iPad ProとApple Pencilで手書き入力をしてみた

iPad ProとApple Pencilの手書き入力がすごいです。久々に買ってよかった商品だと感じました。パームレストに対応していて、遅延も殆ど無く、紙に書く感覚で使うことが出来ます。普通のスタイラ

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iPad ProとApple Pencilで手書き入力をしてみた

Last update 2018-04-12 13:08:48

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第6世代のiPadから、Apple Pencil対応になり、購入しようか迷っている人もいるかと思います。そこで、Apple Pencilとはどんなものなのか、いろいろな疑問をこのページで解説・解決したいと思います。
普通のスタイラスペンやマイクロソフトのSurface Proのペンとの違いは?
充電や文字の入力もできるの?などなどを紹介します。
もし、このページで紹介しきれない疑問などがあれば、コメントしてくださいね。

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目次

iPad Proを買うか迷っている方に

iPad Proはかなり高価な商品なので購入するか迷っている人も多いと思います。私も購入する前にネットなどで、どんな感じなのかYouTuberやブロガーのレビューを見たのですが、どうもよく伝わってこない。「こんな絵がかけます」とか「手書きメモ代わりにできます」なんて見ても、うーん。と。
だってiPadでイラストを書いたり、手書きメモを書きたい。なんて人がそんないるとは思えない。
私は元イラストレーターでしたが、そんな私ですら、iPadで絵を描こうなんて思えないし、ほとんどの人が絵を書くのが苦手でしょうし。
(実際に絵を書いてみましたが、実はすごく熱中しちゃいましたが(笑))

手書きメモそれに今時、メモなんて手書きで書くかなぁ。と。Microsoftや東芝のDaynapadも、写真に丸を書いて、ここを修正。なんて手書きしている広告を紹介していますが、あまりそういった使い方をする人はいないと思います。なのでもっと実践的なレビューをしたいと思います。

Apple Pencilとは?

Apple Pencilとは、iPad Proに対応したBluetoothで接続するスタイラスペンです。
残念なことに別売で、高いです。1万数千円(税込み)します。
Apple Pencil MK0C2J/A

静電式じゃない

iPad Pro以外にはApple Pencilは使えないApple Pencilは、指や他のスタイラスペンと違い静電式ではなく、どうも電磁式と呼ばれる方式で、iPad Proにしか対応していません。よってiPad AirやiPad miniでは使えません。
Apple Pencil側にセンサーが内蔵されていて、筆圧や傾きをほぼ遅延なく認識してBluetooth経由でiPad Proに送信します。それ以外に電磁波も利用しているっぽい。
実際に使っているとわかるのですが、スタイラスペンとは別次元の使い心地です。(後で紹介します)

Apple Proは実はiPhone6sに搭載されている、3D Touch(タッチの強さに反応)に対応していません。
が、Apple Pencilのペン先に圧力感知が搭載されているようで、強くディスプレイに押し付けると線が太く、軽く押し付けると線が薄くなります。
また、傾きセンサーもペン側に内蔵しているようで、斜めに傾けると線の幅が太くなったりします。
どれもアプリ側で対応していないとダメなのですが、いずれにしろ静電式ではないようです。

パームリジェクションとは

単に精密なセンサーが内蔵されているだけでは、他のスタイラスペンとそれほど変わりがあるわけではありません。Apple Pencilを使っている間は、手のひらがディスプレイに触れても認識しなくなります。この機能のことを「パームリジェクションテクノロジー」といいますが、これが超快適!

手のひらが乗ると今までiPadでスタイラスペンを使うとき、手のひらがディスプレイに触れてしまうとうまく入力できませんでした。
iPad ProとApple Pencilを組み合わせると、手のひらがディスプレイに触れても手のひらには反応しなくなります。
どうも触れている面積が大きいと手のひらと認識するっぽい。なので、Apple Pencilではなくて指や普通のスタイラスペンでもパームリジェクションは有効になります。が、若干、Apple Pencilと比べて指先やペン先の反応が鈍くなるので、やはり100%パームリジェクションを有効にするには、Apple Pencilとの組み合わせが良いのかも。

線種などについて

Apple Pencilは、筆圧・傾きなどに対応していますが、すべてのアプリで筆圧などが反映されるわけではありません。また、線種(鉛筆風だったりサインペン風だったり)も、アプリによって様々です。

mazecこちらは本ページでも紹介している「mazec」という手書き日本語入力アプリの線種。

メモこちらはiPadに標準でインストールされている「メモ」。
鉛筆風やサインペン風の線種が選択できますが、線の太さは調節できません。

Adobe Sketch本格的なお絵かきソフト「Adobe Sketch」は、線種も豊富で細かくカスタマイズすることが出来ます。
ただ、若干遅延が発生します。

Apple Pencilは買い?

Apple pencilが買いかどうかは、以下の動画を見てください。

脳のトレーニングに

私がiPadを購入した理由としては、雑誌などの電子書籍をストレスなく読みたかった(9.7インチのiPadだと文字が小さい)のと、ボケ防止として手書きが効果的なんじゃないか。と思ったからです。
私は祖父は痴呆症にかかり、介護がすごく大変でした。(他の家族5人がかりで面倒を見ていた)
最近友人が、CTスキャンで前頭葉の萎縮が認められたという結果が出たり、私自身、記憶するのが苦痛だと感じる時があったり(そのためか神経衰弱が非常に苦痛に感じる)、何かしら対策なり準備をしておいたほうがいいなと実感することが増えてきました。
今のところまだ認知症に対する有効な治療薬がないようで、脳を鍛えておくことは予防にはなるかもしれません。

私は毎日ブログに日記をつけているのですが、最近はiPadで手書きで入力しています。後で紹介しますが、手書きだと3倍ぐらい時間がかかります。漢字を思い出すのに「記憶」を司る部分が活性化されているのが実感できるんです。
それにもかかわらず、「さて、今日も日記を書くか!」という気にさせてくれるんです。
また、うちの親父はもらった薬を飲んだかどうかを紙のメモに書いているっぽいのですが、機会が苦手な年配の人にも手書きはとっつきやすいんじゃないかと思います。
普通の紙でもいいじゃないか。と思うかもしれませんが、紙だと続かない気がするんですよね。実際に紙に書いた時もあるのですが、机に散らばったり、後で見直すときに探すのが大変だったり。
手書きであり、デジタルの良さも持っているのがiPad Pro+Apple Pencil+手書き入力だと思います。

価格が最大のネック

iPad Pro 12.9インチ自体が高い(Cellular版で12万円ぐらい)のに、さらにApple Pencilも買わなきゃいけないなんて、そもそもそれだけの価値が有るのか疑問に思われる方もいるでしょう。
私もそうですが、「どうせ絵なんて書かないし」「手書きメモも必要ないし」と、思っている方がほとんどだと思います。が、ぜひ、手書き入力によるブログ更新を検討してみてください。
ブログにはたいてい鍵をかけて他人には見られないようにできるし、日記アプリを使ってもいいと思います。

「何かを便利にする道具」としてとらえた場合、12万円の価値が有るかというと疑問を感じます。
でも「新しい趣味」「トレーニング器具」として捉えて、12万円出せるかどうか、が買うべきかどうかの判断基準だと思います。
私の場合はありがたいことに、かなり安く入手出来たので簡単に決断できたのかもしれませんが。

以下、iPad の手書き入力がどのような感じなのか、検証して紹介したいと思います。

遅延 レイテンシ

遅延の様子Apple PencilやiPad Proの購入を検討している人が気になるポイントとして、「遅延(レイテンシ)」があると思います。
Appleの公式サイトでは、Apple Pencilの遅延(公式サイトではレイテンシと呼んでいますが)がほぼ0と書かれていますが、実際には素早くペンを動かすと若干遅延があります。とはいえほとんど人間の目には認識できないレベル。
私はとある検査で、動体視力が20歳並という結果が出たので割といいほうだと思うのですが、そんな私でもほぼ気にならないです。

文字を書いた時の遅延動画を見て見らうとわかるのですが、スローモーションでじっくり見てみるとペン先と線が若干離れているのがわかります。が、実際の速度で見てみると、ほぼわからないレベルだと思います。
実際には遅延が発生しているのはなんとなくわかるというレベル。でも、まったく気にならないレベル。
これは普通のスタイラスペンでもそうなのですが、普通のスタイラスペン以上に遅延が気にならないレベルだと思います。

バッテリーの減りは?

もう1つ気になるのがバッテリーの減りでしょう。Apple PencilはBluetoothで常時接続するため、iPadのバッテリーのヘリが早くなる気がしますが、実際にはどうなんでしょう?
Apple Pencilを使って日記を書いた場合、ディスプレイの明るさによってどのようにiPadのバッテリーが減少するか比較してみました。

ディスプレイの明るさを最小にした場合

ディスプレイの明るさを最小に抑えた場合。ただ、この明るさだと、部屋自体を暗くしないといけないので、使い勝手は落ちます。

時刻 バッテリー残量
0:09 42%
0:19 41%
0:29 39%

何度か試したのですが、だいたい10分で1%減という感じ。仮に100%までバッテリー残量があったとすると、0%になるまで1000分(約16時間半)かかる計算になります。

ディスプレイの明るさを最大

時刻 バッテリー残量
6:45 43%
6:55 39%

ディスプレイの明るさを最大にすると、10分間で4%ほど減少しました。だいたい4時間ちょいでバッテリーが無くなる計算になります。

Apple Pencilのバッテリーは?

Apple Pencilもバッテリーで動作します。割とよくバッテリーが切れます。切れるというか、バッテリーの残量がなくなてくると、iPad側に警告が出るようになっていて、今のところ2回、表示されました。
Apple Pencilの充電は、別のページで紹介したいと思います。

手書き入力アプリ

日本語入力アプリ mazec

mazeciPhoneでは日本語入力キーボードを変更できるのですが、ダントツで使いやすいのがmazecという手書き入力アプリが使いやすいです。
mazec - 手書き日本語入力ソフト - MetaMoJi Corporation
1,000円(税抜き)もするアプリなのですが、かなり認識率が高く、1文字1文字で文字を修正・削除ができるので今はこのmazecオンリーで使っています。

手書き入力他にも手書きキーボード - Catalystwo Limited 480円などがあるのですが、1文字1文字の文字の修正・削除ができないのでちょっと使いづらいんですよね。あと、パームリジェクションが時々無効になって、余計な点として入力されてしまうことも多いんです。
ただ価格が安いし、認識率は高いので安いほうがいいというのであれば、こちらのほうがいいかも。

mazecの使い方

簡単にこの手描き日本語入力アプリのmazecの使い方を紹介しておきます。
非常に使い方も簡単なので、使い方を知らなくても誰でも使えると思いますが、100%有効活用するには細かい使い方を知っておいたほうがいいでしょう。

mazecの場合動画を見てもらえばわかるのですが、手書き入力中はこんな感じ。

1文字1文字修正できる0.5秒ほどなにもしないでいると(ペン先をディスプレイから離す)、このように認識した文字を表示してくれます。

他の候補を表示文字の下のバツ印をタップすると、その文字を削除。
「・・・」の部分をタップすると別の候補を選択できます。

Enterをタップ入力した文章を確定するには、右下にある「enter」をタップするか

漢字予測をタップ上に表示された漢字変換の予測候補の中から正しい候補をタップすればOK。

文字の削除右上の①の部分をタップ、もしくは長タップすると、「やり直し」「1文字削除」「全て削除」を選択できます。
タップだけすれば1つ前の線のみ削除。

入力言語の選択左下の①「All」と書かれている部分をタップすると、入力モードを選択できます。
例えば②「12」を選択すると、数字入力モードになります。

数字モードこの場合、全て入力した文字は数字として認識しようとします。

線種の選択左上の①「m」と書かれているようなアイコンをタップすると、線種が選択できます。

太くした場合太くするとこんな感じ。

細くした場合細くするとこんな感じ。

Adobe Sketch

Adobe Sketch「絵」や「イラスト」を書くのに向いているアプリを紹介しましょう。
パソコンでも有名なAdobeが無料で公開している、「Adobe Sketch」です。
Adobe Photoshop Sketch — リアルなツールを使用した表現豊かなペイントとスケッチ - Adobe

鉛筆画久々に絵を描いたので自信はないのですが、このような鉛筆画が紙に描いた時と同じようにリアルな再現度で描くことが出来ます。

メモ

メモアプリの使い方を覚えるのはめんどくさい!というのであれば、最初からインストールされている「メモ」がおすすめ。
テキストの入力だけでなく、イラストや写真を挿入することもできるようになりました。
参照:メモに鍵をかけるには

Surfaceペンとの比較

これを読んでいる人が最も気になる点が、「Surfaceペン」との比較だと思います。が、一番の違いが、ペンの先端。
Apple Penはプラスチック製でツルツル・コツコツとガラスにプラスチックのペンで書いている感がありますが、Surfaceペンはペン先がシリコン製で少し抵抗があります。
どちらがいいかは、個人によるかもしれません。また、Apple PencilもSurfaceペンもアプリ次第で良し悪しが決まるので、どちらが優れているか、の答えをだすのは難しいです。
また、Surfaceペンには安い互換性のペンもあるのですが、純正よりこちらのほうが書き味がいい気がします。

他のスタイラスペンとの比較

スタイラスペンとApple Pencilでは続いて、Apple Pencil以外のスタイラスペンとの比較をしてみました。
高いApple Pencilを購入する必要があるのか、参考にしてください。

ゴム

ゴムのスタイラスペンまずは100円ショップなどでも売られているペン先がゴムのスタイラスペン。
実際にはゴム風船的な感じで、非常に柔らかく、押すとぷにゅぷにゅしています。

あまり価格による違いがなく、100円ショップのものでも十分なのですが、ペン先が太いので細かい文字などが書けません。iPadのようにディスプレイが広いと使いやすいのですが、ペン先が柔らかくゴムなので滑りにくいという欠点があります。

手のひらが乗ると普通のiPadだと、このように手のひらがディスプレイに触れてしまうと、全く使うことができなくなります。

iPad Proでも、手のひらが乗っているとうまく書けない時があります。

ディスクスタイラス

ディスクスタイラス続いてアマゾンでも評価が高い、ディスクスタイラス。
有名なのは、Adonit Jot ProThe Friendly Swedeがあります。
ゴム式に比べ細かい字が書け、滑りもスムーズ。
価格もApple Pencilに比べると安い(2000~3000円)というメリットが有ります。

ただし、やはり手のひらがディスプレイに触れると書けなくなってしまうので長文には向かないのと、Apple Pencilに比べると、反応が鈍い時が多々あり、私も何本か購入しましたが、結局最初だけ使ってあとは使っていない状態でした。

3つのスタイラスペンを比較3つのスタイラスペンを使って、同じアプリ(メモ帳)で同じ文章を入力してみました。
①が「ゴム式」。②が「ディスクスタイラス ( The Friendly Swede )」。③が「Apple Pencil」です。

①、②、③と文字の大きさが小さくなっていますが、①と②は、これ以上小さく書けないであろう限界の大きさです。
「メモ帳」は線種が選択できず、すべてペン先の面積で決まるのですが、Apple Pencilはずいぶん細い線になっています。その分細かい文字も書けるわけです。

静止画だと単なる細かく書けるか、だけの違いに感じるかもしれませんが、実際に3つのペンを使ってみると圧倒的にApple Pencilがストレスフリー。
ゴム式もディスクスタイラスも、Apple Pencilを100点とすると、ゴム式80点、ディスクスタイラス85点ぐらいの使い心地だと思います。
「じゃあ、そんなに違わないじゃん」
と思うかもしれませんが、ブログのように長文を書く場合、90点の使い心地ですらストレスを感じるんです。

革手を使うと擬似パームリジェクション

革手袋を使う動画でも紹介しましたが、iPad Pro以外のiPadでも指がむき出しになっている革手袋をはめると、擬似的なパームリジェクションになります。
ちょっと書き心地はあれですが、意外といいです。

不思議なのが、指先が出ていても革ではなくて毛糸だとうまく使えない点。

手書きとキーボード入力の時間比較

続いて同じ文章を手書き入力(mazec使用)した場合と、キーボードで入力(パソコン)した場合、どちらがどれくらい時間がかかるか計測してみました。

結果はキーボード入力の圧勝(49秒)。私はワープロ検定1級ぐらいの腕前なのですが、タッチタイピングが苦手だ。という人は、もしかしたら手書きといい勝負だったかもしれません。
手書き入力の場合は、2分24秒かかりました。だいたい2.93倍かかった計算になります。
今のところ毎日iPad proとApple Pencilを使って日記を書いていますが、すごく時間がかかるので内容が薄くなるのが玉に瑕。(笑)でも、あ~、めんどくさい。という感じにはならないですね。
これがフリック入力でかけ。って言われたら、途中で投げ出していると思うんですよね。

紙に書いた場合との比較

続いて紙に書いた手書きの文章とiPad Proの手書きを比較してみました。

紙にペンで書いた場合の文章こちらが紙に書いた手書きの文章。
文字が下手くそなので本来ならば公開したくないのですが・・・。

iPad ProとApple Pencilとメモ帳で、こちらがiPad Proの「メモ帳」に書いたもの。
書き心地はやっぱり紙のほうが上です。
紙とペンとの摩擦、紙の柔らかさ、手軽さなど。

ただ、整理のしやすさ、文字の修正、漢字がわからない時に検索できるなどを考慮すると、どっちがいいかは人それぞれになるかも。私はiPadのほうがいいと思いました。

文字の比較圧倒的に紙のほうがうまく書けたかな。と思ったのですが、こうして並べてみるとそれほど違いが無いですね。
多分、字が綺麗な人が書けばもっと差が縮まると思います。

価格

9.7インチ
  Wi-Fi版 Wi-Fi Cellular
32GB 66,800円 82,800円
128GB 84,800円 100,800円
256GB 102,800円 118,800円
12.9インチ
  Wi-Fi版 Wi-Fi Cellular
32GB 94,800円  
128GB 112,800円 128,800円
256GB 130,800円 146,800円
アクセサリー
  12.9インチ版 9.7インチ版
Smart Keyboad 16,800円 19,800円
Apple Pencil 11,800円
12.9インチと9.7インチ

iPad ProとiPad Airの比較私のように電子書籍、特に雑誌も読みたい。と思っている人は、迷わず12.9インチをおすすめします。音楽や動画などを転送しなければ、32GBモデルで十分でしょう。

入力欄の比較それ以外にも、手書き入力アプリ「mazec」の入力欄が12.9インチのほうが広いので、使いやすいです。

Wi-FiモデルかWi-Fi Cellularモデルか

iPadのWi-Fi Cellularモデルは、SIMカードを挿せば外でネットを使用することが出来ます。
それ以外にもGPSを搭載しているので、カーナビ代わりにもなります。ただ、12.9インチや9.7インチだと、車載するには大きすぎるので、カーナビとして使用するには向いていないでしょう。また、屋外で使用する場合でも、iPhoneなどのテザリングを使用したり、セブン-イレブンなどの無料で使用できるWi-Fiを使えば代用できると思うので、Wi-FiモデルでOKだと思います。

Microsoft Surfaceとの比較

iPad Proの対抗馬としてMicrosoftのSurface Proがありますが、実際にSurface Proのペンを使ったのですが、書き味はSurface Proのペンのほうが良かったです。なんというかSurfaceの方はペン先が細いゴムのような感じで、iPad Pro+Apple Pencilの「カツカツ」したいかにもガラスに書いているというのがないんですよね。
なのでペンを多用するならSurface Proでもいいかな。と思ったのですが、Windowsにはペンによる日本語入力があまりない!
Windows版にもmazec for windowsがあるのですが、高いし1年間ごとの料金更新なんですよね。
なのでiPad Proの方が使い勝手は上かも。

Apple Pencilの不満点

最後にApple Pencilの不満点というか、ここがちょっと・・・という点を紹介しておきます。

重くて長い

重くて長いApple Pencilをはじめて使った瞬間から感じたのですが、とにかく長くて重いです。
子供の頃、クリスマスや誕生日にやたらと長い鉛筆をもらった思い出がありますが、そんな感じ。すごく長いってわけじゃなくて、ボールペンの1.3倍ほどの長さなのですが、バッテリーが内蔵されて重いせいか、ペンを握った時の遠心力がすごいんです。

収納場所がない

私は自宅で使用するのであまり関係なのですが、iPad Proと持ち運ぶことを前提に使う人は、ペンの収納場所に困るかも。
本体に収納できるわけじゃないし、意外とペンが大きいし、かなり精密なセンサーを内蔵しているから、バッグにむき出しのまま収納するわけにもいかないし・・・。

ってとこぐらいですね。不満点は。これが普通のボールペンサイズになったらすごく使い勝手が向上しそうな気がします。

まとめ

さて、iPad ProやApple Pencilの購入に迷っている人の参考になったでしょうか?
YouTubeや他のブログを見ていると、「イラストが描けます」とか「打ち合わせで使っていたメモをiPadで書ける」といった紹介をしているひとが多いのですが、実際にそうした使い方をしたい人ってどれくらいいるんだろう?確かにすごいけれど・・・と思っている人には、ある程度参考になったのではないでしょうか。

実際には私は4台のiPadを持っているのですが、今までiPadってほとんど使っていなかったんですね。なぜかというと、1つはパソコンのほうがずっと使いやすいから。で、もう一つが、雑誌を読むには9.7インチは小さすぎるから。
というのがあったのですが、12.9インチという大きさは雑誌を読むのにも十分な大きさ。で、それに手書きで日記をつけるという趣味が加わって、今のところ毎日活用しています。

ただ、Apple Pencilと合わせて10万円以上してしまう価格なので、それに見合う価値をiPad ProとApple Pencilに見つけることができるか・・・ですね。

鉛筆画ちなみにこのページの最初の方で、iPadで絵なんて書かない。と書きましたし、はじめはそう信じていました。が、試しに「Adobe Sketch」で描いてみたらびっくりするほど時間が立つのも忘れて集中してしまいました。
試し書き的な感じで2~3時間で描いたのであれですが、もっと本格的(1つの作品に1週間ぐらいかけて)描いてみようかな。と思いました。

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最終更新日 2018-04-12 13:08:48

 

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投稿日:2016-05-17 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理

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