと同じ「OS」の名称で、iPhoneのOSは、「iOS(アイオーエス)」と呼びます。
なので、「iPhoneとアンドロイドの違い」というよりは、「iOSとアンドロイドの違い」になるのですが、iOSを搭載しているのはiPhoneのみなので、比較の場合は「iPhoneとアンドロイド」のような表現となることが多いです。

iPhoneとアンドロイドどちらが先?

発売時期はiPhone(2007年6月)のほうが1年以上早いです。
アンドロイドは、2003年にアンドロイド社が携帯電話向けのプラットフォームの開発をしていましたが、2005年にGoogleが買収。
2008年10月にHTC社のアンドロイドが発売されました。

まず、携帯電話には今までの携帯(折りたたみ式などボタンで操作する携帯)のガラケーと呼ばれるものしか存在しませんでした。
ガラケーと呼ばれる所以は、日本独自仕様、つまりガラパゴス携帯から来ています。
そこへApple社がiPhoneと呼ばれるタッチパネルで操作する端末を販売。
これらは新たにスマートフォンと呼ばれました。
スマートフォンのスマートは「賢い」という意味からきています。
ガラケーはガラパゴス携帯からきていますが、世界的には今までの携帯をフューチャーフォンと呼ばれています。
フューチャーフォンの「フューチャー」は「主要な点」つまり、「カメラ」「メール」「マルチメディアの再生機能」といった現在主流の機能を搭載した携帯電話という意味でしょう。
日本語は略して呼ばれることが多いので、「スマホ」と呼ばれるようになりました。
タッチパネルで操作する携帯電話は、iPhone以外にもありましたが、スティーブ・ジョブズのカリスマ性と、使いやすさから爆発的なヒットを収めました。

パソコンの普及時もそうでしたが、こうした今後超大市場になるような分野にマイクロソフトやgoogleといった大企業がAppleを野放しにしておくはずがありません。
マイクロソフトも今までのスマートフォンOSを一新。Windows8を意識したWindows Phoneを提供。
googleもAndroidというOSを公開し始めました。

つまりスマホとは、携帯の中のガラケーとは別の画面をタッチして操作する端末の総称です。
このスマホにはAppleが販売している「iPhone」と、googleが開発している「Android」。そしてマイクロソフトが開発している「Windows Phone」などがありますが、実質的にはiPhoneとAndroidの2つが独占してしまっています。

友達「じゃあ、Galaxyってのは何?」

Galaxyは、「携帯電話」の「スマートフォン」の「Android」で「サムスン」という企業が販売している端末のことで、ドコモとauから販売されています。
Galaxyを購入するには、ドコモならドコモショップでもヤマダ電機でも購入できます。

パソコンの世界ではWindowsともう一つ、AppleのMacがありますが、Windowsと違いMacは、パソコンもOSもすべてApple社で行っています。
それに対してWindowsは、マイクロソフトがOSを開発・販売していますが、パソコン自体はNECやSONYなどが開発・販売しています。
スマートフォンでも同じで、iPhoneはOSの開発から機械の製造までApple一社で行なっています。
パソコンの世界ではWindowsの方が市場を独占してしまいましたが、これはひとえに価格と対応するソフトの多さの違いがあったと思います。
私も実は20年ほど前、会社でMacを使っていましたが当時は1台100万円以上するのがMacだったのです。

当時の日本ではNECがパソコンを独占していましたが、IBMやSONYが新たに参入。
NECの独占が崩れ、価格も20万円前後とMacに比べて数分の1で購入できるのと、ゲームやビジネスソフトはWindows対応のものしか無く、Windowsパソコンが市場を独占し始めました。

携帯
電話
スマホ ドコモ アンドロイド SONY Xperia
サムスン Galaxy
au アンドロイド サムスン Galaxy
iOS Apple iPhone
Windows Phone 東芝 IS12T
ソフトバンク iOS Apple iPhone
ガラケー ドコモ シャープ SH11C
au SONY URBANO AFFARE
パソ
コン
デスクトップ Windows SONY VAIO
東芝 dynabook
Mac OS Apple Mac
ノートパソコン Windows SONY VAIO

ちなみにアンドロイドとは、正確にはスマートフォン上で動くOSのことをさしますが、iPhoneと区別するために「Xperia」や「Galaxy」のようなアンドロイドが動く端末を呼ぶこともあります。
逆にiPhone上で動くOSは、「iOS」と呼ばれています。

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