iPhone 買い換えでデータの移行と復元

iPhoneを買い換えたり、機種変などした場合、古い機種のデータを全て引き継ぐ、データ移行と復元の仕方を紹介します。写真やメール、メッセージやLINEの履歴、設定やパスワードを全て引き継ぐことができま

最終更新日:2021-02-28 14:40

iPhoneを新しい機種に買い換えたり、機種変をした場合のデータの移行と復元方法を紹介します。
最新のiOSでは、パソコンやWi-Fiがない状態でも「クィックスタート」という機能でアプリや写真、連絡先などのデータを簡単に転送できるようになりました。
今まで通りバックアップから復元することも出来ますし、手元に古いiPhoneがなくてもOK。
今回はどこのサイトよりも詳しい、買い替え・機種変にともなうiPhoneのアプリ・データの移行方法の紹介です。

目次

iPhoneのデータの移行と復元

今までのiPhoneが手元にある

もし、今まで使っていたiPhone(古いiPhoneと呼びます)が手元にある場合は、バックアップからの復元させるより、以下で紹介する「クィックスタート」で新しいiPhoneに直接データの移行させた方がはやく確実です。
パソコンも必要なく、Wi-Fiがなくてもデータの移行が出来ます。

Wi-Fiがある クィックスタートのやり方

今まで使っていたiPhone(画像左)と、新しいiPhone(右)をこのように並べます。
古いiPhoneはロックを解除しホーム画面を表示させておきます。
新しいiPhoneも電源を入れ画面を上にスワイプするか、ホームボタンを押して設定を開始します。

すると古いiPhone側の下からクィックスタートの画面が表示されます。

画面下から現れた「クィックスタート」の開始画面。
ここで「続ける」をタップします。

「新しいiPhoneを設定」の画面が表示されない

上の「新しいiPhoneを設定」が表示されない場合、Bluetoothがオフになっている可能性があります。
設定を開き、Bluetoothをオンにしてください。

すると新しいiPhone側にこのような粒子状の球体のアニメーションが表示されます。

古いiPhone側にカメラのフレームが表示されます。

古いiPhoneのカメラのフレーム(円)に、新しいiPhone側に表示された粒子の球体が写りこむこむように動かしてください。

球体を認識すると、古いiPhoneの方はこのような「新しいiPhoneの設定を完了」という画面になります。

新しいiPhoneの設定

ここからはしばらく新しいiPhoneでの作業になります。
今まで使っていたパスコードを入力します。

「iPhoneを設定中」の画面になります。しばらく待ちます。

アクティベートの作業になります。
アクティベートとは、正規のルートで入手したiPhoneか認証する作業のことです。
この時すでに古いiPhoneの方にあるWi-Fi接続設定は新しい方のiPhoneにコピーされているので、自動でWi-Fiに接続してアクティベートが開始されます。

生体認証

生体認証の設定になります。「続ける」をタップします。
Face IDはiPhoneを復元してからも設定できるので、スキップしてしまっても構いません。

指示に従って顔を登録します。

1回目の顔の登録が完了しました。

同じようにして顔を登録します。

Face IDの設定が完了しました。

iPhone SE2のように指紋認証の場合は、指紋を登録してTouch IDを設定します。

指紋も2回登録します。

データを転送

いよいよデータの転送の開始です。
「データを転送」と表示された場合、「iPhoneから転送」を選択してください。

再び「iPhoneを設定中」の画面になります。

「利用規約」が表示されるので、目を通したら右下の「同意する」をタップします。

今まで使っていたiPhoneのApple IDのパスワードを入力してください。
Apple IDのパスワードを忘れた場合の復元

再び今まで使っていたパスコードを入力します。

「ほかのiPhoneからの設定」になります。
ここは「続ける」をタップしてください。

今まで使っていたiPhoneからWi-Fi経由でアプリやデータの転送が開始されます。しばらく待ちます。

今まで使っていたiPhoneはこのように「データを転送中」という画面になります。
データの転送はWi-Fi経由だと、2分弱で終わります。

古いiPhoneの画面がこのように「転送が完了しました」になればデータの転送は終了です。「続ける」をタップ。
新しいiPhoneは再起動が始まります。

再起動が完了するとパスコード入力画面が表示されるので、パスコードを入力します。

iPhoneが今まで使っていたiPhoneと全く同じ配置で復元しました。
ただし、インストールしていたアプリはこれから順次ダウンロード、インストールが開始されます。

メールや写真などは?

以前使っていたiPhoneで受信した メールや メッセージは復元できました。

が、ドコモのキャリアメールやソフトバンクのiPhone専用の「@i.softbank.jp」は、プロファイルと呼ばれるファイルをインストールしないと復元できません。
詳しくは、iPhoneでドコモメールを使う設定および、ソフトバンクWi-Fiスポットを使う設定 に進んでください。

写真もすべて復元できました。

Facebookやトゥイッターなど、SNSアプリはすべてログインした状態で復元できました。

ただし、LINEのように1台に1アカウントしか使用できないSNSやサービスは、引継ぎ作業が必要です。
詳しくは、LINEのトークの引き継ぎと復元方法を参考にしてください。

Wi-Fiもパソコンもない!ケーブルで転送する

もし、Wi-Fiもパソコンもないよ!という人は、iPhone同士を直接ケーブルで接続してアプリなどのデータを移行・復元する方法もあります。

必要なもの
iPhoneでUSBを使うためのアダプタ

デメリットとしては、「Lightning - USB 3カメラアダプタ」が必要なことぐらい。(5,000円ぐらいします)
このアダプタ、データの移行だけではなく、iPhoneやiPadでUSBメモリやMicroSDカード、デジタルカメラが使える超便利なアダプタなので1つ持っておいた方がいいかも。
アマゾンで互換性のあるアダプタが半額以下で売っていますが、試したところ一応ケーブルでのデータの移行は出来ました。
完全に保証することはできませんが、高いお金を払いたくない場合は試してみる価値はあるかも。

アダプタの片側は、USBケーブル差込口になっています。
隣はライトニングケーブル差込口です。こちらに充電器に繋いだケーブルを差し込んで充電しながら転送します。
どうもこの充電しながらじゃないとうまくできないっぽい。

アダプタはライトニングケーブルが伸びていて、こちらを今まで使っていたiPhoneに刺します。

ライトニングケーブル2本

iPhone同士をケーブルでつなげるのと、充電用にそれぞれ1本ずつ、計2本のライトニングケーブルが必要です。最近のiPhoneはライトニングケーブルが付属されない形で販売されているので注意。

準備

必要なものは以上です。では新しいiPhoneが届いたらさっそくデータの転送を行ってみましょう。バックアップ作業は必要ありません(一応してもいいけれど)。

SIMを刺しておく

Wi-Fiもパソコンも使わないデータの転送は、新しいiPhoneがインターネットに接続出来ていないと使えません。
そこで新しいiPhoneに使える(今まで使っていた)SIMを刺しておきます。

アダプタの準備

アダプタのUSB挿入口に、ライトニングケーブルを刺します。USB-Type Aのケーブルを使ってください。

続いてもう1本、充電用のライトニングケーブルをアダプタに刺します。
こちらのライトニングケーブルは、USB Type-AでなくてもOK。

ここからが重要。アダプタから伸びたケーブルを今まで使っていた(つまりコピー元)の方のiPhoneに刺します。

で、アダプタに刺した方のケーブルを新しいiPhoneに刺します。

これで準備は整いました。
どちらのiPhoneも電源を入れて置きます。

データの転送開始

新しいiPhoneと今まで使っていたiPhoneを並べます。
新しいiPhone(左側)のホームボタンを押すか上にスワイプして進めます。

すると古い方のiPhone(右側)の画面下に

このような「新しいiPhoneを設定」という画面が表示されます。
「続ける」をタップします。

「新しいiPhoneを設定」が出ない場合

新しいiPhoneと古いiPhoneをお互い認識させるには、Bluetoothがオンになっていないとうまく動作しません。
今まで使っていたiPhoneの 設定を開き、Bluetoothをオンにしてください。

すると新しいiPhone側に粒子状の球体が表示されます。

古い方のiPhoneの画面はカメラモードになり、「新しいiPhoneをカメラに向けてください」という表示になるので、先ほどの粒子の球体がカメラのフレームに入るように動かしてください。

球体を認識すると・・・・

古い方のiPhoneがこのような画面になります。

ここからしばらくは新しいiPhoneでの操作になります。
古い方のiPhoneで使用していたパスコードを新しいiPhoneに入力します。

パスコードが正しいとこのような「iPhoneを設定中」の画面になります。
このまま2~3分待ちます。

iPhoneのアクティベート

ここでWi-Fiがない場合、下にスクロールし、「モバイルデータ通信回線を使用」をタップしてください。

「iPhoneのアクティベートには数分かかることがあります」という画面になります。
アクティベートは正規のiPhoneかサーバーと接続して認証する作業で、このまま数分待ちます。

生体認証の登録

アクティベートの解除が完了すると、生体認証の設定画面になります。
iPhone Xシリーズの場合、「Face ID」と呼ばれる顔認証になります。
「続ける」をタップします。
*あとからも設定できるのでスキップしても構いません。データの転送に進んでください。

顔の登録方法が表示されるので「開始」をタップ。

顔の向きを変えて登録します。

1回目のスキャンが完了しました。「続ける」をタップ。

もう一度顔をスキャンします。

Face IDの設定が完了しました。「続ける」をタップします。

もし、iPhoneSEのような指紋認証の場合は、「Touch ID」の設定になります。「続ける」をタップして進めてください。

Touch IDの場合は、親指などの指紋を登録します。

データの転送

ようやくデータの転送です。
ケーブルをつなげて転送する場合は、「iPhoneから転送」を選択してください。だいたい5~10分ほどかかると表示されています。

バックアップなどから復元する場合は「iCloudからダウンロード」を選択します。

再び「iPhoneを設定中」の画面になります。

「利用規約」が表示されます。目を通したら右下の「同意する」をタップ。

再び「iPhoneを設定中」の画面になります。

今まで使っていたiPhoneで使用していたApple IDのパスワードを入力します。
Apple IDのパスワードを忘れた場合の復元

再びパスコードを入力します。

「ほかのiPhoneからの設定」になります。基本的には「続ける」をタップし続ければOK。

データの転送が開始されました。
ケーブルを使った転送の場合、だいたい2分半から3分ほどで転送が終了しました。写真の量や撮影した動画の量で変わってくるので転送が終わるまで待ってください。

古い方のiPhoneはこのように「データを転送中」という画面になります。
転送が終了するまで「キャンセル」をタップしたり、電源を切ったりしないでください。

転送完了

転送が完了するとこのように古いiPhone側に「転送が完了しました」という画面になります。「続ける」をタップすると、古いiPhoneの方の作業は終了です。
下取りに出したり、返却する場合は完全に新しいiPhoneが元に復元するのを確認してから、初期化してください。

新しいiPhoneは再起動し、パスコードを入力してください。という画面になります。パスコードを入力してロックを解除します。

メールや写真、アプリの復元

今回のようにiPhone同士で直接転送する場合、アプリの復元はどうなるのでしょうか?

パスコードを入力してロックを解除すると、アプリのインストールが開始されました。どうやらインストールしていたアプリは、復元完了後に順次インストールされていくようです。
パケット使用量が増えるので、なるべくWi-Fiに接続してダウンロードした方がいいかも。

facebookの場合

新しいiPhoneにFacebookがインストールされ、さっそく開いてみました。
と、Facebookにログインした状態で復元しました。いちいちログインしてください、からやり直すのかと思いましたが、今まで通り使うことができるように。

ツイッターの場合

ツイッターも今まで通り復元できました。ただ、「バックアップを復元しました」という表示が。通知設定もそのままでした。

LINEの場合

LINEの場合は引継ぎの認証作業が必要のようでした。
「本人確認する」をタップします。

「電話番号でログインする」をタップします。

LINEに登録してある電話番号を入力して認証してください。
なお、トークのバックアップや復元の作業もあるので、詳しくは、LINEのトーク履歴のバックアップと復元方法を参考にしてください。

バックアップからの復元

今まで通りバックアップしたデータから復元することも出来ます。今まで使っていたiPhoneを手放してしまった人や、パソコンに保存した膨大な写真が含まれているバックアップから復元したい場合は以下のやり方で復元できます。

新しいiPhoneを起動し、言語を選択します。

「クィックスタート」の画面が表示されます。
下にスクロールし、「手動で設定」をタップします。

「文字入力および音声入力の言語」の画面が表示されます。
「続ける」をタップ。

Wi-Fiがある場合は、接続するアクセスポイントをタップします。
パソコンにバックアップしたデータから復元する場合は、「MacまたはPCへ接続」をタップします。

WiFiに接続する場合は、Wi-Fiパスワードを入力します。

パスコードを作成します。今まで使っていたパスコードでもいいし、新しく作成してもOK。

なお、4桁のパスコードにしたい場合は、「パスコードオプション」をタップし、「4桁の数字コード」を選択してください。

もう一度同じパスコードを入力して作成します。

「Appとデータ」の画面になりました。
どこから復元するか選択します。
今回はiCloudへバックアップしたデータから復元します。

「iCloudバックアップから復元」をタップします。

iCloudで使用しているApple ID(メールアドレス)を入力します。

②の「次へ」をタップします。

パスワードを入力します。
Apple IDのパスワードを忘れた場合の復元

今まで使っていたiPhoneにApple IDの2段階認証用のコードが表示されるので、確認コードを入力します。

もし、今まで使っていたiPhoneをすでに手放してしまった場合は、SMSによる確認コードの送信を選択してください。

iCloudに保存してあるバックアップを選択します。
なお、iOSのバージョンが違うと復元できない場合があるので注意。

「バックアップか設定」の画面になります。ここは「続ける」をタップ。

Apple Payの復元

Apple Payを復元します。
Apple PayはiPhoneが復元した後でも設定することが出いるので、「あとでWalletでセットアップ」を選択してスキップしてもいいのですが、やり方を紹介しておきます。

まずは復元するカードを選択します。
ここではSuicaを復元させてみます。
「Suica」をタップ。

Suicaの残高などはiCloudに保存されています。復元させるSuicaにチェックが付いていることを確認し、「続ける」をタップ。
* 必要ないSuicaはチェックを外しておきます。

Suicaカードは1つずつ追加していきます。
右上の「次へ」をタップ。

認証が始まり認証が完了すると、「カードの追加」にチェックがつきます。
同じようにして残りのSuicaも追加します。

なお、Suicaを選択した場合、PASMOやクレジットカードの追加はiPhoneが完全に復元してからになります。

Apple Watchの復元

Apple Watchを使っている場合、いったんApple Watchを初期化して新しいiPhoneとペアリングする作業になります。
時間がかかるので今回はスキップします。

Siriの設定です。ここは「オーディオ録音を共有」でかまいません。

App解析は「Appデベロッパと共有」をタップします。

iCloudからの復元が開始されます。

復元が完了すると、再起動し、パスコード入力画面になります。
パスコードを入力してロックを解除します。

メールや写真、アプリの復元

パスコードを入力してロックを解除すると、アプリのインストールが開始されました。どうやらインストールしていたアプリは、復元完了後に順次インストールされていくようです。
パケット使用量が増えるので、なるべくWi-Fiに接続してダウンロードした方がいいかも。

LINEの場合

LINEの場合は引継ぎの認証作業が必要のようでした。
「本人確認する」をタップします。

「電話番号でログインする」をタップします。

LINEに登録してある電話番号を入力して認証してください。
なお、トークのバックアップや復元の作業もあるので、詳しくは、LINEのトーク履歴のバックアップと復元方法を参考にしてください。

パソコンで復元する

パソコンとiPhoneをUSBケーブルで接続し、iTunesを起動します。

iPhoneのディスプレイに、こんにちは(Hello)が表示されるので、左から右へスライドさせます。

「日本語」を選択します。

「日本」を選択します。

キーボードを選択します。このままでOKなので、右上の「次へ」をタップします。

パソコンでの操作

ここからはパソコン側で操作します。
iTunesがこのような画面になるので、「このバックアップから復元」のほうにチェックを入れ、一番最新のバックアップを選択します。
「続ける」をクリック。

バックアップにパスワードを設定している場合は、パスワードを入力します。
なお、このパスワードは、iCloudのパスワードやパスコードとは違います。
このパスワードを忘れてしまうと、バックアップからは復元できないので注意。

復元が開始されます。

しばらく待っていると画面が消えたり、再起動をしたり・・・となり、「スライドでアップグレード」という表示になったら、画面をスワイプします。

設定してあったパスコードを入力します。

復元が完了しました。「続ける」をタップします。

iCloudのパスワードを入力します。

此処から先は、iCloudからの復元と同じです。
Siriの設定へ進んでください。

LINEの復元

iPhoneからiPhoneへ機種変した場合、LINEはすんなり復元します。が、認証が必要になります。
以下はLINEの復元方法。

メールアドレスとパスワードを登録しておく

まず、古いiPhoneのLINEで、メールアドレスとパスワードを登録しておきます。すでに登録してある人も、一応確認しておいてください。

古い方のLINEを立ち上げ、①右下の「・・・」の部分をタップ。
続いて②のダイヤルのようなアイコンをタップします。

「アカウント」をタップします。

「メールアドレス変更」になっていれば、すでにメールアドレスとパスワードが登録してあります。
もし「メールアドレスを登録」だった場合は、有効なメールアドレスを登録してください(機種変後も使えるメールアドレス)。
また、パスワードは絶対に忘れないように紙などに控えておいてください。

これで準備は完了です。

バックアップから復元すると、アプリなどが次々とインストールされていきます。
「読み込み中」は、インストール中なのでこのまましばらく待ちます。

インストールが完了したらLINEを起動します。
このような画面になるので、「本人確認をする」をタップします。

LINEに登録したメールアドレスと、パスワードを入力し、OKをタップします。

「2段階認証」の画面になります。「続行」をタップします。

「2段階認証コードを入力」という画面になります。
このまましばらく待つと、古いLINEに以下のようなメッセージが届きます。

2段階認証コードが記載されたメッセージが古い方のLINEに届きます。この4桁のコードをメモしておきます。

もし、古いiPhoneが手元にない。という場合は、 SMS(ショートメール)が届きます。(両方届きます)
SMSに2段階認証コードが記載されたメールが届くのでこの4桁の認証コードをメモしておきます。

新しいLINEにこの4桁の認証コードを入力し、「OK」をタップします。

最新のLINEでは、ベッキーのLINE乗っ取りの影響でセキュリティが強化されていて、さらに電話番号による認証が必要です。
「番号認証」をタップします。

iPhoneの電話番号を入力します。
「番号認証」をタップします。

確認画面が表示されるので、「OK」をタップします。

4桁の認証番号が SMSで届くので、この4桁のコードをメモしておきます。

LINEの利用登録に4桁のコードを入力し、「次へ」をタップします。

電話番号の登録が完了しました。
なお、SMSが届かない固定電話などで登録している人は、「通話による認証」をタップして音声による認証を行ってください。

無事古いLINEそのままのLINEが復元しました。未読のメッセージ数まで再現できていました。

アプリが消えた場合

復元したら、アプリが消えてしまった!という場合の対策です。
まず、アプリが消えてしまったり、メッセージやメール、LINEの履歴が消えてしまう場合の原因は、iOSのバージョンが古いiPhoneと新しいiPhoneで違う場合に起こります。
なので、iOSのバージョンを確認して、再びバックアップをしてください。
もし、古いiPhoneを下取りに出してしまった場合、iCloudからの復元しか選択できない場合は、メールやLINEの履歴はほぼ復活させることが出来ません。
また、iCloudからの復元でアプリが消えてしまった場合、アプリのデータも消えてしまう可能性があるので注意。

パソコンにバックアップしている場合は、アプリを再インストールすれば履歴やデータがすべて復元できます。
なお、上記以外の理由でアプリが消えてしまった場合は、バックアップから復元したらアプリが消えた!アプリの復元方法を参考にしてアプリを復元してください。

消えたアプリの復活方法

新しいiPhoneで、App Storeを開きます。

①右下にある「アップデート」をタップし、②「購入済み」をタップします。

「自分が購入したApp」をタップします。

今までインストールしたことがあるアプリの一覧が表示されます。
雲のアイコンをタップすると、消えたアプリを再インストールすることが出来ます。

パソコンから復元した場合で、アプリが消えてしまっていた場合でも、再インストールしたらバックアップ時と同じ状態に復元できました。

LINEも全て履歴が復元できました。

ところが、iOSのバージョンが違う状態で、iCloudから復元させたところ、LINEはログイン画面になってしまいました。
メールアドレスを登録してあれば、再び復活することが出来ますが、今までの履歴は消えてしまいます。
もし、メールアドレスを登録していない場合は、サポートに連絡して復元してもらってください。
サポートへの連絡は、問題報告フォーム│LINE(ライン)から行えます。

復元が失敗する場合

バックアップから復元しようとすると、バックアップに失敗する場合があります。先日も、iOS9にした時に、色々不具合が多かったのでiOS8に戻そうとしたのですが、iOS8時にバックアップしていなかったので復元がうまくいかなかったんです。
はじめは原因がよくわからなかったのですが、iOS9でバックアップしたものを指定したら復元できたので、iOSのバージョンが違うと復元できないかもしれません。

復元すると?

アプリは?

パソコンからの復元は、アプリも全て復元されます。
公開が終了したアプリも復元されます。
壁紙や配置、フォルダーなど全てバックアップ元のままに復元できました。

連絡先は?

連絡先も全て復活していました。
ちなみに電話の履歴なども、全てバックアップ元の状態が復元されます。

写真や動画も全て復元しました。
写真や動画が多すぎてiCloudにバックアップできなかった。という人は、パソコンにバックアップした方が確実です。

メールやメッセージは?

メールやメッセージも全て古いiPhoneやバックアップ元のものが復元しました。
私の場合は、「iPhone4」「iPhone5」「iPhone6」と買い換えてきましたが、iPhone4の時の一番はじめに届いたメッセージもiPhone6に移行できました。

スケジュールやアラームは?

スケジュールやアラームの設定も全てバックアップ元の設定が復元されていました。

ブックマークは?

Safariで見ていたページやブックマーク、履歴もすべて新しいiPhoneに復元できました。

LINEの履歴は?

LINEの履歴やスタンプなどもすべてバックアップした元と同じものが復元できました。

注意事項

もし、友だちや会社、ネット喫茶などのパソコンを使ってバックアップ・復元をする場合は、以下の点に注意してください。

iPhoneの名前を変えておく

iTunesでiPhoneを操作する場合、iPhoneには名称がつけられています。
が、復元するときにわかりやすいように名前を変えておきます。
名前を変更するには・・・

パソコンとiPhoneをUSBケーブルで接続したら、左上にある「iPhone」という名称の部分をクリックします。

すると名前が編集できるようになるので、自分の名前などわかりやすい名前に変更してください。

編集が終わったらエンターキーを押します。

同期はしない

普段別のiPhoneをつなげているパソコンに、別のiPhoneをつなげて「同期」をすると、普段つなげているiPhoneの中身と同じになってしまいます。

そのため、iTunesの右下の「同期」や「適用」というボタンは、絶対にクリックしないでください。

友だちのパソコンにiPhoneをつないで同期をしたら、連絡先やアプリ、写真が全部消えた!というパターンは、これが原因です。
同期しなくてもバックアップできるので、絶対に「同期」はしないでください。

このiPhoneを接続しているときに自動的に同期

iTunesには、USBケーブルでiPhoneをつないだら自動的に同期させる機能があります。これも上記の理由から連絡先などが消えてしまう可能性があるので、友だちやネット喫茶のパソコンにつないでバックアップをした場合は、「このiPhoneを接続しているときに自動的に同期」のチェックは外しておいてください。

バックアップデータを暗号化させる

パソコンにバックアップする場合は、データを暗号化することができます。
暗号化は自分で決めたパスワードを元に暗号化するのですが、簡単なパスワードだとすぐにばれてしまう可能性があるので、数字とローマ字、記号を含めた12文字以上のパスワードにしてください。

ネット喫茶は最終手段

ネット喫茶のパソコンは、使い終わったら全て初期化され、データが消える設定になっていますが、不特定多数の人が使うので、バックアップしたデータが盗まれる可能性があります。
なので、ネット喫茶のパソコンを使ったバックアップと復元は、最終手段として考えておいてください。

まとめ

iPhoneのバックアップは、アンドロイドやWindowsよりも強力で、すべてバックアップ前の状態に復元できます。
しかもiCloudのバックアップをオンにしておけば、WiFiにつながっている状態であれば、自動で容量が許す限りバックアップが行われます。
アンドロイドやWindowsなどでは、一部のデータはバックアップできるものの、買い換えた場合は、アプリを1からインストールし直さなければなりません。
そういう意味では、iPhoneは非常にユーザー視点に立った優れたデバイスなんだなぁ。と思います。

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