スマホのカーナビアプリはトンネルでも動作するか

iPhoneとアンドロイドのスマホのカーナビアプリをGPSが届かないトンネル(450m)で動作するか検証してみました。また、SONYのポーダブルカーナビでも検証。

スマホのカーナビアプリはトンネルでも動作するか

 

Last update 2016-12-30 0:38

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GPSが全く届かないトンネルの中で、iPhoneなどのスマホ用のカーナビは、きちんと動作するのでしょうか?検証してみました。
iPhoneや他の最新のスマホは、「加速度センサー」や「電子コンパス」といったポータブルナビ(吸盤などでダッシュボードに設置する数万円のカーナビ)に負けないような高度なセンサーを内蔵しているため、基本的にはGPSが届かないようなトンネルでも動作します。が、ポータブルナビに比べるとおまけ的な性能のためか、100%確実というわけではないようです。
そこで、750mの長いトンネル、しかも途中かなりきついコーナーが有るトンネルで実際に検証してみました。

山手トンネルでも動作した!

先日、東名高速から池袋方面へ向かうため、初めて山手トンネルを走りました。山手トンネルとは、日本で2番めに長い約10キロほどのトンネルで、首都高3号線(渋谷線)から首都高5号線(池袋線)へ抜ける中央環状線です。
2013年に開通しました。
タモリ倶楽部でチラッと見て、存在は知っていたのですが、初めて走行。あまりのトンネルの長さにびっくり。
しかもGPSが届かなく、カーナビアプリはほぼ全滅でした。

トンネル内でもiPhoneの地図は動いた!?

そんな中、iPhoneの地図は、トンネル内でもずっと自車位置を捉え続けていました。
どうもiPhoneのカーナビアプリは、GPSが届かない場所になると、加速度センサー等のデータから、今まで進んでいた速度で進行し続けるような動作をするようです。
ところが、トンネルの途中で渋滞にはまってしまったのですが、iPhoneの地図は、そのままの速度で進行していることになっていました。(笑)

都心や山を走る場合は注意が必要

さて、東京や横浜、大阪や名古屋など高速が高架状になっているような地域では、トンネルだけでなく高架によってGPSが遮られることも多いので、実はGPSが受信できない場所は意外と多いんです。
そこで、iPhoneやアンドロイドの色々なカーナビアプリを750mというかなり長いトンネル、しかも途中にきついコーナーが有る246号線の下鶴間のトンネルを実際に走ってみて、きちんと自車位置を追随するか検証してみました。

さらに、SONYの「POSITION plus GT」を搭載した2009年発売のポータブルナビ(SONY Nav-U)も同じ場所を走って、どのような動作をするか比較してみました。

結果を先に言ってしまうと、アプリ云々というよりは、ハードの性能に左右されるようです。
また、iPhone加速度センサーは性能は、アンドロイド(AQUOS Phone SH-02E)に比べ、性能がいいようです。

カーナビ専用機のポータブルナビ(SONY Nav-U)は、トンネルでもほぼ完璧に自車位置をトレースしてくれるようです。

トンネルでも正確に位置を把握するカーナビアプリは!?

では、以下よりiPhone、アンドロイドの各カーナビアプリがトンネル内でどのようになったか、を動画を交えて紹介したいと思います。
使用したアプリと、スマホは以下。

端末アプリ
iPhoneいつもNAVI
アンドロイドいつもNAVI
iPhoneiOSマップ
アンドロイドgoogle Maps
iPhoneau助手席ナビ
アンドロイドau助手席ナビ
アンドロイドMapFan2013
iPhoneナビタイム
SONY NAV-UNV-U76

一番下の「SONY」は、ポーダブルカーナビになります。

iPhone版 いつもNAVI

ここでSTOP!

iPhone版いつもNAVIは200m

最初のチャレンジは、ゼンリンの 「いつもNAVI [動態管理] - ZENRIN DataCom CO.,LTD. 」。
後で紹介する他のiPhoneのカーナビアプリと違い、トンネルに突入して200mぐらいで自車位置を見失いました。
また、他のカーナビアプリではトンネルを通過して目的地に行くようにナビしているのに対し、唯一トンネルの上の側道を通って(側道でも行けることはいける)進行するようにナビしてきました。
側道経由だと、信号や右折ポイントも多く、すごく時間がかかってしまうんですが、iPhone版いつもNAVIはこちらの道を指示してきました。
別のページでも紹介したいと思いますが、はっきり言ってiPhone版の「いつもNAVI」は使い物になりません。しょっちゅう自車位置を見失ったり、おかしな道順を指示してきたり、と、日本最王手の地図会社とは思えない作りです。
結果も、iPhoneアプリでは最も早い段階で自車位置を見失いました。

アンドロイド版いつもNAVI

続いては、アンドロイドの「 いつもNAVI 」。
が、iPhone版と違い、私が今回使用したのは、3D地図版。
今までのカーナビというよりは、googleマップやiOSの地図のナビに近い3D視点によるナビアプリです。

ここでSTOP!

アンドロイド版いつもNAVIは80mほど

カーナビの性能自体は、iPhone版のいつもNAVIよりもいいのですが、なんとトンネルに入ってから80mで自車位置を見失いました。
アンドロイド版のカーナビアプリは、他のアプリもトンネルに突入すると、すぐに自車位置を見失ったので、アプリというよりは、スマホのセンサーの性能が大きく関係しているようです。
逆に言うと、iPhoneの加速度センサーなどは非常に高性能なのかもしれません。

いつもNAVIのGPS復活地点

ただし、トンネルを抜けるとすぐに復活。
再びGPSをキャッチする時間はアプリやスマホの端末によるのですが、だいたい1秒から遅くても3秒ぐらいでキャッチできるので、わずかでもGPSが受信できる場所に出れば元通りにナビしてくれるようです。

iPhoneのiOSマップ

iPhoneやiPadに初めから搭載されている地図アプリのナビです。
初めて搭載された時は、かなりブーイングを浴びたiOSのマップですが、その後進化し続け、個人的には一番おすすめのカーナビアプリです。
iOS7.1になってから音声案内のイントネーションがより自然になりました。また、音声に男性の声を選択できるようにもなりました。

ここでSTOP!

iPhone版iOSマップは450m

残念ながら、450mで自車位置を見失いました。山手トンネルを走行した時は、かなりずっと追随してくれたのですが、何度チャレンジしてもだいたい450mぐらいで自車位置を見失ってしまいます。

iOSマップのGPS復活地点

復活もはやく、トンネル内で分岐があるような場所では不安ですが、そうでなければ実用上あまり問題ないようです。

アンドロイド版 google Maps

言わずと知れた最も有名なgoogleマップのナビ機能です。
動きが滑らかで無料で使用でき、リルートがめっちゃはやくiOSのマップと同じぐらいおすすめできるカーナビアプリの一つ。
iOSのように交差点名や道路名は音声案内してくれませんが、録音された音声を使っているため、発音が自然なのが特徴です。

ここでSTOP!

アンドロイド版googleマップは100m

googleマップは明るさセンサーを利用しているのか、トンネルに入ると自動的に夜間モードになりました。
が、残念ながらトンネルに突入して100mで動かなくなりました。。。
アンドロイドのスマホは、シャープのAQUOS Phone SH-02Eを使用しているのですが、加速度センサーが弱いのか、他のアンドロイド版カーナビはだいたいこの位置で自車位置を見失ってしまいました。

向きは正確

電子コンパスは正しく機能しているようで、自車位置が止まったままでも向きは正しい方向を向いていました。

googleマップGPS復活地点

トンネルを抜けると、すぐにGPSをキャッチ。
すぐにナビが再開されました。

iPhone版 au助手席ナビ

auのガラケー時代から使われてきた「au助手席ナビ」のスマホ版、auカーナビ - KDDI CORPORATION
後で紹介するナビタイムとKDDIが共同で開発しているようで、地図や性能はナビタイムに近いものがあるようです。

ここでSTOP!

iPhone版au助手席ナビは350m

iPhoneの加速度センサーは性能がいいのか、トンネルに突入してもしばらく自車位置を正確にトレースしてくれます。が、残念ながら350mで自車位置を見失いました。
しかもあさっての場所にいることになっています・・・。

iPhone版au助手席ナビのGPS復活地点

トンネルを抜けると、GPSにより自車位置をキャッチ。ただ、若干他のアプリに比べ、自車位置を特定するのに時間がかかった気がします。
画像はそれぞれGPSをキャッチして自車位置を特定した場所の画像なんですが、他のアプリに比べ、トンネルから距離が離れています。

アンドロイド版 au助手席ナビ

ここでSTOP!

アンドロイド版au助手席ナビは100m

やはりアンドロイドだと、トンネルに入ってすぐにストップしてしまいました。とはいえ、100mまで自車位置をトレースし続けました。
アンドロイドのカーナビアプリでは最も長くトレースしました。

アンドロイド版au助手席ナビのGPS復活地点

トンネルを抜けると、GPSをキャッチ。自車位置を正確に表示してくれました。若干トンネル後、GPSをキャッチするのが時間がかかった気がします。

アンドロイド版 MapFan

おそらく最も地図が地図らしく、専用のカーナビに近いのが、このMapFan
iPhone版もそうなんですが、地図データがアプリに収められているので、圏外でも使用することが出来ます。
iPhone版より後発のMapFan for Android 2013のほうが、若干データ量も豊富で、道順の賢さは上のような気がします。
アンドロイドのカーナビアプリでは、最もお勧めなのがこのMapFanです。
ただし、アプリ自体の価格が難点。(とはいえ、ポータブルナビに比べ10分の1の価格ですが)

ここでSTOP!

アンドロイド版MapFanは80m

地図の見やすさや道順の賢さは、数あるカーナビアプリの中でも突出しているのですが、いかんせんしょっちゅう自車位置を見失うのがMapFanの特徴。
iPhone版もそうですが、数十メートルの平行する道を走っていると、ナビで最初に道順として検索した道を優先的に走っている「こと」にする傾向があります。

トンネルに入ると、やはり80mぐらいでストップしてしまいました。

アンドロイド版MapFanのGPS復活地点

トンネルを抜けると、すぐにGPSをキャッチ。
すぐにナビが再開されました。
個人的にはMapFanは、2台持ちや、契約が切れたアンドロイドに入れて使うのがベストかもしれない。

iPhone版 ナビタイム

今までいろいろなカーナビアプリを使用してきましたが、有料アプリでは最もお勧めなのがこのカーナビタイム - カーナビ・渋滞情報・オフライン地図・オービス 圏外でも使える本格派カーナビアプリ - NAVITIME JAPAN CO.,LTD.
このナビタイム、実は他のカーナビにはないすごい機能を持っているんです。
1つは、学習機能。
何度か(たいてい2~3回)同じ道を走ると、ナビタイムが学習して、次回以降そちらを優先的に道順に取り入れるようになるんです。
距離的には遠回りだけれど、信号がなく時間的にはやく到着できる道や、地元の人しか知らないような抜け道など、使えば使うほど賢くなるのがナビタイム。
また、スマホに触らなくても、音声で指示ができるのも特徴。
実際にスマホのカーナビを使うとわかるのですが、小さな画面をタッチするのはすごく難しいんですよね。
ところがナビタイムは、拡大縮小から目的地の設定など、音声で支持することが出来るんです。

ナビタイムは、iPhone版もアンドロイド版もあります。

ここでSTOP!

iPhone版ナビタイムは500m

残念ながらiPhone版ナビタイムは、トンネルに入ってから500mでストップ。
以後、動かなくなりました・・・。

iPhone版ナビタイムのGPS復活地点

トンネルを抜け、しばらく走るとようやくGPSをキャッチ。
若干他のアプリよりGPS取得までが遅かったかな、という感じ。

ポータブルナビのセンサーの性能

さて、最後にちょっと古い製品ですが、ポータブルナビの性能も検証してみました。
結果は圧倒的。
SONYのカーナビは、SONYが独自に開発した「POSITION plus(ポジションプラス) GT」を搭載していて、トンネルであろうが、高架下であろうがほぼ正確に自車位置をトレース。
今回のテストのような750mもの長いトンネルでなおかつ、きついコーナーが有るような場合でも、しっかり自車位置をトレースしてくれました。
ただ、100%正確か、というと、若干(10~20m程度)誤差が発生しました。
が、スマホのカーナビアプリと違い、途中で動かなくなる、ということはありませんでした。

以下の動画では、同じトンネルを登り、下りで走行。
下りでは、トンネルを使わず、トンネルの上の側道を走るように指示してきましたが、しっかりトンネル内での自車位置をトレース。すぐにトンネル経由での道順にリルートしてくれました。

SONY NAV-u NV-U75の場合

このようにコーナーに合わせて、ちゃんと地図もトレースされています。

トンネルの中でも

トンネルの出口が見えてきましたが、ちゃんと自車位置を表示しています。

GPSをキャッチする前

↑これがGPSキャッチ前の位置情報。

誤差は5mほど

GPSをキャッチすると、ほんの10~20mほどワープ(?)しました。
自社位置は見失っていませんが、若干ずれがあったようです。

まとめ

私は普段、ほとんど車を使わない(バイク)なのと、車に乗っても知らない場所に行くことはないので、本当はカーナビは必要ないのですが、デジタル機器が大好きなので、このようにいくつもカーナビアプリを購入してしまいました。
実際はほとんどの有料カーナビアプリは、月極数百円の契約なので、検証のためというのであれば、数百円の出費ですんじゃうんですけれどね。
ただ、アプリによって使い勝手が全然違うので、これからもいろいろなカーナビアプリの比較を続けようと思っています。

地方に住んでいたり、あまり車に乗らない人であれば無料で使用できるgoogleマップや、iPhoneに搭載されているiOSのマップで充分だと思います。
ただ、高架が多く、トンネルの中に分岐がある複雑な都心付近に住んでいる人であれば、有料の専用カーナビアプリやポータブルナビの検討も必要かもしれません。
特に、都心のあの複雑怪奇な(5車線などが当たり前にある)道を走るのであれば、専用カーナビアプリやポータブルナビは必須かもしれません。
専用カーナビアプリは、車線や方面看板がきちんと表示してくれ、なおかつ渋滞情報も考慮したナビをしてくれるので、googleマップやiOSのマップではわかりにくい場所も、迷わず行くことができるでしょう。
でも一番いいのは、私のように2台のスマホを使って、カーナビアプリを動作させることでしょうか。(笑)

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最終更新日 2016-12-30 0:38

 

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投稿日:2014-05-07 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理