iPhoneの設定を開くと、「2ファクタ認証を有効にする」という警告のような表示がある場合、どうしたらいいのでしょうか?そもそも2ファクタ認証とは?
最終更新日:2021-06-23 15:45
昔作ったApple IDでサインインしたり、古いiPhoneをひさびさに起動させたときなど、設定を開くと「2ファクタ認証を有効にする」という注意喚起のような表示を見かけたことがあるかもしれません。
有効にしていいのか?そもそも2ファクタ認証とは?ここでは2ファクタ認証とは何か、有効にするには?などを紹介します。
2ファクタ認証とは、日本語で言うと「2段階認証」のことで、「ファクタ」は日本語で「要素」とか「因子」のことです。2回の要素の認証という感じでしょうか。
昨今のパスワード流出事件や安易なパスワードを設定している人達に、iPhoneやApple IDが乗っ取られる事件が多発しているので、最近では大手のサービスはパスワードがマッチしてもログインできない、2段階認証を取り入れるところが多くなってきました。
iPhoneの2ファクタ認証は、生体認証(もしくはパスコード)を有効うにしているiPhoneに2段階目の6桁の数字を表示させ、それを入力しないとサインインできない仕組みになっています。
似たような仕組みで、6桁の確認コードが届くものもありますが、「2ファクタ認証」は認証済みのiPhoneにしか確認コードが表示されず、なおかつ確認コードを表示させるには生体認証(指紋・顔認証)かパスコードを入力しないと見ることが出来ません。
また、認証しているiPadやMacがあれば、iPhone以外に複数の端末で確認コードを受け取ることが出来ます。
6桁の入力欄があります。
サインインしていないのにこのような表示が出た場合は、「許可しない」をタップしてください。
この6桁の数字を先ほどの画面に入力します。
このように「2ファクタ認証」では、パスワードの認証後に、認証済みのiPhoneに確認コードを表示させ、確認コードを入力しないとサインインできない、2段階の認証システムです。
なのでたいていは「サインインしたままにする」にチェックをしておくと、次回以降サインインしたままの状態を維持しています。
ただし、ある程度時間が経過すると、もう一度2ファクタ認証をする必要があります。
Apple IDが乗っ取られると、
などの操作を行われる可能性があります。安易なパスワードを使っている人で、2ファクタ認証を有効にしていない人は気を付けてください。
なお、2ファクタ認証を有効にしている場合、見覚えの無い確認コードが記載されたSMSが届いた場合は、iPhoneやApple IDが乗っ取られた?対策をとってみたを参考にしてください。
なるべく早い段階で2ファクタ認証を有効にしておきましょう。
この部分をタップします。
「有効にする」をタップします。
2ファクタ認証は、2019年あたりから無効に出来なくなりました。また、Apple ID作成時に強制的に2ファクタ認証もオンの状態(昔は有効にするか選択できた)になっています。
注意してほしいのは、電話番号を変えてしまった場合。どのiPhoneにもサインインしていない状態の場合、確認コードは、登録した電話番号にSMSで届きます。
そのため、ずっと昔に作ったApple IDをひさびさに使おうと思ったが、電話番号を変更してしまったので、サインインできない、なんて場合は注意が必要です。
「確認コードを受信していませんか?」をタップすると・・・
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