Kobo Aura H2Oがすごすぎる

楽天のKobo Aura H2Oを購入しました。自炊ユーザーに待望の6.8インチ。OSも使いやすくなっています。kobo gloやiPadと比較してみました。

Kobo Aura H2Oがすごすぎる

 

Last update 2016-12-30 0:39

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kobo aura h2oとの比較先行発売されていた楽天のKobo Aura H2Oを購入しました。2万円ほどなので、若干割高な感はありますが、画面が6.8インチと大きくなった(他の電子書籍リーダーは6インチ)と聞いて、即買。ライバルのAmazonのKindle Voyageがありますが、どちらも特色があるので、自分がどちらに向いているか、で購入したほうがいいかと思います。
基本的に「マンガを読みたい」「自炊がメイン」という人は、今回紹介するKobo Aura H2O。
新しい本をたくさん読みたい、という人は、Kindleが向いていると思います。

私は初代のKobo touch、Kobo glo、ひとつ飛んで最新の「Kobo Aura H2O」、そしてSONYのReader(計4台)を購入してきました。(参照:Kobo glo とReaderの比較)
こうして並べると、Kobo glo(6インチ)よりずっと大きいですね。

紙のような私が読みたい本は、まだKoboやKindleでも電子書籍化されていないので、8割が自炊(スキャナで取り込んでPDF化などにすること)した漫画や本なんですが、このようにくっきり。

PDF化した本は、画像と一緒で文字を大きくしたり、フォントを変更したりできませんが、このぐらいの大きさなら読むのに支障はありません。
Kobo gloだと、文庫本サイズの本であればなんとか読めますが、少し大きな本になると、6インチギリギリに表示させても文字が小さいんです。

マンガもくっきりマンガなんかももともとKobo gloでもくっきりでしたが、6.8インチと大型化されて吹き出しのセリフが読みやすくなりました。

画像は紙の本ではなく、Kobo Aura H2Oで表示させたものです。
私の知人に見せたところ、みんな「もう紙と変わらないじゃん」と驚いていました。

変更ポイント

電源ボタン電源スイッチがスライド式からボタン式に変更されました。
Kobo gloは、スライドするとスリープ、スライドしたまま数秒待つと電源OFFでしたが、Kobo Aura H2Oは、スマホのようにボタン式になりました。
というわけで、若干使いやすくなりました。

裏側裏はザラザラした樹脂に。が、触り心地としては、ザラザラ感はほぼなし。Kobo gloのように滑りにくい素材になっています。
Kobo touchは安っぽい感じがありましたが、このへんは高級感があります。

指紋がつきやすい表面はピアノ塗装とまではいかないまでも、高級感あふれる質感。
が、それが仇になって意外と指紋が目立ちます・・・。

変更点

バックライト点灯ボタン変更点としてちょっと残念だったのが、バックライトの点灯ボタンが物理的なボタンから、ディスプレイボタンに変更されました。
今まではワンタッチで点灯・消灯できましたが、Kobo Aura H2Oでは、画面の何処かをタッチして、メニューバー(?)を表示し、メニューバー上のボタンをタップしないとならなくなりました。

フォントん変更フォントの変更画面は、ほぼ同じです。

kobo のホーム画面へホーム画面に戻るボタンもそのまま。画面の何処かをタッチして、左上に表示されるホームボタンをタップします。
初代のKobo Touchでは、物理的なボタンがあったし、SONYのReaderも物理的なボタンやページ送りのボタンもあったので、復活して欲しかったんですけどね~。

スワイプでページめくり

で、設定画面やライブラリ内のページ変更が、スマホのようにスワイプにも対応しました。
と言うか、次のページヘ。みたいなボタンが無くなったので、どうやって2ページ目以降に行くのかな。と思ったら、スマホのように画面を下から上や右から左へなぞると(スワイプ)、ページ変更できるようです。

逆に自炊した「CBZ」形式のファイルがスワイプでページめくりできなくなりました。
ページをめくるには、左右の画面の端をタップしないとページをめくることができないようです(Koboで販売されている本やEPUB形式の本はスワイプでページめくり可能)。

Kobo Aura H2Oのホーム画面ホーム画面も若干変更され、だいぶ使いやすくなりました。

少し変更されたまず、中央上辺りに最近購入、もしくは追加した本をすぐに開けるようになりました。
沢山の本を追加した場合は、1冊1冊サムネイル表示ではなく、○冊追加。みたいな表示になります。
また、今までは最近読んだ本のサムネイルボタンしかありませんでしたが、最近利用したコレクション(Kobo gloでいう本棚)へのボタンも追加。
私は1冊の本を最後まで読む前に、いろいろな本を読んだりするので、この変更はすごく便利です。

また、今も紹介しましたが、今まで「本棚」と呼ばれていたWindowsでいうフォルダのような区分けは、「コレクション」に変更になりました。

並べ替えができるコレクション表示も並べ替えが容易にできるようになりました。
(今までも並べ替えはできます)

並べ替えこのように「最近読んだ順」や「追加順」など、沢山の本を追加した場合に管理が楽になりました。

表示させる種類また表示させる本も、「すべて」だけでなく「読書中」「未読」「読了」など選択できるようになりました。

表紙のみ表示また、リスト表示だけでなく、表紙(サムネイル)表示もできるようになりました。
リスト表示だと、6冊ずつですが、表紙表示だと12冊まで1つのページで表示することができます。

防水

USBやMicroSDディスプレイのサイズと同じぐらいの変更点が、防水仕様になった点。
なので今までむき出しだったUSB端子やMicroSDカードの差込口が防水キャップで塞がれました。
お風呂で読みたい。なんて要望があるようで、人によっては大きなメリットかもしれません。
が・・・
私は肌が弱く、色々研究しているのですが、長風呂ってすごく肌に悪いらしいので、個人的にはお風呂で読書はおすすめしません。私も以前は、40分から1時間ぐらいお風呂に使っていましたが、長風呂が肌を老化させる可能性があると聞いて、必要最低限の時間しか浸からないようにしました。 
当時は、おとなになってからのアトピーが再発していましたが、入浴時間を短くしてからは、ほぼなくなりました。

Kobo gloやiPadとの比較

kobo aura h2oとkobo glo6インチから6.8インチとあまり大きさが変わらないんじゃないか、と思っていたんですが、全然違いました。
ディスプレイだけでもこのぐらい差があります。
Kobo glo:12.2センチ
Kobo Aura H2O:13.6センチ
約1.1倍の差ですが、実際に読んでみるとそれ以上の差がありそうな気がします。

若干文字が大きく左がKobo Aura H2O。

合成させたところこのように一回り大きく表示させることができます。
完全な電子書籍であれば、フォントサイズを変更できるので、ディスプレイのサイズはあまり関係ないのですが、自炊して画像として取り込んだ本は、フォントサイズが変更できないので、小説などが俄然読みやすくなりました。

kobo aura h2oとの比較並べてみるとその違いがわかると思います。

合成して比較Kobo gloの時は画面いっぱいに表示させても、文字が小さくて読みにくかったのですが、Aura H2Oでは読みやすいです。

マンガメインに使う人はKobo Aura H2Oで決まり!

私は漫画はあまり読まないのですが、家にある漫画全部整理しようと思ってドキュメントスキャナーでスキャンしてPFD化。
ただ、PDF化しただけだと、ファイルサイズが凄く大きいし、動作も遅くなるし、余計な余白ができてしまうので・・・

ChainLPChainLPというPDFを濃くしたり余白を自動で削除してくれたり、他の形式のファイルに変換してくれる神ソフトを使っています。
詳しい使い方は、自炊したPDFをKoboできれいに表示させるにはを参考にしてください。

ストアで購入したマンガ楽天のストアで購入した漫画の場合、Kobo Aura H2O(左)もKobo gloも余白が結構ありますよね。

スキャンしたマンガとの比較自炊してCBZ形式に変更した場合(左側)と、ストアで購入した同じマンガを比較すると、こんなにも差が・・・。

大きさの比較並べて比べるとこの違い。

Kobo gloにEPUBのコミック左は自炊して取り込んだマンガを表示したKobo Aura H2O。
右はストアで購入した同じマンガを表示したKobo glo。
さて、ライバルのAmazonのkindle voyageも、高解像度とはいえ6インチ。
しかもMicroSDカードは使えないので、かなりKindleは厳しい戦いになりそうです。
ちなみに漫画の場合、1つのファイルが30~60MB程度になるので、4GBしか搭載されていないKindle voyageの場合、100冊ぐらいが限度かなぁ。と、あるいは、そのたびに削除するか。

重ねて比較どちらにしても、画面は大きいほうがいいですね。

自炊したマンガでKobo gloで比較

Kobo gloは、CBZ形式のファイルも表示さられるので、Aura H2Oと比較してみました。

マンガも大きく特にマンガも大きさの違いが顕著に出ます。
これは自炊ユーザーでなくても、マンガは画像として表示させるので、吹き出しの文字が小さかったんですよね。
それがKobo Aura H2Oになって、読みやすくなりました。

コミックとの比較今度はKobo Aura H2Oと単行本の原本を比較してみました。
大体Aura H2Oの大きさがコミックと同じ大きさのようです。

koboがだいぶ小さいことがわかるやっぱ紙のマンガと比較してしまうと小さいですね。

iPad mini2との比較iPad miniとの比較です。
今度は一転してKobo Aura H2Oが小さく見えます。(笑)

Kobo Aura H2Oのダメなとこ

実は、私自身はすごくこのKobo Aura H2Oを気に入っていて、今まで以上にスキャナで取り込んだ本を転送して、本を読んでいます。
もともと本なんて読む習慣がなかった私ですが、この電子書籍リーダーによって人生観がガラッと変わりました。
特にソファーに寝転びながら読むと、いい感じに眠くなって心地がいいんです。
そんなKobo Aura H2Oですが、ダメな点、がっかりした点もあることはあります。

遅い

E Inkを使った白黒ディスプレイは、スマホに比べて反応が遅いのが特徴。
ただ、マンガや本を読んでいる時にページをめくる速度は、それほど気になりません。
ところが、沢山の本の中から読みたい本を探すって時に、遅さがイライラします。
なんか、その遅さもKobo gloよりも遅くなった感じがします。
なので、たまに「あれ?タップできてなかったかな」と思ってもう一度タップしたら、実は単に遅いだけで、別の本を開いてしまった。なんてことが多々ありました。
kobo gloやSONY Readerではあまりそんなことがなかったので、反応が遅くなった気がします。

反応しない時がある

KoboとSONY ReaderやKindle Whitepaperと比較すると、Koboだけ、タップしたのにたまに反応しない時があって、これはKobo Aura H2Oでも引き継がれています。(笑)
反応が遅いことも重なって、メニューから設定を変更したり、読みたい本を探すときは少しイラッとする時があります。

持ちにくい

持ち方の比較Kobo gloは、幅が「11.4センチ」と、片手で持つにはちょうどいいサイズ。
それに対してKobo Aura H2Oは、「12.9センチ」。1.5センチ広くなっています。
なので手が小さい人だと、ぎりぎり持てるか、のサイズ。
kobo gloの時は片手で持って読んでいましたが、Aura H2Oだと両手で持つことが多いですね。

ちなみにiPad mini 3の幅が「13.5センチ」なので、さらに大きい。

少し重い

バッテリーの大容量化と高級樹脂を使用しているのか、重量が若干重くなりました。
Kobo gloは、「183g」と、最近のスマホ並の重量ですが、「233g」と200gを突破してしまいました。
なので、若干ですが、重い。という印象を受けるかもしれません。

防水キャップが邪魔

私はお風呂で読む気がないので、USB端子やMicroSDカード挿入口がちょっと固めの防水キャップで塞がれているのは、ちょっとデメリットかな。と思います。

まとめ

なんだかんだ言って自炊、特にマンガを読みたいユーザーにとっては、6.8インチは最高の使いやすさです。
特にKoboやKindleで売られているマンガは、余白もたっぷり表示されるので、6インチ程度だとすごく読みにくいんです。

今まで文字の本は、スキャナーで取り込んで、OCRソフトという画像に表示されている文字を解析し、テキストデータとして抽出してくれるソフトでテキスト化。
ただ、この精度が98%ぐらいの正確性なので、文章を読みながら修正して行く作業になるわけですが、最終的にOCRソフト上でその本を読み終わっちゃったりすることも。(笑)

ところが、6.8インチの大きさだと、もうそのままスキャンした画像をCBZ形式にして転送するだけでストレスなく読めちゃうので、漫画を読まない自炊ユーザーもお勧めです。
ただ、もうちょっと幅が狭く、軽かったらなぁ。

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最終更新日 2016-12-30 0:39

 

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