iPhoneのiTunesバックアップのパスワードを忘れたときの解決策

iPhoneをiTunesを使ってパソコンにバックアップするときに、暗号化をした場合、パスワードを忘れると復元することが出来ません。今回はこのパスワードを調べる方法などを紹介します。

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iPhoneのiTunesバックアップのパスワードを忘れたときの解決策

Last update 2019-02-23 18:20:27

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パスワードが正しくないパソコンにiPhoneをバックアップした時に、暗号化にチェックを入れてバックアップすると、復元するときにパスワードを入力する必要があります。
残念ながら、このパスワードを調べる方法はありません。しかも、一度パスワードを設定してしまうと、パスワードをオフにするにも正しいパスワードの入力が必要です。
今回はバックアップからの復元時に必要なパスワードを忘れてしまった場合の解決方法を2つ紹介します。

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目次

バックアップからの復元のパスワードとは

このコンピューターiPhoneをパソコンでバックアップするときに、「iPhoneのバックアップの暗号化」にチェックを入れておくと、
Wi-Fiの設定
Webページの履歴
iPhoneで保存したパスワード
ヘルスケアのデータ
もバックアップすることが出来ます。

バックアップを復元バックアップ時に設定したパスワードは、「バックアップを復元」を選択したときに、

パスワードを入力する同じパスワードを入力する必要があります。

パスワードが正しくないパスワードが違うと、このように復元することが出来ません。

パスワードの変更もできなくなる

バックアップパスワードを変更するこのパスワードを忘れてしまうと、古いパスワードを入力しないと、パスワードの変更もできなくなります。

パスワードの解除もできなくなる

パスワードの解除もできないさらにパスワードを忘れてしまうと、パスワードを解除(オフ)も出来なくなります。

つまり、iPhoneのバックアップに暗号化を選択してしまうと、設定したパスワードを正しく入力しない限り、バックアップから復元も出来ないし、パスワードを変更したりオフにしたりすることもできなくなる、というわけ。

ところがバックアップからの復元は、そう頻繁に行われるわけではなく、意外とパスワードを忘れてしまう人が多いようです。かく言う私も、以前設定したパスワードを忘れてしまい、復元できなくなってしまいました。

iCloudから復元する

もし、バックアップ時に設定したパスワードを忘れてしまった場合は、iCloudからの復元が最も手軽。この場合、Wi-Fiの設定やWebページの履歴など一分のデータが削除されてしまいますが、アプリを含めほぼ必要なデータは復元できるので、iCloudにバックアップしている場合は、iCloudからの復元をおすすめします。
なお、iCloudからの復元は、iCloudからの復元方法を参考にしてください。

iCloudへ保存する

設定の名前の部分をタップiCloudへバックアップをするには、設定 設定の一番上の名前の部分をタップします。

iCloudをタップ「iCloud」をタップします。

iCloudバックアップをタップ「iCloudバックアップ」をタップします。

今すぐバックアップをタップ「iCloudバックアップ」がオンになっていることを確認し、「今すぐバックアップを作成」をタップします。

iCloudへバックアップ中iCloudへのバックアップが開始されます。
なお、iCloudへのバックアップはWi-Fiに接続した状態でないと出来ないので、注意してください。

パスワードを忘れた場合のリセット方法

もし、どうしてもパソコンにバックアップを取りたい場合で、パスワードを忘れてしまった場合は、iPhoneをリセットすることで再び別のパスワードにすることが出来ます。(もしくは、パスワードをオフに)
この場合、それまでのバックアップデータは復元できなくなりますが、以降、新たに設定したパスワードでバックアップ&復元できるので、このやり方を試してください。

一般をタップ 設定を開き、「一般」をタップします。

リセットをタップ一番下の方にある「リセット」をタップします。

すべての設定をリセットをタップ一番上の「すべての設定をリセット」をタップします。
この「すべての設定」というのは、「設定 設定」で変更できる項目だけなので、アプリやアプリデータ、写真、動画などはそのまま残るので安心してください。
ただ、Wi-Fiのパスワードや明るさ、着信音などの設定がすべてリセットされます。

パスコードを入力パスコードを入力します。

すべての設定をリセット最後に本当にリセットしてもいいか確認してくるので、「すべての設定をリセット」をタップします。

もう一度確認してくるもう一度確認してくるので、「すべての設定をリセット」をタップします。

再起動が始まるしばらくそのままで待っていると設定が初期化された状態になります。

暗号化が解除された

パソコンとiPhoneを接続iPhoneとパソコンをケーブルで接続します。

iPhoneのアイコンをクリックiTunesを起動し、iPhoneのアイコンをタップします。
iTunesやエクスプローラーでiPhoneが認識されない場合の対処法

暗号化のチェックが外れた「iPhoneのバックアップを暗号化」のチェックが外れました。
*以前バックアップしたデータは、正しいパスワードを入力しないと復元データとして使えません

パスワードを調べる

以前バックアップしたデータに、必要なデータが含まれている場合、暗号化時に設定したパスワードが分からないと復元できません。が、基本的にはこのパスワードを調べる方法は用意されていません。が、「PhoneRescue」というパソコンのソフトを使うと、強引に暗号化時に設定したパスワードを調べることが出来ます。

PhoneRescueとは

PhoneRescueとは、iPhoneやアンドロイドのバックアップデータやスマホ本体に保存されているデータなどを分析して、データを取り出すことが出来るソフト(無料で使用可能)。

ノートンで安全と出たあやしげなソフトだったので、ノートンでスキャンしましたが、「安全です」との表示でした。
*自己責任でお願いします

無料ダウンロードをクリックPhoneRescueは、Windows用とMac用が用意されています。

クリックするとダウンロードが開始されます。

ダウンロードフォルダにダウンロード適当な場所(ダウンロードフォルダなど)にダウンロードします。

ダウンロードしたファイルをクリック保存したファイルをダブルクリックして立ち上げます。

ユーザーアカウント制御をはい「ユーザーアカウント制御」が表示されるので、「はい」をクリック。

iOSデータ復元をインストールPhoneRescueはiPhone(iOSデータ復元をインストール)もアンドロイド(Androidデータ復元インストール)もどちらにも対応しているようです。

iPhoneもアンドロイドも復元できるiPhoneの場合は「iOSデータ復元インストール」をクリックします。

iOS復元プログラムを構成していますインストールが開始されるのでしばらく待ちます。

iTunesは起動しないことインストールが完了すると、PhoneRescue起動中はiTunesを起動しないでくれ、という警告が表示されるので「OK」をクリックします。

ようこそ画面PhoneRescueが起動しました。

クィックヒント起動画面には簡単な注意事項が表示されていました。

スタート準備が出来ました「スタート準備ができました」をクリックします。

復元モードの選択基本画面が表示されます。

パソコンとiPhoneを接続iPhoneとパソコンをケーブルで接続します。

お使いのiPhoneが接続されましたiPhoneを認識すると、このように「お使いの"iPhone"が接続されました!」と表示されます。

復元モード「復元モード」を選択します。

iTunesバックアップからリカバリーiTunesの暗号化のパスワードを調べるには、「iTunesバックアップからリカバリ」をクリックします。

矢印をクリック右下の矢印のボタンをクリックします。

バックアップの一覧が表示されるパソコン内に保存されたバックアップデータのリストが表示されます。私のパソコンには2014年頃にバックアップした古いデータも残っていたようです。

今日のバックアップ暗号化したバックアップをチェックします。
最も日付が新しいものでいいでしょう。

次へをクリック再び右下の矢印のボタンをクリックします。

データ比較「データ比較」が表示されます。ここは「バックアップのみをスキャン」をクリックします。

パスワードをお忘れの場合バックアップにパスワードが掛かっているとこのような表示になります。
パスワードを検索したい場合は、「パスワードをお忘れの場合」をクリックします。

数字4桁から5桁想定されるパスワードで使用した文字(大文字・小文字・数字・記号)を選択します。(複数可能)

続いてパスワードが何文字だったかを設定します。
今回は数字のみで4桁の「1234」を解読できるか試してみます。
「数字のみ」にし、文字数は「4~5桁」にしてみました。

その下の「解析スレッド数」は、CPU使用率に関係してきます。より高速に解析するには、数字が多いほうが有利ですが、パソコンが重くなります。

「開始」をクリックします。

権限付与権限がないという注意が出た場合は、「権限付与」をクリックしてください。

ユーザーアカウント制御をはいユーザーアカウント制御の警告が表示されるので、「はい」をクリックします。

1時間12分で解析パスワードの解析が始まります。
たった4桁のパスワードでも解析には1時間12分かかると表示されました。

CPU使用率パスワード解析中は、パソコンの動作が重くなります。CPUの使用率は69%にも達していました。

5分ほどで解析完了が、簡単なパスワード(今回は1234)だったので、5分以内に解析完了。
解析が完了すると、パスワードが表示されます。

このままバックアップデータを解析するには、「スキャン」をクリックします。

パスワードを検証中になったパスワードを検証中です。

ロック解除中になったロック解除中になりました。

復元したいデータの一覧PhoneRescueではパスワードの抽出だけでなく、バックアップデータからデータを抽出することも出来ます。

LINEのトークが復元したiPhoneのバックアップからは、過去のLINEのトーク内容や受信、送信した写真なども復元することが出来ます。

10桁のパスワードの場合

パスワードの解析が始まるなお、10桁のパスワードの場合、抽出するのに24時間もかかるようです。。。

有料版

私の場合、パスワードの抽出や、バックアップファイルからのデータの抽出などが出来たので、無料版でもこれだけのことが出来るのか!?と思ったら、2017年に有料ライセンスを購入していました。(笑)
現在、2019年版をインストールして使ったのですが、ライセンスは今でも有効のようで、一度支払えば(今の所)ずっと使えるようです。

PhoneRescueの価格ちなみに私が購入した2017年の頃は今と同じ、税込みで5,378円でした。
少し怪しいソフトだったので、コンビニ支払いで購入していたようです。
一応、今の所、このソフトウエアを使った不具合などはないと思いますが、もし使用する場合は自己責任でお願いします。

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最終更新日 2019-02-23 18:20:27

 

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