iPhone・iPadをリカバリーモードにするやり方

iPhoneの調子が悪い場合やパスコードを忘れてしまった場合、リカバリーモードにしてバックアップから復元すると治る場合があります。iPhone・iPadをリカバリーモードにする方法を紹介します。

最終更新日:2019-08-18 15:03

iPhoneが起動しなくなったり、調子が悪い、またはパスコードを忘れた場合は、iPhoneをリカバリーモードと呼ばれる状態にし、バックアップから復元すると治ることが多いです。ただし、リカバリーモードにするにはiPhoneのバージョンによってやり方が微妙に違うので、今回はiPhone、そしてiPadをリカバリーモードにする方法を紹介します。

リカバリーモードのやり方

リカバリーモードとは

リカバリーモードとは、iPhoneやiPadをバックアップから復元したり、初期化するためにiPhoneを専用のモードにすることです。
ただし(今のところ)必ずパソコン(WindowsもしくはMac)とパソコンにインストールされたiTunesが必要です。もし、パソコンがない場合は、ネット喫茶のパソコンでもOK。
ただし、初期化の場合はバックアップデータがなくても可能ですが、バックアップした状態に復元するにはそのパソコンでバックアップしたことがないと復元できません。

iPhoneの場合

まずはiPhoneから。

iPhone X XR XS 8 など最新のiPhoneの場合

iPhone 8以降のiPhone X / XR / XR (Plusも含む)のような最新のiPhoneの場合。

iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続します。このときなるべく純正のライトニングケーブルを使用してください。

iPhoneとパソコンを接続したらiTunesを起動しておきます。

iPhone 8/X/XR/XS のリカバリーモードをオンにする方法はちょっとややこしいです。なのでまず始めにきちんと手順を覚えてから実行してください。

まず、iPhone 8・Xシリーズには左サイドに音量を上げるボタン(上)と下げるボタン(下)があります。

右サイドには「サイドボタン」(スリープ/スリープ解除ボタンと呼ばれたり電源ボタンと呼ぶ人もいます)があります。

音量を上げるボタンを押す

最初に「音量を上げるボタン」(上にあるボタン)を押します。このときすぐに離してください。iPhoneのロック解除した状態でもスリープ状態や電源オフの状態でもOKです。

音量を下げるボタンを押す

続いてすぐに「音量を下げるボタン」を押します。こちらもすぐに離してください。

サイドボタンを押し続ける

すぐに左にある「サイドボタン」を押し続けます。
すぐに「スライドで電源オフ」と表示されますが、かまわず押し続けます。

10秒ほど押し続けていると画面が真っ暗になり、リンゴのマークが表示されますが押し続けてください。

さらに押し続けるとこのような音符のマークとライトニングケーブルが表示されます。これでリカバリーモードに移行しました。

なお、ここまで表示されるまでにボタンを離してしまった場合は、最初からやり直してください。

iPhone 7 / 7 Plusの場合

続いてiPhone 7および7 Plusの場合。なぜかこの7シリーズだけやり方が違います。

iPhone 7の左サイドには「音量を上げるボタン(上)」と「音量を下げるボタン(下)」があります。

右サイドには「サイドボタン」(スリープ/スリープ解除ボタンや電源ボタンと呼ぶ人もいる)があります。

パソコンとiPhoneをUSBケーブル(ライトニングケーブル)で接続します。

左サイドにある下側のボタン「音量を下げる」ボタンと、右サイドにある「サイドボタン」をリカバリーモードの画面になるまで同時に押し続けます。

画面が消え、リンゴのマークが出てきても押し続けます。

このような音符のマークとケーブルの画像が表示されたら指を離してOKです。これでリカバリーモードに出来ました。

iPhone 6以前(4/5/5s/6/SE)の場合

最後は古いiPhone(6/6s/5/5s/SE)をリカバリーモードにする方法です。

iPhone 6以前(SEを含む)の場合は、ホームボタンと。

iPhone上部にあるスリープ解除ボタンを利用します。

まずはiPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続します。

iPhoneの上部のボタンと

ホームボタンを同時に押し続けます。
そのうち画面にリンゴのマークが表示されますが、ずっと押し続けます。

この画面になれば指を離して大丈夫です。リカバリーモードになりました。

iPadの場合

続いてiPadをリカバリーモードにする方法です。

Face IDを搭載したiPadの場合

ホームボタンがないiPadの場合は以下。

iPadの上部のボタン「トップボタン」と

iPadの右サイドには音量を上げるボタン、下げるボタンがありますが、「トップボタン」とこのどちらかのボタンを同時に押し続けます。

この画面が表示されるまで押し続けます。
これでiPadをリカバリーモードに出来ました。

ホームボタンがあるiPadの場合

トップボタン(もしくはサイドボタン)を押し続けます。

「スライドで電源オフ」という画面がでたら、ボタンを離し、画面をスライドして電源をオフにします。

続いて「ホームボタン」を押しながら、パソコンに接続します。

この画面が表示されるまでホームボタンを押し続けます。

これでiPadをリカバリーモードにすることが出来ました。

iPhoneに問題がありますと表示された!?

まれにリカバリーモードにしてiTunesを立ち上げると、このように「アップデートまたは復元を必要としているiPhoneに問題があります」と表示される場合があります。が、iPhoneがおかしくなくてもこのような警告が出る場合も多いので、あまり気にする必要はありません。

バックアップから復元する場合は、「復元」を。もし、工場出荷時の設定に戻す場合は「アップデート」をクリックします。

iTunesでiPhoneを設定していく

リカバリーモードにし、iTunesを立ち上げるとiTunesがこのような画面になります。
バックアップデータがある場合は、「このバックアップから復元」にチェックを入れ、バックアップのデータを選択してください。

もし、バックアップがなかったり新規のiPhoneとして使用する場合は、「新しいiPhoneとして設定」にチェックを入れ「続ける」をクリックしてください。

バックアップがある場合はそのパソコンに保存されているすべてのバックアップが表示されます。が、iOSが同じバージョンでないとバックアップから復元が出来ないので注意してください。

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