iPhoneの設定をしていると、「iCloudセキュリティコード」や「承認要求が送信されました」と表示され、先に進めない人がいるので詳しく解説したいと思います。
最終更新日:2019-08-04 15:11
iPhoneやiCloudの設定をしていると、「承認要求が送信されました」と表示されたり、「セキュリティコードが必要」と表示されたりして、意味が分からずどうしていいのかわからないという人がいるようです。また、セキュリティコードを忘れてしまった!という人もちらほらいるようです。
今回は「承認要求とは何か?」「iCloudセキュリティコードとは何か?」どうしてそうした表示が出るのかなどを詳しく解説したいと思います。
iOS12では、
私も一度Apple IDを乗っ取られそうになった(未遂で終わった)ことがあるのですが、Appleアカウントを乗っ取られるとiCloudキーチェーンに保存してあるIDやパスワードがすべて流出する可能性があります。
そこで新しいiPhoneに買い替えたり、いったんiCloudをオフにした後は次にiCloudキーチェーンをオンにするときに「iCloudキーチェーンセキュリティコード」を入力するか、別のiPhoneやiPadがある場合はそちらで承認しないと使えないようになっているんです。
ちなみにAppleアカウントは意外と簡単に乗っ取られます。
ただし、すでに2段階認証を設定していれば、「iCloudセキュリティコード」も他のiPhoneでの承認要求も必要ありません。2段階認証ではiCloudをオンにするときに似たような仕組みで2段階で認証するので必要ないんです。
最近のAppleアカウント作成では、最初から2段階認証が設定されているので、キーチェーンをオンにするときに「iCloudセキュリティコード」が必要だと言われている人は、古いAppleアカウントでなおかつ2段階認証をしていない人です。
*すぐに必ず2段階認証を設定をしてください
では、どのような手順で「iCloudセキュリティコード」や「承認要求」が必要になるか、画像で紹介します。
「iCloud」をタップします。
ここでAppleアカウントのパスワードを入力し、②「承認」をタップすればもう1台のiPhoneでもキーチェーンが使えるようになります。
なので、iCloudセキュリティーコードを忘れてしまった、という人はiPhoneのパスコードを入力してみてください。
1台しかiPhoneがなく、なおかつパスコードを入力しても違っていると表示されてしまう人は、キーチェーンをリセットすることで使えるようになります。
「キーチェーンをリセット」をタップします。
もちろんキーチェーンに保存していたIDとパスワードはそのままです。次回からはこの端末で承認することになります。
Apple IDに登録しているメールアドレスは、流出してしまうとパスワード総当たりでアタックされると、簡単にパスワードがわかってしまいます。私の場合は、流出したパスワードを変更し、4時間後には8桁のランダムな英数字(と記号)で作成したパスワードを解析されて突破されてしまいました。なので、Appleアカウントに限らず、大事なデータを保存しているアカウントは、必ず2段階認証を設定しておいてください。
Appleアカウントの2段階認証の設定方法は、2ファクタ認証とは?2ステップ確認や2段階認証とどう違う?を参考にしてください。
2段階認証をオンにすると、今まで使えたメールアプリなどが使えなくなる可能性があります。その場合は、WindowsでiCloudのメールアドレスを使うにはを参考にしてください。
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