iPhoneとiPod touchの違いがわからない人が多いようなので、まとめてみました。基本的には音声通話、携帯メールができない、そしてGPSが搭載していないiPhoneと思ってもらえれば
最終更新日:2020-03-19 21:02
無くなると言われていたiPod touchの新型が2019年5月に登場しましたね。
iPhoneとiPod touch、そして解約したiPhoneはそれぞれなにが違うのでしょうか?
今回は契約中のiPhone、解約したiPhone、iPod touch、そしてiPadの違いをまとめてみました。
また、「こういう機能は使える?」という質問があれば、このページのコメント欄に書き込んでください。
左がiPod touchのケース。右はiPhoneの箱。
もっとも大きな違いは、価格です。新しいiPod touchは21,800円(税別)から購入できます。が、iPhone XRは、64,800円。iPhone 11 Proは106,800円もします。
本体価格 | |
---|---|
新しい iPod touch 32GB |
21,800円 |
iPhone 8 64GB | 52,800円 |
iPhone 11 64GB | 74,800円 |
最新のiPhoneは10万円を超える定価ですが、過去に発売されたiPhone 8であれば5万円ほどで購入できます。(2020年でも販売中)それでもiPod touchの倍以上の価格。
ただし、iPhone 8はGPSもおサイフケータイ(Apple Pay)も搭載。SIMを刺せば通話や屋外でのモバイル通信も可能です。
※ iPod touchは基本料金などは不要です。
ちなみに新しいiPod touchは、iPhone 7とほぼ同じ性能。
ただし、iPod touchでもFacetimeやLINE電話、IP電話などのアプリを利用すれば、音声通話が出来ます。
その場合、相手の音声はスピーカーから流れてしまうので、ハンズフリーヘッドフォンやBluetoothのハンズフリーで話すと良いでしょう。
iPhone 7から搭載されたFeliCaが搭載されたので、iPhoneをレジにかざして使えるApple PayがiPod touchには搭載されていません。
ただし、「LINE Pay」や「PayPay」はバーコードを見せれば決済できるので、iPod touchでも使えます。
※ PayPayなどの登録には、SMSが必要です
iPod touchにはGPSが搭載されていません。なのでカーナビ的な使い方が出来ません。Google Mapは地図データをダウンロードしてオフラインで使用することが出来るようになりました。が、iPod touchにはGPSが搭載されていないので、カーナビとしては使えません。
ただし、Wi-Fi電波でだいたいの位置情報を知ることが出来るので、街中や住宅街のようなWi-Fi電波が飛んでいるような場所であれば、マップ上で自分の位置を調べることも出来ます(ただし、あらかじめマップデータをダウンロードしておく必要がありますが)
意外と検索しても紹介しているサイトが少ないのですが、iPod TouchはApple Watchと連携できません。
そのためApple WatchとiPod touchの組み合わせは出来ないんですね。
その代わり、スマートブレスレッドやWear os by Googleのような他社のスマートウォッチは、iPod touchでも使える可能性が高いです。
ちなみにiPadにはSIMカードにも対応した製品があるので、一部のiPadにはSIM挿入口があります。
iPadでは%表示が可能です。
★ 2019年に発売されたiPod touch(7th)では、バッテリーのパーセント表示が可能になりました。それ以前のiPod touchではできないので注意。
「設定」→「画面表示と明るさ」→「手前に傾けてスリープ解除」
★ 2019年に発売されたiPod touch(7th)は、傾けてスリープ解除が出来るようになっています
また、パスコードを設定しない場合、ブラウザのIDやパスワードを保存しておいて自動入力する機能が使えません。
最新のiPadは指紋認証にも対応しています。
ただし、先ほど紹介したとおりiPod touchには受話器に該当するスピーカーがないので、音楽を再生するスピーカーから相手の音声が流れてしまいます。そのため、公共の場所などで電話をする場合は、ハンズフリーなどを利用してください。
ドコモメールは、ドコモと契約していればiPod touchでも使えます。
まず、Wi-Fiが使える場所で、調べたい場所のマップを表示させます。iPhoneのマップには一度表示させた場所の地図情報をキャッシュとして保存するので、マップを使いたい場所周辺をWi-Fiを使っている時に表示させておきます。
以上がiPhoneとiPot touchの主な違いです。今度は、携帯を解約したiPhoneは何ができなくなるのか紹介します。
当然ですが、解約してしまうと電話とSMS、そしてキャリアのメール(「 @docomo.ne.jp 」など)が出来なくなります。
もちろんLINEはそのまま使えます。
また、iMessageは電話番号以外のメールアドレスなどを登録すればそのまま使い続けることが出来ます。
また、モバイル通信ができなくなるので、屋外でのインターネットの利用ができなくなります。
コンビニやマクドナルドなど無料で使用できるWi-Fiを利用すれば屋外でも使用することが出来ます。
docomoやau、ソフトバンクが公開している有料コンテンツの一部には、解約すると使用できなくなるものもあります。
「
自宅にインターネットを引いているのであれば、Wi-Fiを設置すれば、今までどおり使うことが出来ます。
ヤフオクで売っている中古のiPhoneも、Wi-Fiがあれば普通に使えます。GPSも搭載しているし、格安SIMなどを買えば、すぐに電話や屋外でのインターネットもできるので、iPod touchを買うつもりでいる人は、中古のiPhoneという選択もありだと思います。
ドコモやau、ソフトバンクでは契約者向けに、コンビニやファミレスなどで使用できる「ドコモ Wi-Fi」や「au Wi-Fi SPOT」「ソフトバンクWi-Fi スポット」など、無料で使用できるサービスが有りますが、もちろん解約すると、これらも使用できなくなります。が、余り使う機会ものないと思うので、まぁ、それほど気にする程のことではないかもしれません。
iPod touchは、iPhoneの「電話アプリ」とGPSが搭載されていない製品と思ってもらえればいいと思います。
その分、軽く薄いです。(iPod touch:88g iPhone6s:143g)
解約したiPhoneは、電話アプリが残っているものの3GやLTEといった携帯通信網が使えないので、電話ができません。
ただ、GPSは搭載されているので、電話はできないけれどGPSが使えるiPod touchという感じ。
また、SIMカードを挿せば直ぐに電話や屋外でのインターネットも出来る、という違いもあります。
カメラの撮影は、Wi-Fiなどに関係ないので、契約が切れたiPhoneもiPod touchも使用することが出来ます。が、iPhone6sが12メガピクセルなのに対し、iPod touchはiPhone6と同じ8メガピクセルになります。
iPhone6sのカメラは、ipod touchの1.5倍の解像度ですが、ほぼ、横に並べ、拡大して比較しないと区別つかないレベルなので、それほどカメラ性能にこだわる必要はないと思います。
現に私は、iPhone6とiPhone6sを所有していますが、ほぼiPhone6で撮影しています。
元々iPhoneのカメラは、非常にグレードが高く、昼間であれば私が所有しているウン万円の高級一眼レフカメラとそれほど違いはありません。
夜間のような暗い場所での撮影は、その差がはっきりしていますが、それほど難しいシチュエーションで撮影しないのであれば、iPod touchのカメラ性能で十分でしょう。
解約したiPhoneやiPod touchは、docomoやau、ソフトバンクの電話は当然出来ません。が、iPhoneでは、050PlusやSkype電話、LINE電話など代替出来るアプリがあります。これらの電話は、携帯電話の電話とは少し違っていて、インターネット電話(IP電話)と呼ばれる、音声をパケットに変換してやり取りする電話になります。
そのため、110番などにはかけることが出来ませんが、携帯電話や固定電話にもかけることが出来るし、着信も可能なので、Wi-Fiに接続できれば、契約が切れたiPhoneもiPod touchも、完全に電話ができないわけではありません。
ただし、以下の問題があります。
インターネット電話はパケットに変換したり、それを携帯電話網に流したり・・・と、裏でいろいろな変換などを行っているせいか、遅延(声が遅れること)があります。
国際電話のように、微妙にずれがあり、会話は多少ぎこちなくなります。
なので、電話も頻繁に使いたい。という人は、普通にドコモなどのiPhoneを契約したほうが、多少高くついてもストレスがたまらないでしょう。
IP電話の遅延や音質については、LINE Viber Skype 050Plus音質がいいアプリを比較で詳しく比較しています。
LINEは、登録時にSMS(ショートメール)が受信できる電話番号が必要です。が、Facebookのアカウントや固定電話の番号があれば登録できるので、iPod touchでも登録・使用ができます。
解約したiPhoneは、今まで使っていたLINEのアカウントがそのまま使用できるので、問題なし。と、いいたいところですが、解約した電話番号が別の人のLINE登録時に使われると、強制的に解約される可能性がある(LINEでは1つの電話番号で1つのアカウントしか使えない)ので、注意。
解約した場合は、Facebookなどのアカウントで新たに取得しなおしたほうが、あとで問題にならないと思います。
携帯電話番号なしでLINEを登録するには、
iPhoneやiPod touchのアプリは、Apple IDというドコモやau、SoftBankとは無関係のアカウントを使用してダウンロードします。
また、有料アプリの購入もクレジットカードか、コンビニで販売されているiTunesカードを使用して購入するので、解約したiPhoneでも、iPod touchでも購入は可能です。
最新のiPod touchは、頭脳に当たるCPUに「Apple A10 Fusionチップ」という製品を搭載しています。これは、iPhone7で搭載されていたものです。前モデル(第6世代)と比較してパフォーマンスで最大2倍。グラフィックスが最大3倍向上しています。(前モデルはiPhone 6と同じCPU)
ただ、iPod touchでもいいかなと思っているユーザーであれば、Apple A8という前モデルで使用されていたCPUでも十分でしょう。となると、iPhone 6などの中古モデルの方がいいかもしれません。
私の場合はヤフオクでiPhoneを購入しているのですが、iPhone 6であればヤフオクの相場は1万円台半ばがごろごろしている(2019年6月時点)ようです。
中古のiPhoneは、ヤフオクでiPhone 6を検索すると、だいたい1万円前後で販売されています。(2020年03月の時点)
対してiPod touchは、16GBが24,800円(税別)~128GBは48,800円で販売されています。
将来、電話として使うことや屋外で使用する可能性を考慮すると、iPhone5sあたりでも十分かもしれません。
普通に最新のiPhoneをドコモなどで契約すると、月々の支払額はiPhoneの価格込みで、だいたい7~8,000円。
2年契約だと、16万8000~19万2000円ほど支払う事になります。
意外と重要なのが、内蔵ストレージの容量です。
私は音楽を1000曲ぐらい入れているのですが、だいたい8GBほどの容量が必要になります。
アプリは、ドラクエのようなデータ量が多いゲームなどは、1~2GBほどの容量になります。
また、写真は1枚あたり2~3MBになるし、動画を撮影すると1つ数百MBほどになることを考慮すると、お勧めは32GB~64GB。
iPhone5s 32GBは、ヤフオクで2万円弱で販売されています。
iPhone6では、32GBモデルが用意されていないので、候補としては64GBになるのですが、iPhone6になると4万円ほどに跳ね上がるので、iPod touch 64GBが比較対象になるかもしれません。
スマートフォンには、iPhoneだけではなく、アンドロイドも含まれます。
アンドロイドの場合、中古品だとかなり価格が下落するので、iPhoneの1~2年前の製品の価格で、数カ月前の製品が購入できてしまいます。
私もアンドロイドはヤフオクで10台以上購入しているので(笑)、iPod touchにするか中古のiPhoneにするか、で迷っているのであれば、最新のXperiaの中古を買うでしょうね。
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