iPhoneのバックアップと復元

iPhoneに何らかのトラブルがあったときは、iPhoneを工場出荷状態に戻すと治ることがあります。

最終更新日:2021-01-14 20:23

iPhoneのデータ(写真やアプリなど)をバックアップする方法と、バックアップからの復元方法を紹介します。
なお、バックアップにはパソコンかWi-Fiのどちらかが必要です。
写真や動画だけをバックアップする場合は、iPhoneの写真をMicroSDカードへバックアップする方法などを参考にしてください。
またわからない場合があれば、このページのコメントに投稿してもらえれば、わかる範囲で答えます。

目次

iPhoneのバックアップ

iPhoneのバックアップにはネット上の「iCloud」という場所にデータを保管するか、パソコンを使ってパソコン内にデータを保管するか、の2つの方法があります。
基本的にはiCloud(ネット上)がお勧めなのですが、それぞれ条件があります。

iCloudへのバックアップの条件とメリット

iCloudへのバックアップには、Wi-Fiに接続していることが条件になります。
また、iCloudから復元する際もWi-Fiが必要になります。

メリットとデメリット

メリットは暗号化されて保存されるので、メッセージやパスワードなどほぼすべてが復元される点です。
ただし各アプリのデータはアプリ次第になるので注意が必要です。
LINEのトークの引き継ぎと復元方法

デメリットは容量に制限があるので、iPhone内に写真や動画が大量にあると、無料のiCloudの容量では足りないという点。この場合、有料で容量を増やすか、写真や動画はバックアップしない設定(MicroSDカードやGoogleドライブなどに別途バックアップする)にする必要があります。
このページではこうした問題にも対処できるように紹介しています。

パソコンへのバックアップの条件とメリット

パソコンへバックアップするための条件は、パソコンが必要な点です。またWi-Fiは必ずしも必要ではありません。
私の周りではほとんどの人がパソコンを持っていません。この場合、ネット喫茶などのパソコンでもバックアップ及び復元が可能です。

メリットとデメリット

iPhone内の写真や動画が大量にあっても、パソコンの容量がある限りすべてバックアップできる点がメリットです。

デメリットはiCloudのようにすべてのデータをバックアップするには、パスワードが必要なのですが、このパスワードを忘れてしまうと復元が出来なくなる点です。
iPhoneのiTunesバックアップのパスワードを忘れたときの解決策

iCloudへバックアップの仕方

では、さっそくiCloudにバックアップしてみましょう。
なお、自宅にWi-Fiがない場合は、コンビニなどのWi-Fiを使ってバックアップすることも出来ます。が、時間がかかるので、安定的にWi-Fiが接続できる環境で実行してください。お勧めはネット喫茶です。

コンビニなどのWi-Fiを使う場合

例えばファミリーマートに行いくと・・・

docomoユーザーの場合は、「0001docomo」というアクセスポイントに無料で接続することができます。

画面左上にこのマークが表示されていれば、Wi-Fiに接続しています。
もちろん、自宅のWi-FiでもOKです。

iCloudへのバックアップをオンにする

設定を開いたら、一番上の自分の名前の部分をタップします。

「iCloud」をタップします。

iCloudの詳細が表示されます。下にスクロールします。

「iCloudバックアップ」の部分をタップします。

「iCloudバックアップ」がオン(緑色)になっていることを確認してください。灰色の場合はタップしてオンにしてください。

「今すぐバックアップを作成」をタップすると、バックアップが開始されます。

バックアップが開始され、残り時間や進行状況が表示されるので、このまましばらく待ちます。

自動でバックアップ

Wi-Fiに接続している状態で充電をすると、いちいち上の手順を踏まなくても、「iCloudバックアップ」がオンになっていれば自動でバックアップされます。

PCへのバックアップの仕方

iPhoneのバックアップは上の設定をすれば、自動的にパソコンに繋いだときにバックしてくれるんですけれど、確実にパソコン上にバックアップしたい(もしくは手動で)場合は、以下のようにします。

iPhoneをパソコンに繋ぎ、iTunesを立ち上げるとiTunesの左上にiPhoneのアイコンが表示されます。
(表示されない場合は許可をOKにしてください)

「バックアップ」の下に表示された「このコンピュータ」にチェックを入れます。

「今すぐバックアップ」をクリックするとバックアップが開始されます。

暗号化とは?

「iPhoneのバックアップを暗号化」というチェックが有りますが、ここをチェックするとiPhoneに保存してあるパスワードもバックアップし、復元することができます。

暗号化にチェックを入れてバックアップをするときは、復元時に入力するパスワードを設定する必要があります。
復元するときにここで設定したパスワードを入力しないと復元できないので、忘れないようにしてください。

警告が出た場合

初めてパソコンにつないでバックアップをする場合、アプリがiTunesに登録されていないので、「iPhoneにiTunesライブラリに入っていないAppが見つかりました。iPhoneからこれらのAppのバックアップを作成しますか?」という表示がでます。
この場合、「Appのバックアップを作成」をクリックします。

また、「iPhoneの中にiTunesライブラリに入っていない項目が見つかりました。iPhoneからiTunesライブラリに転送しますか?」という表示が出る場合があります。
この場合も「購入した項目を転送」をクリックします。

「このコンピュータの自動ダウンロードをオンにしますか?」は、動画や音楽などをiPhoneで購入した場合にパソコンにも自動でダウンロードするか、です。

ダウンロードする項目が選択できるので、チェックを入れてOKをクリックします。

なお、バックアップは時間がかかるので、途中でキャンセルすることも出来ます。
同期やバックアップ中は、左のような画面になるので■色の部分を指で左から右へなぞると、途中でキャンセルすることが出来ます。

保存先は?

保存先は、XPの場合、

¥Documents and Settings¥[ユーザー名]¥Application Data¥Apple Computer¥MobileSync¥Backup¥

Windows Vistaもしくは7や8、10の場合、

¥ユーザー¥[ユーザー名]¥AppData¥Roaming¥Apple Computer¥MobileSync¥Backup¥

Macの場合、

~/ライブラリ/Application Support/MobileSync/Backup/

となっています。

Windows Vistaまたは7の場合、スタートボタンをクリックし「プログラムとファイルの検索」に「 %appdata% 」と入力すると、簡単にApplication Dataフォルダにアクセスできます。

なお、iCloudもパソコンにバックアップした場合も、古いバックアップデータは上書きされるようなので注意してください。

バックアップから復元する

iCloudからの復元

未設定のiPhoneの電源を入れると、このような核国の言語で「こんにちは」と表示されるので、上にスワイプします。

「日本語」をタップ。

一番上の「日本」をタップします。

現在使っているiPhoneが手元にあれば、並べてデータを移行できる「クイックスタート」が利用できます。
今回はiCloudからの復元なので、「手動で設定」をタップします。

「文字入力および音声入力の言語」。
ここはこのままでかまいません。「続ける」をタップ。

Wi-Fiに接続します。
なお、iCloudからの復元はWi-Fiに接続しないと使えないので注意。

パソコンなどにバックアップをとった場合は、②の「MacまたはPCへ接続」の方を選択してください。こちらはWi-Fiがなくても復元できます。

接続するWi-Fiのパスワードを入力し、右上の「接続」をタップします。

iPhoneのアクティベートが始まります。
アクティベートとは、認証という感じ。

「データとプライバシー」に関する注意事項が表示されます。ここは「続ける」で。

生体認証

生体認証の登録を行います。Face IDもしくは指紋認証を登録します。
「続ける」をタップ。

顔を登録します。

指示に従って顔を登録します。
なお、同じことをもう一度繰り返して2回登録します。

iPhone SEの場合は指紋を登録します。

生体認証の登録が終わりました。「続ける」をタップ。

パスコードの設定

続いてiPhoneのロックを解除するためのパスコードを設定します。デフォルトでは6桁ですが、4桁にすることも出来ます。その場合は、「パスコードオプション」をタップします。

「4桁の数字コード」をタップすると、4つの数字でパスコードを作成できます。私のように、誰かに使われる心配がほとんどない人は、このような4桁のパスコードにして複雑な組み合わせにすれば、十分かもしれません。

パスコードを作成します。

バックアップからの復元

さて、ここからバックアップからの復元になります。
「iCloudバックアップから復元」
「MacまたはPCから復元」
「iPhoneから直接転送する」
「Androidからデータを移行」
「Appとデータを転送しない」
の5つから選択可能です。最後の「Appとデータを転送しない」は、新規にiPhoneを使いたい場合に選択してください。

今回は「iCloudから復元」を選択します。

iCloudにサインインします。
登録しているメールアドレスを入力します。

iCloudのパスワードを入力します。
Apple IDのパスワードを忘れた場合の復元

2段階認証を設定している人は、他のiPhoneかSMSに届く確認コードを入力してください。

利用規約が表示されるので、「同意する」をタップします。

Apple IDの設定が開始されます。このまましばらく待ちます。

バックアップの選択

iCloudに保存されているデータの一覧が表示されます。
最も新しいデータが最新のものになります。
複数のiPhoneやiPadを持っている場合、どれがどれだかわからなくなるかもしれません。一応バックアップした日付の下に、そのデバイスの名前が表示されているので、日付と名前を参考に選択してください。

「すべてのバックアップを表示」をタップすると、それ以外の古いデータも表示されます。

バックアップのデータを選択すると、「バックアップから設定」が表示されます。「続ける」をタップ。

「iPhoneを常に最新の状態に」は、iOSのアップデートが自動で行われます。が、後で手動に変更も出来るので、「続ける」をタップ。

Apple Payの復元

Apple Payに登録したクレジットカードやSuicaなどのデータは、常にiCloudに保存されます。そのためiPhoneをバックアップすると自動でiCloudにも保存されます。「続ける」をタップして復元します。
(あとから復元させる場合は、「あとでWalletでセットアップ」をタップします。)

Apple Payに登録出来るクレジットカードか、Suica、PASMOから復元したいものを選択します。
なお、複数のカードを登録している場合、1枚ずつ復元していきます。

今回はSuicaから復元してみました。

SuicaもApple Watch用のカードも含め2枚登録しているので、二つにチェックが付いていることを確認し、「続ける」をタップ。

Suicaを複数登録している場合も、1枚1枚復元していきます。
1枚目が表示されるので、名前と金額を確認し、右上の「次へ」をタップ。

カードを追加中と表示されるので、このまましばらく待ちます。

しばらく待っているとカードが追加されました。

1枚目のSuicaは自動的にエクスプレスカードとして登録されます。
エクスプレスカードとは、Face IDやパスコードを入力しなくてもかざすだけで使える機能です。

「次へ」をタップ。

もう一枚のSuicaをApple Watchに転送するには、ここで「続ける」をタップします。
あとで得設定する場合は、「あとで設定」をタップします。

同じようにしてクレジットカードや残りのSuica、PASMOなども復元させます。
時間がかかる場合は、あとでWalletアプリからも復元することができます。

続いてSiriの設定です。
「オーディオ録音を共有」をタップします。

App解析はアプリ開発者とデータを共有してもいいのですが、共有したくないという場合は、「共有しない」で。
私は「Appデベロッパと共有」をタップしています。

ようやくiCloudから復元が始まりました。
復元は時間がかかるので、充電したままこのまま放置しておいてください。

復元が完了

しばらくしてiPhoneを起動してみると、このようにパスコード入力画面になっていれば、復元の完了です。
先ほど設定したパスコードを入力します。

バックアップした時と同じ配置でアプリのアイコンが表示されています。
なお、この段階ではまだアプリがすべてインストールし終わっていません。

このようにアプリがインストールされていくので、終了するまで待っていてください。

これでiCloudからの復元が完了しました。
なお、LINEとドコモ、au、ソフトバンクのキャリアメールに関しては、それぞれきちんとした手順で復元させる必要があります。以下を参考にしてください。

PCからの復元

iTunesを利用してパソコンをバックアップした場合の復元方法は以下の通りにします。

パソコンとiPhoneをUSBケーブルでつなぎ、iTunesを立ち上げます。

iTunesの左上のiPhoneのアイコンをクリックします。

iTunesの左上の「概要」をクリックします。

iTunesの右側を下にスクロールしていくと、「バックアップ」という項目があるので、「このコンピュータ」にチェックを入れ、「バックアップを復元」をクリックします。

このような警告が表示された場合、まだ「iPhoneを探す」がオフになっていません。
「iPhoneを探す」をオフにしておいてください。
設定 → iCloud → iPhoneを探す → オフ

バックアップからの復元が表示されるので、「復元」をクリックします。
なお、複数のiPhoneやiPadを同じiTunesでバックアップをとっている場合は・・・

同じパソコンに保存されているバックアップデータを選択出来るので、選択してください。
同じ名前がたくさんあってよくわからない。という場合は、「前回のバックアップ」の右横にバックアップした日付と時刻が表示されるので、それを参考にしてください。

バックアップするときに暗号化をしていた場合は、そのときに設定したパスワードを入力します。
※暗号化していない場合は、何も出ません

復元が開始されます。
復元時間は、数十分から1時間程度です。

復元が完了すると、このような表示が現れます(10秒ぐらいで消えてしまいます)。

バックアップが失敗する!?

Cドライブの容量が足りない場合

バックアップやバックアップからの復元が失敗する場合、Cドライブの空き容量が足りなくなっている可能性が非常に高いです。
その場合は、Cドライブの空き容量を増やすか、iTunesのバックアップ先を別の場所に変更する必要があります。

バックアップファイルが壊れている場合

「バックアップが壊れているか、復元対象のiPhoneと互換性がないため、 iPhoneのバックアップを作成できませんでした。このiPhoneのバックアップを削除してからやり直してください。」
というエラーが表示された場合、過去にバックアップしたファイルが何らかの理由で壊れてしまっている可能性があります。
コメントを参考に、以前作成したバックアップファイルを削除すると治るかもしれません。

個別データのバックアップ

電話帳のバックアップ

電話帳の内容もiCloudで自動でバックアップできます。新しくiPhoneを買い換えた場合でも、自動でネット上から連絡帳を復元するので、非常に簡単。
ただ、Androidに買い換えたり、パソコンでも電話帳のデータを使いたい場合に使える電話帳のバックアップ方法を紹介します。

まず、iCloud.comへアクセスします。
Apple IDとパスワードを聞かれるので入力し、ログインします。
表示されたアイコンの中の「コンタクト」をクリックします。

iCloudに保存された電話帳のデータが表示されます。
ここで修正したり、追加したデータはすぐにiPhoneにも反映されます。
iPhoneで電話帳管理をするのがめんどくさい人はパソコン上から操作するといいでしょう。

で、コンタクトの左下にダイアルのようなアイコンがあるので、クリック。
表示されたメニューから「すべてを選択」をクリックしてください。

もう一度ダイアルのようなアイコンをクリックし、表示されたメニューから「vCardを書きだす」をクリックします。
ファイルの保存先選択画面が表示されるので、適当な場所に保存してください。
このvCard形式のファイルは、Outlookなどに読み込ませたり、Gmailに読み込ませたりしてAndroidに電話帳のデータをインストールすることもできます。(詳しくはAndroidに電話帳を移行するを参考にしてください。

カメラで撮影した写真のバックアップ

パソコンでバックアップする場合も、iCloudでバックアップする場合も写真もバックアップされます。が、万が一、バックアップから復元できなかったことを考えて、こまめにパソコンに転送しておくといいでしょう。
パソコンに写真を転送するには、iPhoneに保存してある画像をパソコンに転送するにはを参考にしてください。

初期化・工場出荷状態へもどす

私の友人がカメラが使えなくてサポートセンターに電話したときにいわれたのは、バックアップをして工場出荷状態にしてくれ。とのこと。
この工場出荷状態にする(いわゆる初期化)ことは、iTunesでは「復元」と呼んでいる見たいですが、先ほどのバックアップ状態への復元とは違うので注意が必要です。

工場出荷状態に戻すには、iPhoneとパソコンを繋ぎ、iTunesを立ち上げたら左側のデバイスの下に表示されたiPhoneをクリック。(①の部分)
上の「概要」をクリック(②の部分)。
「復元」ボタンをクリックします。
これで初期状態に戻ります。
これでカメラが治らなかったら、修理って事らしいです。
詳しいやり方に関しては、iPhoneを工場出荷状態に戻す(初期化)を参考に。

アプリやメッセージが消えないようにするには

iPhone5sからiPhone6sへ機種変し、パソコンから復元したところ、インストールしたアプリがごっそり消えていました。
はじめからインストールされているアプリは残っているのですが、Facebookやモンストなどはごっそり消えてしまいました。

iCloudから復元した場合

一度初期化させ、今度はiCloudから復元してみました。すると、アプリがちゃんと復元していました。が、Facebookを始めすべてログインデータ等が初期化されていました。

さらにiCloudから復元した場合、 メッセージや 電話の履歴が全て消えていました。

パソコンから復元させた場合は、メッセージや電話の履歴が全て来ちゃんと復元できました。

消えたアプリを復元するには

パソコンにバックアップし、復元した場合、どうも消えるアプリがあるっぽい。ただ、LINEだけは消えていなかったので、なにが原因かはよくわかりません。
復元方法は簡単で、「App Store」を立ち上げます。

右下の「アップデート」をタップし、「購入済み」をタップします。

「自分が購入したApp」をタップします。

今までiPhoneにインストールしてきた有料アプリや無料アプリが表示されます。
右側の雲のアイコンをタップすると、消えたアプリをインストールすることが出来ます。

Facebookなど、ログインが必要なアプリは、再インストールしただけでバックアップ時と同じ状態に復元しました。
もし、パソコンがある人は、パソコンにバックアップして復元したほうがいいかもしれません。

モンストも消えてしまいましたが、App Storeから再インストールしたら、バックアップ時と同じまま復元しました。

LINEの履歴について

iCloudから復元した場合、LINEのログインからしていかないと使えなくなっていました。
また、履歴は消えていました。

それに対して、パソコンから復元した場合は、全てバックアップ時と同じ状態で復元。
送ったスタンプや履歴は全て復活していました。また、購入したスタンプやチャージしたコインも復活しました。

アプリを消えないようにするには

iCloudにバックアップして、復元した場合、アプリのバージョンが違っているとアプリが消える。というバグが有るっぽい。

App Storeを開きます。

右下の「アップデート」をタップしたら、右上の「すべてをアップデート」をタップします。
すべてをアップデートを完了したら、iCloudのバックアップを実行してください。

アプリの復元

バックアップしたデータは、バックアップした状態で復元することができます。また、新しくiPhoneを買い直したり、iPhone5からiPhone6のようにバージョンが違うiPhoneでも復元させることができます。

復元の仕方は、以下のページで解説しています。

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