CarPlayとは?iPhoneとカーナビを接続
Last update 2019-07-06 09:54:36
iPhoneのCarPlayとはなんでしょう?CarPlayとは、iPhoneと車載カーナビを接続し、iPhoneの画面をカーナビに表示させることが出来る機能です。
車内でiPhoneを使う場合は、車載ホルダーなどが必要ですが、CarPlayを使えばiPhoneは伏せたままでも車載カーナビの画面に表示されるので、スマートに車中でiPhoneを操作することが出来ます。
今回はCarPlayを始めるにはどうすればいいのか、またどのような機能があるのかを動画や写真を用いて紹介したいと思います。
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目次
CarPlayとは?
iPhoneの画面をカーナビ・車載ディスプレイに表示させることが出来る
CarPlayとは、iPhoneの画面を車に搭載されたカーナビのディスプレイに表示させることが出来る機能で、2014年に発表されました。
使えるアプリは対応アプリのみ
ただし、iPhoneにインストールされているすべてのアプリが使用できるわけではなく、CarPlay対応のアプリのみが表示されます。基本的にYouTubeやゲームのような画面を注視するようなアプリは使えません。運転に支障が出ますからね。
対応アプリの系列
- 電話アプリ
- ただし、純正の電話アプリのみ(050PlusやSkype、LINE電話などは使用できない)
- 地図・ナビアプリ
- 標準マップのみならず、「Googleマップ」「Yahoo!カーナビ」「ナビタイム」が使える
- 音楽再生
- 「ミュージック」だけでなく「Amazon Muisic」や「AWA」「Google Play Music」「YouTube Music」などが対応
- メッセージ
- 「 メッセージ」やFacebookの「WhatsApp Messenger」「ZOOM Cloud Meeting」などが対応。「 LINE」や「 メール」などは未対応。「WhatsApp Messenger」や「ZOOM Cloud Meeting」では通話も可能。
- オーディオブック
- 音読してくれる「オーディオブック」や「Google Play Books」「Audible」が対応。
主にカーナビ系のアプリや電話、メッセージ、音楽再生アプリなどが対応しています。これらのアプリはiPhoneにインストールしてあれば、自動的にCarPlayの画面に表示されます。
メッセージは対応していますが、 メールは対応していません。やはりメールだと画面を注視する必要があるからでしょう。また、 メッセージも内容を表示してくれるのではなく、Siriが読み上げてくれる使い方になります。(返事を送信したり、も出来ますが、声による入力になります)
CarPlayの始め方
CarPlay対応カーナビ
残念ながらすべてのカーナビがCarPlay対応というわけではありません。基本的に車のメーカー純正のカーナビや一部のカーナビにしか対応していません。
例えばSUZUKIは、日本の自動車メーカーとしては最も早くからCarPlayを対応を謳っている車種を発売してきました。
特にハスラーやLapin、スペーシアなど安価な軽自動車でも選択可能です。
私は日産のクリッパーバンに乗っているのですが、リストには乗っていません・・・・。
CarPlay 対応の車種は、Apple公式ページに記載されています。
市販カーナビ CarPlay対応製品
残念ながら純正以外の市販のカーナビでは、いまだにあまり対応機器はありません。2019年現在、CarPlay対応のカーナビ、カーオーディオを発売しているのはパイオニアやケンウッドの上位機種のみ。吸盤でダッシュボードに取り付けるポータブルカーナビ(ゴリラなど)は、対応していないようです。
以下はカロッツェリアや彩速ナビと言ったカーナビ、カーオーディオのCarPlay対応製品です。
カロッツェリア
カーナビは内蔵していませんが、ディスプレイ付きのカーオーディオのSPH-DA700は、実売価格4万円弱程度でCarPlay対応のカーオーディオです。
ただし、カーナビや地デジなどは付属していないので注意。
彩速ナビ
私の車(日産クリッパーバン)も純正のカーナビはCarPlayに対応していないので、CarPlay対応の彩速ナビを購入して取り付けました。
最新のモデルはMDV-Z905になります。または、MDV-M906HDW。
こちらはアマゾンでも7万円強もする価格なので、CarPlayを実現するためだけにこの価格は手を出しにくいのが弱点。
ただし、フルセグ付きでドライブレコーダーにも対応しているので、カーナビでいろいろ実現させたい人にはお勧め。
彩速ナビでCarPlay対応は、一番高価なグレードの90Xシリーズのみです。
ちなみに905Wや905のように「W」がついているついていない、の違いは、ワイドかどうか。ワイド版は画面右端に操作ボタンが並んでいます。
では、続いてCarPlayを使う方法を紹介します。といっても対応しているカーナビが用意できていれば、すぐに使えます。
接続方法
市販カーナビを使う場合は、カーナビから伸びているCarPlay用のUSBケーブルに接続する必要があります。彩速ナビの場合は3本のUSBケーブルが取り出せるのですが、そのうちCarPlay対応のケーブルは1本のみ。
彩速ナビの裏側。3本のUSBケーブルが伸びています。このうちの1本のみ。
このケーブルにiPhone充電用のUSBケーブル(ライトニングケーブル)を接続します。
純正ナビの場合はスイッチ類に設置されているUSBコネクタにケーブルを差し込みます。
Bluetoothで接続
CarPlay対応カーナビの中にはBluetoothで接続する製品もあるようですが、今のところほとんどないようです。私が持っている彩速ナビもBluetoothでiPhoneと接続できるのですが、CarPlayを使うにはUSBケーブルでつなげないと使えないようです。
初期設定
CarPlayを使うには特別なアプリは必要ありません。
iPhoneと接続すると「CarPlayを使用するにはiPhoneのロックを解除してください」と表示されるのでロックを解除します。
最初だけiPhoneのロック中(画面が消えた状態)でもCarPlayを使えるようにするか聞いてくるので、「許可」をタップします。
「Appがインストールされていません」と表示されますが、「無視」をタップしてかまいません。
するとカーナビ側でこのようなCarPlayの画面が表示されます。
CarPlayでは対応アプリしかアイコンが表示されません。
iPhone側はこのような画面になります。が、ロックを解除すれば普通にiPhoneも使うことが出来ます。
カーナビの機能も使うことが出来る?
CarPlay使用時もカーナビ機器の機能や地デジ・ラジオは使えます。「HOME」ボタンを押せばCarPlayの画面が消え、カーナビ本来の画面になります。
CarPlayに戻りたい場合は、画面左上にある「Apple CarPlay」のボタンをタップするだけです。
CarPlayで出来ること
Siriを使う
CarPlay中は画面右下に丸いホームボタンが表示されます。
ここを軽くタップすると、iPhoneのホームボタンの役割になりますが、指を触れたままにするとSiriが起動します。
なお、Siriを呼び出すにはこのホームボタンをタップし続ける方法でもいいのですが、声で「ヘイ、Siri」と呼びかけても起動できます。
ただし、走行中は騒音が大きいせいか、反応は鈍いです。
電話をかける
CarPlayで電話をかけるには、 電話のアイコンをタップします。
基本的にSiriが起動し、かけたい相手を連絡先に登録されている名前で指示します。が、このようにダイアルや連絡先を表示させて電話をかけることも出来ます。
相手の音声は車のスピーカー経由になります。
何度か使いましたが、かなり音声はクリア。
Bluetoothのハンズフリー
彩速ナビではCarPlayを使わなくてもBluetoothでiPhoneと連携が出来ます。BluetoothでiPhoneと連携させると、CarPlayのように音楽を再生することも出来ますし、電話をかけることも出来ます。なのでわざわざ高いCarPlay対応のカーナビを買わなくてもBluetooth対応のカーナビであれば、「電話」「音楽再生」に関しては実現できてしまいます。
CarPlayでないと実現できない機能は、Googleマップなどスマホのマップが使える、Siriが使える、メッセージが使えるぐらいしかありません。
7万円以上出してCarPlay対応のカーナビを購入するか迷うところではあります(いちいちケーブルで接続しないといけないし・・・)。
Googleマップ
もちろんCarPlayでは地図アプリのナビを使うことも可能。ですが私は渋滞情報も正確なGoogleマップを使うことが多いです。
他にもYahoo!カーナビやカーナビタイムもCarPlayに対応しています。
Googleマップでカーナビをするには、Googleマップを立ち上げ、画面のどこかをタップします。
左上に「目的地を追加」というボタンが表示されるのでここをタップ。
保存してある自宅や職場をすぐに目的地にすることも出来るし、保存した登録地点もすぐに呼び出せます。
Android Auto
CarPlayのアンドロイド版の「Android Auto」ですが、CarPlayに対応しているカーナビであれば基本的にAndroid Autoも使用できます。CarPlayと同じでUSBケーブルで接続すればすぐに使えます(ただし、Android Autoはアプリが必要)。
どちらも使ってみましたが、どちらも使えるアプリが限られています。また、Android Autoではカーナビは「Googleマップ」のみ。
それとAndorid Autoはまだまだ不安定で、かなりの確率で固まってしまうことが多いようです。使いやすさ、安定さではCarPlayの方が上かもしれません。
まとめ
まだまだCarPlayで出来ることは限られているので、頻繁に車でどこかに出かける人(仕事とかで)にとっては非常に便利な機能ですが、通勤に使う程度とか、休みの日に車に乗る程度の人にとってはあると、必要な機能か?というと難しいところです。
ただし、私のようにGoogleマップで渋滞情報を確認して運転したい、という人にはCarPlayはなかなか便利でおもしろい機能です。
「こういうことは出来るの?」といった疑問があれば、コメント欄から送信してください。わかる範囲で答えます。
関連ページ
- KENWOOD 彩速ナビ MDV-M906HDW
- googleマップでカーナビ
- カーナビアプリに自宅を登録設定するには
- NAVITIMEのカーナビタイムが秀逸
- スマホのカーナビアプリはトンネルでも動作するか
- Yahoo!カーナビを使ってみた
- Googleマップにお気に入りの地点を登録する方法
最終更新日 2019-07-06 09:54:36
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【 V90T6 】 2019/11/23 14:08:33
android autoでamazon musicのmy music のリストを開くにはどうすればいいですか?私のナビ画面では、スマホのamazonn music と同じ画面が出てきません。
【 管理人 】 2019/11/23 16:35:55
>V90T6 さん
確かにAndroid AutoではAmazon Musicのプレイリストがだいぶ簡略化されていますね。私の場合は、最近聞いた曲5曲程度が表示されていました。
ただ、スマホ側でプレイリストを開いてやることによって、プレイリストの曲はかけることが出来ました。
この辺の簡略化は原因はよくわかりません。単に運転中はタッチ操作は危険なので、最小限の攻勢にしているのか、はたまた単なるバグなのか・・・
いずれにしろまだAndroid Autoは未成熟な時期なのかもしれません。
投稿日:2019-07-04 | | |