1Passwordのシークレットコードがわからない!?データ移行方法

新しいiPhoneに1Passwordをインストールしたら、シークレットコードを入力??買い替え時のデータ移行方法を紹介!

最終更新日:2024-01-11 17:18

先日、安く出品されていたiPhone SE2を購入して、なにかあったときのための予備機として使おうとしたのですが、私にとって必須なアプリ「1Password」を起動させようとしたら、サインインしてください?
ここまではいいとして、「シークレットコード」????
え?そんなの知らんぞ??
結果を言ってしまうと、きちんと復元できました。でも、今後使えなくなる可能性もあるため、別のパスワード管理アプリも探すことにしました。最後に1Passwordの代替アプリもちらっと紹介します。

目次

1Passwordを再インストールしたらサインインできない?

先日、メルカリで安く売っていたiPhone SE2を購入したのですが、私が最も使っているアプリの1つ「1Password」を再インストールしたところ・・・

1Passwordのサインイン画面。
まぁ、マスターパスワードも知っているし、と迷わず「サインイン」をタップ。

ん?なんだこれ。以前、こんな画面あったっけ?
というかどれを選べばいいんだろう?
「セットアップコード」・・・?「パスキー」はまだ設定してなかったし・・・

セキュリティーコードがわからない!

結局、「1Password.comでサインイン」をタップすると、今度は・・
「シークレットキー」ってなんだろう???

私は2010年から1Passwordを使ってきましたが、「シークレットキー」なんて入力したことなかったぞ!?

永久ライセンスを購入したはず

実は私の場合は、2014年、セール中だった永久ライセンスを支払って(当時1000円)サブスクでもなく、無料会員でもなくずっと使い続けてきたのですが、メールを調べてみてもシークレットキーが記載されている様子もなく・・・

と、調べてみたらあった!今から6年前に、「Emergency Kit(緊急キット)」を必ず印刷してください。ここにはデータを保護する"シークレットキー"があり、新しいデバイスから1Passwordにサインインする際に必要になります」という記載が!!!

クリックしてもシークレットキーの入力が必要なログイン画面しか表示されない・・・

1Passwordを復元するには

さて、結論を言ってしまうと無事、1Passwordは使えるようになりました。シークレットキーがなくても1Passwordを使えるように復元する方法は2つあります。

iCloudにデータを保存していれば復元できる!

1Passwordは、複数のデバイス間でIDとパスワードを同期できるのですが、同期元として「iCloud」「DropBox」「WLANサーバー」の3つが選択できます。で、この内の「iCloud」を使っている場合・・・

1Passwordをインストールして立ち上げると、このように「1Passwordを使ったことがありますか?」という表示が現れ、「iCloud」をタップすると・・・・

iCloud上に同期したデータが残っているか捜し・・・

このように「iCloudに保存されている保存庫が見つかりました」という表示になります。
この状態で「マスターパスワード」を入力し、「ロック解除」をタップすると・・・

生体認証を使う設定が表示され・・・

無事復元できました!

iCloudに同期するには

iCloudで同期する方法は、「1Password」の「設定」を開き、「同期」を開きます。

「同期サービス」が「iCloud」になっていればOKです。

なお、私はアンドロイド版も使っているので、「DropBox」にしていたのですが、iPadの1Passwordの同期に時々iCloudを使っていたので助かりました。

逆にアンドロイド版の1Passwordは、今後、新規でのインストールは使えなくなってしまいました。後で紹介しますが、なので今は代替ソフトを使っています。

バックアップから復元すれば復元できる!

もし、iPhoneのバックアップに1Passwordが正常に使えていた時期のバックアップデータがあれば、iPhoneを初期化してバックアップから復元することで1Passwordも使える状態で復元できます。
バックアップはiCloudでもPCでもOKです。
iPhoneのバックアップと復元のやり方については、iPhoneのバックアップと復元を参考にしてください。

1Passwordの代替ソフト

さて、私は結局決断して、1Passwordからの脱却することにしました。色々な無料で使えるパスワード管理アプリを試しましたが、最終的に「Bitwarden(ビットワーデン)」というめちゃめちゃ使いやすいパスワード管理アプリを見つけました。

Bitwardenの特徴

私がBitwardenを使おうと思った理由は以下。

無料

LastPassも1Passwordも元々無料だったんですけれど、いつの間にか有料サブスクプラン化してしまいました。システムを維持するためにはしょうがないのですけれど、Bitwardenは個人の範囲内に使う分には無料プランで十分。(有料プランもあります)
しかも、無料版でも広告はありません。

いくつか無料のパスワード管理アプリを試しましたが、ほとんど広告が表示されていました。広告が入ってもいいのですが、パッと探しにくいし、デザインも見にくいんですよね。

拡張機能も用意されている

LastPassと同じで、Chromeなどの拡張機能が用意されています。なのでパソコンとスマホのパスワードの同期がスムーズ!
挙動はLastPassとほぼ同じで、新しいサイトのパスワードを入力、送信するときちんと「保存しますか?」と聞いてきます。
これは便利!

LastPassからデータをインポートできる
そしてこれもポイント。LastPassからエクスポートしたデータをBitwardenにインポートできます。
Bitwardenの拡張機能上からLastPassにサインインしてデータを取り込むことも出来ます。

スマートフォンの自動入力に対応

スマートフォンで使う場合は、単なるパスワード管理アプリとしてではなく、Webやアプリの自動入力として指定できます。

例えばサインインが必要なページを開き、右下の🔑アイコンをタップ。

Bitwardenに保存されたIDとパスワードの候補が表示されます。

オープンソフト

オープンソースのコードベースなので、透明性が高く、多くの有志たちがバグなどを発見しやすい可能性があります。

まとめ

iPhoneには「iCloudキーチェーン」というパスワード管理機能が搭載されているので、パスワード管理アプリなんていらないんじゃないの?という意見もあるかもしれませんが、パスワードだけでなく、クレジットカードやマイナンバーカードなどの数字などの管理もでき、アプリを立ち上げればすぐに調べることが出来る(キーチェーンは、いちいち設定を開き、パスワードを開き・・・と手順を踏まないといけない)利点があるので手放せないんですよね。

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