LINEのタイムラインでのトラブルが増えているので、注意点やセキュリティを紹介します。LINEで本名や顔、家族の写真を公開している人は気をつけてください。
Last update 2016-08-15 05:08
LINEのタイムラインは、ツイッターやFacebookの近況のように、友だち登録に短い日記や一言などを伝えることが出来る、LINEでも人気の機能のひとつです。
ただ、意外とこのタイムライン関連のトラブルが多いので、簡単に仕組みや公開範囲などについて紹介しておきます。
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まず、3台のLINEをインストールしてあるスマートフォン、タブレットを用意しました。
左のiPhoneのLINEを「あ」。真ん中のアンドロイドのLINEを「い」。右のiPadのLINEを「う」と呼ぶことにします。
左のiPhoneのLINE、つまり「あ」は、「い」と「う」を友だち登録しています。
つまり、「あ」は「い」「う」のそれぞれと友だち登録していますが、「い」と「う」は友だち登録をしていない全く赤の他人同士ということになります。
「い」は「あ」と友だち登録しているので、「い」のタイムライン上に「あ」の書き込みが表示されました。
「う」も「あ」と友だち登録をしているので、やはり「う」のタイムライン上にも「あ」の書き込みが表示されています。
このようにタイムラインは友だち登録している人にのみ、書き込みを見せることが出来るツイッターのようなものです。
ツイッターは設定をしない限りだれにでも見られてしまいますし、ツイッターのアカウントを持っていない人にも見せることが出来る点が、LINEのタイムラインとは違う点ですね。
「あ」は「う」と友だち登録しているので、「あ」のタイムライン上に「う」の書き込みが表示されました。
「い」と「う」は友だち登録をしていないので、「い」のタイムラインには「う」の書き込みは表示されません。
今度は「あ」の書き込みに、「う」がコメントを付けてみました。
LINEのタイムラインは、Facebookのように書き込みに対してコメントをつけたり、LINE版の「いいね」などをつけたりスタンプをつけたりすることが出来ます。
すると、「い」のタイムラインに表示されていた「あ」の書き込みにも、「う」のコメントが表示されてしまいました。
このとき「う」の名前(IPad)をタップすると・・・
ここでちょっと問題が発生する人がいるかもしれません。と、いうのも、LINEは親しい人だけしか登録していないから、と、「本名」で登録していたり、自分の顔写真を乗せたり、子供の写真を載せている人がすごく多いんです。
ところが、友だちのタイムランにコメントしたり、イイネをつけたりすると、友達の友達に名前とプロフィール写真が見られてしまう可能性があります。
さらにもう一つ問題があります。
今回、「い」と「う」は赤の他人と設定しましたが、仮に「い」と「う」も友達同士だったとします。
すると、
「あ」さんは、「い」さんをLINEで登録しているのに、私(「う」)は登録してくれてないんだ!
てっきり「い」さんは、LINEをやってないと思っていたのに!
というような、◯◯さんは友だち登録しているのに、私はされていない。というような人間関係がギクシャクしてしまうような事がバレてしまう可能性があります。
それと、LINEを使用し始めた時に、うっかりプロフィール(ホーム)に自分や家族の顔写真を乗せてしまい、すっかりそのことを忘れて、その後、いろいろな人とLINEの友だち登録をした時に、見られてしまうことも。
基本的にLINEの友達は、リア友が多いかもしれませんが、ネット上の友だちなどの「会ったことがない」人なんかを友だち登録する時は、気をつけたほうがいいかもしれません。
基本的に友だち登録している人は、LINE上に表示される名前は、連絡帳に登録した名前で表示されます。
例えば「あ」が「い」を、「アンドロイドのLINE」のように連絡帳に保存している場合、「あ」の友達リストには、「アンドロイドのLINE」と表示されます。
が、友だち登録していない「う」のタイムラインに、「い」の名前が表示される時は、「い」がLINEに登録している名前になります。
このLINEに登録している名前は、「設定」の「プロフィール」の「名前」で変更することが出来ます。
変更するとただちに反映され、「い」に表示されていた「う」の名前も変更されました。
タイムラインは、公開範囲を友だち登録の中から選択することが出来ます。
公開範囲を設定するには、「その他」をタップし、「設定」をタップ。
「公開範囲設定」をタップします。
「新しい友だちに自動公開」をオフにしておくと、新しく追加した友だちはデフォルトでタイムラインを非公開にすることが出来ます。
タイムラインを公開したい人は「表示」。公開したくない人は「非表示」にします。
設定が完了したら、右上の「保存」をタップします。
今度は逆に特定の人の書き込みは、自分のタイムラインに表示させたくない!という場合は、表示させたくない人の書き込みの名前の右横あたりを、右から左へ指でなぞり(スワイプ)ます。
するとこのように「非表示」というボタンが表示されるので、タップします。
注意しなければならないのは、「非表示」を選択すると、その人の書き込みすべてが表示されなくなってしまう点。
非表示を解除するには、先ほどの「タイムライン・ホーム」の中にある「タイムライン非表示リスト」の中にある非表示にした人を解除します。
なお、友だちリストで「非表示」や「ブロック」している場合、この「タイムライン非表示リスト」に表示されません。
なので、一度友だちリストの「非表示」や「ブロック」を解除する必要があります。
さて、割とみんなが気になっているタイムラインの仕組みの1つとして、ブロックした場合、相手のタイムラインはどうなるのでしょう?
実は、ブロックするとまず自分のタイムラインにブロックした書き込みは表示されなくなります。
また、ブロックされた人のタイムラインにも、ブロックした人の書き込みが全て消えます。
たとえば「あ」が「う」をブロックしたとします。
「あ」のタイムラインには、「う」の書き込みが全て消えます。
「う」のタイムラインには、「あ」の書き込みが全て消えます。
ただし、「更新」をしないと反映されません。
「う」がタイムラインを更新するまでは、「あ」の書き込みは表示されます。
「う」が何らかのきっかけでタイムランを更新(「う」が書き込みをしたり、誰かの書き込みにコメントやイイネをしたり、更新を選択した場合)すると、「あ」の書き込みが消えます。
注意しなければならない点として、ブロックを解除すると再び書き込みを表示させることが出来るんですが、ブロックした時に消えた書き込みと、ブロック中に書き込んだものは表示されません。
ブロックを解除したあとに書き込んだものしか表示されません。
LINEの友達の削除とブロックと非表示の違いでも紹介しましたが、基本的には確実に「ブロック」されたかどうかを確認する手段はありません。
が、もし、タイムラインに表示されていた友だちの書き込みが急に一気に表示されなくなったら、もしかしたらブロックされたのかもしれません。
さきほど、ブロックされるとタイムライン上からブロックした人の書き込みがすべて消える、と書きましたが、もしブロックされた人がブロックした人にコメントを付けた場合、その書き込みは消えずに残ります。
たとえば「あ」が「う」をブロックしたとします。
画像は「う」のタイムラインですが、「う」が「あ」の書き込みにコメントを付けたものは、ブロック後も表示されたままでした。
またこの時「あ」の名前や写真をタップすると・・・
このように「あ」のタイムラインを表示させることが出来ました。
「ブロックしたので見られないだろう」と思っていると、意外と見られちゃったりするので、気をつけてください。
最終更新日 2016-08-15 05:08
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投稿日:2014-01-17 | | |