パソコンを買い替えた場合、iTunesをインストールして、iPhoneを繋ぐと曲が無い状態で同期してしまうと、iPhoneの中の曲が消えてしまうかもしれません。
最終更新日:2020-05-07 04:11
新しくパソコンを買い替えた場合、iTunesをインストールしただけでは、以前の環境が復元しません。
そこで今回は、古いパソコンのiTunesで作成したプレイリストや音楽データのバックアップと復元と、パソコンに保存してあるiPhoneのバックアップデータをSDカードなどにコピーしたり、コピーしたデータから新しいパソコンへ復元・移行する方法を紹介します。
また、新しいパソコンや友達のパソコンに接続したら、連絡先やiPhoneの曲が消えてしまった!という場合の原因と対策も紹介します。
今回はMicroSDカード(もしくはSDカード)にiTunesのデータや音楽ファイルをバックアップすることを前提として解説します。というのも、MicroSDカードがもっとも1GB単位の価格が安いんです。また、MicroSDカードであれば、スマホやデジタルカメラにもそのまま使用することが出来るので、他の使い道も選択できる点でお勧めです。
が、USBメモリでもDVD-Rでも手順はまったく同じなので安心してください。
容量は64GB以上がベスト。
音楽ファイルだけであれば32GBでも十分なのですが、iPhoneのバックアップデータもコピーするとなると最低でも64GBはほしいところ。お金に余裕があれば128GB程度を用意しておいてください。
①スタートボタンをクリックし、②「すべてのプログラム」の中にある「Windowsシステムツール」をクリックし、③すぐ下にある「PC」をクリックしてください。
①スタートボタンをクリックし、②「PC」とキーボードで入力し、③「最も一致する検索結果」のPCをクリックしてください。
このPCの中にある②「ミュージック」をダブルクリックして開きます。
ここにiTunesで聞いている曲やプレイリスト、その他色々なiTunes関連のファイルが保存されています。ので、このフォルダを丸ごとSDカードなどにコピーします。
曲数にもよりますが、それなりに時間がかかるのでこのまましばらく待ちます。
iTunesで聞いている曲や設定データのバックアップはこれで完了。ですが、iPhoneのバックアップデータはここには含まれていません。なので、続いてiPhoneのバックアップデータをSDカードなどにコピーしておきます。
iPhoneのバックアップデータをSDカード等にコピーする方法は、ほんの少し難しいです。が、ここで紹介する通りにやれば簡単にできるのでご安心を。
※ 普通にエクスプローラーを開いてもかまいません
次に②エクスプローラーの上の方にある「表示」タブをクリックします。
この中にiPhoneのバックアップデータが保存されています。
C:\Users\ユーザー名\Apple\MobileSync
のフォルダの中にある「BackUp」が該当します。ユーザー名はパソコンによって違ってきます
このときの注意点としては、この「Backup」というフォルダの中身はかなりのサイズになります。
これでiTunesやiPhone関係のファイルのバックアップは完了しました。次は新しく購入したパソコンでの作業になります。
次は新しいパソコンでの操作になりますが、まず最初にiTunesをイストールしておいてください。
iTunesのインストールに関しては、iTunesのインストールを参考にしてください。
まずはSDカードなどに保存した音楽ファイルやプレイリストを復元します。
これだけだとiTunesには曲やプレイリストが復元しません。続いてiTunesにライブラリを復元する方法を紹介します。
ここで「ライブラリを選択」というボタンをクリックします。
※ SDカードから上書きされた「iTunes Library.itl」になります
今度はSDカードにコピーしておいたiPhoneのバックアップデータを新しいパソコンに復元させます。
SDカードのBackupのデータがパソコン内のBackupにコピーされるので、コピーが終了すれば完了です。
もし、新しいパソコンにすでに音楽ファイルがある場合は、以下の方法でiTunesに登録することができます。
普段別の音楽プレーヤーを使っている場合は、この方法でiTunesに曲を登録できます。
Windows10から、コントロールパネルが廃止されつつあります。と、同時に既定のソフトウエア変更方法も変わりつつあるので、標準の音楽プレーヤーをiTunesに変更する方法を紹介します。
これでMP3など音楽ファイルを開くと、iTunesが立ち上がるようになります。
「Books」には電子書籍が。
「Movies」には動画などが保存されています。
で、「iTunes Music Library.xml」が各音楽ファイルがどこにあるかXML形式で記述されています(エクセルやブラウザで開くことが出来ます)。
また、「iTunes Library.itl」は曲のデータベースとプレイリストなどが保存されています。
これを削除してしまうと、プレイリストなどが消えてしまいます。
逆にプレイリストなどをすべて削除したい場合は、このファイルを削除すればまっさらの状態になります。
さて、iTunesを立ち上げると古いパソコンのiTunesのように曲がすべて登録された状態になっていました。
もし、古いパソコン側で音楽ファイルを外付けのHDDに保存していた場合は、以下のようにしてiTunesに登録します。
新しいパソコンにiTunesをインストールしたら、起動します。
もし、iTunesを起動させようとすると、「ファイルがロックされているか、ロックされたディスク上にあるか、またはこのファイルへの書き込みアクセス権がありません」というようなエラーが出て、起動できない場合は、対策を参考にしてください。
どうやらこの新しいパソコンが本当にApple IDで登録した使用者かどうか認証が必要みたいです。
認証をクリックします。
あとはパスワードを入力します。
どうやら1つのApple IDは5台まで認証可能のようですね。
でも、パソコンを買い替えて5台以上になったらどうなるんだろう。。。
デフォルトでiTunesはパソコンの中の「My Pictures」の中身を同期しようとするので、パソコンとiTunesを繋いだら同期のチェックを外しておくか、古いパソコンのマイピクチャーの中身を新しいパソコンのマイピクチャーの中身を同じにしておくこと。
iPhoneとパソコンを繋げ、iTunesを立ち上げたら右側のデバイスの部分のiPhoneをクリック。
中央上部の「写真」をクリック。
写真の共有元のチェックを外すと同期しなくなります。
もし、外付けHDDにマイミュージックなどを保存している場合、新しいパソコンにつなげて使おうとすると、「ファイルがロックされているか、ロックされたディスク上にあるか、またはこのファイルへの書き込みアクセス権がありません」
というようなエラーが出る場合があります。
この場合は、以下のようにして修正します。
これでエラーが出なくなったはずです。
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