Kobo touch とkindle touchとSony Readerの比較

楽天Kobo touchとアマゾンのkindle touch、ソニーのReaderのスペックの比較をしてみました。ソニーは5インチの製品もありますが、6インチの製品での比較。

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Kobo touch とkindle touchとSony Readerの比較

Last update 2018-06-03 14:45:52

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Kobo touchの箱
話題のKobo touchを注文してしまいました。
購入に至るまでにアマゾンのkindle touchやソニーのReaderにするか迷ったんですけれど、ほぼ性能的に変わりがないのに価格がReaderの半額の楽天Kobo touchにすることにしました。
今回、色々3種を比較してみたのでまとめてみました。

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  Kobo touch kindle touch Sony Reader
ディスプレイ 6インチ 6インチ / 5インチも有り
解像度 600x800
階調 16階調グレースケール
内蔵メモリ 2GB 4GB 2GB
接続方法 MicroUSB/Wi-Fi
MicroSDカード X
対応ファイルフォーマット EPUB/PDF/MOBI/
JPEG/GIF/PNG/BMP/TIFF/
TXT/HTML/RTF/
CBZ/CBR
AZW/PDF/MOBI/PRC/
JPEG/GIF/PNG/BMP/
TXT/HTML/DOC/DOCX
MNH/XMDF/BOOK/EPUB/PDF/
JPEG/GIF/PNG/BMP/
TXT/
MP3/AAC
バッテリー 約1ヶ月間 約2ヶ月間 3~5週間
幅x高x厚 114x165x10 120x172x10.1 110x173x8.9
重量 185g 213g 168g
価格 7,980円 $139(約10,981円:1ドル79円時) 16,800円
サイト閲覧
3G通信 なし 可能モデルあり
特徴 最も安い
・世界240万冊(無料100万冊)
ページ切替時、6ページごとに白黒反転
好きなフォントをインストできる!
音楽再生不可
・対応オンライン書籍がNo.1
・音楽再生可
・イヤホンジャック搭載?
・3G回線利用可?
・マルチタッチ対応?
MicroSD未対応
・音楽再生可
・イヤホンジャック搭載
・3G回線を利用してどこでも接続可能
・最も軽い

アマゾンのキンドルに限っては、まだ正式に発表されていないので価格や詳細は不明です。

MicroSDカード

が、MicroSDカードに対応していなかったら痛い!
Kobo touchを購入してみて、また自炊してみて感じたのは、自炊した書籍をKobo touchにコピーするときにいちいちUSBケーブルでつないで・・・とやっているとめんどくさいし、マンガなんかは数十MBクラスになるのでMicroSDカードにコピーしたほうが速いし、容量も気にせずガンガンいけるんです。
ネットから購入した電子書籍しか読まない!というのであれば、4GB内蔵メモリで充分ですが、マンガや雑誌など自炊した書籍を読みたい場合は、Kindleはきついかもしれない。

3G回線対応は?

KoboもKindleも、そしてSony ReaderもWi-Fiに対応しているのと、ブラウザを搭載しているのでインターネットを利用することができます。が、スクロールがかなり使いづらいので正直、「まぁ使えないことはない」レベルに捉えていたほうがいいと思います。
なので、3G回線を搭載しているから屋外でもネットが出来る!なんて期待は持たないほうがいいと思います。
ただ、3G回線に対応していれば、どこでも好きなときに読みたい本がダウンロードできる!なんて思うかもしれませんが、そもそもよほどの本好きでない限りそう滅多に本をダウンロードしたいと思わないだろうから(第一、対応している本も少なすぎるし)、3G回線対応かどうかはほぼ気にしなくていいと思います。
お金払ってまで・・・と考えると特に、ね。

ストアの比較

ストアで公開されている書籍の数ですが、先行しているSONY Readerに有利かもしれませんが、そもそもどのストアでも欲しい書籍が殆ど無いので、対応書籍数が○○万冊分!と言われても、いまいちピンときませんね。
音楽のダウンロード販売なんかはiPodやiPhone、そしてアーチスト側も積極的に公開してきたので、一気に広がりましたが(実際にはコピー問題やら違法ダウンロードなどでゴタゴタがありましたが)、電子書籍はユーザー側が求めても出版社や著者側が二の足を踏んでいるので、これから普及するか・・・自体も不透明です。
ただ、紙の書籍を自分で電子書籍化(自炊)することが可能なので、手間暇かけるのが苦痛でないのであれば、ストアの規模は気にならないかもしれません。
紙の書籍なら、古本が安く入手可能ですし。

黒く反転する

電子ペーパーの特徴として、ページをめくると一旦真っ黒になる現象。
これは一度すべての黒い部分を掃除して画面をリセットするためらしいです。
が、Kobo touchはこのリセットを6ページめくるまで動作させないようにすることも出来るんです。
ただ、その弊害として、微妙に前のページのフォントが残るんですよね。

黒く反転しないと文字が薄く残る
こちらは5ページまでめくった状態。
よく見るとうっすらフォントの後が残っていますよね。
これが黒く反転すると綺麗サッパリ消えるんです。
黒くなる意味はこの「汚れ?」を綺麗サッパリ消すために必要だったんですね~。

ディスプレイ

ディスプレイの性能ですが、ReaderやKindleなどに使われている米E Ink社が開発した電気泳動方式を採用しているため、ほとんど変わりがありません。
バッテリーのもちも重量に比例されるため、あまりもたないけれど軽いReader。
2ヶ月近くもつけれどちょっと重いKindle touchという感じだと思います。
E Ink社の電子ペーパーは、白黒の中間色を書き換える際に画面を白黒反転させる必要があり、ページをめくると一瞬画面が真っ暗になる特徴があるのですが、koboは6ページまで反転せずにページをめくれるというちょっと改良されたバージョンが搭載されるらしいです。
どの端末も白黒のみの対応でカラー化が期待されていますが、電子泳動方式のカラー版も開発は進んでいるものの、液晶のように裏から光を当てないと暗くて見にくいという欠点があるため、販売には至っていないようです。
カラー版の写真がこちらに掲載されていますが、味があっていいなぁ。と感じたのは私だけでしょうか?

私自身、ヤマダ電機でソニーのReaderの実機を触ってきたときは、クッキリでコントラストが高く読みやすい。という触れ込みでしたが、なんとなく10年ぐらい前のインクジェットプリンターで、白くて粗い紙に印刷したような印象を受け、あまりきれいとは言いがたい印象を受けました。
なんというかちょっと薄くて白と黒の境目がぼやけているような感じ。
わら半紙にマジックで線を引くと、インクが染みて線がぼやけた感じになりますが、そんな感覚です。

それとiPhoneに慣れてしまったせいか、タッチパネルも反応が遅くATMをタッチしているような感じ・・・と、いい印象はありませんでした。
更に私は雑誌やインターネット上の興味がある文章は毎日のように目を通しているのですが、小説やら文庫本といった活字だけの紙の書籍は今まで全く興味がなく、電子書籍自体無縁な人間ということもあり、購入する気は全くなかったんです。

が・・・
ここ最近、ドキュメントスキャナ裁断機を購入し、本棚にしまってあるマンガや活字の書籍を自炊していくたびに、活字アレルギーが減っていき今ではiPhoneで時間があるたびに本を読むほどに変わってきたんです。
で、色々自炊してiPhoneで読んでいると、やはり電子書籍を読むには

の3つを兼ね備えているデバイスは、koboやkindle、Readerのような白黒の電子ペーパーを採用した製品でないとダメだな。と。
ただ、本を読むために1万円以上かけるのはいかがなものかな(その割にドキュメントスキャナや裁断機などに5万円近くかけているわけですが・・・)、と思っていたところに楽天のkobo touch(7,980円)が登場したと。
私が最近読みだした活字本は一度読み終わったら終わりというような内容ではなく、普段手が開いた時に何度も読みたい的なものなので、iPhoneと一緒に常に持ち歩いていたいな。と思っていたんです。
iPhoneなら常に身近においてあるのでiPhoneでもいいんですけれど、やっぱり画面が小さくてマンガ等はきつい。
かと言ってiPadやタブレットは重いし。
というわけで今回Kobo touchを購入することに至りました。

重さの比較

文庫本の重さ213g
Koboやkindle、そしてReaderのような電子ペーパーを使用しているデバイスの特徴の一つが、重量の軽さになります。
200g前後なのですが、実際の書籍と比較してみましょう。

文庫本サイズのマンガの重さは213gでした。
ということは、Koboはだいたい分厚い文庫本ぐらいの重さということになります。

ハードカバーのような書籍は512g
ハードカバーのような豪華版の書籍は、512g。
iPadが662gなので、重い重いと言われているiPadですが実際に数値で比較してみると、それほど分厚い書籍と違わないことがわかります。
それより本がこんな重いとは思いませんでした。
512gというと500mlのペットボトル並みです。

ケースを付けたiPhoneは183g
ケースを付けたiPhoneは、183g。
片手で操作するにはこの重さぐらいが限界かも。

iPhoneは139g
ケースを外してみると139g。
最近、アンドロイドで100g程度のものもありますが、軽いのはやっぱりいい。

Koboやkindleは買いか

カラーでないことや、ページの書き換えの反応が遅いことなどから、見送る人もいるみたいですけれど、私自身はカラーでページの書き換えが速ければそれこそiPhoneやら5~7インチのアンドロイドタブレットでいいんじゃないかと思うんですよね。
対応書籍がまだ日本には少ない。という意見もありますが、私自身は自炊した本しか今のところ読む気がないし、そのほうが手間はかかりますが安くつくので、電子書籍化された本を購入する気は今のところゼロ。
スマホやタブレットやら、パソコンと同一のカテゴリーには入れてはいけないジャンルなんじゃないかと思います。
というわけで、活字やマンガをバッテリーを気にすること無くどこでも読みたい。なんて人には、超おすすめできるデバイスですが、スマホの代わりやインターネットを見たりゲームもしたいなんて目的の人にはあまり向いていないデバイスだと思います。

最終更新日 2018-06-03 14:45:52

 

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投稿日:2012-07-09 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理

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