iPhoneと車載カーナビを接続すると、iPhoneの画面をカーナビに表示させることが出来ます。この機能のことをCarPlayと呼び、対応している車載カーナビであれば簡単に実現できます。
最終更新日:2019-07-06 09:54
iPhoneのCarPlayとはなんでしょう?CarPlayとは、iPhoneと車載カーナビを接続し、iPhoneの画面をカーナビに表示させることが出来る機能です。
車内でiPhoneを使う場合は、車載ホルダーなどが必要ですが、CarPlayを使えばiPhoneは伏せたままでも車載カーナビの画面に表示されるので、スマートに車中でiPhoneを操作することが出来ます。
今回はCarPlayを始めるにはどうすればいいのか、またどのような機能があるのかを動画や写真を用いて紹介したいと思います。
ただし、iPhoneにインストールされているすべてのアプリが使用できるわけではなく、CarPlay対応のアプリのみが表示されます。基本的にYouTubeやゲームのような画面を注視するようなアプリは使えません。運転に支障が出ますからね。
主にカーナビ系のアプリや電話、メッセージ、音楽再生アプリなどが対応しています。これらのアプリはiPhoneにインストールしてあれば、自動的にCarPlayの画面に表示されます。
残念ながらすべてのカーナビがCarPlay対応というわけではありません。基本的に車のメーカー純正のカーナビや一部のカーナビにしか対応していません。
特にハスラーやLapin、スペーシアなど安価な軽自動車でも選択可能です。
CarPlay 対応の車種は、Apple公式ページに記載されています。
残念ながら純正以外の市販のカーナビでは、いまだにあまり対応機器はありません。2019年現在、CarPlay対応のカーナビ、カーオーディオを発売しているのはパイオニアやケンウッドの上位機種のみ。吸盤でダッシュボードに取り付けるポータブルカーナビ(ゴリラなど)は、対応していないようです。
以下はカロッツェリアや彩速ナビと言ったカーナビ、カーオーディオのCarPlay対応製品です。
ただし、カーナビや地デジなどは付属していないので注意。
最新のモデルはMDV-Z905になります。または、MDV-M906HDW。
こちらはアマゾンでも7万円強もする価格なので、CarPlayを実現するためだけにこの価格は手を出しにくいのが弱点。
ただし、フルセグ付きでドライブレコーダーにも対応しているので、カーナビでいろいろ実現させたい人にはお勧め。
ちなみに905Wや905のように「W」がついているついていない、の違いは、ワイドかどうか。ワイド版は画面右端に操作ボタンが並んでいます。
では、続いてCarPlayを使う方法を紹介します。といっても対応しているカーナビが用意できていれば、すぐに使えます。
CarPlay対応カーナビの中にはBluetoothで接続する製品もあるようですが、今のところほとんどないようです。私が持っている彩速ナビもBluetoothでiPhoneと接続できるのですが、CarPlayを使うにはUSBケーブルでつなげないと使えないようです。
CarPlayを使うには特別なアプリは必要ありません。
CarPlayでは対応アプリしかアイコンが表示されません。
CarPlayに戻りたい場合は、画面左上にある「Apple CarPlay」のボタンをタップするだけです。
ここを軽くタップすると、iPhoneのホームボタンの役割になりますが、指を触れたままにするとSiriが起動します。
ただし、走行中は騒音が大きいせいか、反応は鈍いです。
基本的にSiriが起動し、かけたい相手を連絡先に登録されている名前で指示します。が、このようにダイアルや連絡先を表示させて電話をかけることも出来ます。
何度か使いましたが、かなり音声はクリア。
彩速ナビではCarPlayを使わなくてもBluetoothでiPhoneと連携が出来ます。BluetoothでiPhoneと連携させると、CarPlayのように音楽を再生することも出来ますし、電話をかけることも出来ます。なのでわざわざ高いCarPlay対応のカーナビを買わなくてもBluetooth対応のカーナビであれば、「電話」「音楽再生」に関しては実現できてしまいます。
CarPlayでないと実現できない機能は、Googleマップなどスマホのマップが使える、Siriが使える、メッセージが使えるぐらいしかありません。
7万円以上出してCarPlay対応のカーナビを購入するか迷うところではあります(いちいちケーブルで接続しないといけないし・・・)。
もちろんCarPlayでは地図アプリのナビを使うことも可能。ですが私は渋滞情報も正確なGoogleマップを使うことが多いです。
他にもYahoo!カーナビやカーナビタイムもCarPlayに対応しています。
CarPlayのアンドロイド版の「Android Auto」ですが、CarPlayに対応しているカーナビであれば基本的にAndroid Autoも使用できます。CarPlayと同じでUSBケーブルで接続すればすぐに使えます(ただし、Android Autoはアプリが必要)。
どちらも使ってみましたが、どちらも使えるアプリが限られています。また、Android Autoではカーナビは「Googleマップ」のみ。
それとAndorid Autoはまだまだ不安定で、かなりの確率で固まってしまうことが多いようです。使いやすさ、安定さではCarPlayの方が上かもしれません。
まだまだCarPlayで出来ることは限られているので、頻繁に車でどこかに出かける人(仕事とかで)にとっては非常に便利な機能ですが、通勤に使う程度とか、休みの日に車に乗る程度の人にとってはあると、必要な機能か?というと難しいところです。
ただし、私のようにGoogleマップで渋滞情報を確認して運転したい、という人にはCarPlayはなかなか便利でおもしろい機能です。
「こういうことは出来るの?」といった疑問があれば、コメント欄から送信してください。わかる範囲で答えます。
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