iPhoneの着信音を好きな音楽にする設定
iPhoneは、着信音をダウンロードしなくても自分で好きな曲を着信音として設定できます。今回はその設定方法を画像付きで紹介します。ただし、パソコンが必要です。
最終更新日:2020-05-23 08:55
iPhoneで好きな曲を着信音(着メロ)にする方法を紹介します。また、自作した着信音をiPhoneに転送できない場合の解決策も紹介します。
このページで紹介する方法は、iPhoneのみで着信音を作成する方法と、パソコンを使って着信音を作成する方法です。
どちらもはじめての人には少し複雑なので、ゆっくり読みながら1つ1つ処理してみてください。
またどちらも無料で作成できます。
目次
パソコンがない場合 iPhoneだけで着信音を作成
パソコンを持っている人でも、パソコンを使った着信音の作成と転送はややこしいので、アプリを使った方法のほうが若干やさしいかもしれません。
iPhoneのみで着信音を作成する方法は以下。
必要なアプリ
パソコンがなくてもiPhoneのみで着信音を作ることが出来るようになりました。が、あらかじめ以下のアプリを準備しておいてください。
それ以外に iTunes Storeなどで購入した曲が必要になってきます。
着信音の作成
まずは「 着信メーカー(着メロ作成)」を立ち上げます。はじめて起動した場合、このように通知を許可するか聞いてきます。どちらでもいいのですが、「許可」をタップします。
「私の着メロ」という画面が表示されます。画面下のプラスのボタンをタップします。
右下の「もっと」をタップします。
「Apple Music からのインポート」をタップします。なお、「Apple Music」を契約していなくてもiPhoneで曲を購入したことがあれば、その曲を着信音にすることが出来ます。
著作権のある曲は表示されません(ちゃんと表示されます)という警告が表示されますが、「私は知っている」という変な日本語をタップします。
はじめて使用する場合は、このようにメディアへのアクセスを許可するか聞いてくるので、「OK」をタップします。
「ライブラリ」が開くので「曲」をタップします。
着信音にしたい曲の右横にあるプラスのアイコンをタップします。
右上に「完了」が表示されるので、ここをタップします。
曲の長さを変更する
はじめて着メロメーカーを立ち上げるとこのような使い方が表示されるので、「私は知っている」をタップします。
取り込まれた曲をタップします。
真ん中の「クリップ」をタップします。
着メロにしたい部分を抽出します。30秒以内になるように丸いアイコン2つをスライドさせてください。左の丸が、開始位置。右側が終了位置です。
* 曲が流れるので注意してください
フェードイン、フェードアウトは、徐々に音を大きくしたり、徐々に音を小さくする設定です。
すべて良ければ完了をタップします。
もう一度同じファイルをタップします。
今度は一番左側の「作る」をタップします。
GarageBandでiPhoneの着信音に設定する
iPhoneはパソコンから転送するか、 GarageBandというアプリを使わないと、電話やメッセージの着信音に設定できません。着信音が作成出来たら、「GarageBand」というアプリで作業を進めます。
「着メロメーカー」で「作る」をタップすると・・・
このような画面が表示された場合は、まだ「GarageBand」がiPhoneにインストールされていません。あらかじめ以下のリンクからインストールしておいてください。
GarageBand
GarageBandがインストールされていると、このような画面になるので、左へスワイプします。
一番右側にある「その他」をタップします。
一覧の中にある「GarageBandにコピー」を探しタップします。
GarageBandが立ち上がり、着信音が転送されました。
転送された曲のアイコンをiPhone Xシリーズの場合は強く押し、その他のiPhoneの場合は、長タップ(指をタップしたまま)にします。
もし、このような画面が表示されてしまった場合は、「My Songs」をタップしてください。
長タップ(iPhone X以降は強く押す)すると、このような吹き出しのメニューが表示されます。
編集画面になってしまった場合
もしこのような編集画面になってしまった場合は、右上の三角の部分をタップし、
「My Songs」をタップすれば元の画面に戻ることが出来ます。
スクロールします。
一番下に「共有」という項目があるので、ここをタップします。
真ん中の「着信音」をタップします。
着信音にするには30秒以内にする必要があります(30秒以内でもこの警告は出ます)と表示されるので、「続ける」をタップします。
着信音の名前が日付の数字になっているので、これをわかりやすい名前に修正します(修正しなくても出来ますが)。
着信音の名前が入力出来たら、右上の「書き出し」をタップします。
着信音として書き出し中と表示されますが、すぐに終わります。
着信音として設定する
完成しました。OKをタップすると再び元の画面に戻れますが、さっそく着信音として設定してみましょう。
「着信音の用途」をタップします。
「標準着信音」は、 電話の着信音に設定します。
「標準メッセージ」は、 メッセージアプリの着信音です。
「連絡先に設定」は、特定の相手からの電話、もしくはメッセージを作成した着信音にしたい場合です。
今回はこの「連絡先に設定」を選択してみます。
連絡先が開くので、作成した着信音を指定したい連絡先をタップします。
メッセージの着信音にするか、 電話にするか(着信音に設定)選択します。
しばらく待ちます。
着信音として指定することが出来ました!
作成した着信音を変更したり設定を変更するには、iPhoneの着信音を変更するに進んでください。
動画で着信音の作成方法を見る
パソコンがある場合
ここからはパソコンを用いたiPhoneの着信音の作成と転送、そして設定方法を紹介します。
今回はCDなどから取り込んだ音楽を、着信音(着メロ)にする設定方法を紹介します。
着信音の作成
着信音にする手順は、
1.音楽を40秒に切り詰める
↓
2.ファイルの「拡張子」を書き換える
↓
3.iTunesの着信音として登録
↓
4.iPhoneと同期する
↓
5.着信音を変更する
↓
6.着信音を連絡先の相手によって変更するには
となります。難しそうに感じるかもしれませんが、5~15分ぐらいで出来ちゃうんで、チャレンジしてみてください。
iPhoneに音楽を転送したり、バックアップが取れるiTunesというソフトが必要になるので、iTunesのインストールを参考にインストールしておきます。
注意点
iPhoneの着信音を作成するアプリがありますが、着信音としてiPhoneに転送(同期)するにはパソコンが必要です。
iTunesで作成
まずはiTunesを使った着メロの作成と転送方法を紹介します。あらかじめiTunesをインストールしておいてください。
AACエンコーダ
iTunesを立ち上げたら、着メロ用のファイルに変換する準備をしておきます。
①「編集」をクリックし、
②「環境設定」をクリックします。
「一般」をクリックし
「読み込み設定」をクリックします。
*古いバージョンのiTunesは「インポート設定」
「AACエンコーダ」を選択します。
すでに「AACエンコーダ」になっている場合も、②「OK」をクリックします。
着信音に変換する
続いてiTunesの左側の「曲」などをクリックし、着信音に設定したい曲を表示させます。
①着信音にしたい曲を右クリックし、
②「曲の情報」をクリックします。
「オプション」を選択します。
着信音は40秒以内でないといけないというルールがあります。
着信音にしたい部分の「開始」と「停止(終了のこと)」を指定します。
0:10
は、0分10秒の意味になります。
停止から開始をひいて、40秒以内になるように指定してください。
39秒の方が確実かも。
「OK」をクリックします。
着信音を作成したい曲をクリックします(青く反転した状態)。
iTunesの「ファイル」をクリックし、「変換」を選択。
「AACバージョンを作成」をクリックします。
ポロンという音がして、着信音用のファイルが作成されました。
たいてい元の曲のすぐ下に表示されるはずです。
作成したファイルを右クリックし、②「Windowsエクスプローラーで表示」をクリックします。
拡張子の変更
エクスプローラーが起動するので、「表示」タブをクリックします。
「ファイル名拡張子」にチェックを入れます。
作成したファイルが表示されるので、右クリックし、「名前の変更」を選択します。
ファイル名の最後の方にある「 .(ドット) 」より後ろの3文字の部分(拡張子といいます)を「m4a」から「m4r」に変更します。
警告が表示されるので、「はい」をクリックします。
iPhoneに転送する
iPhoneとパソコンをケーブルでつなぎます。
iPhoneのアイコンが表示されるので、ここをクリックします。
「自分のデバイス上」にある「着信音」を開きます。
先ほど拡張子を変更したファイルをiTunesの画面にドラッグ&ドロップします。
着信音に登録されました。
リンクになってしまう
原因はわかりませんがiTunesにドラッグしたときに薄い灰色の文字でリンクになってしまうことがあるようです。
iTunesのバージョンが12.7および12.8の場合は自作の着信音が転送できないのが原因っぽい。
また、Windowsストア版のiTunesだと着信音が登録できないようです。*確認済み
iTunesの右下にある「同期」をクリックします。
同期が開始されます。
着信音として設定する
同期が完了したら、iPhoneの 設定を開き、「サウンドと触覚」を開きます。
「着信音」をタップします。
iTunesで作成した着信音が表示されていました。
タップすると着信音として指定できます。
曲の長さを元に戻しておく
曲の再生時間を変更した元の曲の開始と停止のチェックを外しておくことを忘れないようにしてください。
かんたんWebで作成
iTunesで40秒に切り詰めるのが難しいという人は、かんたんにiPhoneの着信音が作れるツールがあるので、そちらがお勧め。
Online MP3 Cutter - 曲のカットと着信音の作成という便利なサイトがあるので、開きます。
「Open file」をクリックします。
着信音に設定したい音楽ファイルを開きます。
なお、iTunesで聞いている音楽は、「ミュージック」の中の「iTunes Media」の中の「Music」の中にアーチスト名ごとに分かれて保存されています。
着信音にしたいファイルが見つかったら、ファイルをクリックし、②「開く」をクリックします。
アップロードが完了すると、このように波形が表示されます。
まずは開始位置を設定します。
この左側にある矢印のようなボタンで開始位置を決めることができます。
上の「Fade in」をオンにすると徐々に音が大きくなるフェードインにすることができます。
終了位置は右側の矢印のようなボタンで設定できます。
同じようにフェードアウトも設定できます。
開始位置と終了位置を設定できたら、40秒以内になるように調整します。
プレイボタンをクリックすると、実際に視聴できます。
うまくできたら「iPhone ringtone(iPhone着メロという意)」をクリックします。
右下の「Cut」をクリックします。
しばらくするとこのような画面になるので、「Download」をクリックします。
適当な場所に保存します。(ミュージックの中にしてください)
ちゃんと拡張子が「.m4r」になってダウンロードされるようです。
これで好きな曲を着信音として作成することができました。iTunesに登録するに進んでください。
着信音を登録する
作成した着信音は、①「ライブラリ」になっていることを確認し、
②「プレイリスト」の「最近追加した項目」をクリックすると
③作成した着信音が表示されます
表示された着信音の名前を右クリックし、②「Windowsエクスプローラで表示」をクリックします。
エクスプローラーが立ち上がり、作成した着信音のファイルが表示されるので、
①右クリックし、②「名前の変更」をクリックします。
ここで、「 . (ドット)」より右側の部分を「m4a」から「m4r」に変更します。
変更したらエンターキーを押して確定します。
「拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります。変更しますか?」という警告が出るので、「はい」をクリックします。
iPhoneに転送
最新のiTunesでは「着信音」の項目がなくなってしまいました。が、一応、着信音を登録できます。
やり方は以下。
※ 古いiTunes(Ver. 12.7より前)を使っている人は、古いiTunesの場合に進んでください。
まず、パソコンとiPhoneをUSBケーブルで繋げておきます。
iTunesにiPhoneのアイコンが表示されるのを確認します。
①このiPhoneのアイコンをクリックし、
②「デバイス」の下にあるiPhoneをクリック。
③「着信音」をクリックします。
作成した着信音のファイルをiTunesの中央部にドラッグ&ドロップします。
iPhoneと同期する
このように作成した着信音の名前が登録されました。
iTunesの右下にある「同期」ボタンをクリックします。
同期(転送)が開始されます。
iTunesの左上の同期のマークが消えたら転送終了です。
着信音を変更する
iPhoneの『設定」を開きます。
「サウンドと触覚」をタップします。
『着信音」をタップします。
作成した着信音の名前が表示されていれば成功です。
チェックをつけると電話の着信音に設定できます。
着信音を個別に変更するには
iPhoneでは相手によって着信音を変更することが出来ます。
連絡先を開きます。
着信音を変更したい相手の連絡先を表示させ、右上の「編集」をタップします。
「着信音」の部分をタップします。
好きな着信音を選択し、右上の「完了」をタップ。
再び右上の「完了」をタップします。
このように会社からと、恋人からは、着信音を別々にしたい。なんてことも出来ます。
嫌な相手には、「無音」のファイルを指定して、音が鳴らないようにすることも出来ます。
着信音を無音にする
着メロの音を大きくする
注意点としては、音楽を着信音にすると、音が少し小さい(最初から入っているメロディに比べ)点でしょうか。
音量を大きくしたり、小さくしたい場合は、
開始時間と停止時間を設定するときに、「音量調節」のスライダーで調節します。
あまり大きくすると、iPhoneのスピーカーでは、音が割れてしまうので注意。
音量を調節したら、AACバージョンを作成し、あとは上の手順に従ってiTunesに登録し、iPhoneと同期します。
エラーが出る・転送できない場合
リンクになってiTunesに登録できない
iTunesのバージョンによってはiTunesに着信音のファイルをドラッグアンドドロップしようとすると、ファイルの色が薄くなったりして登録できない場合があるようです。
今のところデスクトップ版のiTunes Ver.12.10では出来るようですが、Windowsストア版のiTunesでは登録ができない可能性があるっぽいです。もしリンクになってしまう場合は、デスクトップ版iTunesの最新版をインストールしてみてください。
デスクトップ版iTunesをダウンロードしてインストールには
ダウンロードのページを開くとストア版のiTunesのリンクが表示されてしまいます。なので
ページの下のほうにある「Windows」をクリックします。
「今すぐダウンロード(64ビット版)」をクリックします。
ダウンロードしたファイルをクリックして起動します。
あとは指示に従ってインストールしていきます。
日本語名だと転送できない?
上で紹介したとおりに着信音を作成し、登録したのにiPhoneに転送(同期)出来ない場合があります。(転送してもiPhone側に表示されない)
どうも、日本語のファイル名だったりするとうまく転送できないようなので、以下のように変更します。
作成した着信音をエクスプローラーで表示させます。
右クリックして、名前の変更を選択します。
この時、「数字のみ」や「英数字のみ」、そして「ファイル名の最初に # 」をつけるとうまく転送されるっぽい。
iTunesに戻り、①の「・・・」の部分をクリックし、②「着信音」を選択します。
iTunesに登録した着信音を右クリックして「削除」を選択します。
※作成したファイルは消えないので安心してください
エクスプローラーからiTunesにファイルをドラッグします。
この後、いったんUSBケーブルをiPhoneから抜き、もう一度つなげて転送してみてください。
私はこの方法で、転送できなかった自作の着信音をiPhoneに転送(同期)出来ました。
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