Macで起動するたび警告するアプリの対策

ネット上で公開されているアプリをインストールすると、毎回アプリを起動させるたびに、開いてもよろしいですか。という警告を開かないようにするには。

最終更新日:2018-07-09 22:31

MacではApp Store以外にもネット上で公開されているソフトやアプリをインストールし使うことができます。が、中には毎回起動するたびに「インターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?」という警告が表示されるものがあります。
この警告を表示させないようにする方法を紹介します。

普段、Windowsを使っている場合、Macにはじめて触れるたときに最初の壁が、アプリのインストールではないでしょうか。
Windowsの「Microsoft Store」の代わりに「App Store」からインストールもできますが、ネット上に公開されている有志が作ったソフトもインストールして使うことができます。

ところが、ネットで公開されているアプリを起動すると、中には毎回このような「○○はインターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?」という警告が出てくるものがあります。

毎回警告してくるアプリ

Macのアプリには、App Store以外からインストールする場合は、このように拡張子が「.dmg」と「.app」の2つがあります。
「.app」はWindowsで言う「.exe」ですが、問題は「.dmg」のほうです。

ネット上からこの拡張子が「.dmg」のファイルをダウンロードし、インストールすると、このようにデスクトップ上に仮想ディスクのようなものが出来上がります。

お行儀が良いアプリの場合、インストール後はこのディスクトップにできた仮想ディスクっぽいやつを削除してくれるのですが、お行儀が悪いアプリはそのまんまだったりします。

普通のソフト・アプリはインストールの最後に、このように「インストーラーをゴミ箱に入れますか?」と聞いてきます。
するとデスクトップにある先程の仮想ディスクっぽいものが削除されます。

このディスクトップにできた仮想ディスクっぽいものを開くと、このようにアプリのプログラムの本体があります。

ここから起動させようとすると、毎回この警告が出るようです。

警告が出ないようにするには

警告が出ないようにするには、アプリ本体(○○.app)を「アプリケーション」という特殊なフォルダにコピーしそこから起動させるだけです。

アプリケーション フォルダの場所

Dockの左端にある「Finder」を立ち上げます。

上のメニューに有る「移動」を開き、「アプリケーション」を選択します。

アプリの本体を開く

ディスクトップにあるアプリの本体が保存されているフォルダのアイコンをクリックします。

今回では「Picasa」を例に取ります。
この「Picasa.app」をダブルクリックすると、Picasaというアプリが起動するのですが、このままだと先程の警告が表示されてしまいます。

先ほど開いた「アプリケーション」のフォルダに「Picasa.app」をドラッグ&ドロップします。

アプリケーションにアプリ本体がコピーされます。

アプリケーションに「Picasa」が登録されました。
ここから起動すると警告が表示されません。

お行儀の良いアプリの場合

基本的にこのアプリケーションフォルダへのコピーは、インストール途中に表示されるこの画面で・・・

このように左にあるアイコンを右側の「Applications」へドラッグすればコピーされます。

が、中にはこのような画面が表示されないアプリもあるみたいなので、その場合は警告が表示されてしまうようです。

Windowsの場合

実はWindowsも、ネット上でダウンロードしたソフトの一部は、このように毎回起動のたびに「ユーザーアカウント制御」が表示されます。
Windowsの場合はWindwos全体のセキュリティー警告レベルを最低に落とさないと、この警告を非表示にできません。
なのでMacのほうが若干、親切かなぁ。とも思います。

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