googleマップでカーナビ
Last update 2019-07-03 00:09:11
iPhoneに最初からインストールされている「マップ」は、たんに地図が見られるアプリではなく、目的地を入力すれば、カーナビのように目的地までの道順を検索してくれます。
iPhone4ならGPSを搭載しているので、現在位置から目的地までもすぐに検索してくれちゃう。
普通のカーナビのように、起動に時間がかかったり、現在の場所をキャッチするのに時間がかかったりすることもないので、かなり手軽に使えます。
しかも、無料で使え(パケット代はかかりますが、パケット定額に入っていれば、実質無料)、電車や徒歩での移動の場合の道順や乗り換え案内、到着時間や、料金まで検索できます。
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googleマップでカーナビを使うには
まずは基本的な使い方から。
目的地を地図上に表示させたら、指でタップし続けると、左の画像のようにピンが地図上に刺さります。
吹き出しが表示されるので、その部分をタップします。
「ここへの道順」をタップします。
また、ここからの道順として設定する事も可能です。
住所まできっちり表示されるんですね。
すると、出発地点は、現在地と入力されているので、画面右下の「経路」の部分をタップします。
道順が表示されました。
デフォルトでは、電車での道順が表示されます。
車の絵をタップすると、車での道順が表示されます。
時計のアイコンをタップすると、別の時間や別の経路での電車の乗り換え案内が表示されます。
今出発した場合の、一番ベストな乗り換え案内を表示してくれます。
また、第二候補、第三候補も表示してくれます。
お気に入りに入れる
よく行く場所や、自宅なんかはブックマークしておくと便利。
お気に入りに入れるには、
たとえば、横浜駅をブックマークしてみましょう。
横浜駅を指でタッチし続けると、ピンが刺さります。
表示された吹き出しをタップすると…
続いて適当な名前で登録します。→
検索する時は、本のアイコンをタップすると、お気に入りに登録していたデータを呼び出せます。
ブックマークを開いたところ。→
ナビゲーションは、1つだけでなく3つほど候補が表示されます。
第一候補や第二候補の違いですが、まずは現在の時間に出発した場合の乗り換えや到着時間が短い物が一番上に表示されます。
2番目、3番目は、別の経由での乗換えや、次に到着する電車で出発した場合での乗り換え案内になります。
車での道順を表示してみました。
道順は、車か、電車、もしくは徒歩の3つから選べます。
車や徒歩の場合、移動距離とかかる時間も表示されます。(あくまでも目安ですが)
画面左下の▲のアイコンをタップすると、現在の位置を中心に地図が表示され、移動するとそれに合わせて地図も移動していきます。
もう一度▲をタップすると、自分が向いている方向が縦方向に表示されるようになります。
ただ内蔵されている電子コンパスを基準に移動方向を検知しているので、あんまあてになりませんが・・・。
市販のカーナビとほぼ遜色ない表現ですね。
というか、googleマップの方が普通のカーナビより詳細に表示されていますね。
カーナビとの比較
現時点でのカーナビと、このiPhoneのマップによるカーナビの違いをまとめてみました。
- iPhoneのマップの方が優れている面
- 現在位置のキャッチが早い
iPhoneは、GPS以外に3G回線のアンテナからも現在位置を割り出しています。
そのため、普通のカーナビが原電投入から現在位置を把握するのに、数分から数十分かかるのに対して、iPhoneのマップは、1~2分で現在位置を割り出します。 - 拡大・縮小が滑らか
googleマップを使ったことがあればわかると思いますが、カーナビは100分の1、500分の1といった地図の拡大・縮小を選べますが、googleマップのそれは縮尺はほぼ無限。
見やすい縮尺を無段階で選択でき、また拡大・縮小自体が非常に滑らかです。 - 地図が最新
カーナビは、最新の地図に更新するためには、新しいカーナビを購入したり、追加で料金を支払わなければなりませんが、iPhoneのマップは、地図データがサーバー上にあるため常に新しい地図が無料で入手できます。 - 電車での移動もナビしてくれる
これは市販のカーナビには無い機能ですね。 - 地図が詳細
地図には建物の形だけでなく、番地や建物の名前まで記入されています。
また、個人で営業しているような小さな飲食店でも名前が載っています。 - 無料
iPhoneやスマートフォンを購入しなくてはなりませんが、googleマップを使用するのに特別な料金はかかりません。
パケット代がかかりますが、パケット定額サービスに加入していれば、実質無料です。 - ストリートビューを使用できる
iPhoneのマップは、パソコンのgoogleマップのようにストリートビューを見ることができます。
最近のカーナビは、交差点をポリゴンの立体表示を利用して表示してくれるものもありますが、iPhoneのマップは、実際の写真です。
- 現在位置のキャッチが早い
- 市販のカーナビの方が優れている面
- コースを外れるとリルートしてくれる
市販のカーナビは、指定したコースを外れるとそれに合わせてコースを再計算してくれます。
ところが、iPhoneのマップはそうした機能は今のところありません。 - 道順が適切
カーナビの道順は、1.距離が一番短いコース
2.高速道路を優先するコース。もしくは一般道を優先するコース
3.国道を優先するコース
などなど、色々な条件から算出できますが、iPhoneのマップの道順は、高速道路を優先し、国道を優先する傾向が高いです。
また、1つしか算出されないので、場合によっては使い物にならない時も…。 - 音声案内がある
市販のカーナビでは当たり前の音声案内。
残念ながらiPhoneのカーナビには、そうした機能はありません。 - 進行方向が確実
市販のカーナビは、移動地点の変化により進行方向を割り出しています。そのため、表示される地図は車が向いている方向が、かなり正確に上向きに表示されます。
それに対してiPhoneのマップは、内蔵の電子コンパスを利用しているため、進行方向が結構いい加減です。 - 渋滞情報が見られる
全ての機種に当てはまるわけではありませんが、たいていのカーナビの場合、別売か内蔵のVICSユニットや独自のネットワークによる渋滞情報を表示できたりしますが、今のところiPhoneのマップはそうした機能はありません。
ただ、外国では渋滞情報も提供されているみたいです。 - 画面が大きい
iPhoneの画面は3.5インチ。
それに対して市販のカーナビは、5インチ以上がほとんど。
iPhoneは、3.5インチでも高解像度なので細かい地図も見やすいんですけれど、やっぱ画面は大きい方がいいですね。 - パケット通信が必要ない
市販のカーナビは、SSDやHDDに地図が内蔵されているので、インターネットが利用できない場所でも地図を見ることができます。また、パケット代もかかりません。
- コースを外れるとリルートしてくれる
以上が、市販のカーナビとの比較ですが、iPhoneのマップは無料で使える半面、道順が大雑把だったり、リルートがないなど、実際には実用的ではありません。
電車の道順は、かなり実用的ですが、カーナビとしてはいまいちです。
ただ、どうも今後googleはカーナビ業界に本格的に進出するなんていう噂もあるので、ストリートビューを利用できるgoogleマップは、最強のカーナビになる可能性も秘めています。
渋滞情報も今後提供されるかもしれないし、なんといっても無料で利用できる!!
また、iPhoneは、カーナビ専用アプリもたくさん用意されているのですが、こうしたカーナビは、標準搭載されているマップの弱点を補うアプリがほとんど。
しかも、料金は1,000円程度から高くても数千円という低価格。
それぞれアプリによって一長一短があるみたいですが、市販のポーダブルカーナビが数万円する事を考えると、ものすごく料金的にもお得なので、これからカーナビ市場が一新される可能性がありますよね。
ポータブルカーナビによって、カーナビ市場は大変革したわけですが、スマートフォンの普及と、googleによって、今後のカーナビの世界に革命的な進化が訪れるかもしれませんね。
最終更新日 2019-07-03 00:09:11
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投稿日:2011-01-05 | | |