iCloudとは?設定と使い方
Last update 2013/01/22 00:29
iOS5で加わったiCloud。
Cloud(クラウド)とは、インターネット上にデータを保存して、ログインすればどの端末からもデータにアクセスできるようなサービスですが、iPhoneの新しくなったOS、iOS5からiCloudというサービスが始まりました。
iCloudとは、いったいどんなサービスでしょう?
iCloudとは
iCloudとは、iPhoneやiPod touch、iPadといったiOS5が動作する端末のデータの一部を自動でネット上に保存して、パソコンや各端末からデータにアクセスできるサービスで、iPhone4S(もしくはiOS5)からサービスが公開されました。
最近よく目にする「クラウド」や「同期」と呼ばれるサービスです。
簡単に言ってしまえばデータをiPhoneの中に保存するだけでなく、インターネット上にも保存してしまおう。ということ。
そのため、仮にiPhoneがぶっ壊れても、データがインターネット上に保存されてるので常にデータを元通りに復旧したり、新しくiPhoneやらiPadを購入しても、インターネットにつなげれば自動的に今まで使っていたiPhoneと同じ状態に組み上げてくれるというわけ。
これがすんげー便利。
まず、iCloudをオンにしておくと、電話帳はすでに登録してあるデータはもちろん、新たに登録するとリアルタイムにインターネット上にも保存されます。
新しくiPhoneを買い替えても、新しいiPhoneでiCloudにログインすると勝手に今までの電話帳がダウンロードされ、自動登録されます。もちろんiPhoneをなくしたり壊しても、電話帳のデータはネット上に保存されているので安心。
さらに同じメールアドレスでiCloudにログインしていれば、iPadやiPod touchのような2台目の電話帳もリアルタイムに更新されます。(ネットにつながっている必要があります)
iPhoneやiPadなどで撮影した写真や動画も、新しいiPhoneに自動的に転送されます。写真の場合は単にネットに保存するだけでなく、撮影すると勝手にパソコンに転送します。
メールやアプリもネット上にバックアップされるので、新しくiPhoneを買い替えても昔のメールも自動で復元されます。
本場アメリカではiPhoneに転送した音楽もバックアップされるらしいんですけれど、日本ではこのサービスは(著作権の関係上?)始まっていません。
まぁ、音楽はパソコンにつなげればパソコンに保存している音楽が勝手にiPhoneに転送されるので、あんまり必要ないっちゃ必要ないんですが。
iCloudで出来る事
今現在、iCloudで使用出来る機能は他にも、
- iPhoneのバックアップ
- iPhoneの設定・アプリをネット上に自動バックアップしてくれる
- フォトストリーム
- iPhoneで撮影した写真をネット上に保存したり、パソコンにケーブルレスで転送したりできる
- メール (専用のメールアドレス)
- コンタクト (iPhoneに保存してある連絡帳のこと)
- iPhone以外の端末(パソコンとかiPadなど)で読むことができる
- カレンダー (予定帳のようなもの)
- パソコンのブラウザ上から確認・編集・追加などができる
- iPhoneを探す (以前からあるMobile meのサービス)
- GPSなどを利用してiPhoneの位置を割り出したり、iPhoneのアラームを鳴らしたり、ディスプレイ上にメッセージを表示できる
- メモ帳
- iOS6から加わった。iPhoneのメモ帳をパソコンのブラウザから確認・編集・追加ができる
- iWork (本格的なワープロ)
といったサービスが公開されています。
iCloudが使えるか確認する
iOS5から使うことができるようになりましたが、iPhone4Sであれば使い始める時にiCloud用のログイン画面で初めからログインしているので、ほとんどの人がデフォルトで使用していると思います。
もし、自分のiPhoneがiCloudに対応しているか確認するには、「設定」を開いて「iCloud」という項目があるか確認してください。
iPhone4やiPhone3GSなどを使っている人で、iCloudがない!なんて人は、iOS6にアップデートすれば使用できるようになります。
iCloudの何がすごい?
もっとも多くの人に役立つであろう機能が、iPhoneの「バックアップ」。
ついつい忘れがちなバックアップが、自動でしかもインターネット上に保存されるので、iPhoneの調子が悪くて初期化したり新しいiPhoneに買い換えたり、あるいはiPadを買い足したりしても、iPhoneにログインし、インターネットにつなげれば自動的に今までの状態に元通りになります。
それと、iPhoneで撮影した写真をケーブルを繋げずにパソコンやiPadなどに転送できる「フォトストリーム」もiCloudの代表的な機能の一つ。
私はサイトに掲載するための画像をiPhoneのキャプチャーで撮影しているんですけれど、キャプチャーしたり写真を撮影すると即、パソコンに転送されるのでかなり活用しています。
フォトストリームについては、フォトストリームとは?を参考にしてください。
iCloud上に保存したデータは、パソコンのブラウザからもアクセスできます。
メール
xxxxxx@me.com
というiCloud専用のメールアドレスがもらえます。(xxxxxxの部分は好きな半角英数字が選べる)
※ このメールアドレスの取得の仕方は、メールアドレスがもらえるを参考に
このメールアドレスでの送受信したメールをパソコン上で見ることができるようになります。
※ iCloud専用のメールアドレスのみで、携帯メール(xxxxxx@softbank.co.jpやxxxxxx@ezweb.co.jp)に対しては使えません。
iPhoneでは「メール」アプリで(上のアイコン)受信できます。
ソフトバンクでiPhoneを購入するともらえるeメール( xxxxxx@i.softbank.jp )とほぼ同じです。
このiCloudの方のメールはパソコンからも受信箱を見れたり、送信できちゃったりするんです。

▲パソコンでiCloudのメール(@me.com)の受信ボックスを表示させたところ。
HTMLメールにも対応しているので、仕事用に使っている人や、iPadで使う場合は、向いているかもしれません。
で、何がすごいって、宛先はiPhone(もちろんiPadやiPod
touchも含む)に登録してある連絡帳をパソコン上から利用できること。
なんの設定もなしに、初めから使えるので便利。
iCloudを利用するとiPhoneに登録してある電話帳が自動でネット上にバックアップされるというのも特徴です。
iPhoneは防水ではないので、何かの拍子にデータが飛んでパソコンにもデータをバックアップしていなかった。なんて場合は、強い味方になりそうです。
転送の設定もパソコン上からできちゃう。
たとえば xxxxxx@me.com に届いたメールはGメールに転送する。
なんて設定をここでするわけです。
送信者の名前を変更しているところです。
ここで変更した名前が相手に表示されます。
メールを受信したら自動的に返信するようなことも可能みたいです。
うーん。やっぱビジネス向けかも。
スリープ状態でも通知される
iCloudのメールも携帯メールやSMSと同じようにスリープ状態でも画面に音と共に通知してくれます。
メールアプリで表示させたところ。
普通のメールのように表示させることができます。
ただ・・・
迷惑メールが結構多いです。iCloudのメールアドレスはソフトバンクやauのように日本だけに使われているようなメールアドレスではなく、世界規模なので迷惑メールもレベルが違います。
誰にも教えていなくてもメールアドレスを作成して数日後には迷惑メールが届きます・・・。
メールアドレスがもらえる!
さて、このiCloudのメールは、ソフトバンクから提供されるメールアドレスではなくて、Appleから無料で提供されるメールアドレスで、「@me.com」というとても覚えやすいメールアドレスになっています。
このメールアドレスを取得する方法を紹介します。
iPhoneの「設定」を開き、「iCloud」をタップ。
「メール」の部分がオフになっているのでオンにします。
すると左のようなボタンが表示されるので「作成」をタップします。


新しいメールアドレスを決めます。
「XXXX@me.com」
というアドレスになります。
このアドレスは早い者勝ちなので、すでに使われているとこのような警告が表示されます。
人気があるアドレスは取得されている可能性があるので、なるべく早いうちに登録しておくといいかも。
取得できるとこのような画面になります。
私はものすごい覚えやすいようなアドレスを取得出来ました。
これで「@me.com」のメールアドレスが取得でき、iCloudのメールが使用できるようになりました。
今後、ここで設定したメールアドレスは、iPhoneで受信が出来ます。
また、パソコンのブラウザでiCloudにログインすればパソコン上からも使用できます。
iPhoneの電波が圏外になる場所や、使用が禁止されている社内でも利用できるので、けっこう重宝するのではないかと思います。
コンタクト
さて、「メール」でも連絡帳は見ることが出来ましたが、このコンタクトはパソコンで連絡帳のデータを参照したり、編集したりすることが出来ます。
もちろん新規にデータを追加する事も可能で、iPhoneでちまちま入力するよりは、ずっと楽。
当然クラウドなので、パソコンで編集したデータはiPhoneにも反映されます。
それとさすが、Appleのサービスはデザインもおしゃれですね~。
個人個人のデータは、このように表示されます。
微妙に紙の手帳のようにグラデーションで表現されてておしゃれ!
外国のサービスだと「名前」「姓」の順で表示されるものが多いんですけれど、変えることが出来ます。
カレンダー
続いてカレンダー。
これはiPhoneのカレンダーと同期する予定帳で、iPhoneで設定した予定表を参照したり、またパソコン上で設定してiPhoneのカレンダーに反映する事も出来ます。
右下の「+」のアイコンをクリックすると、新規のイベント(予定)を追加できます。
iPhoneと同じように時間や繰り返しか、アラームを鳴らすかも設定できます。
iPhoneで設定するのと変わらないですね。
これを保存すると・・・・


このようにiPhone上のデータも追加されました。
今までiPhoneのスクリーンキーボードではめんどくさかった入力も、パソコンと組み合わせれば簡単。
iPhoneを探す
続いて紹介するのは、「iPhoneを探す」。
これは以前紹介したなくしたiPhoneを探す MobileMeがiCloudに統合されたみたいで、パソコン上(というかブラウザ上)からiPhoneの位置を探せるサービス。
iPhoneはGPSを搭載してるので、GPSをキャッチできる場所にある場合、かなり正確な位置を特定する事が出来ます。
またGPSがきかない場所でも携帯電話網を使って、誤差数10メートルから数100メートルで位置を特定できます。
これ、すっごい使えるんですよねぇ。
意外とどこかに(たいていは家に置き忘れたってパターンですけれど)iPhoneを置き忘れて、探し回る機会って多いんですよね。
そんなとき、ブラウザでiCloudにログインすれば簡単に探すことが出来ます。
詳しい機能は、なくしたiPhoneを探す MobileMeを参考に。
なお、mobilemeのサイトからログインしていましたが、iCloud専用のサイトから使用するように変更になったみたいです。
iWork
iWorkは、iPhone(iPadやiPod touchも含む)に、Pagesという有料アプリ(800円)をインストールして使う、ワープロのようなアプリで、どこにいても文章を作成する事が出来ます。
Officeのワードのファイル形式にも対応しているみたいで、ビジネス向けですね。
アプリで800円と言うと、高額というイメージがありますがパソコンのソフトと考えると、実は安い部類ですよね。
まとめ
以上、簡単に紹介してきましたが、最後の「iWord」のアプリは有料になりますが、これらのサービスを無料で利用でき、Appleが提供するという事に意味があると思います。
今までデータは、1台のパソコンに保存して、データを共有するにはネットワークを設定したり、USBメモリや、SDカードに保存して・・・・と言ったわずらしさから敬遠されていたようなことが、無料でしかも知らない間に実行されているというクラウドの良さを体験できるいい時代になりましたね。
Appleがこうしたサービスをリードする事によって(今まではgoogleってイメージがありましたが)、今後こうしたサービスにマイクロソフトや大手企業が本格的に参入する日が来るでしょうね。
iCloudのフォトストリームがめちゃめちゃナイス
iCloudはほかにも、データのバックアップや写真のフォトストリームといったサービスもあり、また、新たにこれからも便利なサービスが加わるかもしれません。
個人的に期待しているのは、フォトストリーム。
フォトストリームとは、今までiPhoneで撮影した写真をパソコンに転送したい場合は、USBケーブルを繋ぐ必要がありましたが(Eye-FiというiPhoneで撮影した写真を無線LANを利用してパソコンに転送できるすんごい便利なアプリはありましたが。参照:Eye-Fiアプリでワイヤレス転送)、iPhoneで写真を撮ると自動でオンライン上に保存され、iCloucコントロールパネルというアプリをインストールしたMacかWindows(XPでは未対応)がネットに繋がると、自動的にパソコン上にダウンロードしてくれる機能です。
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