iPhoneの動画をパソコンに転送するには
iPhoneで撮影したり保存した動画をパソコンに転送してバックアップする方法を紹介します。エラーが出る場合が多いのでソフトを使います。
最終更新日:2021-09-02 14:41
iPhoneで撮影・録画した動画をパソコンに転送/移行するのは、意外に厄介です。というのもケーブルをつないでエクスプローラーでコピーしようとしても、エラーが出てうまくいかないことが多いからです。
そこで今回は、簡単確実にiPhone内の動画をWindowsなどパソコンに転送する方法を紹介します。
目次
iCloud経由で同期
もし、動画の個数が少なければiCloud経由で転送したほうが簡単です。やり方は以下。
*注意
無料で使用できるiCloudのスペースは5GBのみになります。なので、あまり大量の動画を転送するには向きません。
また、Wi-Fiに接続する必要があります。
大量の動画を転送するには、ケーブルをつないでコピーに進んでください。
Windows版 iCloudをインストールしておく
まずはパソコン側の操作です。
Windowsストアから「iCloud」をインストールしておきます。
インストールが完了すると、エクスプローラーの「デスクトップ」の下に「iCloud Drive」が作成されています。
これで準備は完了です。
iCloudドライブに動画を保存する
iPhoneの「写真」を開きます。
画面右下にある「アルバム」をタップします。
「ビデオ」をタップします。
右上にある「選択」をタップします。
パソコンに転送したい動画を選択していきます。
なお、転送には時間がかかるので初めは1~数個の動画を選択してください。
共有ボタンをタップします。
下からメニューがせせりあがってくるので、上にスクロールします。
「"ファイル"に保存」をタップします。
「iCloud Drive」をタップします。
右上にある「フォルダ」のアイコンをタップします。
わかりやすい名前(ここでは「動画」にする)をつけます。
「完了」をタップします。
作成した動画フォルダが選択されていることを確認し、右上の「保存」をタップします。
これでiCloud上に動画がアップロードされます。
パソコン側で確認する
エクスプローラーを立ち上げ、デスクトップの下にある「iCloud Drive」を開きます。
* 「iCloud Drive」がない場合は、「iCloud for Windows」がインストールされているか確認してください。
iPhoneで作成したフォルダがありました。開きます。
さきほどiPhoneで選択した動画が表示されていると思います。
このようにファイル名の前に雲のアイコンがあるものは、まだWindowsにはダウンロードされていません。
クリックするとダウンロードが開始し・・・
動画が再生されました。
ダウンロード済みの場合は、このようにチェック済みのアイコンが表示されます。
ケーブルをつないでコピー
動画が大量にある場合は、iPhoneとパソコンをケーブルでつないでコピーします。
ただしエラーが起こることが多いので、ソフトを使う方法も紹介します。
iTunesのインストール
WindowsなどのパソコンにiPhoneを認識させるには、あらかじめiTunesというソフトをインストールしておく必要があります。
すでにインストール済みの人は、に進んでください。
iTunesのダウンロードページに行き、iTunesをダウンロードおよびインストールします。
iPhoneとパソコンをケーブルでつなげる
iTunesのインストールが完了したら、iPhoneとパソコンをケーブルでつなぎます。
するとパソコン側にこのような警告が表示されるので、「続ける」をクリックします。
iPhone側でもこのような警告が表示されるので、「信頼」をタップします。
これで準備は完了です。
動画を転送する
エクスプローラーを立ち上げると、「PC」の下に「Apple iPhone」というアイコンがあると思います。
このアイコンをクリック。
なお、「Apple iPhone」が表示されない場合は、iTunesやエクスプローラーでiPhoneが認識されない場合の対処法を参考にしてください。
すると、「Internal Storage」というフォルダが表示されます。
このように「このフォルダーは空です」と表示される場合は、iPhoneに刺しているケーブルを何度か抜き差ししてください。
「DCIM」というフォルダがありました。
クリックして開きます。
「100APPLE」のようなフォルダが表示されました。
中を開くと写真などが大量に保存されています。
動画だけ表示させるには
エクスプローラーの検索欄をクリックします。
iPhoneで撮影した動画だけを表示させるには、検索欄に「mov」と入力してエンターキーを押します。
すると動画だけが表示されました。(時間がかかる場合があります)
パソコンにコピーする
表示された動画からパソコンにコピーしたいものを選択します。
パソコン内の適当な場所にドラッグ&ドロップします。
転送が開始され・・・
パソコンに動画を保存することが出来ました。
エラーが出る
予期しないエラーのため、ファイルを移動できません
ところがこのやり方だと、「予期しないエラーのため、ファイルを移動できません」と表示されて一向に進みません。
送り側のファイルまたはディスクから読み取れません
場合によってはこのように「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません」というエラーが出る場合があります。
デバイスに到達できません
デバイスに到達できませんというエラーの時もあります。
いずれにしろ、このようなエラーが表示されると、なにをしても転送できなくなります。
そこで以下のような専用のソフトを使用します。
ソフトを使う
iFunbox
今のところ無料で使いやすい「iFunbox」というソフトを紹介します。
iFunboxのサイトを開き、「iFunboxをダウンロード」をクリックします。
最新のバージョンをダウンロードしました。
ノートンセキュリティでスキャンしましたが、安全のようです。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして起動します。
ユーザーアカウント制御が表示されるので、『はい』をクリックします。
インストールしていきます。
「日本語」が選択されていることを確認し、「OK」をクリック。
「使用許諾契約書」が表示されるので、「同意する」をチェックし、「次へ」をクリック。
「インストール」をクリックします。
インストールが完了しました。「完了」をクリックします。
iFunboxが起動しました。
この状態でiPhoneとパソコンとをケーブルでつなぎます。
iPhoneを認識するとこのような画面になります。
左側のアイコンから「写真」をクリックします。
iPhone内の写真や動画がサムネイル表示されました。
便利なことに日付ごとにまとめられているっぽい。
パソコンに転送したい動画をチェックします。
中央上にある「エクスポート」をクリックします。
パソコン側の保存先を選択します。
するとパソコンに転送されました。
終了するまでしばらく待ちます。
無事iPhone内の動画をパソコンに転送できました。
最近は私はこの方法でiPhoneで撮影した動画をパソコンに転送しています。
やっぱり一番確実かなぁ。
MicroSDやUSBメモリに保存してからパソコンにコピーする
最後に紹介する方法は、MicroSDカードやUSBメモリにいったん保存してから、パソコンのSDカードリーダーなどに差し込んで動画をコピーする方法です。
Qubiiを使う
iPhoneでMicroSDカードを使う方法はいくつかあるのですが、自動で新しい写真や動画をMicroSDカードにバックアップし、なおかつ高速に転送してくれるQubiiがお勧めです。
別途MicroSDカードが必要です。
256GBまで使用できます。
Qubii専用のアプリをインストールします。
QubiiとiPhoneをケーブルでつなぎ・・・
アプリが自動で立ち上がり、バックアップが開始されます。
Qubiiのいいところは、一度MicroSDカードに保存したものはスルーし、新しい写真や動画だけをバックアップしてくれるところです。
なお、Qubiiは写真や動画だけでなく、連絡先やiPhone内にある音楽ファイル、カレンダーなどのデータもバックアップすることが出来ます。
詳しいやり方は、iPhoneの写真をMicroSDカードへバックアップする方法を参考にしてください。
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