Kindle PaperwhiteとKoboを比較してみた

300ppiなのに価格が下がったKindle Paperwhiteを購入したので、KoboやSONY Readerと比較してみました。意外とストアが使いやすくて魅力的です。

Kindle PaperwhiteとKoboを比較してみた

 

Last update 2015-07-08 01:37

 

先日、AmazonのKindle Paperwhiteが300ppiに性能がアップし、なおかつキャンペーンで4000円引きだったので、購入してみました。
これで、Eインクの電子書籍リーダーは、計6台目になりました。(笑)
そこでKoboやSONY Readerと比較してみました。

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Kindle Paperwhite 開封とセットアップ

箱を開けたところ意外(?)に普通のAmazonのダンボールに梱包されて届きました。
びっくりしたのが朝(午前4時頃)注文して、お昼すぎには届いたこと。早い!

箱を開けたスマートフォンと同じようにシンプルでかつおしゃれな箱に入っていました。

幅117ミリ幅は117ミリ。Kindle以外の端末もそうですが、もう少しベゼル(ディスプレイの枠のこと)を狭くして、持ちやすくできたらいいのになぁ。
まぁ、男性なら気にならない幅。

裏はマット調裏はKobo gloやSONY Readerと同じようなマット調。が、すごく滑りやすい!
普通に持っていてもズルズル滑っていく感じ。
また、ホコリがつきやすいので注意。

セットアップ

日本語をタップセットアップにはWi-Fi環境が必要なようです(Wi-Fiモデルの場合)。
まず始めに使用する言語を選択します。

始めましょうをタップ「はじめましょう」をタップします。

Wi-Fiに接続をタップWi-Fiに接続、をタップします。

アクセスポイントをタップ受信できるアクセスポイントの一覧が表示されるので、接続するWi-Fiをタップします。
なお、Wi-Fiってなに?という人は、Wi-Fiとは iPhoneの設定編を参考にしてください。

Wi-Fiのパスワードを入力Wi-Fiのパスワードを入力します。
パスワードはルーターの裏側に書かれています。

設定を続けるをタップAmazonのアカウントがある場合は、KindleごとにIDが振り分けてあるのか自動的にログインできました。

ソーシャルネットワークFacebookやツイッターアカウントと連携させる場合は、タップしてログいなします。

私は必要なかったので、「後で接続」をタップしました。

クラウドと端末Kindleの使い方が表示されます。
Kindleと他のメーカーの製品との違いが、クラウド(ネット上)と端末内に保存してある電子ブックが分かれていることです。
iPhoneやパソコンで購入した電子書籍がKindleですぐに読めるようになっているわけですね。

使い方が表示される本を開くにはサムネイル化したアイコンをタップするだけ。
ただ、KoboやSONY Readerと違い、どうもフォルダで分けたりすることが出来ないっぽい??
なので大量の本を保存している人は、探すのに苦労するかも。

ページのめくり方ページのめくり方やメニュー(ツールバー)の表示もKindleは独特。
ツールバーを表示させるには、上の5分の1ぐらいの位置をタップしないと表示されません。
他のメーカーのものは、ディスプレイ中央部や下部を軽くタップすると、ツールバーが表示されるので、一番戸惑ったのはこの部分でした。

フォントの大きさを変更するツールバーはこんな感じ。
Koboのように開いた本からライブラリに移動できないのはちょっと残念。

行間も設定できる逆にKindleの優れた点として、行間が選べる点。3つのパターンからしか選択できませんが、他の端末だと選択できないので、この点は評価できると思います。

kindle paperwhiteのホーム画面これがKindleのホーム画面。
KoboやSONY Readerと違い、画面半分が広告。
ところが意外や意外、この広告、意外といいかもしれない。私はそれほど読書家というわけではありませんが、ついつい読みたくなってしまう・・・。

ただ、見て分かる通り保存されている本のサムネイルは3つしか表示されていないので、この後どうすればいいのか?が、わかりにくい!
「えーっと、あの本を読むには・・・」
と、初めて使う人には戸惑うかもしれません。

Koboとの比較

300ppi300ppiだけあって非常に美しいです。
後で比較してみますが、文字がくっきりしているというよりは、にじみがない感じ。
非常に読みやすいです。

kobo gloとの比較Kobo gloとの比較。
ディスプレイの大きさは殆ど変わりません。
幅はKobo gloが110mmなのに対し、Kindleは117mm。若干Kindleの方が幅があるようです。
ただ、この程度の差だとあまり違いは感じられないかも。
裏はどちらもしっとりとしたシルクのマット調で、高級感があります。
ただ、ホーム画面の使いやすさはKoboの方が上ですね。最新バージョンになってさらにKoboは使いやすくなりました。

SONY Readerとの比較SONY Reader (PRS-T2)との比較。
SONY Readerは幅が狭く(110mm)重量も164gしかなく、物理的なボタンによるページめくりや戻る、ホームへ戻る等の操作ができるのが最大の特徴。
最新のPRS-T3Sは、幅106mmとさらに持ちやすい幅になっています。

Readerの方が狭いこのようにPRS-T2と比較すると、明らかに幅が幅の違いが一目瞭然。
KoboとKindleでは、幅があまり違いがわかりにくかったのですが、SONY Readerの方はやっぱり持ちやすい。

Kobo H2O HDとの比較Koboの最新バージョン、Kobo Aura H2O(左側)との比較。
Kobo Aura H2Oは6.8インチなので圧倒的な大きさ。
若干ディスプレイがKobo Aura H2Oの方が白っぽいです。
Aura H2Oは、6.8インチと日本で正式発売されているEインク使用の電子書籍リーダでは最大サイズ。マンガや自炊して取り込んだPDFなどをそのまま表示させても、文字が読みやすい特徴がありますが、幅が大きく、重たいのが弱点。
単に電子書籍を読むだけであれば、6インチで十分かもしれません。

300ppiの威力

解像度の比較300ppiのKindle paperwhiteと167ppiのkobo touchとの比較。
読むぶんにはあまり気にならないのですが、近づいて比べてみるとkobo touchの方はかすれなどが気になります。
300ppiはさすがきれいです。
もう少し背景が白っぽければなぁ。

Kindle の良い点

マンガの白枠がない

マンガは余白がないはじめはKoboやSONYの方が使いやすいかなぁ。と思っていたのですが、使っていくうちにKindleならではの良さもわかってきました。
そのひとつが、マンガの白枠が削除されている点。
6インチの電子書籍リーダーで漫画を読むのは、はっきり言ってキツイです。
ところが、Kindleの場合、余計な余白が削除されていてディスプレイいっぱいに表示されているんです。
残念ながらページ数が記載されている場合は、ページ数の部分の余白が再現されているのが残念な部分ですが、最近の漫画は、紙ギリギリまでコマがはみ出ていることが多いので、これはうれしい。

ストアで購入したマンガKoboの場合、余白まできっちり再現されているので、Kobo Aura H2Oのような大きなディスプレイであればいいのですが、6インチだとちょっときつい。

期間限定無料コミック

期間限定無料コミック楽天でも期間限定の無料で読むことが出来るマンガや本があるのですが、Kindleの場合は意外と目立つ場所にある(ツールバーのカートのアイコンをタップで表示される)ので、どんな漫画があるんだろう。と、色々見てみたのですが・・・

無料で読めるマンガそれなりに大作がまれに無料だったりして、意外といいです。
私が見た時は、沈黙の艦隊の1巻と2巻が無料でつい、一気に読んでしまいました。
「1-Clickで買う」というボタンしかないので、お金がかかるのかな?と思いましたが、無料で読むことが出来ました。

レビュー

レビューも見られるAmazonのメリットとして、レビューが豊富な点がありますよね。
Kindleでも見慣れたレビューが有りました。
購入前に参考になります。

Kindleのダメな点

広告が表示される

スリープ画面Kindleには、「キャンペーン情報なし」と「キャンペーン情報あり」の2種類があり、「キャンペーン情報あり」だと2,000円安い代わりにスリープ中に広告(電子書籍の紹介)が表示されるようです。

ロック解除厄介なのが電源ボタンを押しただけでは、スリープ解除にならず、スマホと同じようにスワイプしないといけない点です。

MicroSDカードが使えない

Kindleの最大の弱点がMicroSDカードを使えない点でしょう。
文字だけの電子書籍を読むだけであれば、この点は問題はないのですが、マンガや自炊したPDFなどを読む場合は、痛いです。
内蔵メモリが4GBということなので、それほど困るという感じではありませんが、マンガは数十MBになるので、すべてをMicroSDカードに入れておく。というような使い方はできないかもしれません。

EPUBに対応していない

KindleはKoboやSONY Readerで対応しているEPUBには対応してないようです。
Kindleで対応している形式は、mobiというKindle独自のものになります。
一太郎はmobi形式にも出力できるので、私はあまり困っていないのですが、いちいち出力し直さないといけないのは少し面倒。

メニューの表示やページめくり

Koboなんかはディスプレイの左をタップすると、次のページヘ。右側をタップするとページを戻る。
中央部を軽くタップするとツールバーの表示。と、感覚的にわかりやすいんですけれど、Kindleの場合は先ほど説明したように、微妙に違うので慣れるまで時間がかかりそう。
あるあるネタですが、タップするつもりがないのにディスプレイに触れてしまい、ページがめくられてしまうことはよくあるのですが、Kindleの場合は進んだのか戻ったのかがよくわかりにくい。という欠点があります。

ただし、Koboよりもタップした時の反応がいいようで、ストレスはあまり感じないかも。

単語の選択がしにくい

KindleもKoboも、単語を選択して内蔵されている辞書で意味を調べたり、読み方を調べたり、またネットにつなげてウィキペディアで調べたりすることが出来るのですが、単語だけ選択するというのがえらく苦手!
句読点から句読点までが選択されて、そこから調べたい単語だけに絞り込もうとすると、選択が解除されたり、余計なところが選択されたり・・・と、すごく使い勝手がわるいです。
この点はぜひとも改良して欲しいですね。

まとめ

KindleもKoboもSONY Readerも、微妙に特徴が違っているので使う人を選ぶかもしれません。
まず、MicroSDカードやEPUBに対応していないので、マンガや自炊派にはあまりむいていません。
バックライトを搭載しているので、私のように布団やソファーに仰向けに寝ながら読むのも問題なし。(SONYはバックライトがない)
Koboと同じでストアに電子書籍が豊富に揃っているので、とにかく読書が好き。という人には、向いています。

楽天もAmazonも、頻繁にセールや無料で読めるキャンペーンを行っているので、紙の本を買うよりメリットが多いのは、私のようなあまり文学には興味ない人でもメリットが有ると思います。
というか、私はほとんど本を読まなかった人間なのですが、電子書籍リーダーに触れて、ほぼ毎日のように本を読むようになりました。
価格がそれぞれバラバラなので、どれが一番おすすめか、というのはむずかしいのですが、基本的には初期の安い製品でも十分OK。
スマホは1年も前の製品だと、動作速度や機能が見劣りしますが、電子書籍リーダーではあまりそのようなことはありません。

Eインクの最大のメリットは、バッテリーを気にしなくてもいいこと。
スマホだと電子書籍を読んでいる間、バッテリーが気になって集中できないこともありますが、電子書籍リーダーに使用されているEインクは、ほとんどバッテリーを消費しない(書き換え時に使用される程度)ので、スイッチオンのまま机に放置したり、トイレに行ったり、と、ストレスレスなのもベター。

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最終更新日 2015-07-08 01:37

 

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投稿日:2015-07-08 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理