LINE WAVE Clovaの起動と設定
Last update 2017-08-26 22:36:36
やっとと言うかようやくというか、LINE製スマートスピーカーの「WAVE」が届きました。
ちなみに名称なんですけれど、「WAVE」なのか「
多分、このスピーカーがWAVEで、このスピーカーに搭載されているAIが「Clova」ということなのでしょうか?
iPhoneで言う「Siri」みたいな。
今回は、このLINE WAVEの開封から起動、そして設定までを紹介します。
WAVAとアプリが接続できないよ~。という人も参考にしてください。
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目次
開封
ダンボールから取り出すと、ビニールに包まれた箱が出てきました。
箱を開けるとさらにダンボール箱が入っていました。
上のツマミを立ち上げ、取り出します。
「OPEN」と書かれた場所に切り取りラインがあるので、矢印の方に引っ張ります。
大きさはこんな感じ。
左側にあるのがiPhone 7です。
意外とずっしりとした重さ。
ビニールに包まれているので、はがしておきます。
WAVE本体の下の方には、「マイクを切る?」ボタン、「電源ボタン」「電源端子」が並んでいます。
このようにUSB端子になっているのですが、専用のアダプターに繋げないと、充電されないっぽい。
WAVE の起動
付属の電源アダプターをコンセントに差し込み・・・
※ 先程も書きましたが、この充電用アダプターを使わないと充電されないようです
その上の電源ボタンをLEDランプが点灯するまで長押しします。
電源がオンになると、かなり大きな音声でWAVEがしゃべってきます。
私は夜間、起動したというのもありますが、あまりに大きな音だったのでびっくりして飛び上がってしまいました。(笑)
とにかくすごい大きな音なので、アパートなどに住んでいる人は注意してください。
あらかじめスピーカーのボリュームを小さくしておくことをお勧めします。
WAVEの設定
さて、ここからいよいよLINE WAVEの設定を紹介します。が、あらかじめiPhoneやアンドロイドに「LINE Clova」というアプリをインストールしておく必要があります。
あと、すごく大事なことなのですが、WAVEはWi-Fi経由でインターネットに接続するので、Wi-Fi環境が無いとWAVEは使えないので注意。
LINE Clovaのインストール
- iOS版 LINE Clovaのダウンロード
- アンドロイド版 LINE Clovaのダウンロード
LINE Clovaから設定
LINE Clovaをインストールしたら立ち上げ、「LINEログイン」をタップします。
※ スマホにLINEがインストールされて、ログインしている必要があります
LINEが立ち上がり「認証」が行われます。
右下の「同意する」をタップします。
「WAVEが見つかりません」という画面が表示されるので、「新しいWAVEを追加」の部分をタップします。
周辺にあるWAVEを検索し始めます。
※ WAVEの電源が入っていること
しばらくすると「WAVEが見つかりました」という画面になります。
このまましばらく待ちます。
①接続するWi-Fiのアクセスポイントを選択します。
②の部分にパスワードを入力します。
「Wi-Fiってなに?」「Wi-Fiのパスワードがわからない」という人は、Wi-Fiとは iPhoneの設定編を参考にしてください。
WAVEが見つかりませんでしたと表示される
もし、Wi-Fiアクセスポイントがいくら待っても表示されない場合は、このように「WAVEが見つかりませんでした」と表示されてしまいます。
この場合は、iPhoneやアンドロイドを再起動してからやり直してみてください。
Wi-Fiのパスワードを入力したら、右下の「接続」をタップします。
「次へ」をタップします。
許可
位置情報の利用を許可しますか?と聞いてくるので、「許可」をタップします。
これで設定は完了です。
簡単な使い方が表示されるので、さっそくWAVEに向かって「クローバ」と呼びかけてみてください。
ピロン♪ という音がしたら、音声入力モードになります。
WAVEの底面のLEDが緑色になるので、何か質問してみてください。
「明日の天気は?」とか「今何時?」とかやさしいものから聞いてみてください。
LINE Musicとの連携
メインとなるのが4000万曲(2017年8月末時点)が用意されたLINE Musicとの連携だと思います。
LINE Musicは有料ですが、トライアル期間として6ヶ月間無料で使用できるので、必要がなければ解約してしまえばいいのですが、LINE MUSICがなくなるとWAVEの魅力も半減してしまうかも。。。
ちなみにWAVEを使うにあたってiPhoneやアンドロイドとアプリを通じて連携できるのですが、スマホ側の音楽を流すことは出来ず、もし、iPhoneやアンドロイドに保存されている曲を流したい場合は、Bluetoothスピーカーとして接続する必要があります。
はじめて使ってみて感じたこと
さて、最初にLINE WAVEに触れてみて感じたことは・・・
良い点
まずはいいな。と感じた点。
音がすごくいい
以前、パソコンのスピーカーのノイズが気になって、スピーカーをUSB接続のものに買い替えたのですが、低音が貧弱だったんです。が、このWAVEはかなり重低音が強調されていて、すごくいい音です。
日本語の発音が自然
今まで「Siri」や「OK Google」、そして「コルタナ」と試してきましたが、今のところ「Clova」の合成音声がもっともネイティブな日本語に近い気がします。
合成音声なのか本当の人間の声かよくわからないぐらい、流暢な日本語を話してくれます。(笑)
安い
私の場合、先行発売版を購入したので、1万円という破格の安さで購入できました。(定価は1万5000円)
この程度の料金だと、仮にClovaの出来がよくなくてもスピーカーとして考えれば妥協できる感覚だと思います。
ちなみにBluetoothを搭載しているので、iPhoneやパソコンとBluetooth接続してスピーカーとしても使えます。
パソコンを持っていない人にはありがたいかも。
音楽との連携
メインはスピーカーだけあって音楽を流すことっぽい。
特に4000万曲に対応しているLINE MUSICを声の指示だけで流してくれるので、BGMがないと生きていけない人には便利かもしれない。
また、「静かな曲をかけて」とか「夜に合う曲をかけて」などの問いかけにもちゃんと反応してくれるのですが、選曲は微妙。(笑)
ただ、「60年代(1960年)の曲をかけて」と話しかけたら、プラターズの「オンリー・ユー」が流れ出しました。続いてサム・クックの「Wonderful Wold」が流れてきました。
外国の曲ばかりかな。と思ったら、3曲目はオフコースの「愛の中へ」が流れてきました。この曲は1981年に発売された曲ですが・・・。
かかっている曲名、歌っているアーチスト名を知りたいときは、「今かかっている曲について教えて」と聞けば教えてくれます。
例えば「ニール・セダカの曲をかけて」というような指定はうまく出来ませんでした(今かかっている曲の曲名が返ってきた)が、「オフコースの曲をかけて」はちゃんと反応してくれました(「きかせて」がかかりました)。2曲目は「こころは気紛れ」。なかなか選曲は私好みのようです。
悪い点
現時点で感じたWAVAとClovaの悪い点を上げてみたいと思います。
バッテリー搭載
なぜバッテリー搭載なのかがいまいちわからないのですが、スマホみたいに満充電になったら外して使ってくれ、ってことなのかなぁ?
でも、音楽を流し続けたりすると、ものすごい勢いでバッテリーが減っていきます(バッテリ残量はスマホ側のアプリで確認)。
多分ですが、満充電で3~4時間ほど音楽を流し続けてると、空になるペースだと思います。
ということは電源ケーブルをつけっぱなしで使うのでしょうか?
でもそれだと、バッテリーがどんどん劣化していくし・・・。ノートパソコンを使っている人ならわかると思うのですが、充電し続けて使うと1年後ぐらいには、5~10分ほど使っただけでバッテリー残量が0になるレベルまで寿命が短くなるんですよね。
かと言ってバッテリーを取り外すようなネジなどは見当たらないので、バッテリーを外して使うという使い方はできないっぽい。
さらにバッテリー非搭載なら、もう少し値段を下げられると思うんですよね~。
持ち運びするには便利かもしれませんが、かなりの重量なのと、意外と持ちにくいので、外出先に持っていく。なんてことはしないと思うんですよね。(Wi-Fiがないと使えないし)
天気予報と時刻読み上げぐらいしか出来ない
現状では「天気予報」と「時刻の読み上げ」ぐらいしか出来ません。(笑)それとあとはLINEミュージックの再生と停止ぐらい。
ほんとうに何も出来ません。SiriやOK Googleなら、スマホと連動して色々なことが出来ますが、あくまでスピーカーなので、出来ることがかなり限られてきます。
ただ、今後のアップデートでどのくらい改善されるか、が期待ですね。
例えば「東京タワーの高さな?」と聞いても、「これからの課題にさせてください」的な返事が返ってくるだけで、検索端末としても使えないです。
GoogleやYahoo、ウィキペディアなどと連携してくれればこの辺は解消されるのかもしれませんが、Google Homeが発売されたら、勝ち目があるのかな??
日本語認識率が乏しい
SiriやOK Google、コルタナは、ほぼ100%レベルでこちらの日本語を理解してくれます。が、Clovaは、認識力がかなり乏しいです。
Siriなどは質問や命令を理解した上で、返事をしてくれたり、出来なければ出来ないと言ってくれますが、Clovaの場合はトンチンカンな返事をしてくることが多いです。
例えば「バッテリー残量を教えて?」と聞いてみたところ、「メジャーを用意して目の前のデバイスのサイズを図ってみてください」とか「予備のバッテリーがあると安心できそうですね」という返事が返ってきました。
あと、「静かな曲を再生して」という質問にはちゃんと反応してくれるのですが、なんか・・・アップテンポな騒がしい曲が流れてきました。。。
ただ、「夜に合う曲を流して」と頼んだところ、ピアノの静かな曲が流れてきました。曲の選曲は当たりハズレがあるようです。。。。
音が途切れる
天気予報や音楽を流すことぐらいしか現状だと出来ないので、BGM代わりに使っているのですが、頻繁に音が途切れます。
10~20秒に1回ぐらいの割合で、音楽がプツプツ途切れます。
原因はわかりません・・・。
もしかしたら、夜間になると我が家のインターネット回線(ドコモ光)は、0.5Mbpsぐらいまで速度が落ちるので、そのせいかもしれません・・・。
回線が早い時間帯(昼間)は、音が途切れることはありませんでした。
Clova に反応してくれない
WAVEを操作する場合、「
iPhoneのSiriに比べると、何度も呼びかけないと反応してくれません。
また、テレビの何かの音に反応してしまうことがありました。
まとめ
「LINE WAVEは買いかどうか」と聞かれたら現時点では、LINE Musicに加入してて、音楽を流しっぱにしたい。という人には、スピーカーとして買うつもりなら「いいかもしれない」と答えるかもしれませんが、そうでなければ、「微妙」ですね。(笑)
ただ、今後のアップデートで「何ができるようになるのか」によっては、大化けする可能性はあるかも。
特に、LINEに届いたメッセージを読み上げてくれたり、いちいちスマホのLINEを開かなくても、WAVEに話しかけてやり取りするだけで、メッセージを送れたりとかができれば、俄然面白くなりそうです。
※ Siriでは出来ますが
将来的にはLINE Newsを読み上げてくれたりも出来るそうなのですが、現在(2017年8月)はまだ出来ません。
「LINE NEWSを読み上げて」と話しかけると、「日々のニュースをお届けできるように、いま準備しています」と言われてしまいました。。。
でも、ニュースを読み上げてくれれば、意外と役立つかも。
でも、iPhone搭載の「マップ」が、Google製からApple社製になったときも色々騒がれたし、もっと言えばiPhone登場時もかなり叩かれたので、Google HomeやAmazon Echoより先行して日本発売にこぎつけた点は、すごいことかもしれない。
今回始めてスマートスピーカーと言うものに触れてみて、Google HomeやSiri搭載スピーカーがすごく待ち遠しくなりました!
もともと私は、iPhoneのSiriはかなり活用していて、音声でいろいろな操作ができる機能はかなり便利になるだろうな。とは思っていたんですよね。おそらく、スマホの次は音声で全てができるようなデバイスだろうなぁ。と。
今後登場してくる「Google Home」なら検索に。Siri搭載スピーカー「HomePod」ならiPhoneとの連携(リマインダーや電話、メールやメッセージの送信など)が期待できそうですし。
また、アマゾンの「Amazon Echo」なら、プライム会員用の音楽を無料で流せそうですね。(LINE Musicは有料)
購入にあたって不明な点などあれば、コメントいただければ分かる範囲で答えます。
関連ページ
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- LINEミュージックを退会・解約するには
- Siri と OK Google と コルタナを比較してみた
- Siriの使い方としゃべってコンシェルとの比較
- iOS7.1でSiriの発音が自然になった!
最終更新日 2017-08-26 22:36:36
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投稿日:2017-08-25 | | |