無料で雑誌が読めるFusisanReader
Last update 2012/12/04 01:31
無料で1000冊以上の雑誌が読めると評判のFusisanReader
というアプリをインストールしてみました。
iPhoneやiPad版だけでなく、アンドロイド版や、パソコン版も用意されていて、アプリ自体は無料なので、かなりおすすめ。
私が結構購入する、「TRENDY」や「東洋経済」、「SPA!」のようなヤング~中年男性向けの雑誌がメインですが、こんな雑誌あったんだ?というようなマニアックな雑誌も多く、女性向けの雑誌もいくつかあるようです。
とにかく数が豊富で、サムネイルだけ見ても飽きないほど。
最初に言ってしまうと、すべてが無料で読めるわけでなく、雑誌によって無料で読めるページが決まってるようです。
ビューンの場合、月々450円を支払うことによって、雑誌の一部の記事が読めるようになりますが、あんな感じ。
ただ、ビューンと違いFujisanReaderの場合、料金を払えば、1冊丸々ダウンロードして読むことができます。
ビューンが、数ある雑誌の中の一部のページだけ読めるのに対し、FusisanReaderでは、一冊丸々読むことができます。
好きな雑誌をとことん読みたい場合は、FusisanReaderで1冊ごと雑誌を購入した方がいいし、いろいろな雑誌をつまみ読みしたい場合は、ビューンのほうが向いているでしょう。
読める雑誌はビューンとFusisanでは、だいぶ違うようです。
インストールと使い方
ユーザ登録
インストール後、アプリを立ち上げたら「無料ユーザ登録」をタップします。(ユーザ登録をしないと使うことはできません)
すでに登録してある人は、メールアドレスとパスワードを入力してログインしてください。
名前、フリガナ、メールアドレス、パスワード(ログイン用)、生年月日(パスワードを忘れた時用)を入力します。
使い方
ログインすると、このような本棚風の画面になります。
スクロールしていくと、過去発売された雑誌も含めサムネイルが次々表示されていきます。
ちなみにこちらは7インチのタブレットで表示させた場合。
正直、iPhoneだとちょっと雑誌を見るのは画面が小さすぎてしんどい。(拡大表示もできますが、いちいちスクロールしないといけない)
7インチレベルで、読めるかなぁ。といった感じ。
iPhoneで表示させたところ。
表紙は拡大しなくても読めますが・・・
ただ、ピッチイン・ピッチアウトで自由に拡大・縮小ができるので、拡大すれば読めなくありません。
PDF風の作りなのか、拡大しても文字がギザギザせずにスムーズ。
iPhoneのような画面だと超綺麗。
7インチのタブレット(nexus 7)で表示させたところ。
7インチだと、ぎりぎり何とか読める。
ただ、紙の雑誌と縦横の比率が同じなので、普通のタブレットだと縦側に無駄な余白ができてしまっています。
iPad miniは、横に幅があるので、雑誌に近い比率になります。
なので、アンドロイドのタブレットよりiPad miniの方が大きく表示されると思います。
一番いいのはiPadで見ることなんでしょうけれど。
左がiPhone5。右が7インチのタブレットで表示させた場合の文字の大きさの比較。
ストレスなく読むには、7インチ以上のタブレットのほうがいいですね。
残念ながらePub形式のように画面に合わせてレイアウトが変更になるわけではないので、文字を拡大させた場合は、指でスクロールしながら読まないといけません。
iPadやnexus 10ぐらいの高密度で大きなディスプレイでみるのが一番いいかも。
文字は画像としての文字ではなく、PDFのようなベクタデータらしいので、最大限に拡大しても文字にギザギザがありません。
ちなみにコチラは自分で雑誌を断裁し、スキャナーで取り込んでNexus 7で表示させた場合。
自分で取り込む場合は、無駄な余白を削除できるので、7インチでも割りと読みやすいです。
ただ、文字が画像のままなので、拡大するとギザギザや粗が目立ちます。
7インチのタブレットで表示させたところ。
なんとかギリギリ文字は読めます。
パソコン版と定期購読
fujisanは、パソコン版も用意されていて同じように無料で読むことができます。
パソコン版は、見開きで表示されます。
パソコンの場合、画面が大きいので見やすいことは見やすいのですが、解像度が画面の割に低く、やっぱり拡大しないと文字が読みにくいです。
ページをめくったりする場合、カーソルをページの右側や左側にもっていくと、三角形の矢印が表示されるので、そこをクリック。
パソコン版の場合、目次を開いたときに読めるページが灰色に反転されます。
カーソルを画面の上にもっていくと、このようにメニューバーが表示されます。
雑誌の中には100ページ以上無料で読めるものもあります。
パソコン版では他の読者の評価が表示されるので、参考になります。
定期購読すると、いくらか安くなるようです。
ただし、値引きは雑誌によって様々。
例えば「東洋経済」の場合、定価は690円ですが・・・
紙の雑誌を3年間定期購読すると、1冊あたり408円。
なんと40%引き。
紙の雑誌の定期購読の場合、実際本屋で販売されている雑誌が送られてきます(送料無料)。
で、パソコン版やiPhone、タブレットなどで定期購読したい場合は、デジタル版になります。
デジタル版だと1年間の購読で、1冊あたり480円と30%オフ。
まとめ
無料なので全部読めるわけではありませんが、かなりバックナンバーや雑誌の種類も多く、無料だけでもかなり楽しめます。
ただ、完全な電子書籍というわけではなく、紙の雑誌をただ単にデジタル化した感じなので、スマホのような小さな画面では正直、見にくいです。
拡大すればいいんですが、そうするといちいち文字に合わせてスクロールしなければならないので、ストレスが貯まります。
逆にiPadやnexus 10のような10インチで高解像度のディスプレイを採用したタブレットであれば、定期購読する価値はあるかもしれません。
10インチクラスになると、外出時、簡単に持ち運べることはできませんが、家でじっくり読むことは出来るでしょう。
無料で読めるページは限られていますが、本屋で立ち読みする感覚と思えば、家で座って読める点は、評価できると思います。
ただ、星の数ほどある雑誌のほんの1部だけなので、あとはどれだけ対応する雑誌を増やせるか。が、今後の成否を握る鍵だと思います。
にしても、ほんとドコモもauも、日本の出版社も新しいことにチャレンジすることに非積極的ですよね。
iPhoneがソフトバンクから登場した時も、ドコモやau、そして日本の携帯電話メーカーは、「iPhoneみたいなのは日本のユーザーには売れない」なんて言っていたのに、蓋を開けてみれば圧倒的な勢いで売れて、SoftBankの独走を許してしまったのに・・・。
出版業界も、そのうち黒船の来襲に有りそうな・・・。
そしたら、また違法ダウンロードがいけないんだ!とか騒ぐんでしょうか。
デジタル版は紙の媒体より、安く(全てではありませんが)、部屋も散らからないので、もっとたくさんの雑誌が対応してくれればな。と思いました。(木の伐採も少なくなるだろうし)
2012/12/04 01:31 | | |