LINE Out freeで無料で電話をかける方法
Last update 2017-04-11 01:10:35
15~30秒の広告を見るだけで1分間の通話ができるユニークなサービスの「LINE Out free」を使ってみました。
広告とはどういうことなのか、設定は?本当に無料で通話できるのか?
設定方法や音質・遅延のチェックもしてみました。
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目次
LINE Out freeとは
「LINE Out free」とは、電話をかける直前に広告を見るだけで1分間の「IP電話」が出来るユニークなLINEのサービスで、LINEアプリ上からすぐに使うことが出来ます。
このページでは「広告ってどんなの?」「本当に無料?」「音質は?」などについてどこよりも詳しく紹介したいと思います。
無料版と有料版がある LINE Out
「LINE Out」には広告を見ると無料で電話をかけることが出来る無料版と、Skype電話や050Plusのように有料で電話をかけることが出来る有料版の2つがあります。
どちらも「LINE」アプリ上から利用できます。
LINEの無料通話との違い
かけられる相手が違う
LINEの友達と通話ができる「無料通話」とどう違うのかというと、「LINE Out」の方は電話番号にかけることが出来る、という点です。
LINEの無料通話はLINEの登録した友だちにしか通話できないのに対して、「LINE Out」がかけることが出来る相手は電話になります。
名称 | 相手 | |
---|---|---|
LINE無料通話 | LINEに登録した友だちのみ | |
LINE Out | free | ・固定電話 ・携帯電話 ・IP電話 ・国際電話 |
コールクレジット |
発信専用
残念ながら「LINE Out」は、発信専用です。相手にこちらの番号を表示させることも出来ます(後述)が、相手がこちらのLINE Outにかけることは出来ません。
*相手に表示される電話番号はスマホの電話番号になる
Skypeでは、050で始まるSkype番号を取得(有料)でき、この番号にかけることが出来ますが、LINE Outの場合は発信だけができる感じ。
広告とは?
気になる広告ですが、相手の電話番号を入力し、電話をかけようとするとこのような広告動画が表示されます。
広告は動画のときもあれば、操作ができるゲームの場合もあります。
動画の場合は大抵15秒。操作可能なゲームの場合は、30秒表示されます。
この広告はスキップが出来ません。動画が表示されている間はLINEの他の操作はできなくなります。
ゲームの広告の場合は、簡単なゲーム操作ができるので割と面白いかもしれません。
この広告が終了すると右上にバツ印が表示され、広告を消すことが出来ます。広告が消えると相手に電話が発信されるというわけです。
無料でかけられる時間と回数
「LINE Out free」で無料通話をする場合は、相手が携帯電話の場合は1回につき1分間の通話ができます。
固定電話の場合は1回に3分間通話することが出来ます。
時間が経過すると強制的に通話が切れます。
また、発信者側にのみ時間に達する15秒前にアラームが聞こえます。このアラームが聞こえたらあと15秒で電話が切れる、ということですね。
また、1日に無料で通話ができる回数は「5回」。翌日の0時になるとリセットされ、カウント0になります。
LINE Out コールクレジット
「LINE Out」には無料版と有料版が有りますが、有料版は「コールクレジット」といってあらかじめ料金をチャージしておくか、30日間の有料プランに加入することによって、電話をかけるシステム。
こちらは通話料がかかりますが、1分間で切れるといった制限がありません。
通話料の料金の比較
「LINE Out」の有料プランは、あらかじめ料金をチャージしておき使った分だけ消費される「コールクレジット」というプランと、月額○円を支払って制限時間まで通話ができる「30日プラン」の2種類があります。
「30日プラン」は通話しなくても料金がかかる分、1分間あたりの通話料が「携帯電話宛」で6分と爆安になっています。
プラン | 通話相手 | 料金 | 通話料金 |
---|---|---|---|
コールクレジット | 携帯電話 | 0円/月 *ただしあらかじめチャージしておく |
14円/分 |
固定電話 | 3円/分 | ||
30日プラン | 固定・携帯電話 | 720円/月 | 6円/分 |
固定電話のみ | 120円/月 | 2円/分 |
30日プラン
「30日プラン」は、
固定電話のみに60分間電話ができる120円のプラン
固定電話・携帯電話に120分間電話ができる720円のプラン
の2つが用意されています。
格安SIMを使っている人におすすめ
最近人気がある「格安SIM」は、1ヶ月500円以下で「データ通信」のみのプランが有りますが、音声通話も出来るプランは、1,000円/月以上してしまいます。また、通話料も20円/30秒と結構高いです。
電話はほとんどしないからデータ通信のみのプランにしたいが、いざという時のために電話も使いたいという人は、「LINE Out」は一つの候補になるでしょう。
LINE Out freeの使い方
ではさっそくLINE Outの設定と使い方を紹介します。
「LINE Out」は「LINE」アプリ内にあります。
iPhoneの場合は、右下の「・・・」をタップすると表示される「おすすめサービス」の中にある「LINE Out free」をタップします。
XperiaやGalaxyのようなアンドロイドの場合は、LINEアプリの右上にある「・・・」をタップし、「おすすめサービス」の「LINE Out free」をタップします。
最初だけこのような画面が表示されるので、「利用開始」をタップします。
電話をかけたい相手の電話番号を入力します。
*連絡先から相手を選択することも出来ます
最初だけこのような説明書きが表示されるので、「広告を見て無料通話」をタップします。
すると「認証番号」が記載されたSMS(ショートメール)が メッセージアプリに届きます。
これで電話をかけることが出来るようになりました。
*2回目以降はこのような認証は必要ありません
すると広告が表示されました。
広告はこのようなゲームアプリになっていて、簡単なゲーム(というかチュートリアル的な)をすることも出来ます。
左上にカウントが表示されるので、これが0になるまで待ちます。
なお、広告には動画もあって動画の場合は、15秒で終了します。
ゲームの広告の場合は、このようにカウントダウンが表示されます。
カウントが0になるとバツ印に変わるので、ここをタップします。
相手に電話が発しされます。
無料で通話できる時間は1分間(相手が携帯電話の場合)。
非通知扱いになる?
残念ながら相手がドコモかSoftbankだと「非通知」としてかかってしまいます。
相手がauかIP電話(050PlusやSMARTalkも含む)、固定電話の場合はこちらの番号を通知することも出来ます。
こちらの電話番号を通知するには
こちらの電話番号を相手に通知する事もできます。が、ドコモとSoftBankに関しては「非通知」と表示されてしまいます。
相手がauか050PlusのようなIP電話、固定電話の場合はLINE Outを使って相手にこちらの番号を表示させることが出来ます。
なお、通知させるこちらの電話番号は、SMS(ショートメール)が受信できるものであればOKなので、格安SIMでデータ通信のみのプランでもSMSが受信できるプランであれば、LINE Outで相手にこちらの番号を通知することが出来ます。
LINE Outの設定を開きます。
設定は第あるの画面の右下にあるダイヤルをタップします。
すると認証番号が記載されたSMSが メッセージに届くのでこの4桁の番号を
こちらの電話番号を相手に通知させることが出来るように鳴りました。
ちなみに「ダイヤル」画面を表示させるには、左上のこの部分をタップします。
無料で電話できる回数
0時をすぎると再び5回にリセットされます。
連絡先を開くには
相手に電話を書ける場合は、「連絡先」からかけることも出来ます。
連絡先は通話履歴の画面の右上に有ります。
LINE Out 有料版
無料ではなくて有料で通話するには、「LINE Out free」の部分をタップし
「LINE Out コールクレジットで有料通話」をチェックします。
チャージする
有料通話を行うにはあらかじめ料金をチャージしておく必要があります。
料金のチャージ方法は以下。
最低金額240円から(携帯電話あてに約17分通話可能)チャージできます。
「購入する」をタップします。
指紋認証を行えば購入完了です。
参照:LINEの有料スタンプを購入するには?
LINE Out 音質・遅延 の比較
さて、最後に気になる音質と遅延について紹介します。
実際に
・LINE Out free → 携帯電話
・携帯電話 → 携帯電話
にかけた場合の2つを「音質」と「遅延」で比較してみました。
使用した音声は女性声優・雛乃木まや公式サイト 〜ナレーションやキャラボイスを依頼できます〜からお借りしました。
LINE Outの音質について
あまり違いがわかりにくいかもしれませんが、「LINE Out → 携帯電話」 も 「携帯電話 → 携帯電話」も音質に関してはほとんど違いがない気がしました。
LINE Outの遅延について
IP電話で最も気になるのが「
IP電話の場合、音声をデジタル化して、圧縮してネットに送信して・・・。
相手が受け取ってデータを復元して音声に変換して・・・・という手続きを踏まないといけないので、遅延が発生します。
ニュースなどで外国からの生中継時に、相手の声が遅れて聞こえるシーンが有りますが、あんな感じ。
いっこく堂さんの芸のように、相手の声が遅れて聞こえちゃうんですよね。
というわけで、「LINE Out」の遅延がどれくらいか検証してみました。
ちなみに普通の携帯電話の場合は、0.21秒。
携帯電話同士で話す場合は、基本的にはほぼ気になりませんよね。つまり遅延が0.21秒程度であれば気にならないであろうと思われます。
LINE Outは、0.28秒なので微妙なところ。
左側の縦線が声を発した時間。
画像中央の縦のラインが、携帯電話同士の相手に聞こえた時間。(0.21秒後)
その右隣の縦のラインが、LINE Outに通話したときに相手に聞こえた時間。(0.28秒後)
ちなみにiPhone同士で無料で通話できるFacetimeは、遅延が0.15秒と恐ろしく短いです。(音質もいいし)
まとめ
格安SIMでプランをデータ専用にして、1ヶ月の料金を500円程度に抑えたい人にとって、音声通話をどうするかが問題でした。が、今回のLINE Out freeを使えば1日5回までで、携帯電話あてに1分間無料通話が出来るので、徹底的に携帯電話の料金を抑えたい人にはユニークなサービスだと思います。
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最終更新日 2017-04-11 01:10:35
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投稿日:2017-04-11 | | |