先日、iPhoneのSuicaで支払いを済ませようとしたら、何度やってもエラーで決済できません。そこでいろいろなSuicaのエラー原因を調べてみました。最終的にサポートに連絡して解決。
最終更新日:2021-03-21 20:28
先日、コンビニでiPhoneのApple Payの「Suica」で支払を済ませようとしたら、何度も何度もやり直してもエラーが出てしまいました。
後ろを振り返ると、行列ができていたので慌てて「現金で!」と言って現金で支払ったのですが、同じようにiPhoneのおサイフケータイ(正式にはApple Payですが)でエラーになってしまった場合の対策と解決方法を紹介します。
ちなみに私の場合は、3か月ほど使用していない期間があり、iPhone内蔵のICチップのSuicaのデータが古く、データが反映できない状態によるエラーでした。この場合の解決策も紹介しています。
Suicaは割と頻繁に、そして大掛かりなメンテナンスをすることがあり、その間は使えないことが多いです。
Suica公式のページを確認してみてください。
もし、今後、ahamoのようなキャリアの格安料金プランに変更すると、キャリアのメールアドレスが使えなくなります。なので、今のうちにGmailのようなネットの無料メールに切り替えておいてください。
もし、Suicaにチャージしたい場合は、Walletアプリ経由でもSuicaにチャージすることが出来ます。
また、ATMでもチャージすることが出来るので、コンビニでチャージしてもいいかもしれない。
iPhoneのFeliCaのアンテナの位置は、カメラのレンズの少し右辺りにあります。
アンドロイドはFeliCaのマークの位置(中央より少し上)があるのでわかりやすいのですが、iPhoneの場合本体の上の方になるので注意。
Suicaを使おうとしたら、かざしても反応しないという人はかざす位置を確認してください。
お店のFeliCaリーダーが悪いのかもしれない。と思って、今度はSuica対応の自販機でやってみたのですが、「ご利用できないカードです」と表示されて使えません。
PASMO対応の自動販売機でもSuicaは使えるので、明らかに私のiPhoneのSuicaが異常なのだと判明しました。
iPhoneの通知には
カード照会
今回のご利用に支払いは発生しませんでした
と表示されています。
後でAppleのサポートの話を聞いたところ、考えられるのが「iPhone内のNFCもしくはFeliCaのアンテナの故障」。
ところが私の場合は、同じiPhoneで「iD」だとちゃんと動作するし、2つ登録しているSuicaのもう1つだと使えることもわかりました。
このようなエラーの場合は、サポートへ電話してみたへ進んでください。
この場合の対処法は、モバイルSuica 要復旧操作のメールが届く?を参考にしてください。
私は電車は使わないので大丈夫なのですが、サポートに聞いたところ、改札でiPhoneのSuicaをかざしたらエラーになった場合は、改札脇にある駅員に問い合わせてください。とのことでした。
JRや私鉄の各駅には、表示されたエラーに対して原因を突き止める機械(?)があるようで、駅員に尋ねれば原因を調べてちゃんと対応してくれる、とのこと。
でも、なぜエラーになったか、またエラーにならないように対策はないのか知りたいですよね。
以下はiPhoneのSuicaがエラーになる原因をピックアップしてみました。
私がそうだったのですが、以前、iCloudからサインアウトした後、クレジットカードやSuicaの登録を登録・復元しないままコンビニで使おうとしたところ、やはりエラーになって使えませんでした。
その時は知らなかったのですが、iCloudから一度サインアウトすると、もう一度登録し直さないといけないので注意。
iPhoneを買い替えて新しいiPhoneにしたときや、バックアップから復元したときはApple PayのクレジットカードやSuicaが全て消えているので注意。
※ iCloudにバックアップされるので、すぐに復元可能です。
ご安心を。ちゃんともう一度Apple PayにSuicaを追加しようとすると、消えた「My Suica」が表示されてタップすれば元通りに復元します。
iPhoneのApple Payはかなりセキュリティー的に強固にできていて、ちょっとしたことでエラーになる可能性があります。
そこで「ヘルプモード」と呼ばれるセキュリティーを低くできるモードがあるので、これで使えるか試してください。
Suicaのヘルプモードの使い方は以下。
ヘルプモードの有効期限は1分間のみなので、この状態でうまく反応するか試してください。
ヘルプモードとは、JR東日本のサイトによると・・・
駅の改札や店舗などでSuicaをご利用の際、Suicaの読み書きを行う端末とiPhone・Apple Watchの通信に問題(無反応等)があったとき、一時的にSuicaを処理できるようにするためのサポート機能です。
ということらしいです。
iPhoneのSuicaは、指紋認証なしで使える「エクスプレスカード」に登録することができます。
なのでSuicaを使おうとしてエラーになる場合は、エクスプレスカードに登録してあるかチェックしてください。
確認方法・登録方法は以下。
「なし」になっている場合は、My Suicaをタップしてチェックを入れます。
なお、指紋認証が必要です。
さて、私の場合はうえで紹介したすべてをチェックしましたが、すべて正常でした。最初にAppleサポートへ連絡したのですが、リモート操作してもらい、iPhoneに搭載されているFeliCaのアンテナが不良かどうかチェックしてもらったのですが、「正常」とのことでエラーの原因はわからないままでした。
というわけで、JR東日本のサポートに連絡したら一発で解決しました。
サポートへの連絡から解決までの手順は以下のような感じ。
上記の電話番号をタップするか、電話アプリから電話を掛けます。
サポートにつながったら、ダイアルを表示させ数字の7をタップするとオペレーターにつながります。音声途中でも操作可能なので、オペレーターにつなげてください。
私の場合は、夕方18時ごろ連絡したのですが、意外とすぐにつながりました。
どうやらこれでiPhone内のICチップにデータが上書きされ、使えるようになったっぽい。
この作業はサポートセンターに連絡しないとできないっぽいので、サポートに連絡してから行ってください。(指示される)
JR東日本のサポートの方が言うには、今回エラーになってしまう原因は、しばらくiPhoneのSuicaを使っていない場合、iPhone内部のICチップのデータが古く、新しいデータが上書きされない状態だったらしい。
そこでサポートの方で強制的に上書きモードにして、データを書き換えた操作(上記で紹介した方法)を行ったところ、ICチップのデータが書き換えられて使えるようになったようです。
このしばらく使用しない期間というのは、サポートの方でもどれくらいの期間なのかが不明だということでした。現に、私は2つのSuicaを登録していたのですが、片方のSuicaは今回きちんと使えました。
また、Appleのサポートでは今回のような症状はほとんど相談を受けたことがないようで、せいぜいiOSを最新のものにしてください。で、解決できませんでした。
ただし、FeliCaのアンテナにトラブルがある場合は、Appleのサポートでないと解決できないので、どのようなエラーが表示されるかでどちらに連絡したほうがいいか変わってくるようです。
アンドロイドのおサイフケータイの場合、バッテリーがなくなっても完全に0にならない限り使うことができます。それどころか、電源がオフになっていても使うことができます。
が、iPhoneの場合、バッテリーがなくなったり電源がオフになっているとApple Pay自体が使えなくなるので、使うことができません。
ただし、最新のiPhone(iPhone XS以降)ではエクスプレスカードであればバッテリーがなくなっても予備の電力を搭載しているので、その後5時間は使用できます。
バッテリーが切れても使用できるかどうか確認するには、iPhoneのサイドボタン(電源ボタン)を押してください。この時画面の下のほうに「エクスプレスモードのカードが利用できます」と表示されれば使用できます。
iPhoneのおサイフケータイ(正式にはApple Payですが)は、アンドロイドのおサイフケータイに比べセキュリティーが強固なのか、ちょっとしたことでエラーになることがあります。
私の場合はアンドロイドのおサイフケータイをメインで使っていますが、ほぼ、エラーにならない(球になりますが)のに対し、iPhoneのApple Payはエラー率が微妙に高い気がします。
今までの経験上、コンビニなどで支払うときにApple Payがエラーになった場合は、かなりの確率で何度試してもエラーになるので、あきらめて現金で支払ったほうがいいかもしれません。
iPhoneのApple Payになれて現金には戻れない!と思うようになったら、次はアンドロイドに買い替えたほうがいいかもしれません。(笑)
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