2つのSIM 電話を掛けるときの指定方法は?

最新のiPhoneは物理的なSIMと、eSIMと呼ばれる電子的なSIMの2つのSIMを使い、2つの電話番号を1台のiPhoneで使うことができます。

最終更新日:2021-12-02 13:57

最新のiPhoneでは、1台のiPhoneで物理的なSIMと電子的なSIM(eSIM)の2つの電話番号を使うことができます。
そこで気になるのが、電話番号の使い分けはどうするのか?という点。
今回はiPhoneで2つのSIMを使う場合の、電話番号の使い分ける方法を紹介します。
仕事とプライベートを使い分けたい場合などに参考にしてください。

目次

iPhoneで2つの電話番号を使い分けるには

eSIMに対応しているiPhoneは?

2つの電話番号に対応しているiPhoneは、eSIMに対応しているiPhoneで、「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」以降になります。2018年以降に発売されたiPhoneで、現在発売されているiPhone SEもデュアルSIMに対応しています。
iPhone 13シリーズは、両方ともeSIMのデュアルSIMにも対応しています。

楽天の無料通話なのに料金がかかる!?

私は「LINEMO」と「楽天モバイル」の2つの電話回線を1つのiPhoneで使用しているのですが、ある時楽天モバイルの明細を見ていたら、何か月も前から電話代がかかっている!?

楽天モバイルの通話プランは、専用の通話アプリ「Link」からかければ0円でかけることができます。が、iPhone標準の電話アプリからかけてしまうと、30秒20円の料金がかかってしまいます。

私は車のカーナビにBluetoothでiPhoneとつなげているのですが、どうもカーナビから電話をかけていたら、楽天モバイルの回線経由でかけてしまっていたっぽい。

デフォルトの電話回線を設定する

そこであらかじめ電話を掛けるときは、どちらの回線を使うのか決めておきます。また、特定の相手には2つのうちのどちらを使うか指定することもできます。設定は以下。

設定を立ち上げ、「モバイル通信」を開きます。

「デフォルトの音声回線」をタップします。

普段使いたい電話回線をタップして、チェックを付けます。

今回は「楽天モバイル」に指定しました。

すると「デフォルトの音声回線」が「楽天モバイル」になりました。
同じやり方で、「LINEMO」や「au」「docomo」など指定できます。

もっと気軽に使い分けたい

もっと頻繁に電話番号を使い分けたい場合は以下のようにすればOK。

電話アプリを立ち上げます。

「キーパット」を開きます。

すると数字の上に使用する回線の名前が表示されているので、ここをタップします。

使用する回線を選択します。

ダイアルを使った場合で、頻繁に使い分けたい場合はこちらのほうが簡単です。

相手によって電話回線を使い分けるには

仕事とプライベートで使い分けたい場合なんかは、指定した相手にはどちらの回線を使うか個別に指定しておいたほうが楽です。やり方は以下。

連絡先を開きます。
回線を指定したい登録者をタップします。

名前の下(四角で囲ったあたり)をタップします。
※なぜか(利用不可)と表示されていますが・・・

使用したい回線を①タップし、②「完了」をタップします。

渡しの場合、なぜか「利用不可」という項目もありましたが、これが表示される理由は不明です。(ちゃんとかけることが出来ていましたし)

このように掛ける相手によって使用する回線を固定できます。

回線の名前を変更するには

2つの回線を仕事用、プライベート用と使い分けている場合、どちらがどっちの番号かわかりやすいほうがいいと思う人もいるかも知れません。
回線の名前をわかりやすいように変更することも出来ます。やり方は以下。

設定を開き、「モバイル通信」を開きます。

「モバイル通信プラン」にある名前を変更したい回線をタップします。

「モバイル通信プランの名称」をタップします。

デフォルトで用意してある名前があるのでここから選んでもいいですし、「カスタム名称」の方をタップすると・・・

回線名を変更できます。

ネットに使用する回線を選択する

iPhoneで2つのSIMを使っている場合、電話はこっち、インターネットはこっちのSIMとそれぞれ別々に使うことも可能です。通信容量がオーバーになりそうだったら、もう1つの方に変更する、ということも可能です。
インターネット用に使用するSIMを選択するには以下。

設定を開き、「モバイル通信」を開きます。

「モバイルデータ通信」をタップします。

インターネットを使うときに使用したい回線名をタップしてチェックを入れます。

モバイルデータ通信の切替を許可

楽天モバイルのように圏外なことが多い場合、自動的にもう1つの回線で通信する機能が、「モバイルデータ通信の切替を許可」です。ここオンにしておくと、回線状態が悪い場合、もう1つの回線に自動で繋げ、通信してくれます。
が、知らない間にそちらの回線で大量に通信をしていて、段階制のプランをオーバーしてしまうこともあります。
なので私はオフにしています。

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