iPad AirとiPad mini RetinaのCellularモデルでは、auとSoftBankで若干料金が違います。それぞれの料金を比較してみました。
Last update 2013/11/13 12:52
iPad mini Retinaの発売日が決定しました。
Apple Storeでは、2013年11月13日(もう発売されています)。
SoftBankとauは、11月14日の午前10時からのようです。
auとSoftBankから2013年11月1日よりiPad Airが発売されましたが、どちらもキャンペーンを展開していて、第一週目は、SoftBankが約6割、auが4割という結果になったようです。ところが、意外とauのiPadはお得かもしれないんです。
そこで今回は、auとSoftBankのCellular版iPadのキャンペーンを適用させた価格で色々比較してみたいと思います。
iPad Air Wi-Fi Cellularモデル |
|||
---|---|---|---|
16GB | 32GB | 64GB | 128GB |
65,520円 | 75,600円 | 85,680円 | 95,760円 |
iPad Air Wi-Fiモデル |
|||
16GB | 32GB | 64GB | 128GB |
51,800円 | 61,800円 | 71,800円 | 81,800円 |
iPad mini Retina Wi-Fi Cellularモデル |
|||
16GB | 32GB | 64GB | 128GB |
55,440円 | 65,520円 | 75,600円 | 85,680円 |
iPad mini Retina Wi-Fiモデル |
|||
16GB | 32GB | 64GB | 128GB |
41,900円 | 51,800円 | 61,800円 | 71,800円 |
もっとも大きな違いは、屋外、つまりWi-Fiがない場所でもインターネットができる、ということ。
それと、Wi-FiモデルはGPSを搭載していませんが、CellularモデルはGPSを搭載しています。
この2つの違いが、価格の違いになって現れています。
また、Cellularモデルは回線契約が必須になっているため、本体価格にパケット代などが加わります。
Apple Online Storeでは、3世代前のiPad2と初代iPad miniもまだ発売されていて、価格は以下のようになっています。
1万円ほど安く購入できますが、解像度が低い(小さな文字が潰れて見難い)し、動作も遅いので1万円の価格差では、あまりお勧めできませんが・・・
iPad 2 | iPad mini | |
---|---|---|
Wi-Fi 16GB |
Wi-Fi+3G 16GB |
Wi-Fi 16GB |
39,800円 | 53,800円 | 31,800円 |
人気があるのはWi-Fiモデルですが、CellularモデルはGPSを搭載しているため、カーナビとして使うことも可能です。
最近のiPhoneは、テザリングができるのでiPadがモバイル通信できなくても、iPhoneを親機としてインターネットに接続できるので、地図データをダウンロードしながら使用するカーナビアプリでも、使うことができますが、GPSが搭載していないと詳細な自車位置が計測できないので、iPadをカーナビとして使用する場合は、どうしてもCellularモデルが必至になってしまいます。
実際にカーナビアプリを使うとわかるのですが、やっぱり画面が大きいほうが使いやすい。
特にiPad miniの7.9インチは高級カーナビのような大きさ。
2012年、iPhoneは今まで搭載していたgoogleマップをやめ、自社のiOSのマップに切り替えましたが、その時のネットでの批判を覚えている人も多いでしょう。
意外と、iPhoneやiPadをカーナビとして使っている人は多いんです。
さて、実は、すでにスマートフォンを持っている場合、iPadの月々の基本料金を0円からもてるキャンペーンをauもSoftBankも公開しています。
ここでは、それらのキャンペーンを適用させた場合のそれぞれの料金を比較してみましょう。
Wi-Fi版に関してはauもSoftBankも、そしてAppleで購入しても本体価格が同じなので、価格に違いがありません。が、Cellular版(3G+LTE回線)が使えるiPadは、スマホと同じで、本体価格以外に基本料金やパケット定額料金が加わってきます(契約なしのCellular版の販売はないっぽい)。
この月々の料金と割引額がauとSoftBankで微妙に違っていて、使い方次第でどちらが得か変わってきそうです。
auもSoftBankも、使っても使わなくても一定額のプランと、使った量に応じて料金が違う、従量制があります。
この内、従量制ではキャンペーンを適用させると、月々の基本料を0円にする「ゼロからスタート(au)」と「ゼロから定額(SoftBank)」を比較してみます。
auの場合、自宅のインターネット回線がauひかりか、もしくはすでにauのスマートフォン(iPhone含む)を契約している人が「iPad Air Cellular版」もしくは「iPad mini Retina Cellular版」を購入・契約する場合、iPadのパケット定額代を0円から。また、インターネット接続料の315円を0円から始まるキャンペーンの「ゼロからスタート」があります。
こちらがauのCellular版の月々の料金の内訳と、実際の支払額のイメージ。
実は、これ、後で紹介するSoftBankの「ゼロから定額プラン for 4G LTE」とほぼ同じなのですが、1つ違いがあって、auの場合は公衆無線LANが使える「au Wi-Fi SPOT」490円が2年間無料なんです。(キャンペーン期間中に契約した場合)
ゼロからスタートというと、本体価格も含めて毎月0円でもてる。というイメージを持つかもしれませんが、実際には違います。では、何がゼロ円かというと、
パケットを使わなかった場合、パケット代とインターネット接続料(315円)が0円。
ただし、少しでも使った場合、1KBあたり0.42円かかり、更にインターネット接続料も315円かかります。
また、パケット代は最大でも4,980円ですよ。
という意味。
パケットを使わなかった場合、「パケット代」と「インターネット接続料」が0円になります。
ただし、少しでもパケット通信をしてしまうと、インターネット接続料の315円がかかってしまうので注意。
1KB0.42円ということは、例えばYouTubeの映像は1つの動画で、10MBから100MBほどあるので、4,200円から42,000円もかかることになります。
パケット代は定額制で、上限の4,980円に達すると、いくらパケット通信をしても4,980円しかかかりません。(3年目以降は525円~5,505円)
また、「毎月割」で、本体価格ぶんだけ割引きがありますが、これにもからくりがあって、
使用したパケット代から割引分を引きますよ。
ということになります。つまり、パケットを全く使わなかった場合は、「毎月割」は0円になって、端末代の分割代金がその分かかります。
結局のところiPad Air 16GBで言うと、内訳は以下のようになります。
パケット代:0円 + インターネット接続料:0円 + au Wi-Fi SPOT:0円 + 本体分割代金:2,310円
= 2,310円
パケット代:4,980円 + インターネット接続料:315円 + au Wi-Fi SPOT:0円 + 毎月割:-2,310円 + 本体分割代金:2,310円
= 5,295円
これが表の「お支払い額」の2,310円~5,295円のからくりになります。
2,310円 x 24ヶ月 = 55,440円
となり、実際にはCellularモデルはパケット契約が必須なのですが、ゼロからスタートでパケットを全く使わなかった場合、月々の基本料が0円になり実質、Cellularモデルを契約なしで購入したのと変わらなくなります。
このページの後半に、データ通信をしないでWi-Fiしか使わない設定の仕方を紹介しておくので参考にしてください。
では、SoftBankはどうなんでしょう?
SoftBankも全く仕組みは同じ。
もし、すでにソフトバンクのスマホを契約している場合、「( iPad 専用)ゼロから定額プラン for 4G LTE」が適用されて、パケットを全く使わなければ、パケット代とインターネット接続料が0円になります。
が、auとの最大の違いの一つが、「ソフトバンクWi-Fiスポット(i)月額使用料490円/月」がこの場合、0円ではないということ。
そのため、SoftBankでゼロから定額を適用させると、auに比べ毎月の支払額が、490円高くなり、iPad mini Retina 16GBモデルでは、2,800円~5,785円となります。
こちらはauのパケット料金を一定額にした場合の月々の料金。
iPad mini Retina 16GBモデルでは、auの場合月々の料金は5,775円/月になります。
ただし、自宅のインターネット回線が「auひかり」であれば、「スマートバリュー」が適用され、1,480円/月(2年間)が割引になり、4,295円になります。
SoftBankの場合も、自宅のインターネット回線が「ホワイトBB」か「Yahoo!BB」の場合、1,480円が割引になるのですが、「スマホまとめて割」(つまり、すでにiPhoneなどSoftBankのスマホを契約している場合)を適用させると、パケットて額料金が4,410円(auは5,460円)となり、自宅のインターネット回線にかかわらず、月々の料金は4,725円(iPad mini 16GB Cellularモデルの場合)となります。
すでにスマートフォンを契約している場合、パケット料金を段階制にした場合、2年間はauのほうがau Wi-Fi SPOTの料金(490円)も0円のため、若干安い。
パケット料金を一定のプランを選択した場合、自宅のインターネット回線も同一のキャリアが提供するものにしていると、1,480円/月安くなる。
もし、自宅のインターネット回線が他社のものを使っている場合は、SoftBankのほうが安くなる。
モバイルデータ通信(3G及びLTE回線)を使用しない設定を紹介しておきます。スマートフォンでは、実際には使っていなくても、バックグラウンドでインターネットに接続してしまいます。
そこで、モバイルデータ通信をオフにしておけば、一切パケット通信が発生せず、パケット代を0にすることができます。
インターネットを利用するときは、Wi-Fiを使用してください。
「Wi-Fi」をオンにしておきます。
こうしておけば、勝手にモバイル通信を行うこともなく、パケット代も0円のままにすることができます。
さて、その他のキャンペーンとしては、すでに持っているiPadを下取りに出して、そのぶん安く契約できる下取りキャンペーンが行われています。
auとSoftBankの古いiPadの下取り価格の比較は以下。
例えば1世代前(2012年発売)のiPad
Retina(第4世代)で、Cellular版の128GBモデルの場合、auでは1万8000円の下取り価格ですが、SoftBankは、2万7000円と9000円も高くなっています。
それ以外のモデルでもSoftBankのほうが数千円高くなっており、すでにiPadを持っていて、iPad AirやiPad mini Retinaに買い換えたい。という場合、SoftBankのほうがお得かもしれません。
auの場合、Cellular版はポイントとして還元。Wi-Fi版は値引き。
SoftBankの場合、Cellular版は月々の通信費から1,000円を割引き、下取り価格分に達するまで割引が続く。
キャンペーンには期限がある。
auの下取りキャンペーンについてはiPad下取りプログラムを。
SoftBankの下取りキャンペーンについてはスマホ下取り割を参考にしてください。
iPad | ||
---|---|---|
下取り対象機種 | 下取り価格 | |
iPad(第4世代) Wi-Fi+cellular 128GB |
au | 18,000円 |
SoftBank | 27,000円引き | |
iPad(第4世代) Wi-Fi+cellular 64GB |
au | 16,000円引き |
SoftBank | 25,000円引き | |
iPad(第4世代) Wi-Fi+cellular 32GB |
au | 14,000円引き |
SoftBank | 23,000円引き | |
iPad(第4世代) Wi-Fi+cellular 16GB |
au | 12,000円引き |
SoftBank | 21,000円引き | |
iPad mini Wi-Fi+cellular 64GB |
au | 14,000円引き |
SoftBank | 18,000円引き | |
iPad mini Wi-Fi+cellular 32GB | au | 12,000円引き |
SoftBank | 16,000円 | |
iPad mini Wi-Fi+cellular 16GB | au | 10,000円引き |
SoftBank | 14,000円 | |
iPad(第4世代) Wi-Fiモデル 128GB | au | 14,700円引き |
SoftBank | 25,000円 | |
iPad(第4世代) Wi-Fiモデル 64GB | au | 12,600円引き |
SoftBank | 23,000円 | |
iPad(第4世代) Wi-Fiモデル 32GB | au | 10,500円引き |
SoftBank | 23,000円 | |
iPad(第4世代) Wi-Fiモデル 16GB | au | 8,400円引き |
SoftBank | 21,000円 | |
iPad mini Wi-Fiモデル 64GB | au | 10,500円引き |
SoftBank | 18,000円 | |
iPad mini Wi-Fiモデル 32GB | au | 8,400円引き |
SoftBank | 16,000円 | |
iPad mini Wi-Fiモデル 16GB | au | 6,300円引き |
SoftBank | 14,000円 | |
iPad第3世代以前 Wi-Fiモデル 全モデル | au | 5,250円引き |
SoftBank | 下記参照 |
iPad | |
---|---|
下取り対象機種 | 下取り価格 |
iPad(第3世代) Wi-Fi+cellular 64GB | 14,000円 |
iPad(第3世代) Wi-Fi+cellular 32GB | 12,000円 |
iPad(第3世代) Wi-Fi+cellular 16GB | 10,000円 |
iPad2 Wi-Fi+3G 64GB | 9,000円 |
iPad2 Wi-Fi+3G 32GB | 7,000円 |
iPad2 Wi-Fi+3G 16GB | 5,000円 |
iPad2 Wi-Fiモデル 64GB | 7,000円 |
iPad2 Wi-Fiモデル 32GB | 5,000円 |
iPad2 Wi-Fiモデル 16GB | 3,000円 |
iPad Wi-Fi+3G | 2,000円 |
iPad Wi-Fi | 1,000円 |
iPadを買い換えたいのであれば、SoftBankに下取りをしてもらったほうがかなり安くなる。
ただし、キャンペーン期間が短い(2013年11月30日)ので注意。
【 ゆうと 】 2013/11/13 16:50
iPad mini retina 128GB を買おうかどうか悩んでいたのですが、どこを見ても料金がわかりづらく…。とても参考になりました。ものすごく分かりやすかったです^^ ありがとうございます。
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2013/11/13 12:52 | | |