WindowsのフォトがiCloud写真に対応した

Windows 11のフォトが、iPhoneのiCloud写真に対応して、iPhoneで撮影した写真をリアルタイムにWindowsに転送できるように!

最終更新日:2023-05-07 20:08

Windows 11になってようやくiPhoneとの連携が強化。特にWindowsの「フォト」が、iCloud写真に対応して、iPhoneで保存した画像や写真、録画した動画などがリアルタイムにWindowsに転送(というか同期)されるようになりました。
今までのようにiPhoneとPCをケーブルを繋いで転送したりする必要がありません。
また、パソコンの画像をiPhoneにも転送できます。

目次

Windows11のフォトにiCloud写真が追加

今までMacであれば、iPhoneで撮影した写真や保存した画像が、自動的にWi-Fi経由でMacにも転送されていました。
が、iPhone内の写真や動画をWindowsに転送するには、ケーブルを繋げる必要がありました。しかも動画の転送は失敗しやすい!

Windows 11でようやく標準の「フォト」というアプリで、iPhoneの「iCloud写真」に対応。設定をオンにしていれば自動でWi-Fi経由でWindowsに転送されるようになりました。

エクスプローラーにも「iCloud写真」というフォルダが表示され、iPhoneで撮影した写真が収められています。

WindowsでもiCloud写真を使う

条件

ただしいくつか条件があります。

Windows 11であること

残念ながらWindows 10以前のWindowsでは対応していません。

iCloud for Windowsをインストールする

Windows側でiCloud for Windowsをインストールしてあることが条件です。
ただし、これは「Microsoft Store版」の「iCloud for Windows」です。デスクトップ版をインストールしてある人は、アンインストールしておいてください。

iCloud写真をオンにする

iPhone側の設定で「iCloud写真」をオンにする必要があります。色々注意点が必要なので後で説明します。

iCloud写真をWindowsで使う

iPhone側での設定

基本的になにも設定を変更していなければすでに「iCloud写真」はオンになっていると思いますが、一応確認してください。

iPhoneの設定を開き、一番上にある自分の名前の部分をタップします。

「iCloud」をタップします。

「写真」をタップします。

「iCloud写真」にある「このiPhoneを同期」の部分がオフ(灰色)の場合は、タップしてオン(緑色)にします。

こうなっていればOK。

今度はWindows側の設定。

iCloud for Windowsのインストール

あらかじめ「iCloud for Windows」をインストールしておきます。すでにインストールしてあるひとは先に進んでください。

必ずMicrosoft Storeで公開されているものをインストールします。

Microsoft Storeで「iCloud」と検索すると「iCloud for Windows」がヒットするので、右側の「インストール」をクリックします。

インストールが完了したら「開く」をクリック。

初回のみApple IDでサインインする必要があります。
Apple IDのメールアドレスとパスワードを入力して、

「サインイン」をクリック。
Apple IDのパスワードを忘れた場合の復元

2段階認証を設定している場合は、このような画面が表示されるので・・・

iPhoneに表示された「Apple IDサインイン要求されました」の「許可する」をタップします。

6桁のApple ID確認コードが表示されます。

先程のパソコンの画面に戻って、iPhoneで表示された6桁の確認コードを入力します。

こんな感じの画面が表示されます。
この「iCloud for Windows」は「iCloud写真」だけでなく、

iCloud Drvie
連絡先およびカレンダー ※ ただしOutlookを使っている場合

Safariのブックマーク
iPhoneで使っているパスワード

などがWindowsでも使えるようになります。ブックマークや連絡先は使い勝手が悪いのでオフにしてますけどね。。。

この「写真」のところにチェックが入っていること。

「オプション」をクリックして、「iCloud写真」にチェックが入っていることを確認します。
なお、「共有アルバム」は、友達や家族と写真を共有するアルバムです。よくわからなければチェックを外しておいても構いません。

パソコンを再起動し、エクスプロラーを立ち上げると、左側に「iCloud写真」が表示されていました。

PCの写真をiPhoneに転送

iCloud写真はWindowsなどパソコン側の写真や動画もiPhoneに転送できます。

エクスプローラにある「iCloud写真」を開き、

iPhoneに転送したい画像や動画をこのフォルダの中にドラッグします。
これでiPhone側の「写真」アプリに表示されるはずです。

iCloudの容量が足りない

ここで注意点があります。iCloud写真はネット上の無料で使えるスペースを利用して転送します。無料で使える容量は5GB。なので、あまり大量の動画などを撮影すると、一気に容量不足に陥ってしまいます。

このように「iCloudストレージがいっぱいです」という警告が出てきた場合は注意。

解決策としては、PCに転送した写真や動画は削除してしまうか、iCloudの容量を増やすか。

iCloud写真の画像や動画を削除する

現時点の使用しているスペースの確認は、この「ストレージを管理」に表示されています。

「ストレージを管理」をタップします。

パソコンに転送したiPhoneの写真を外付けHDDなどに移動させたら、「オフにして、iCloudから削除」をタップします。
iPadなども使っている場合は、全てのデバイスで削除します。
30日以内であれば、iCloud上に写真と動画が存在しますが、それをすぎると削除されてしまいます。

ストレートプランを変更

おすすめはiCloudの容量を増やす方法。私も実際にやっていますが、50GBに増やしても1ヶ月130円なので、画像や動画が多い人はおすすめ。

やり方は以下。

設定を開き、一番上の名前をタップ。

「iCloud」をタップ。

「アカウントのストレージを管理」をタップします。

「ストレージプランを変更」をタップ。

一番安いのは、50GBで月額130円です。
iPhoneの容量が525GBのように大きい場合は、200GBの月額400円がいいかも。

チェックし、上の「購入する」をタップします。

無料版にダウングレードする

必要がなくなったら、無料版の5GBにダウングレードする事も出来ます。

「ダウングレードオプション」をタップします。

Apple IDのパスワードを入力します。

5GB 無料をタップし、右上の「完了」をタップします。

なお、無料に戻しても期限が来るまではちゃんと使えます。23日締めっぽい。

写真やバックアップでiCloudを使用していると、ダウングレードするとそういったファイルが削除しなくてはなりません、という警告が表示されますが、「ダウングレード」をタップ。

これで終了です。期限が来るまでは特に変化はありません。

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