iPhoneの充電音を変える・充電が完了したら音を鳴らす

充電が完了したり、バッテリー残量が減ってきたら音声や音で知らせるショートカット、オートメーションを紹介します。

最終更新日:2021-10-10 11:50

iOS14から使えるようになった「ショートカット」「オートメーション」を利用して、充電が完了したり、バッテリー残量が少なくなってきたら音声で知らせてくれたり、充電するときになる音を変更するテクニックを紹介します。
他のサイトより簡単にできる方法です。

目次

充電が完了したら音を鳴らせて知らせる

リチウムイオン電池は満充電の状態が続くと、バッテリーの寿命が短くなるといわれています。
そこで私は、90%程度充電が完了したらそれ以上充電しないようにしているのですが、以下の方法で90%まで充電が完了したら音声で知らせてくれるようにできます。90以外の数字でもOKです。

Siriに音声で知らせてもらう

【できること】
バッテリー充電中、バッテリー残量が指定した数値を越えたらSiriの音声で知らせてくれる

まずショートカットアプリを開き、

画面下にある「オートメーション」をタップします。

右上のプラスをタップします。

「個人用オートメーションを作成」をタップします。

「バッテリー残量」をタップします。

スライダーをスライドさせることによって値を選択できます。
数字は5%刻みで設定できます。90%以上になったら動作させたい場合は、「〇%より上」を選択してください。

右上の「次へ」をタップします。

検索欄をタップし、

「読み上げ」と入力すると、「テキストを読み上げる」がリストに表示されるので、②タップします。

「テキスト」の部分をタップします。

ここに「充電が完了しました」と入力します。
ここは好きなセリフで構いません。

この時、①の部分をタップすると、音声を変更できます。
「音声」の部分をタップすると・・・

声を変更できます。男性は「Hattori」です。
この中では一番「Hattori」が自然な発音の気がします。
なお、「速度」と「ピッチ」はなぜか変更できないようです。

ここで画面右下のプレイボタンをタップすると、どのような感じになるか試すことができます。

きちんと音声が再生されればOKです。違う音が鳴った場合、どこか違っている可能性があります。

右上の次へをタップします。

「実行前に尋ねる」をタップしてオフにします。

本当にオフにしていいか聞いてくるので、「尋ねない」をタップします。

最後に右上の「完了」をタップします。

これでバッテリーを充電中、91%になるとSiriの音声で、「充電が完了しました」と読み上げてくれます。

キャラ声で知らせるようにする

【できること】
バッテリー充電中、バッテリー残量が指定した数値を越えたら声優の音声で知らせてくれる

声優の音声で知らせるようにするには以下。

Siriのボイスはぎこちない喋りなので、もっとそれらしい音声にしてみましょう。
私が用意した音声/効果音ページを開き、好きな効果音、音声のテキスト部分(囲まれた部分)をタップします。

プレイボタンをタップするとサンプル音声が流れます。

基本的にタップすればクリップボードにコピーされますが、吹き出しのコピーをタップしてもコピーできます。

続いてショートカットアプリを開き、

画面下の「オートメーション」をタップします。

右上のプラスをタップし、

「個人用オートメーションを作成」をタップします。

「バッテリー残量」をタップします。

スライダーをスライドさせることによって値を選択できます。
数字は5%刻みで設定できます。90%以上になったら動作させたい場合は、「〇%より上」を選択してください。

右上の「次へ」をタップします。

「アクションを追加」をタップします。

「Appおよびアクション」の部分をタップします。

「テキスト」と入力し、

②「テキスト」をタップします。

入力欄の部分をタップし続けると・・・

吹き出しで「ペースト」と表示されるのでタップ。

音声データをテキスト化したものが入力されました。

「完了」をタップします。

再び検索欄をタップし、

①「エンコード」と入力し、②「Base64エンコード」をタップします。

「テキストをbase64でエンコード」と表示されるので、「エンコード」の部分をタップ。

選択肢の中から「デコード」をタップします。
これで音声に復元されます。

もう一度検索欄をタップします。

「サウンド」と入力し、②「サウンドを再生」をタップします。

ここで画面右下の「再生」をタップしてみます。
きちんと音声が再生されたでしょうか?

画面右上の「次へ」をタップします。

「実行の前に尋ねる」をオフにします。

オフにしていいか聞いてくるので「尋ねない」をタップします。

右上の「完了」をタップします。
これでバッテリーの充電が完了したら、声優の声で完了を知らせてくれます。

先ほどのページでは、音声だけでなく音も用意しているので、好きなものを指定してみてください。

バッテリーがなくなりそうになると音声で知らせてくれる

私もそうですが、出勤しようと思ったらiPhoneのバッテリーが残りわずかだった、という場合、よくありませんか?
そこで私はバッテリーが少なくなってきたら、音声で知らせるというオートメーションを設定しています。

【できること】
バッテリー残量が25%以下になったら音声で教えてくれる

Siriのボイスでもいいし、私が用意した音声/効果音ページを使う場合は、好きな音声を選択し、

基本的にタップすればクリップボードにコピーされますが、吹き出しのコピーをタップしてもコピーできます。

続いてショートカットアプリを開き、

画面下の「オートメーション」をタップします。

右上のプラスをタップし、

「個人用オートメーションを作成」をタップします。

「バッテリー残量」をタップします。

今回は25%を下回ったら知らせてくれるようにしてみます。
スライダーを左に動かして、「25%より下」の部分をタップ。
③の「次へ」をタップします。

「アクションを追加」をタップ。

検索欄をタップし、

「テキスト」と入力します。

「テキスト」をタップします。

「テキスト」と書かれた部分をタップしたまま指を離さずにいると・・・

「ペースト」と出るのでタップします。

音声をテキスト化したものが入力されました。

「完了」をタップします。

再び検索欄をタップ。

「Base64でエンコード」を選択します。

「エンコード」の部分をタップし、

「デコード」に変更します。

再び検索欄をタップし、

「サウンド」と入力し、②「サウンドを再生」をタップします。

ここまで出来たら右下にある再生ボタンをタップし、きちんと音声が再生されるか確認してください。

充電開始の音を変更する

最後はYouTubeでも人気、iPhoneの充電開始音を変更するオートメーションです。すごく役に立つ、というわけでもありませんが、オートメーションの仕組みを覚えるにはうってつけの設定かもしれません。
音は私が用意したものを使用してみます。

こちらに私が用意した音声/効果音ページを開き、好きな効果音、音声のテキスト部分(囲まれた部分)をタップします。

プレイボタンをタップするとサンプル音声が流れます。

意味不明なテキストが表示されていますが、ここをタップし続けると「コピー」と表示されるので、タップ。

続いてショートカットアプリを開き、

画面下の「オートメーション」をタップ。

右上のプラスをタップし、

「個人用オートメーションを作成」をタップします。

今度は「充電器」をタップします。

「充電されている」にチェックが付いていることを確認し、「次へ」をタップ。

「アクションを追加」をタップします。

検索欄をタップしたら、

①「テキスト」と入力し、②「テキスト」をタップします。

テキスト入力欄を2回タップすると・・・

「ペースト」が出るのでタップ。

先ほどのページでコピーしたテキストが入力されました。

キーボーの右上の「完了」をタップします。

「Appおよびアクションを検索」をタップし、

①「エンコード」と入力し、②「Base64エンコード」をタップします。

「エンコード」の部分をタップし、

「デコード」を選択します。

再び「Appおよびアクションを検索」をタップし、

①「サウンド」と入力し、②「サウンドを再生」をタップします。

ここまで完了したら、右下にある三角の再生ボタンをタップし、きちんと正しい音が再生されるか確認してください。

右上の「次へ」をタップし、

次の画面の「実行の前に尋ねる」をタップしてオフにします。

確認してくるので「尋ねない」をタップします。

これで完了です。

オートメーションに追加されました。

充電開始の音を変更する 自分で音源を用意する

上のやり方は、私が用意した音源を使用する方法でした。が、自分が用意した音源を使うことも出来ます。
以下は、パソコンがある場合の充電開始音を変更する方法です。

音・サウンドを用意する

まずは充電した時に鳴らせたい音、もしくは音楽を用意します。
なお、すでに鳴らしたい音が用意してある人は、iPhoneに転送し、オートメーションで充電の音を変更に進んでください。

今回使用したのは、効果音などを公開しているDOVA-SYNDROMEというサイト。
いろいろな効果音がダウンロードできます。
パソコン内にあるWindowsの効果音などを使っても面白いかもしれません。

音楽などを効果音にしたい場合は、iPhoneの着信音を好きな音楽にする設定を参考に、着信音を作成しておいてください。

プレイボタンを押して好きな効果音を探してください。

ダウンロードをクリックすると効果音をパソコンにダウンロードできます。

効果音をiPhoneに転送する

ダウンロードした効果音をiPhoneに転送します。

iTunesに効果音を登録する

効果音を探しやすいように専用のプレイリストを作成しておきます。
①iTunesの「ファイル」をクリックし、②「新規」を選択。
③「プレイリスト」を選択します。

適当な名前のプレイリストを作成します。今回は「着信音」にしました。

作成したプレイリストをクリックし、選択状態にします。

ダウンロードした(充電開始音にしたいファイル)ファイルをiTunesへドラッグします。

プレイリストに効果音が登録されました。

iPhoneに転送

iPhoneをケーブルでつなげ、iTunesの「ミュージック」をクリック。

「ミュージックを同期」にチェックを入れ、「ミュージックライブラリ全体」もしくは、「選択したプレイリスト、アーティスト、アルバム、およびジャンル」にチェックを入れます。

iPhoneの容量を節約したい場合は、「選択したプレイリスト、アーティスト、アルバム、およびジャンル」にチェックを入れ、先ほど作成したプレイリスト(ここでは「着信音」)にチェックを入れ「同期」をクリックして転送します。

オートメーションで充電の音を変更

iOS14から登場した「ショートカット」アプリを開きます。

画面下、中央の「オートメーション」をタップします。

右上のプラスのアイコンをタップします。

「個人用オートメーションを作成」をタップ。

一番下にある「充電器」をタップします。

①「接続されている」にチェックが入っていることを確認し、②の「次へ」をタップ。

「アクションを追加」をタップします。

「メディア」をタップします。

下の方にある「ミュージックを再生」をタップ。

このような画面になるので、薄くなっている「ミュージック」の部分をタップ。

「ライブラリ」をタップ。

ミュージックライブラリが表示されるので、充電音を探しやすいライブラリをタップ。私の場合は、「プレイリスト」→「着信音」とたどりました。

充電音にしたい曲のプラスの部分をタップ。

この時右下のプレイボタンをタップすると、再生させることができます。

右上の「次へ」をタップします。

「表示を増やす」をタップすると、リピートするかなどを選択できます。

右上の「次へ」をタップ。

今までの設定が表示されます。「実行の前に尋ねる」をオフにします。
ここをオフにしないと、いちいちタップしないと実行されないので必ずオフにしてください。

もう一度聞いてくるので、「尋ねない」をタップします。

これで設定は完了です。
右上の「完了」をタップします。

注意点

実は今回の充電するときの音を変更するですが、がっかりする点があります。

実はiPhoneのサイレントスイッチをオン(オレンジ色)にしないと、今までのフォン♪という標準の充電音も鳴ってしまうのです。
このサイレントスイッチをオンにすると、設定した音楽・効果音のみが流れるのですが、そうすると電話などの着信音も聞こえなくなるので・・・

というわけで、今回の充電するときの音を変更するという裏技は、いたずらとしては使えるかもしれませんが、それほど実用的ではないので注意。

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