Apple IDの日本版も2段階認証が使えるようになりました。2ステップ確認というサービスです。やり方とどんな時に必要になるか、を解説します。
最終更新日:2017-01-17 19:39
iPhoneやiPadのApple ID日本語版も2段階認証に対応したようです。
Appleでは「2ステップ確認」と呼んでいるようです。
先日、友人に不正ログインのようなあやしいメールが届いたり、LINEが乗っ取られたりして以来、色々なアカウントのパスワードを複雑にしたり、設定を強化しているんですが、ようやくApple IDも2段階認証が使えるようになりました。
※ 追記
現在、Apple IDの2段階認証は、このページで紹介する「2ステップ確認」から「2ファクタ認証」へパワーアップしました。詳しくは、2ファクタ認証とは?2ステップ確認や2段階認証とどう違う?を参考にしてください。
2段階認証をオンにすると、何がどうなるのでしょう?
以上のような事をしようとすると、登録したデバイス(iPhoneなど)か登録した電話番号に届く4桁のコードを入力しないと、それ以上実行できなくなります。
例えば複雑なパスワードを設定しても、ツールなどを使用し、何度も何度もログインを試みれば、いつかは突破されてしまうわけですが、2段階認証をオンにしておけば、パスワードが漏れても4桁の認証コードを入力しないと実行できなくなるので、よりセキュリティが高くなるわけです。
googleアカウントなんかは、さらに多い6桁の2段階認証システムを採用しているのと、アカウントにログインする段階で2段階認証が必要になってくるので、さらにセキュリティが高くなっているわけですが、Apple IDはそこまでセキュリティが高いわけではないようです。
現在ではiCloudへのログインにも使用されていると思います。
今まで日本語版のApple ID管理サイトでログインすると、2段階認証システムが設定できなかったのですが、ようやく日本でもサービスが始まったようです。
Apple IDを乗っ取られるとどんな被害があうのか、というと、まず考えられるのが勝手にアプリや電子書籍、音楽などを購入されてしまう。ということでしょうか。
それから「iPhoneを探す」で、今現在のiPhoneの場所などを特定されてしまったり、iCloudにログインして連絡帳に登録してある友人や同僚の電話番号やメールアドレスが取得されてしまう可能性もあります。
あとは、Apple IDのパスワードなどを勝手に変更されてしまう可能性もあります。
2ステップ確認を求められる場面としては、認証していない、たとえばパソコンのiTunesでアプリを購入しようとすると、2ステップ確認を求められます。
後でこの2ステップ認証の様子も紹介します。
Apple IDの2段階認証、2ステップ確認をオンにする方法を紹介します。日本でも対応になったとはいえ、まだ日本語化されていないようなので、やり方を解説します。
パソコンなどで設定しようとすると、うまく出来ません。なので、認証させたいiPhoneかiPadで設定してください。
英語で表示されている場合は、「Two-Step Verification.」の「Get Started」をタップします。
私の場合、iPhone5、iPad、iPad mini、それからiPhone4を持っていますが、なぜかiPhone4は表示されませんでした。
続いて、「Refresh Devices」をタップします。
認証させたいデバイスの「Verify」をタップします。
OKをタップします。
認証が完了すると、このように「Verified」と表示されます。
「Add an SMS-Capable Phone number」をタップします。
この時、090や080から入力するのではなく、最初の0を抜かした、90や80から入力しないと、うまく認証メールがとどかないようです。
「Next」をタップします。
終了したら「Continue」をタップします。
これは何らかの原因で(登録したデバイスをなくした場合など)2ステップ確認ができなくなった場合に入力するコードです。
このコードをプリントするか、メモに書き留めておきます。
パソコンに保存しておくと、パソコンを誰かに使われた時に、盗み見されてしまう可能性があるので、パソコンには保存しないでください。と書かれていました。
「Print Key」をタップすると、エアープリントを利用してプリントアウトすることが出来ます。
実際に2ステップ確認を行なうようなシーンは、例えばパソコンのiTunesでアプリを購入したり、新たにiPadなどを購入して、そちらでアプリなどを購入した場合です。
実際に2ステップ確認(2段階認証)を設定し、パソコンのiTunesから有料アプリを購入してみました。
なお、すでに認証済みのiPhoneで有料アプリを購入しても、2ステップ確認は作動しないようです。
この警告は、2段階認証をしていなくても表示されます。
信頼できるデバイス(登録してあるiPhoneなど)か、登録した電話番号にSMSを送るか選択します。
「確認」をクリック。
無事、これで購入することが出来ました。
これで、万が一、自分のApple IDとパスワードが漏れてしまったり、誰かが勝手にパソコンをいじってしまった場合に、有料アプリや有料コンテンツを購入しようとしても、防ぐことが可能になりました。
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