ウィルコムの月々の料金を計算してみた

とうとう両親に3台のウィルコムのPHSを購入。そのうち1台はスマホ。残りは携帯電話。2台目以降は基本料永年無料。端末代実質0円に惹かれ、3台も購入してしまいました。料金や解除手数料について。

home HOME about About this site Mail Mail

ウィルコムの月々の料金を計算してみた

最終更新日 2014-03-21 17:56

twitter Facebook はてブ LINE pocet

 

ウィルコムのスマホとガラケースマホにしたいけれど、月々の支払い料金が高くなるのは困る。とか、今までの携帯でいいのに、どの店に行ってもスマホしか置いてない!という方は、ウィルコムが向いているかもしれません。
今回、親父がスマホに興味を持ちだしたのですが、どうせ使いこなせないだろうし、そのために7,000円近くを払う(料金は私が払っています)のもなぁ。と、思っていましたが、ウィルコムのスマホがMNPで乗り換えれば、月々2,000円弱で持てるし、2台目、3台目の携帯(ガラケー)が、事務手数料(3000円)と基本料(1,450円)がずっと無料というので、購入してしまいました。
あとで詳しく紹介しますが、3台(1台はスマホ)でも、月々の料金は最安4,053円(税込み8%)になります。
PHSなので、3台同士は24時間通話は無料。しかも、ガラケーの方は79gとスマホの約半分ぐらいの重さ。
80歳の両親もすごい軽い!と驚いていました。

Sponsored Link

 

さて、今回は、3台で実際どれくらいになるのか。また、オプションは強制なのか。保証をつけたらどれくらい?など、ウィルコムに興味があるけれど、なかなか手が出せない。というような人用に、具体的な料金や注意点などを紹介したいと思います。
ウィルコムの契約期間や解約などは、実はかなり複雑で、店員に聞いても、そう簡単には理解できない人が多いと思うので、そちらも合わせて紹介します。
長くなりますが、ゆっくり読んでいただければ理解できるかと思います。

うちの両親は80歳なんですけれど、80歳にスマホは無理じゃ・・・と思いましたが、これがえらい気に入ったようで、天気予報と地図アプリぐらいしか使わないのですが、1日じゅうスマホとにらめっこしています。(笑)
頭の体操としても、もしかしたらすごくいいかもしれない。

自宅近所あ、それから気になる電波、ですが、びっくりするぐらい安定しています。
うちは、都心から50km程度の首都圏なんですが、2kmもいくとこんな一面、畑が続くような場所になりますが、圏外になることはまずないです。
ただ、大きな建物の中(駅ビルなど)や、高速移動中は不安定になるようです。

3台持つと月々いくら?

キャンペーンで、3台分の事務手数料3,000円(税抜き)も無料
今回は、au(1台)からのMNPのため、約27,000円のキャッシュバックと、スマホのパケット代が2,839円1,886円(税抜き 24ヶ月間)になりました。
ただ、auの契約が25ヶ月未満だったので、契約解除料金9,500円と、MNP事務手数料2,000円がかかってしまいました。
あと1ヶ月で、ちょうど25ヶ月目だったので待てばよかったのですが、ウィルコムのお姉さんが、今月でキャンペーンは終了する可能性が高いです。というので、まぁ、キャッシュバックがあるからいいかな、と。
PHSへのMNPについては、前回の記事 ウィルコムのスマートフォンの月々の料金 を参考にしてください。PHSのスマホへになら、携帯電話からPHSへMNP出来ます。
前回の記事では、主にウィルコムのスマホの料金を調べてみましたが、今回は2台、3台と所有した場合の料金が中心になります。

以下は、今回私が契約したウィルコムの3台の月々の料金で、税抜きで表示しています。

  1台目
ガラケー
2台目
スマホ
3台目
ガラケー
新規事務
手数料
0円 0円 0円
機種代金 934円/月 2,172円/月 934円/月
基本使用料 0円/月 0円/月 0円/月
ユニバーサル
サービス料
3円/月 --- ---
だれとでも定額 934円/月 934円/月 934円/月
留守番電話
サービス
100円/月 100円/月 100円/月
あんしん保証
サービス
500円/月 500円/月 500円/月
位置検索
サービス
300円/月 --- 300円/月
コンテンツ
情報料等
350円/月 380円/月 350円/月
パケット代金 --- 1,886円/月 ---
ダブルバリュー
割引
-934円/月 -2,172円/月 -934円/月
合計 2,187円/月 3,800円/月 2,184円/月
オプション抜き
合計
937円/月 1,886円/月 934円/月
オプション抜き
合計
税込み
1,011円/月 2,036円/月 1,008円/月

1台目はガラケー。2台目がスマホ。3台目がガラケーになります。
ウィルコムでは2014年1月14日から、1台目を契約すると、2~5台目まで基本料が無料になる「もう一台無料★キャンペーン」をおこなっているため、基本料金は0円になっています。
2台目以降が無料になるわけですが、ウィルコムのお姉さんの計算によると、1台目も無料になる、と計算されました。
この1台目の基本料も無料になる理由は・・・よくわかりません。(笑)
契約書やサイトを調べたのですが、結局わかりませんでした。

パケット代金は、最初に書いたようにMNPか新規の場合、2,839円1,886円(税抜き 24ヶ月間)に割り引かれています。

強制オプション加入

「留守番電話サービス」「あんしん保証サービス」「位置検索サービス」「コンテンツ情報料等」のオプションは、キャンペーンを適用させるためには必須の契約らしく、それぞれ、100円/月、500円/月、300円/月、350~380円/月の料金がかかるのですが、これは契約日の翌日解除(サイト上から解除できる)しても構わないようです。また、日割り計算になるので、翌日に解除すれば1日分の料金しかかからないそうです。

「だれとでも定額」は、必須ではないのですが、端末代の割引「ダブルバリュー割引」は、「通話料」「パケット代」「だれとでも定額などのオプション」など、基本料以外の月々の料金から差し引かれる仕組みなので、1ヶ月の通話代が934円以上にならないのであれば、「だれとでも定額」をつけてもつけなくても、変わらなくなるためにつけています。
端末の分割台は、36回払いなので、3年後に「だれとでも定額」を外してしまえば、今回のキャンペーンで基本料金がずっと無料なので、1台目と3台目のガラケーは、0円+通話代で持てる計算になります。

月々のパターンごとの維持費

3台所有した時の月々の各パターンごとの維持費です。消費税は5%と8%で計算してみました。
なお、小数点は切り捨てて計算しているので、1~2円実際と違ってくる可能性があります。

「全オプション有り」は、キャッシュバックや3年間基本料無料などのキャンペーンを適用させるには、強制オプション加入がある(翌日以降サイト上からオプション解約可能。解約時は日割り計算)ので、解約しなかった場合の1ヶ月の料金。

「最低維持費の時」は、オプションを解約した場合の3台の1ヶ月の料金。1台目、3台目(2台ともガラケー)は、パケット代などが無いため、端末代を値引きする「ダブルバリュー割引」が「だれとでも定額」からしか引けないので、「だれとでも定額」をつけなくても料金は、937円/月になります。

「全部にだれとでも~」は、3台全てに「だれとでも定額(934円)」をつけた場合の、3台の1ヶ月の料金です。
上の「最低維持費の時」では、1台目と3台目は、「だれとでも定額」をつけてもつけなくても937円/月なのですが、2台目のスマホは、パケホ代がかかるので、「だれとでも定額」をつけないと、1,886円/月にすることが可能です。
で、2台目のスマホにも「だれとでも定額」をつけた場合の、3台分の1ヶ月の料金になります。

「ドコモ iPhone5s 32GB」は、比較のためにドコモでiPhone5s 16GBを購入した時の、1台の1ヶ月の料金です。(参照:ドコモの料金をまとめてみた

パターン 税抜き 税込み(5% / 8%)
全オプション有り 8,168円/月 8,576円/月
8,821円/月
最低維持費の時 3,752円/月 3,940円/月
4,053円/月
最低維持+
安心保証付
6,189円/月 6,498円/月
6,684円/月
全部にだれとでも
定額をつけた場合
4,686円/月 4,780円/月
5,061円/月
ドコモ
iPhone5s 32GB
6,643円/月 6,975円/月
7,174円/月

2年間の合計

続いて、2年間の合計です。
実際には、オプションすべてを解約したわけではなく、故障・水没時に無料で修理出来る「あんしん保証サービス 500円/月(税抜き)」は残しておきました。
1台あたり500円と、ちょっと高いんですが、うちの両親が使うので保険として残しました。
「あんしん保証サービス」は、無料で修理が出来るだけでなく、1年経過すると、5,000円(税抜き)で、毎年最新機種(スマホは除くらしい)へ交換できるようなので、毎年6,000円+5,000円の、1万1000円で最新機種へ交換できるようなので、まぁ、いいかな、と。

パターン 税抜き 税込み( 8%)
全オプション有り 196,026円/2年 211,708円/2年
最低維持費の時 90,057円/2年 97,262円/2年
最低維持+
安心保証付
148,529円/2年 160,411円/2年
全部にだれとでも
定額をつけた場合
112,457円/2年 121,454円/2年
ドコモ
iPhone5s 32GB
159,432円/2年 172,176円/2年

なんのオプションも付けなければ、3台でも税込みで97,262円しかかからないようです。
私の場合は、「あんしん保証サービス」をつけたので、一気に16万411円と上昇してしまいますが、それでもiPhone1台の2年間の維持費よりも安い計算に。

3年間の分割払いと解約について

さて、今度は、ウィルコムとの契約期間と解約する場合の注意点について紹介したいと思います。
ここから少し複雑になってきます。
ウィルコムでは、ガラケー用の「新ウィルコム定額プランS」と、スマホ用の「ウィルコムプランLite」と「ウィルコムプランD+」の基本プランが有ります。

3年と1年契約の2つ 新ウィルコム定額プランS

「新ウィルコム定額プランS」は、1年間ごとの「年間契約」と、「新ウィルコム定額プランS」自体の3年契約の、2つがあります。
「新ウィルコム定額プランS」は、一般にガラケータイプのPHSの基本プラン(934円)で、ガラケーを購入した時は、3年目の契約更新月に更新しないと、「年間契約の解除手数料(2,000円)」と「料金プラン解除手数料(5,500円)」の2つがかかることになります。

3年間のウィルコムプランLite

「ウィルコムプランLite」と「ウィルコムプランD+」の方は、3年契約になります。
この2つのプランは、一般にスマホタイプのPHSの基本プランで、「ウィルコムプランLite(2,980円)」と「ウィルコムプランD+(5,985円)」との違いは、「ウィルコムプランLite」は安い代わりに、1ヶ月のパケット量の制限が1GB。
「ウィルコムプランD+」は、パケット量の制限が7GBになります。
現在、両方共キャンペーンがあり、「ウィルコムプランLite」は1,886円に。「ウィルコムプランD+」は5,200円に値下げしています。(いずれも24ヶ月目まで)

料金プラン 解除手数料
新ウィルコムプラン 年間契約の
解除手数料
料金プラン
解除手数料
初年度 2年目
以降
3年間まで
4,000円 2,000円 5,500円
ウィルコムプランLite
ウィルコムプランD+
料金プラン解除手数料
3年間
9,500円

ちょっと複雑なんですが、「新ウィルコムプランS」は、1年おきの「年間契約」というのがあって、1年未満で解約すると、4,000円の解除料が。
2年目~3年目の更新月までは、2,000円の解除料がかかります。
で、それ以外に料金プランの解除手数料「料金プラン解除手数料」というのがあって、こちらは3年目の更新月までに解約した場合、5,500円がかかるようです。
こちらの方の「料金プラン解除手数料」は、どうも3年目が経過したらなくなるっぽい。

新ウィルコムプランS

スマホのプランの「ウィルコムプランLite」と「ウィルコムプランD+」に関しては、3年目の更新月以外で解約すると、9,500円がかかり、解約しないと自動更新になります。
ドコモやau、SoftBankなどの携帯は、2年契約ですが、ウィルコムやイー・モバイルは3年契約なので注意が必要です。

分割払いは3年

で、さらに端末の分割料金は、3年間(36回払い)になります。例えば、今回の例で言うと、ガラケーは月々934円。スマホは月々2,112円の分割払いで、

  月々の分割代 Wバリュー
割引
支払い回数 端末代
WX03SH
ガラケー
934円/月 -934円/月 36回 32,667円
WX05SH
スマホ
2,112円/月 -2,112円/月 36回 50,667円

となります。
3年未満で解約すると、残っている分割代を一括で支払う必要が出てきます。
今回、もう一台無料キャンペーンで、基本料が0円なので、3年が経過すれば、完全に0円で所有することも出来ます。
私の場合は、あんしん保証サービスをつけているので、500円/1台ですね。

デメリット

最後に実際に使ってみて、デメリットと感じる点をあげておきます。

卓上充電器がない

今まで使用していたシルバー世代用のかんたん携帯は、卓上充電器があったので、充電器に置くだけで良かったのですが、ウィルコムの製品は、現在、ほぼ卓上充電器がない製品ばかりなので、うちの両親を見ていると、ここがちょっとめんどくさそうに感じました。
しかも「防水キャップが切れちゃいそうな感じで怖い」と言っていたので、最低でもキャップレスの防水にして欲しかったな、と。

Qi対応ワイヤレス充電アダプタスマホの方は、ほぼ毎日充電しないといけない可能性があるので、おくだけ充電に対応させるアダプタを付けて、置くだけで充電できるようにしておきました。
ただ、多少熱を持つようで、親父いわく、それが気になるようです。

ボタンが小さい!

年寄りにも軽いケータイガラケーの方は、コンパクトで軽量なのはいいのですが、どの機種もボタンが非常に小さく、そしてディスプレイもすごく小さい!
私は視力1.5以上あるので、私が使うぶんには困らないのですが、80歳の両親にとってはなかなか厳しいようです。

教えるのが大変

操作する側もそうかもしれませんが、教える側も覚悟が必要です。
70歳以上の高齢者は、理解力も記憶力もかなり落ちます。
全部いちいち説明しないといけないし、1つのボタンを3回も4回も説明しないと覚えてくれません。
なので、1日目は、私のほうが疲弊して、2時間が限界でした。その後、爆睡。
「このマークはなに?」「音が出なくなった(マナーモードにしてしまった)」などなど、全部聞いてきます。なので覚悟しておいてください。(笑)

まとめ

今回、両親にウィルコムを購入しましたが、超小型のPHSは若い人や、携帯にあまりお金をかけられない家族にも大手を振るっておすすめできると思います。
例えば、今までの親父とお袋の月々の料金は、1,900円x2人の3,800円でした。
が、今回は3台のうち、1台がスマホでパケット代がかかるにもかかわらず、最低料金にすれば3,752円と若干安くなり、なおかつ、だれとでも定額で通話料はほぼ無料。
例えば今回は、両親の2人に3台購入しましたが、お父さんがスマホ、お母さんとお子さんがガラケーというような使い方で、月々3,800円程度というのは、魅力です。
若い人であれば、充電やボタンが小さいというデメリットも気にならないでしょうから、むしろ若い家族向け、であるかもしれません。

ちらっと書きましたが、端末代の支払いが終わってしまえば(37ヶ月後)、だれとでも定額を外して0円で維持できる点も魅力です。

関連ページ

最終更新日 2014-03-21 17:56

 

twitter Facebook はてブ LINE pocet

Sponsord Link

 

最終更新日 2014-03-21 17:56 / 投稿日:2014-03-21 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理

カテゴリー

同じカテゴリーの記事