Softbank 光とフレッツ光を比較してみた

スマホとセットでお得になる、SoftBank 光と今加入しているフレッツ光を比較してみました。乗り換えたほうがお得か?そもそもフレッツ光とは?

Softbank 光とフレッツ光を比較してみた

 

Last update 2015-03-30 20:05

 

iPhoneやスマホ(アンドロイド)とセットで加入するとお得な「SoftBank 光」とNTTの「フレッツ光」とどっちが安いのか比較してみました。
いろいろ調べてみると、かなり複雑な事がわかりました。
とくに、東日本か西日本か、戸建てかマンションか、またプラン等によっても料金が変わってくるので、すべてのパターンを載せることは出来ませんでしたが、参考になればと思います。

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フレッツ光の10年間の支払額

以下は、フレッツ光と割引きを組み合わせた1ヶ月の料金と、10年間加入し続けた時の支払額の合計です。
フレッツ光では、接続業者プロバイダー との契約も必要になります。
私はYahoo!BB(1,200円)ですが、最も安いのはBB.exciteの500円と、業者によって料金に幅があります。

一戸建ての場合

プラン 1ヶ月の料金 10年間の料金


フレッツ光
(にねん割)

Yahoo!BB
5,700円 684,000円
フレッツ光
(にねん割+マンスリーポイント)

BB.excite
4,500~4,900円 552,000円
西


フレッツ光
(光もっと2割)

BB.excite
4,110~4,610円 511,200円

マンスリーポイント(NTT東日本)や光もっと2割(NTT西日本)の1ヶ月の料金に幅があるのは、加入年数によって割引金額が変わってくるからです(後述)。

SoftBank光の場合

以下は、「Softbank光」+「スマート値引き」を適用した場合の、スマホのパケットプランと家族のSoftBankスマホの人数の10年間の支払額 - 割引(スマート値引き)の合計です。
家族4人がSoftBankスマホの場合、スマート値引きの割引金額が7,408円(税抜き)なので、SoftBank光(5,200円)を上回る事になります。

パケット定額 人数 10年間の合計
データ定額プラン
小容量
2GB
1人 568,440円
2人 512,880円
3人 457,320円
4人 401,760円
データ定額プラン
標準
5GB
1人 500,496円
2人 376,992円
3人 253,488円
4人 129,984円
データ定額プラン
大容量
10GB~
1人 489,888円
2人 355,776円
3人 221,664円
4人 87,552円

フレッツ光とは

では、詳しく料金の内訳などを見ていきます。
現在、自宅にインターネットを利用している人は、「フレッツ光」「ADSL」「ケーブルテレビ」、そしてKDDIの「auひかり」や関西電力系の「eo光」のどれかだと思います。
フレッツ光とは、東西NTTにより提供される光ブロードバンド回線サービスのことです。以前はBフレッツでしたが、今はフレッツ 光ネクストがメインになっています。
光ファイバーなので、回線が安定して、速度もうんと速いです。
この「フレッツ光」には、ややこしいことに以下の4つのプランが有ります。
( )内は集合住宅向け

フレッツ光の料金 NTT東日本

  • 光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ
    • 料金:5,200円 (2,850円)
    • 速度:100Mbps
    • Wi-Fiルーター:なし
    • 多分、Bフレッツと呼ばれていた時代から使っている人はこれ
  • 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ
    • 料金:5,700円 (3,350円)
      • 最初の30ヶ月はキャンペーンで300円引き5,400円 (3,150円)
    • 速度:1Gbps(1,000Mbps)
    • Wi-Fiルーター:あり
    • 上の標準プランの10倍の速度。だが、理論上10倍であって実際はそこまで速くない
  • 光ネクスト ファミリー・ギガラインタイプ
    • 料金:5,400円 (3,050~4,050円)
    • 速度:1Gbps(1,000Mbps)
    • 上の1GbpsのプランのWi-Fiルーター無しプラン
  • フレッツ 光ライト
    • 料金:2,200~5,200円 (200MB~1,200MB) (1,900~4,200円)
    • 速度:100Mbps
    • 2段階制の料金。ほとんど使わない人向き

古くから(2008年以前)フレッツ光に加入している人は、私と同じように「光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ:5,200円」だと思います。
この料金に、プロバイダー代が加わります。
NTT西日本は、料金と名称が微妙に違いますが、だいたい同じような料金になります。

プロバイダー

フレッツ光の場合、これ以外に「プロバイダー」も契約しないといけません。
プロバイダーはいろいろあって、それぞれ料金が違うので更にややこしいです。
私の場合は、「Yahoo!BB」というプロバイダーに加入していますが、調べてみたところ、1,200円/月でした。(ヤフオクをしている人なら、Yahoo!BB1,200円Yahoo!プレミアム380円で1,450円にすることが出来ます)
だいたい500~1,500円ぐらいが相場のようです。
プロバイダーによって「フレッツ光」と一緒に請求されるものと、プロバイダー代は別に請求されるものと2種類があるので更にややこしい!Yahoo!BBは、別途請求されます。

にねん割 NTT東日本

NTT東日本の割引サービスで、固定回線にも2年契約による割引が導入されました。
「にねん割」という名称で、2年契約を条件に月々700円安くなります。
例えば私が加入している「光ネクスト ファミリー・ハイスピード5,200円/月タイプ」は、割引適用後は4,500円になります。

マンスリーポイント

NTT東日本には、割引ではありませんが、フレッツ光の加入年数に応じてポイントが付く、「マンスリーポイント」というサービスが有ります。

継続年数 ポイント
1年目 100ポイント/月
2年目 200ポイント/月
3年目 300ポイント/月
4年目 400ポイント/月
5年目以降 500ポイント/月

貯まったポイントは、フレッツ光の月額利用料金にも1ポイント1円として充てることが出来ます。

光もっともっと割とは? NTT西日本

NTT西日本の場合、割引キャンペーンも大きいです。
それが「フレッツ光」の「光もっともっと割」と「どーんと割」です。

「光もっともっと割」は、申し込んだ時点で「フレッツ光」の 基本料5,400円ギガラインタイプ → 4,110円 と、1,290円引きになります。で、2~6年目まではさらに毎年100円ずつ割引額が増加していき、6年目以降はフレッツ光の料金が3,610円/月まで下がる割引です。
ただし、解約金が1~3万円と非常に高く、7年目以降でも解約するのに1万円かかってしまうので注意が必要。
また、申し込みが必要です。詳しい月々の料金と解約金については以下。

加入年数 料金解約金
1年目 4,110円 3万円
2年目 4,010円 2万円
3年目 3,910円 1万円
4年目 3,810円 3万円
5年目 3,710円 2万円
6年目 3,610円 1万円
7年目以降 3,610円 1万円

3年毎の更新のようで、4年目で解約金が再び3万円に跳ね上がり、その後1万円ごとに安くなるようです。

「光もっともっと割」に契約しない場合、

5,400円月額利用料 x 12ヶ月 x 10年 = 64万8000円

がかかりますが、「光もっともっと割」で10年間契約した場合は、

4,110円1年目 x 12ヶ月 + 4,010円2年目 x 12ヶ月 + ・・・・ 45万1200円

と、19万6800円も安くなる計算になります。
Yahoo!BBのプロバイダー代を加算すると、

45万1200円 + (1,200円Yahoo!BB x 12ヶ月 x 10年) = 59万5200円

BB.exciteの場合は、

45万1200円 + (500円BB.excite x 12ヶ月 x 10年) = 51万1200円

私の場合

私の場合、

  • 光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ5,200円
  • Yahoo!BB1,200円
  • にねん割-700円
  • マイスリーポイント-100~500

5,200円基本料1,200円Yahoo!BB - 700円にねん割 - 100~500ポイント = 5,600~5,200円

がかかっているようです。
仮に、プロバイダーに「BB.excite」を選択した場合、プロバイダー代は500円(最安)となり、

5,200円基本料500円BB.excite - 700円にねん割 - 100~500ポイント=4,900~4,500円

となり、Yahoo!BBよりも700円安くなる計算になります。

SoftBank 光とは

光ファイバーとプロバイダーの料金もすべてSoftBankでパックにしたものが「Softbank 光」になります。
こちらは凄くシンプルで、戸建の場合、料金は5,200円。集合住宅で3,800円となり、「フレッツ光」+Yahoo!BBより500円安くなります。
ただし、フレッツ光+BB.exciteを選択している人の場合、200円高くなります。

スマート値引き

で、さらにスマホ(iPhone含む)もSoftBankだと、携帯電話の料金をSoftBankの携帯所有者1人ひとりに、毎月463~1,852円割り引く「スマート値引き」が適用されます。
463~1,852円の幅があるのは、スマホのパケットプランによる違いです。注意する点として、463~1,852円の値引きは、最初の2年間だけ。という点。3年目以降は463~934円の値引きになります。
※表内の数字は税抜きです

パケットプラン 値引き(2年間) Softbank光 - 値引き
3年目以降 3年目以降
データ定額パック
小容量・3Gケータイ
463円 4,737円/月
463円 4,737円/月
データ定額パック
標準
1,410円 3,790円/月
934円 4,266円/月
データ定額パック
大容量
1,852円 3,358円/月
934円 4,266円/月

「Softbank光」+「スマート値引き(小容量)」の場合、

5,200円 - 463円 = 4,737円

となり、「フレッツ光+Yahoo!BB+にねん割 (5,700円)」より、963円/月安くなる計算になります。1年間では1万1556円の差になります。
3年目以降は、「小容量」の場合は463円のまま。「標準」と「大容量」はどちらも934円まで減額されます。
「フレッツ光」+「BB.excite」+「光もっともっと割」の組み合わせだと、6年目以降は4,110円/月になるので、逆に「SoftBank光」+「スマート値引き」の方が高くなります。
ただし、家族でSoftBankを使用している人は、以下のように「Softbank光」の方が安くなります。

「データ定額パック」と「Softbank光」、そして「スマート値引き」を合わせた1ヶ月の料金は、以下。

パケットプラン データ定額パック Softbank光+パケット
2年目まで
3年目以降
データ定額パック
小容量・3Gケータイ
3,500円 8,237円/月
8,237円/月
データ定額パック
標準
5,000円 8,790円/月
9,266円/月
データ定額パック
大容量
8,000円 11,348円/月
12,266円/月

家族が多いほどお得

この「スマート値引き」は、SoftBankの携帯・スマホ一人ひとりに適用されるので、4人家族で全員がSoftBankの場合、1,852(小容量)~7,408(大容量)円の割引になる計算になります。
※スマートフォンの料金が割引されます

パケット定額 人数 2年目まで
3年目以降
データ定額プラン
小容量
2GB
1人 4,737円/月
4,737円/月
2人 4,274円/月
4,274円/月
3人 3,811円/月
3,811円/月
4人 3,348円/月
3,348円/月
データ定額プラン
標準
5GB
1人 3,790円/月
4,266円/月
2人 2,380円/月
3,332円/月
3人 970円/月
2,398円/月
4人 -440円/月
1,464円/月
データ定額プラン
大容量
10GB~
1人 3,348円/月
4,266円/月
2人 1,496円/月
3,332円/月
3人 -356円/月
2,398円/月
4人 -2,208円/月
1,464円/月

光電話の加入が必要

ただし、SoftBank 光をご利用の場合、以下3つのオプションサービス(月額料金500円~)へのご加入が必要となります。

  1. 光BBユニット
  2. Wi-Fiマルチパック/Wi-Fi地デジパックのいずれか
  3. ホワイト光電話/光電話(N)+BBフォン/ BBフォンのいずれか

ホワイト光電話は、NTTの固定電話のSoftbank版のようなもので、自宅の電話番号をそのまま乗り換えることが出来ます。また、ソフトバンク携帯電話への通話が24時間0円になります。他社携帯、固定電話の通話もオプションの「 だれとでも定額 for 光電話1,410円/月 」をつければ、1回10分以内500回/月の通話が無料になります。
NTT固定電話の月額利用料金は1,450円/月なので、「ホワイト光電話」に番号をそのままで乗り換えれば、1,450円 → 500円にすることが出来ます。
今回の計算では、ややこしくなるのでこのオプションサービス(500円)は考慮しないものとします。

Softbank光と光もっともっと割 との比較

「Softbank光」+「スマート値引き」と、NTT西日本の「フレッツ光」+「BB.excite」+「光もっともっと割」の1ヶ月あたりの料金を比較してみました。
以下は、プロバイダーが「BB.excite」で、「光もっともっと割」を適用させた場合の月々の料金。

加入年数 料金 プロバイダと合計
1年目 4,110円/月 4,610円/月
2年目 4,010円/月 4,510円/月
3年目 3,910円/月 4,410円/月
4年目 3,810円/月 4,310円/月
5年目 3,710円/月 4,210円/月
6年目 3,610円/月 4,110円/月
7年目以降 3,610円/月 4,110円/月

10年間で比較

フレッツ光+にねん割 NTT東日本
プラン 1ヶ月の料金 10年間の料金
フレッツ光
(にねん割+マンスリーポイント)

BB.excite
4,500~4,900円/月 552,000円
フレッツ光+光もっともっと割 NTT西日本
プラン 1ヶ月の料金 10年間の料金
フレッツ光
(光もっと2割)

BB.excite
4,110~4,610円/月 511,200円
Softbank 光
パケット定額 人数 10年間の合計
データ定額プラン
小容量
2GB
1人 568,440円
2人 512,880円
3人 457,320円
4人 401,760円
データ定額プラン
標準
5GB
1人 500,496円
2人 376,992円
3人 253,488円
4人 129,984円
データ定額プラン
大容量
10GB~
1人 489,888円
2人 355,776円
3人 221,664円
4人 87,552円

家族のSoftbankスマホの割合が多ければ、圧倒的に、「SoftBank 光」の方が安くなるようですね。

注意点

解約金

私のようにすでにフレッツ光の「にねん割」に加入している場合、契約期間満了の月以外に解約すると、9,500円の解約金がかかるので注意してください。
また、「SoftBank光」も、2年間契約になっているのでやはり契約期間満了の月以外で解約すると、9,500円の解約料がかかります。
フレッツ光の「光もっと2割」の場合は、最大3万円の解約金がかかるので、注意が必要です。

新規の場合 工事費がかかる

以上は、すでに「フレッツ光」を使用している人を元にした、支払金額の比較です。
これから「フレッツ光」や「SoftBank光」に加入する場合、初回費用+工事費用がこれに加わり、最大2万4000円(屋外・宅内工事がある場合)がかかる可能性があります。
また、マンションやアパートによっては、まだ光ファイバーが敷かれていない可能性もあるので、このような場合は加入自体できないので注意が必要です。

まとめ

10年間という長いスパンで見てみると、現状よりも「Softbank光」や「光もっと2割(NTT西日本)」を適用することによって、ずっと安く維持することが出来るようです。
NTT東日本の場合、今のところ(2015年4月)、「にねん割」と「マンスリーポイント」による700~1,200円/月の割引しかないので、SoftBank 光のほうが安くなる人のほうが多いかもしれません。
ただし、いずれの場合も解約時に解約金がかかるようで、今後他社へ買い換える予定が0%でない場合は、逆にマイナスの可能性も。
家族内にスマートフォンを使用する人が多く、なおかつパケットプランも容量が大きいタイプを選択した場合は、圧倒的に「SoftBank光」のほうが安くなります。
また、パケットプランが「小容量(割引額500円/人)」でも、家族に3人以上がSoftbankスマホユーザーがいれば、「SoftBank光」のほうが安くなります。

NTT西日本の場合は、「光もっともっと割」があるので、場合によっては「フレッツ光」の方が安くなる可能性があります。

マンション

今回は詳しく取り上げませんでしたが、マンションなどの賃貸だとフレッツ光も5,400円 2,650~3,650円になり、「SoftBank 光」も3,800円+スマート割となってしまうので、「フレッツ光」のほうが安上がりになる可能性もあります。

私の場合は

書いていて私もよくわからなくなってきてしまいましたが(笑)、現在私は、「フレッツ光 (5,200円)」+「Yahoo!BB (1,200円)」 - 「にねん割(700)」 - 「マンスリーポイント(100~500)」で契約しています。
10年間の支払額の合計は、55万2000円になります。家族で1人しかSoftbankスマートフォンを使用していないし、パケットプランも一番安い「小容量」を契約しているのですが、「Softbank 光」+「スマート値引き」の56万8440円とそう変わりないようです。
が、 「Yahoo!BB 1,200円」から「BB.excite 500円」に乗り換えたほうが、さらに安くなりそうですね。

仮にフレッツ光からSoftbank光に乗り換えた場合は、事務所手数料の3,000円がかかるのみですが、フレッツ光が「にねん割」に申し込んでいるので、2年以内に解約すると、解約金9,500円がかかってしまうので、解約時期を考えないとあまりお得ではない可能性も出てきてしまいそうです。
私の場合は、2017年1月が「にねん割」の満期なので、あと2年弱待つか、もっともっと割にするか・・・悩むところです・・・。

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最終更新日 2015-03-30 20:05

 

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