iPhoneとアンドロイド 音声入力の比較

iPhoneの音声入力とAndroidのgoogle音声入力を比較してみました。長い文章を入力するなら圧倒的にiPhoneの音声入力の方が優秀でした。ブログの更新もこれで楽!?

iPhoneとアンドロイド 音声入力の比較

 

Last update 2016-04-30 02:13

twitter Facebook はてブ LINE pocet

 

iPhoneの音声認識アンドロイドは、だいぶ前から標準で音声入力が搭載されていたのですが、iPhoneも4SになってSiriが搭載され、また同時に音声入力もサポートされました。
スマートフォンの日本語の入力は、ちょっと使いづらかったのですがこの音声入力の登場によって、だいぶ入力が楽になりました。
そこで今回は、iPhoneの音声入力とアンドロイドの音声入力、どちらが正確に認識するか。を比較してみたいと思います。

Sponsored Link

 

音声入力とは

iPhone

iPhoneの音声入力はiPhone4S以降の機種で使用することができます。
またインターネットに接続できる環境が必要なので、注意が必要です。

マイクのボタンをタップiPhoneで音声入力をオンにするには、ディスプレイキーボードのマイクのボタンをタップするだけ。

iPhoneの音声認識このようなマイクの画面が表示されるので、文章をしゃべるだけです。
一応、長い文章でも受け付けることが出来るみたいで、あとからまとめて変換されます。

改行や句読点まで認識!

iPhoneの音声入力が素晴らしいところは、改行や句読点(「、」や「。」)も認識してくれること。
「かいぎょう」と言えば、ちゃんと改行してくれるし、「てん」や「丸」といえば「、」や「。」に変換してくれるんです。

アンドロイド

マイクのボタンをタップするだけアンドロイドはiPhoneと違い、日本語入力は他社やスマホを製造しているメーカーなどが開発した漢字変換システムを使用することができます。
しかも、設定で日本語入力システムを変更することも可能。
パソコンで有名なATOKを使用することもできるし、手書き入力もできちゃうんです。
音声入力に対応した日本語入力システムもあって、iPhoneと同じようにマイクのボタンをタップするだけです。

音声入力中の画面アンドロイドの音声入力中の画面。
間を開けたり、キーボード画面に戻したい時は該当のボタンをタップします。

iPhoneの音声入力と違い、なにもしゃべらないでいるとすぐに自動的に入力が中断されます。

日記風文章

まずは私が適当に(笑)考えた日記風の文章。
文章が稚拙なのはこの際、目をつぶってください。

今日、目がさめたのは午前6時。
急いで着替えると、トースターに電源を入れて食パンをセット。
牛乳と味噌汁で朝食を流しこむ。
昨日は、20年前のVHSをブルーレイにダビングして寝るのが遅かった。
VHSの画像はまるでYouTubeの画質のように悪く、地デジに慣れた現在、こんな画質でテレビを見てたと思うと慣れとは恐ろしいものだと感じた。
あと、今のテレビは面白くなくなったと言われているが、昔の番組のほうがつまらない気がする。
 
今日は風が強く、気温は25度。
晴れて日差しが強い。

これをiPhoneとAndroidのメモ帳アプリに音声入力で入力してみます。

iPhone

iPhoneの音声入力の結果こちらがiPhoneの音声入力の結果。
ぱっと見た感じだと、「あれ?間違っているとこあるの?」ってぐらい、ほぼ正確に入力できています。

ご認識されている部分としては、

トースターに見に
→ (正)トースターに電源

youtubeブ昔のように
→ (正) youtubeの画質のように

小中生テレビを
→ (正) こんな画質でテレビを

とは
→ (正) 慣れとは

のわずか4箇所のみ。

iPhoneの音声入力は、句読点、改行も識別でき、200文字程度なら一気に話しても認識してくれる点です。
アンドロイドの音声入力は、文節の入力をキーボード入力の補助的に使用するのと違い、かなり本格的。
誤認識も少なく、ストレスはかなり少ないです。
さらにあやふやだと思われる変換は下線部が引かれ、タップすると別の変換候補が表示されるのもベター。
必要最小限の手間で文章を入力することができます。

弱点としてはアンドロイドと違い、カーソル(キャレット)が矢印ボタンで移動できないこと。
これさえ何とかしてくれればなぁ・・・。

アンドロイド nexus 7

nexus 7でgoogle音声入力を使った場合nexus 7でgoogle音声入力を使用して入力した結果です。
まず「改行」や句読点は認識してくれませんでした。
会場 → (正) 改行
「急いで着替えると、トースターに電源を入れて食パンをセット。」の部分が「理解力がいると天町3400円セット」に・・・・。

アンドロイドの音声入力は「が」のような接続詞やら「~なので」「~の」といった単語と単語の間が省略されてしまう傾向があるようです。
また誤認識が多く、少し言い回しが複雑な文章だと50%以上の誤認識という感じ。
どうもgoogle音声入力は、単語単位で識別するような傾向があり、ブログやメールを音声で入力すると言うよりは、検索キーワードを音声で入力する。という使い方があっているようです。

2回目のgoogle音声入力の結果こちらは2回目の結果。
2回目にもなると読み慣れて、滑舌の悪い私のしゃべりも多少はよく放っているはずが、誤認識が増え、もはや別の文章になってしまっている・・・。
ただ、まったくデタラメな日本語というわけでもなく、なんとなく(まったく違う内容だけれど)文章として成立しているようなところは関心。(笑)

3回目の音声入力の結果こちらは3回目の結果。
やはりアンドロイドでは、音声で文章を入力するのはまだまだ先のような気がします。

勝敗

点数をつけるとしたら、iPhoneの音声入力を80点とすると、アンドロイドのそれは30点。
iPhoneの方は、ほぼ実用範囲。100%正確ということはありませんが、フリック入力やキーボード入力よりもずっと快適。
一度慣れてしまうと、音声入力以外での入力がすごく面倒に感じてしまうほど、かなり優秀です。
誤認識も、しゃべる人間側の滑舌の良ささえよくすれば、もっと認識率は上がるんじゃないでしょうか?

小説

続いて私の稚拙な文章ではなく、夏目漱石の「こころ」の一部を朗読してみて、iPhoneとAndroidでどちらの認識率が高いか比較してみました。

私は単に好奇心のために、並んで浜辺を降りていく二人の後ろ姿を見守っていた。すると彼らはまっすぐに波の中に足を踏み込んだ。そうして遠浅の磯近くにわいわい騒いでいる多人数の間を通り抜けて、比較的広々したところへ来ると、ふたりとも泳ぎだした。

Android

色々なところが誤認識されているこちらがgoogle音声入力の結果。
う~~~ん・・・・。
ここまで誤認識が多いと、修正する時間のほうが長くかかるような・・・。
あとやはり句読点が認識できないというのは痛いですね。

でも一応、なんとなく日本語としては通用しそうな結果になっているのは、興味深いですね。(笑)

誤認識は3箇所だけそれに対してiPhoneの音声認識は、なんと誤認識はたった3箇所。
もうこのレベルだと、単に私の滑舌が悪かっただけなんじゃないか。と思えるぐらい。
googleのWeb検索など、他社が追いつけないような技術はすごいんですけれど、Appleは平均的にいろんな技術を持っていてなおかつ、レベルが高いって気がします。

ちなみにところどころ青い破線の下線がありますが、これは他に別の変換候補がありますよ。というしるし。
下線部がある部分をタップすると、別の漢字変換候補を表示してくれます。

なにに役立つ?音声入力

瞬間日記音声入力なんてなにに使うの?なんて思っている人もいるでしょう。
でも、これだけiPhoneの音声認識が高精度だといろんなアプリに使用できます。
メール、ツイッター、Facebookなどなど。
ただ、私はどれもあまりやっていないので(他人とのコミニュケーションはチャットや電話のほうが多いです)、自分日記用に使用しています。
日記アプリはいろいろ数がありますが、最もデザイン的にも優れていて入力もしやすいのが「瞬間日記」。

日記を書くのが楽になったiPhoneのディスプレイキーボードで長文を入力するのは骨が折れますが、オンセ入力だったら原稿用紙2~3枚分の文字数なら、超簡単。
ほとんど誤認識がないので、寝る前に布団の中でササッと入力しています。
ぜひ、お試しあれ。

関連ページ

最終更新日 2016-04-30 02:13

 

twitter Facebook はてブ LINE pocet

Sponsord Link

 

 

投稿日:2012-11-02 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理