iPhoneと、AndroidのGALAXY、Xperiaのカメラでどちらが画質がいいのか比較してみました。また、デジタル一眼レフカメラの作品も比較しています。
最終更新日:2021-06-24 18:20
使用した端末は、日本で発売されている大手メーカー(iPhone、エクスペリア、Galaxy、AQUOS PHONE)。
色々なサイトでカメラの画質の比較をしていますが、正直、最近のスマホはかなり性能が向上しているので、昼間のような明るい風景などを撮影してもほとんど違いがありません。高性能なデジカメ並の写真が撮影できます。おそらく、プロの写真家でもどちらがどっちで撮影したか、言われないと判断できないほどの違いしかないでしょう。
そこで、スマートフォンのカメラが苦手とする、夜間の撮影や4K動画で比較をしてみました。
*新しい機種が手に入ったら更新していきます
カメラの性能の比較は以下。
iPhone 12 Pro | Xperia XZ | |
---|---|---|
F値 | 超広角/広角/望遠 2.4/1.6/2.0 |
超広角/広角/望遠 2.2/1.7/2.3 |
画素数 | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
焦点距離 | 13/26/52 | 16/24/70 |
Galaxy S21 Ultra | AQUOS R6 | |
F値 | 超広角/広角/望遠 2.2/1.8/2.4 |
F1.9 |
画素数 | 1,200万画素 | 2020万画素 |
焦点距離 | 13/24/70 | 19/24/152 |
雪が舞う動画の撮影は、かなりカメラの性能が顕著に現れやすいです。というのも、どこにピントを合わせるかカメラにとっては非常に高度な判断が必要だからです。
それに、雪や枯れ葉、砂利のような細かいつぶつぶが多い被写体は、画像の圧縮が難しいためです。
以下は、iPhone、Xperia、GALAXY、AQUOS PHONEで撮影したものです。
どの映像がどのスマートフォンかわかるでしょうか。
2台ずつ手に持って撮影したので、多少アングルや動きがずれていますが・・・。
個人的な感想としては、「iPhone 7」と「Galaxy S6」の映像が非常に安定していてきれいだな。と思いました。
iPhoneは全体的に緑がかっていて、Xperiaは青みがかかっていますね。この辺は「ホワイトバランス」の調整が微妙に違っているんでしょうね。
色味としてはXperiaが気に入っています。
AQUOS PHONEは、ピント合わせが定まっていないのか、時々ぼやけたりしていますね。特にカメラを動かしたあとはピンぼけになることが多いようです。AQUOS PHONEのカメラは全体的にピント合わせが不安定になることが多いようです。
4K画質は流石に葉っぱや枝がくっきりできれいです。この4Kのくっきり感を味わってしまうと、すべての動画で4K撮影したくなりますよね。
参照:iPhoneで4Kを撮影するには
続いてホワイトバランスの違いです。基本的にデジタルカメラは、白を正しく白と捉えるのが苦手です。
例えば電球に照らされた白い紙はオレンジがかって見えますが、センサーはオレンジ色に照らされた白なのか、そもそもオレンジ色の紙なのかを判定するのが苦手です。
この辺の調整は各社独特のアルゴリズムなので、違いが出てくるようです。
以下は、iPhone 12 Proで撮影したものと、Xperia 1で撮影したものです。
個人的には好きな青空の色です。
同じ青空のはずが全然違いますね。
結局のところ、パソコンなどの写真加工ソフトがあれば、多少のホワイトバランスの違い、もしくは好き嫌いは修正することが出来ます。
Xperiaの方が焦点距離25mmなので、少し広角に写っています。
差があるとしたらホワイトバランス程度だと思います。葉っぱの色を比較すると、iPhone(上)は黄緑っぽい緑なのに対して、Xperia(下)は青っぽい緑に見えます。
ただ、若干Xperiaの方がカチッとしたシャープな感じに見えますね。
スマートフォンのカメラで撮影した時に、一番がっかりする場面が夜間や室内での撮影でしょう。
スマホのカメラにかぎらず、カメラは明るさが少ないと、かなり残念な写真として撮影されます。
ブログなどでアップされている料理の写真が美味しく見えないのはこのためです。
スマートフォンのカメラでは、シャッタースピードが基本的に設定することが出来ません。なので、夜間や室内の写真は非常に苦手とするところです。
ところでXperiaのウリは、ISO12800と暗所に強いということらしいので、実際に比較してみました。
さすがISO12800だけあって、iPhoneに比べ明るく写っています。
ただ、他の写真でもそうだったんですが、街灯などの照明を写すと、この写真のように縦に閃光が写ってしまいました。
また、ホワイトバランスもiPhoneと差がよりはっきりとしてきました。
どちらも綺麗に写っているように見えますが・・・
パソコンのような大きなディスプレイで表示させると、粗さが目立つようです。
実際の見た目はiPhone(上)に近いのですが、Xperiaではより明るく写るようです。
夜間だといっそう苦手になります。
実際の見た目は上のiPhoneのような明るさでした。
Xperiaでは、昼間とまではいかないまでもかなり明るく写っています。
今度はあまり差がついていないようです。ただ、Xperiaの方が綺麗に見えますね。
どうもXperiaでは、夜間、照明が写り込んでしまうような場合、閃光がよりオーバーに写ってしまうようです。
どちらの写真がいいか、は、好みが分かれそうですね。
撮影がむずかしい、花火をiPhoneとXperiaで撮影してみました。
動画でもXperiaは、暗所に強いようです。
ところが花火の音を聴き比べてみると、iPhoneでは低音が響き、実際の花火の音に近いのに対し、Xperiaで撮影した花火の音は、パンパーンと、乾いたショボイ音で録画されていました・・・。
マイクの性能に関しては、圧倒的にiPhoneのほうが勝利。と言えそうです。
ただし、iPhoneがモノラルなのに対し、Xperiaではステレオで撮影できるようです。
今度は標準に搭載されているカメラアプリの使い勝手の違いを見てみます。
このように非常にシンプルで、ほぼオートで撮影することが出来ます。
ディスプレイをタッチすれば、そこに写っている被写体にピント合わせや、明るさが自動的に設定されます。
実際に比較してみると、iPhoneはピント合わせが非常に早く、撮影後もすぐに次の写真を撮影でき、ストレスを感じません。
このへんはさすが。
iPhoneではアプリの起動時間が、約1秒程度ですが、Xperiaのカメラは3秒21ほどかかっています。
また、ピント合わせや撮影後、次の写真を撮影可能になるための時間が非常に短いです。
標準でもこれだけの機能が選択できますが、さらにダウンロードして追加することも出来ます。
この中でもお勧めなのが、「マニュアル」と「ARファン」。
一眼レフカメラのように撮像素子が大きいカメラでは、このように美しいボケを表現することが出来ます。
Sponsored Link