iPhone5はLTEに対応して回線速度も10倍ぐらいの速度が出るようになったものの、すごくバッテリーの消費が激しい!というわけで、iPhone4と比較してみました。
Last update 2016-12-30 1:14
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iPhone5は次世代高速通信サービスのLTEに対応。
バッテリーも待ち受け時間がiPhone4Sの200時間に対して、iPhone5は225時間と112.5%アップしたそうです。
LTEでの連続通信時間も8時間と3Gと変わらないスペックです。
ところが・・・
【追記】 iPhone5のバッテリーがはやく減る原因と対策がわかりました。
このページのiCloudが原因!?に書いてあります。
iPhone5が届いたときはバッテリー残量は70%ぐらいあったのですが、気がつくと10%ぐらいに減っていて「あれ!?もう?」と。
ちょうどカメラでパノラマを撮影してた時だったので、パノラマはバッテリーを大量に消費するのかな。と思いましたが、どうもLTEが原因だということがわかりました。
(追加:本当の原因は別にありました。詳しくは後述)
そこで、SIMカードを抜いたiPhone4とバッテリーの減り具合を比較してみました。
ちなみに私はスマホ(アンドロイド)のバッテリーに関しても徹底的に検証(?)しているのですが、今回もかなり細かく検証しました。検証中はバッテリー残量を確認するだけしか画面を点灯させていないので、その間使えなくなるのがほんとつらい!(笑)
さて、今回何度も何度も検証してみてiPhone5にはかなりがっかりした結果が出ました・・・。
(追加:原因がわかって対策をしたらiPhone4S並のバッテリーのもちになりました)
長くなりますが、iPhone5を購入しようと思っている人は参考にしてみてください。
※ 今回比較対象に使用したiPhone4は待ち受け時間300時間と、iPhone4Sの200時間、iPhone5の225時間より長いのですが、2年間がっつり使用しているので多少バッテリーの容量が減っているかも。そのへんも考慮してお読みください。
バッテリーの比較に行く前に、iPhone5は充電にどれくらいかかるのでしょうか?iPhoneは急速充電に対応しているため、対応していないスマホに比べ半分ぐらいの時間で充電が完了します。
まず充電を始めたのが明け方の5時51分。バッテリーの残量は15%でした。
iPhoneの充電は付属のUSBケーブルで行うんですが、パソコンにつなげて充電する時とコンセントにつないで充電した時と、完了時間が違うようでコンセントに直接つないだほうが短時間で充電できるっぽい。
今回はパソコンに繋いだ時の時間です。
約1時間後の6時52分にはもう65%まで回復。
iPhoneは90%ぐらいまでは急速充電が有効で、それ以上になるとゆっくり充電していきます。
その後8時13分にバッテリーが100%になりました。
5時51分から8時13分の約2時間20分で、15%から100%まで充電できました。
このペースから逆算すると約2時間45分ほどで0%から100%まで充電できることになります。
ちなみに私はアンドロイドのドコモ Xperia rayも持っていてこちらはバッテリーを0からフル充電させるのにだいたい3時間半、GALAXY SIIで5時間程かかりました。
iPhoneの充電はめちゃめちゃ早いです。
100%に充電したあとスリープ状態のまま約4時間後には、92%まで減っていました。
もちろんLTEはオンの状態。
Wi-Fiはオフにしたままです。
さらに約1時間後には4%減って88%になっていました。
う~ん。iPhone5だけだと減りがはやいのか遅いのかよくわからない。
そこでiPhone4と比較してみました。
13時10分でiPhone4もiPhone5もバッテリー残量は88%。
iPhone4 | iPhone5 | |
携帯回線 | SIM無効 3Gオンのまま | LTEオン |
Wi-Fi | オフ | オフ |
条件はこんな感じ。
iPhone4はSIMカードが無効なので、ほぼiPod Touch状態。機内モードにはしていないので、一応モバイル通信はオンのままですが、電話やメールはできません。
iPhone5はLTEをオンにしてWi-Fiをオフ。屋外での待受を想定しています。
16時12分。約3時間経過しました。
iPhone4は1%減って87%。
iPhone5は、なんと9%も減って79%でした。
iPhone4は3G回線が無効ですが、使っていたときも減りはこのぐらいのペースでした。
明らかにiPhone5の減りは異常な気がします。
さらに2時間後の18時。
iPhone4はたった1%しか減っていません。
iPhone5は6%も減っています。
1時間半後の19時38分。
iPhone4は1%減って85%。
iPhone5は3%減って70%になっています。
だいたい3倍の速さでバッテリーがみるみる減っていっています。
だいたい1時間で2~3%減っている計算になります。
20時半ぐらいから夜勤が始まり、会社ではLTEは圏外。
LTEはオフにせずにWi-Fiをオンにしました。
ネットではLTE圏外でLTEをオンにしたままだと、LTEの電波を探そうとしてよけいバッテリーの減りが早くなる。と言われていましたが、実際のところどうなんでしょう。
4時間34分が経過。
iPhone4は82%。なんとたった3%しか減っていません。
iPhone5は61%。9%の減少。
4時間45分後の4時56分。
iPhone4は79%。
iPhone5は57%。先ほどは9%減少していましたが、LTE圏外だと4%しか減っていません。
iPhone4も3%程度の減少なので、それほど差がついていません。
どうもLTEのオン・オフには関係なくLTE圏外だとバッテリーの消費はだいぶ抑えられるらしい。
今度は自宅に帰ってきて、Wi-Fiをオンにした状態でLTEもオン。
LTEの電波が届く状態になりました。
するとiPhone4は3%減った76%なのに、iPhoneでは9%も減りました。
やはりLTEがオンで電波が届くところだとバッテリーの消費が激しくなるようです。
iPhone4 3G無効/Wi-Fiオフ |
iPhone5 LTEオン/Wi-Fiオフ |
経過時間 | |
13時10分 | 88% | 88% | 開始 |
16時12分 | 87% | 79% | 3時間2分経過 iPhone4:1%減少 iPhone5:9%減少 |
18時00分 | 86% | 73% | 1時間48分経過 iPhone4:1%減少 iPhone5:6%減少 |
19時38分 | 85% | 70% | 1時間38分経過 iPhone4:1%減少 iPhone5:3%減少 |
結果 | 3% 1時間あたり0.46%減少 |
18% 1時間あたり2.77%減少 |
6時間28分 |
なんとLTEが受信できる場所だと6倍ぐらいバッテリーが速く減る!!!
うーん。SoftBankのLTEは、ちらほらバッテリーの消費が半端ない。なんて発言がネットでありましたが、明らかに減りすぎる。。。
私はiPhoneも2年使ってきて、アンドロイドも3台所有しているので、バックグラウンドでバッテリーを消費するようなアプリを立ち上げている。とか、そういった初歩的な原因はすぐわかるし、アプリはすべて終了させた状態で、待ち受けのみしか使っていないので、純粋にLTEの差だと考えることができると思います。
よく、LTE圏外だと、電波をキャッチしようとするのでバッテリーの消費が早いと言われますが、これは都市伝説だったようで、LTE圏外の場合はうまく対応して逆にバッテリーの減りは抑えられました。(もちろんLTEはオンにしたまま)
ただ、LTEは障害物に弱いのか屋内に入るとアンテナが2~3本になる場合が多いんです。これが原因かなあ。
ベランダに出るとアンテナはMAXなんですけれど・・・。室内、部屋の中だと電波の入りが悪いです。
今度はLTEをオフにした状態でどれくらいもつか比較してみました。
15時19分、iPhone4は73%でiPhone5は38%。
約2時間後の17時20分。
iPhone4は1%減った72%でした。
iPhone5は2%減っただけの36%。
LTEオンの時は5%ぐらい減っていたので、明らかに違いが。
これだけ速くバッテリーが減るのであれば、ネットで騒がれているだろうな。と思いましたが、あまりそんな様子はない。
iPhone4Sの時も同じようにバッテリーが速く減る。なんて騒がれて、iOS5.1で対応させるぐらいの結果になりましたが(iPhone4の時は、手で持った時に電波の入りが悪くなるという問題で騒がれましたね)、どうも今回は地図アプリが劣化した!なんていうことばかりで、バッテリーについてはあまり騒がれていません。
それどころかLTEにしていてもバッテリーのもちは明らかに良くなった。という意見もちらほら。
色々調べてみると確かにLTEでバッテリーの減りが早くなった。という人はいるものの、原因はよくわからないことが多いままのようです。
対策としてはLTEをオフにするしかない?
SoftBankのLTEの速度でも書きましたが、iPhone5になって3G通信も下り最大速度が上がったので、5~8Mbpsの速度が出るようになりました。
なので、別にLTEはオフのままでも全く支障がないんですけれど、なんか腑に落ちないというか気持ち悪いというか。
今回、LTEがオンでなおかつ圏内の場合にバッテリーの減りがはやくなりました。
位置情報や3G通信の電波状況、アプリの動作状況、Bluetoothのオン・オフ、Wi-Fiのオン・オフは同一でおこなったので、明らかにLTEが受信できる状態だとバッテリーの消耗が早くなる、と。
緊急地震速報もオフにしているし、明らかにそれらが原因の消耗の早さではない。
と、そういえばiPhone5が届いてからまだ1度しか再起動をさせていない事に気が付きました。
iPhone5の設定をした時も、古いiPhone4との電話番号の切り替えが全然できなかったのですが、再起動したら開通したということを思い出しました。
そこでさっそく再起動。
再びLTEがオンの状態でどれくらいもつか比較してみましょう。
午前1時37分。
iPhone4がバッテリー残量が24%。
iPhone5が38%。
今回は二つを同じに出来ませんでしたが、これで比較開始です。
1時間後。
iPhone4は3%減少して21%。
iPhone5は5%減少して33%でした。
先ほどiPhone4は、1時間に0.46%しか減らなかったのに今回は3%も減少していますが、今回はiPhone4もWi-Fiをオンにしたためだと考えられます。
待ち受け時にバッテリーを消費するのは、3GにしろWi-FiにしろLTEにしろ電波をキャッチしようとし続けるためで、先程あまり減らなかったのは3GもWi-Fiも無効だったためでしょう(そのかわりいっさいの通信ができませんが)。
8時27分。
比較開始から6時間50分経過。
iPhone4は11%まで減少。13%の減少。
iPhone5は20%まで減少。18%の減少(ぼやけて少し見にくいですが)
先程は6倍ぐらい差がついてしまいましたが、今度は差が縮まりました。
でも、結局1時間に換算するとiPhone5は、約2.7%ほど減少するという結果は変わらず・・・。
1時間に2.7%減少すると仮定すると、100%フル充電してから37時間で0になる計算になります。
う~ん。1日もつとはいえ、短い!
以前iPhone4のバッテリーという記事を書きましたが、この記事によるとiPhone4の待ち受けは、1時間に1.7%減少している。ということでした。
100%のフル充電の状態から約50時間で0%になるペースです。
ちなみに私はGALAXY SIIも持っているのですが、こちらは32時間で100から0になるペース。
iPhone4 | iPhone5 LTEオン | GALAXY SII | |
バッテリーが100%から 0%までかかる時間 | 50時間 | 37時間 | 32時間 |
SIMカードを無効にしたiPhone4は、1時間に0.46%しか減らないことを考えると、3Gも無効の状態が最もバッテリーが減らず、続いてWi-Fiをオンにした状態。
次が3Gをオンにした状態。
最もバッテリーが減るのがLTEかもしれません。
さて、この記事を書いたあと、まだ納得できなかったので今度は3G回線でiPhone4と比較してバッテリーの減りが早いか検証してみました。
すると以外な結果が・・・
比較を開始したのは0時2分。
このときiPhone4のバッテリー残量は43%。
iPhone5は67%。
約3時間後の3時13分。
iPhone4は39%と、4%減。
iPhone5は64%と、3%減。おおお。
ちょこっとだけですが、iPhone5のほうが減りが少ない!
やはり3G回線だと長持ち?
1時間経過して、4時18分。
iPhone4は2%減少して、37%へ。(1時間あたり2%減)
iPhone5は6%(!)減少して、58%へ!?(1時間あたり6%減)
急に一気に減りだした!?
4時半頃眠り、11時に起床。確認してみると・・・
iPhone4は8%減少して、29%へ。(1時間あたり1.1%減)
iPhone5は47%減少して、なんと11%へ!!?(1時間あたり6.7%減)
う~~~~~む!?
そういえば昨日の夕方LTEの検証中、1時間に3~6%減った時があったけれど、今回はLTEをオフにしているのにこの結果。
不良品だったのだろうか・・・
いや、そんなはずは・・・
何もいじっていないのに急に減るのはおかしい。アンドロイドで以前同じような状況になったことが何度かありましたが、アンドロイドのバージョンをアップデートしたら治りました。
今回もアップデートを待つしかないのか・・・
私のようなマニア(?)は、どちらかと言うとアンドロイドのほうが面白みがあるというか、使い勝手はいいはずなんですけれど、なんでiPhoneをメインに使っているかというと、1つはバッテリーのもちがアンドロイドよりいいこと。いいというか安心ができるというか。
でも最近のアンドロイド端末は、かなりバッテリーが改良されてきているので、iPhoneを使い続けることにちょっと疑問が湧いてきだした・・・。
がっかりしてiPhoneのロックを解除しようとすると、何やら英語で警告が表示されています。
「バックあっくすペースが足りない・・・?」
なんだろう?
どうやらiCloudのバックアップ用のスペースが足りないらしい。
iCloudのバックアップスペースは無料バージョンでも5GBが用意されていて、iPhone・アプリの設定やメッセージのバックアップ、そして写真などがバックアップされます。
写真なんかはあまり貯めておくと、数GBクラスに膨れ上がることがあり、これが原因でバックアップができなくなる可能性はありそうですが、私の場合そこまで写真を貯めていないしなぁ。
とりあえず、写真はバックアップしないように設定し、いったんバックアップを解除して今までのバックアップを削除してから、再びオンにしました。
iCloudのバックアップをオン、オフにするには「設定」の「iCloud」を開きます。
下の方にある「ストレージとバックアップ」をタップします。
警告が出るので、OKをタップします。
このあと、iCloudバックアップをONにするといったん今までのバックアップが削除されるので、再びバックアップ。
で、出来れば写真はバックアップから外しておくといいかも。
外し方は、先ほどの画面で「ストレージの管理」をタップ。
バックアップする項目リストが表示されるので、「カメラロール」をオフにしておけばカメラなどで撮影した写真はバックアップから外されます。
iCloud用のソフトをパソコンに入れれば、自動的にiPhoneで撮影した写真はパソコンに転送されるので、写真のバックアップはパソコンで管理するようにすればOK。
このあと再びLTEをオフ、Wi-Fiをオフ、3G通信をオンで様子を見ているのだけれど、どうもバッテリーの消費が抑えられているっぽい!?
ドコモのアンドロイドスマートフォンは、Xiをオフに出来ないそうで、Xiに対応している機種はみるみるバッテリーが減っていく。なんて言われていましたが、最近の機種はかなり調整が進んで、LTE対応でもバッテリーはかなりもつそうです。
その点iPhoneは今回はじめてのLTE対応。
そのためまだまだ改良の余地があるかもしれません。
ちなみにこの画像は今日、新たに充電してから記事をかいている現在までのiPhone5のバッテリーの消費具合。
なんともう1時間に4~6%減という先ほどの結果よりかなり悪くなっています。(笑)
再起動したら治ったと思ったのになぁ。。。
で、今日、古いiPhoneを0から定額にしようとソフトバンクショップに行ってきたのですが、ついでにiPhone5でLTEをオンにしているとバッテリーが猛烈に減る。といったところ、
「はい。それはアップルの方からもLTEをオンにしているとバッテリーが速く減るという情報は入ってきています」
ということでした。どうやら私だけじゃないようで、ちょっと安心。
ネットで色々調べていると「iPhone5のほうがバッテリーが長くもつよ!」なんて人もいるのですが、以上の結果を踏まえると、
LTEはたしかに速いのですが、必要がなければオフにしておいたほうがいいかもしれません。
3Gだとページを表示するのに1秒かかっていたところが0.6秒に短縮される。に過ぎません。
SoftBankのLTEの速度でも書きましたが、LTEをオンにしても100が60ぐらいに短縮される程度(私の自宅では)なので、LTEをオフにしていてもまあ、まず影響は殆どありません。
また、iPhone4SよりiPhone5のほうがバッテリーが長持ちする。という人は、iPhone4Sのバッテリーがそうとうへばるような使い方をしていたか、LTE圏外の場所にいることが多い可能性があると思われます。
今回3G通信の状態でもバッテリーが速く減っていたのはどうも永遠にiCloudのバックアップを作成、失敗を繰り返していたからっぽい(?)。
意外なことが裏で動いている可能性があるので(同期関係)そこいらへんを見なおしてみるのもいいかも。
それと私のiPhone4は、2年経過しましたが意外とバッテリーがもつことも判明。
上手に使えばバッテリーがへたることはない事もわかりました。
上手に使うとは、
を気をつけていれば、2年経過しても購入時とそれほど変わらないんだな。と。
Androidはバッテリーをセーブするためのアプリが沢山あるのと、かなりヌルヌル感がiPhoneに近づいてきたので、次買い換えるならアンドロイドも選択肢に入れるかなぁ。
しかもドコモの。(笑)
初心者にむいているのはiPhoneなのは間違いないのですが、どうせ2台もつのであればiPod touch化したiPhoneとAndroidでもいい気がするなぁ。
最終更新日 2016-12-30 1:14
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投稿日:2012-10-11 | | |